その着せ替え人形は恋をする

『その着せ替え人形は恋をする』名言&名場面 ”好き”を後押しする言葉に勇気を貰おう

どうもウハルです!

今回はアニメで登場した「その着せ替え人形は恋をする」の名言&名場面を語っていきたいと思います!

2022年1月8日からアニメ放送が開始され、多くの話題を生み、たくさんの人を楽しませてくれた「その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする」(通称:『着せ恋』)

こちらの作品は、雛人形の頭師を目指す男子高校生・五条新菜(ごじょう わかな)とアニメやマンガなどが大好きでコスプレ好きのオタクギャル・喜多川海夢(きたがわ まりん)が織りなす青春コスキュンストーリーです

この作品では、自分の気持ちに正直になれなかった新菜や”好き”に対して全力で向き合う海夢だからこそ、心に刺さったり、共感出来たりするよな名言が数多く登場しました

それと同時に自身の”好き”に対して自信が持てたり、勇気が持てるような名言に背中を後押ししてもらった事もしばしば…

そんなアニメ『着せ恋』の中から、思わず使ってみたくなるような名言から共感できるような名言、そして「着せ恋」の感動が蘇る名場面の言葉など心に刺さる名言&名場面の数々を集めました!

なお、それぞれどの話数で登場した名言なのかも分かるように話数毎に紹介していたり、その名言についての感想も語っていますので是非ご参考ください

また、各話の感想記事も合わせて紹介しているので、気になった方はそれらも合わせて是非参考にしてみて下さいね!

なお、心に刺さる名言&名場面だけじゃなく、「笑える迷言が知りたい!」という方はこちらの記事でまとめていますのでご参考ください

「その着せ替え人形は恋をする」名言&名場面

1話「自分とは真逆の世界で生きている人」

人の好きなもの

海夢の名言

人の好きなものバカにすんなよってなるでしょ

海夢と話すキッカケの為に、カバンにつけていたアニメグッズを見て「超オタクじゃん!ないわ~」と男に声を掛けられた時のエピソードについて語った時の海夢の言葉

相手の”好き”なものが自分の”好き”とは違うということは当然あります

またそれぞれの人が持つ”好き”というものが、少数派ということも別段珍しい事ではないです

そういった相手の”好き”をよく知りもせず、軽はずみに否定するという事はどれだけその人を傷つけることになるかを改めて実感する言葉でした

「自分も誰かの好きを考えなしに否定してないか?」と考えさせられる名言ですね

自分の気持ち

海夢の名言

嫌なのになんでも言う事聞くって違くない? てか自分の為に絶対しちゃダメでしょ? 自分の気持ちは自分の為に言わなきゃダメだよ

掃除当番を一人でやっていた新菜に対して言った海夢の言葉

友達がおらず、「自分といても空気が悪くなるだけ」と感じ、クラスメイトの頼みを断らなかった新菜

嫌でもそれに納得する理由を自分で見つけてまで、自分の気持ちを押し殺すという行為はただ息苦しくしているだけです

嫌なことであれ好きなことであれ、自分の気持ちを言うのは誰の為でもなく、自分の為なんだと思える名言です

なにより、人は「言われなければ分からない」ということもあるので、自分を”知ってもらう”為にも自分の気持ちは言った方が良いと分かる名言です

2話「さっそく、しよっか?」

好きなものに

海夢の名言

好きなものに男とか女とかって関係なくない?

「美少女ゲームは女性は嫌厭(けんえん)してやらないと思っていた」と話す新菜に対して言った海夢の言葉

「○○だけど」とか「○○なのに」とかそんな枠組みにとらわれず、”好き”という気持ちに素直になって良いと思えるこの言葉は本当に名言

そして、海夢の”好き”に対して前向きな考え方が全面的に現れていて、彼女の魅力を引き立たせる名言にもなっていますね

誠心誠意

新菜の名言

俺を頼ってくれた人の為に…誠心誠意尽くさないといけない…尽くすべきだ

海夢の水着姿に動揺していたものの、彼女のコスプレに対する本気を知った新菜が、不純な気持ちを持ってしまった自分を恥じて、真剣に衣装作りに臨むことを決意した時の新菜の言葉

友達もおらず、まして女性と話す事すらほとんどなかった新菜が、読モを務め、さらにクラスの中心的存在の海夢の水着姿を見て緊張してしまうのは仕方のないこと

そんな自分を戒めるように自身の頬を叩き、頭にタオルを巻き付け、覚悟を決めたこの言葉は新菜の真面目さが分かる言葉でした

そして、自分の事を信頼してくれる人がいたら、その気持ちに応えるために全力を尽くそうと思える名言でもあります

3話「じゃ、付き合っちゃう?」

友達

海夢の名言

何言ってんの?すでにあたしら友達じゃん!!

周囲から誤解されないように逃げ回っていた新菜に対して言った海夢の言葉

自分と友達だと思われると海夢の評判を下げてしまい、迷惑をかけてしまうと思っていた新菜

しかし、当の海夢本人はそんなことなど全く気にしておらず、学校内でも変わらず接してくれる

外面などは全く気にせず、自分の気持ちに正直な海夢らしさが出ている名言であり、新菜を新たな世界へと連れ出してくれた名場面でもあります

また、「友達」というのは世間体を気にして作るものでは無いと思わせてくれる名言でもありますね

『奇麗』とは

新菜の名言

「奇麗っていう言葉はこういう物の為にある言葉なんだ」って思ったんです。あの日から俺にとって『奇麗』は…特別な物に対する言葉になって…心から思った時でないと言えないと言いますか…

初めて雛人形を見た時に心を掴まれてから、新菜にとって『奇麗』とはどういう意味を持つのかを話した時の新菜の言葉

世の中にはたくさんの『奇麗』で溢れていて、それを素直に伝える事は全然悪いことではありません

人によっては『奇麗』と言われないことに不満を感じてしまう場合もあるかもしれませんが、そう思われたとしても新菜にとって『奇麗』という言葉はそれだけ大切な言葉なんだと分かる新菜の名言です

この名言に関しては、海夢のこの言葉も加わったことでより魅力が引き立ちました

そーゆーこだわりとかって大事じゃん!

TVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」3話より

「こだわり」というのは、ある意味”自分”を象徴する記号の一つです

人に”自分”を知ってもらうという意味合いだけじゃなく、”自分”を見失わないためにも、何事も「こだわり」を持って取り組んでいきたいなと思える名言でした

お礼

海夢の名言

「これいいよ」って薦めても実際プレーしてくれる人ってあんまいなくてさ。大体みんな「面白そー」とかで終わりがちってゆーか…ぶっちゃけごじょー君が『ヌル女』やってくれるなんて思ってなかったんだ。ごめんね。しかもごじょー君 制服ハンパなく細かいところまで描いてくれたじゃん?むしろあたしより全然詳しくなってるし。だから…まあなんか…したかったんだよ お礼。ごじょー君に。

出費が多かった海夢を気遣って、ご飯代だけでも出そうとした新菜に対して、新菜に奢った理由を話した時の海夢の言葉

好きなものというのは人に薦めたくなるもので、そういったものが好きな人にはもちろんのこと、あまりそのジャンルに触れたことがない人にも薦めることというのはあります

そして、薦めたからと言って実際にオススメしたものに触れてくれるかと言われるとそうではないことも当然あります

別にそれで相手を嫌いになるという事はありませんが、少し残念な気持ちになってしまうという事はあります

そんな中で、自分のオススメしたものに触れてくれるだけじゃなく、薦めた自分より詳しくなるほどガッツリ向き合ってくれたことの喜びを話す海夢のこの言葉は非常に共感できる名言でした

4話「これ、彼女のとか?」

しんどくても頑張れる理由

薫の名言

好きだから大変な時に踏ん張れるもんでなぁ…お客さんの笑った顔見るとやっててよかったなって思うしなぁ。喜んで欲しいから しんどくっても頑張れるもんだぞ

新菜が幼い頃、雛人形の頭師である祖父の薫に「雛人形づくりが大変じゃないか?」と聞いた時に薫から言われた言葉

どんなに”好き”なことであっても、辛かったり苦しかったりする時と言うのはあります

そんな時に心が折れそうになってしまう事もありますが、それを支えてくれるのが”喜んでくれる人の笑顔”

自分の為だけに頑張っていたら苦しいことでも、誰かのため、ましてやその人の笑顔の為なら頑張れる

”好き”なことをしていて心が折れそうになった時に思い出したくなる名言です

できました。

新菜の名場面

できました。
寝ます。

様々なトラブルがあった中、なんとか『雫たん』の衣装を完成させ、海夢に連絡した時の新菜の言葉

初めてのコスプレ衣装作りで不安が押し寄せる中、2週間という短い期日

さらに、薫のケガやテスト勉強、急な予定などが立てこみ、衣装の完成を間に合わせることが難しくなった新菜が、自身を奮い立たせながら徹夜で衣装を完成させた後に送ったこのたった二言

このたった二言の中に「達成感」「責任感」「疲労感」「義務感」など多くの感情が入り混じっていて非常に心に刺さりました

さらに、この二言に至るまでの新菜の想いを見てきたからこそ、その努力の軌跡に思わず涙が出てしまう名場面でもありました

嬉じい

海夢の名言

嬉しいに決まってんじゃん~…嬉じい…ありがとぉ…ありがと ごじょぉ君…ありがと…

新菜が完成させた『雫たん』の衣装を見て、大変な中でも衣装を作ってくれていたとは思っていなかった海夢

その事に気付けず、泣き出してしまいますが、新菜がその姿を見て完成した嬉しさを話しつつ、海夢に「嬉しくなかったですか?」と聞いた時に海夢が泣きながら答えた言葉

新菜だけじゃなく海夢自身も衣装作りと言う点においては何も分からない初心者

だからこそ、服作りがどれくらい時間が掛かるのかやその大変さが分からない

無理をさせるつもりはなかったものの意図せず新菜に負担をかけてしまった事への罪悪感と心の底からの感謝が入り混じったこの泣きながらの言葉は海夢の優しさや素直さがよく分かる名言です

そして、新菜が見たかった”笑顔”がそこにはあり、新菜が頑張った末に辿り着いた《未来》に涙する名場面でもあります

なれるよ。

海夢の名言

なれるよ。ごじょー君なら絶対なれるよ

雛人形を作る上で、自身の夢を話す新菜に対して言った海夢の言葉

新菜と関わるようになり、その内面に触れて、新菜の真っ直ぐさや純粋さを直接見てきた海夢だからこそ何の迷いもなく言い切ったこの言葉

優しい言い方ながらも、その力強さと絶対的な信頼が伝わってくる名言です

そして、新菜が初めて海夢に心からの”笑顔”を見せる名場面でもあります

立派な雫たんです!

海夢&新菜の名場面

海夢「あたし ちゃんと…雫たんになれてる…?」
新菜「はい!喜多川さんは立派な雫たんです!」

『雫たん』のコスプレ衣装に着替えた海夢そのコスプレ姿を見た新菜との名場面

自身の大好きなキャラクターになることが出来たものの、初めてという事もあり緊張と不安が隠せない海夢

一方で、思わず見蕩れてしまうくらい『雫たん』だった海夢の姿を見て感動する新菜

海夢はこの言葉を貰ったことで緊張から喜びへと変わり、その後その喜びを共有し、二人でその嬉しさを分かち合う

互いに夢を叶え、”最高の笑顔”で喜びを分かち合う二人の姿は名場面でした

5話「この中で一番いい乳袋だからじゃん?」

楽しむ自由

新菜の名言

あの人…女装だ。そういえば下にも男装してる女性がたくさんいたな…そうか 自分の好きなキャラのコスプレだから自由に楽しめるんだ。なんかいいな…

コスプレイベントに来た新菜が、イベントに参加している人たちの姿を見て感じた言葉

男だから男性キャラだったり、女性だから女性キャラになっている訳ではなく、各々が好きなキャラになって楽しんでいる

決まった枠組みや偏見に囚われず、自由に楽しむ事の尊さが分かる名言です

そして、その楽しむ姿を素直に「いいな」と感じることが出来る新菜の純粋さが分かる名言でもありました

好きな事して楽しんでる人

海夢の名言

あたし基本シュミだったりーなんでもいーんだけど 好きな事して楽しんでる人めっちゃ好き。なんかキラキラしてるじゃん。

コスプレイベントの帰りにイベントの感想を話していた時の海夢の言葉

イベント会場には自身の好きなキャラのコスプレをしている人はもちろんのこと、好きなキャラのコスプレを見て喜ぶ人やコスプレ姿の写真を撮っている人など様々な形の”好き”で溢れていました

”好き”と言う感情は目に見えないものの、それが表情として現れ、良い空気感を生み出す

”好き”を大切にし、その想いを素直に感じることが出来る海夢だからこそのこの言葉は非常に共感できる名言です

とても奇麗でした

新菜の名言

はい…喜多川さん…とても奇麗でした…

疲れていて眠くなっていた新菜が、海夢の質問とイベント会場での『雫たん』姿が重なってしまい、ふいに言った新菜の言葉

新菜にとって『奇麗』というのは、非常に大切な言葉であり、心から思えないと言えないほど重要な言葉です

そんな新菜が言うからこそ、その飾らない真っ直ぐな言葉はまさしく『奇麗』な言葉であり、彼だからこその名言です

そして、その意味を十分理解していた海夢がこの言葉を言われ、恋に落ちてしまったこのシーンは胸キュン必須の名場面でもあります

6話「マ!?」

やましー事

海夢の名言

やまし―事…か…しちゃったりしてー…とか…いってみたりー…

新菜のことを好きになってしまった海夢が、帰りの電車の中で呟いた時の言葉

薫に海夢との関係を話す時に「別にやましい事はしてないよ」と言った新菜

その言葉を思い出しながら、自身の想いも相まって、今後そういった関係になれたらいいなと思いを馳せつつ、その想いに恥ずかしくなってしまった海夢

言葉だけでなく、電車の窓に映った自身の顔を見てまた恥ずかしくなるアニメオリジナル演出も非常によく、恋をした時の尊さがよく分かる名言です

妥協したくない

紗寿叶の名言

シオンは天才だけど生い立ちも不幸だし報われないの。でもどんなに辛くても絶対に負けずに生意気に笑うシオンが私は魔法少女の中で一番好きなの。だから妥協したくない。

紗寿叶が好きなキャラクターである『フラワープリンセス烈!!』のブラックリリィの話をした時の言葉

”魔法少女の中で一番好き”というだけあって、その熱量は相当なもの

だからこそ自分の納得のいくものを作り、よりその”好き”なものに近づきたいという紗寿叶の想いは本物以外のなにものでもありません

”好き”だからこそ妥協したくないという熱い想いが伝わってくる名言であり、”好き”なものがあるからこそ、この熱い気持ちに共感出来る名言でもあります

7話「しゅきぴとおうちデートやばっ」

色んなものを見とけ

薫の名言

将来いい人形作りたいんなら人形だけ見てちゃ駄目だぞ。色んなもん見とけよ。いつか必ず身になるからな

新菜が化粧をした雛人形を見た薫が、以前よりも良くなった化粧を見て言った言葉

以前は線が強張っていたものの、海夢のコスプレのメイクをしてあげたことが良い影響を及ぼし、線が少し柔らかくなってた新菜の化粧

その技術は、新たな視点や経験を得たことで、無意識に身についた技術でした

一つの事に特化するのも悪くはないですが、普段見ないようなものや経験したことがないようなものも決して無駄にはしないこの言葉は、多くの視点を持つことの大切さが分かる名言です

8話「逆光、オススメです」

素敵な夢

紗寿叶の名言

素敵な夢だわ。絶対に叶えなさい

紗寿叶が新菜に将来の夢を聞いて、新菜が「雛人形の頭師になることです」と答えた後に紗寿叶が言った言葉

幼い頃に「魔法少女になること」を本気で夢見ていた紗寿叶でしたが、成長するにつれ『絶対に叶わない夢』だと気付かされます

どんなに努力しても願っても叶わない夢でしたが、コスプレをすることで自身の夢を叶える一つの方法を見つけました

一度諦めたものの、再び夢を叶えることが出来たことで、”夢”の大事さや尊さを知り、その想いを経験しているからこその素直で真っ直ぐなこの言葉は心に刺さります

”夢”を追いかける人に言ってあげたい名言です

無理をしてでも

紗寿叶の名言

無理をしてでも 全部作り物でも 私は私の夢を叶えたいのよ

スタジオの下見の際に、怖くて動けないでいた紗寿叶でしたが、頑なに戻ろうとしない紗寿叶に対して、「どうしてそこまで無理をするのか?」と新菜が聞いた時に答えた紗寿叶の言葉

幼い頃に知った現実で自身の夢が一生叶わないと思っていたものの、中学生の時に魔法少女の衣装が売っている事を知り、その服を購入します

初めてのコスプレはメイクもしてないし、服のサイズも合ってなくて見た目は酷いものでした

ただ、それでも夢を叶えることが出来た喜びは何物にも代えがたく、その時の気持ちは本物でした

その本物の気持ちを持っていたからこそ、夢の為ならどんなに怖くても、たとえ作り物でも頑張ることが出来る

”夢”の為なら頑張ろうと自身を奮い立たせる名言であり、”夢”の叶え方というのは一つじゃないと分かる名言です

一目惚れ

紗寿叶の名言

私 喜多川海夢の写真を見た時 嫉妬したのよ。嫉妬なんてみっともないって分かってるけど 本当にどうしようもないくらい羨ましかったの。「私もこの人が作った衣装が着たい」「どうしてもこの人じゃないと駄目だ」って。確かに衣装を作れる人はたくさんいるわ…でも…ごめんなさい 上手く説明出来ないわ…理屈じゃないのね…私 きっと あの時…一目惚れしたのよ。あなたの作った衣装に

紗寿叶のコスプレへの大事な想いを知った新菜が「なぜ衣装作成を自分に頼んだのか?」と質問した時に、その理由を話した時の紗寿叶の言葉

”好き”だからこそ沸き起こってきた「嫉妬」と言う感情

その「嫉妬」した理由も明確には分からないし、上手く言葉にすることも出来ない

ただ、その言葉に出来ない感情に一番近かった『一目惚れ』という言葉の中に様々な感情や新菜に衣装の作成を依頼した理由がすべて詰め込まれていました

ここまでの衝動を抱いたり、相手に抱かせるほどの”好き”というのは並大抵のものではありません

『一目惚れ』するほどのものに出会いたい、また『一目惚れ』させるほどのものを作ってみたいと思える名言であり名場面です

色んなとこ行こーよ!

海夢の名場面

じゃあ あたしと色んなとこ行こーよ!も もーすぐ夏休みじゃん!あたし…めっちゃ誘うし!だからあたしと…ふっ…ふたりで…っ!

子供のころから雛人形づくりに夢中だった新菜は、周りの人と比べて知らないことや行った事が無い場所がたくさんありました

そんな新菜に海夢が勇気を出して言った言葉

その場のノリで決めた「海行こーぜ!」は軽いノリで誘えたのにもかかわらず、夏休みの思い出作りに関しては勇気を振り絞らなければ言えなかった海夢

恋心が目覚めてしまったからこそ、友人としてではなく、好きな人として一緒に過ごしたいという気持ち思い出を共有したいというピュアな想いがもの凄く伝わってくるこの言葉

好きな人と一緒にこれから楽しい思い出を作ることに赤面するほど恥ずかしくなる海夢の姿に思わず甘酸っぱい気持ちになってしまう名場面です

少し細かいですが、アニメではこの言葉を言う前に海夢が自身の手をギュッと握ります

この動きだけでなく、言った後に緊張のあまり息が荒くなっている海夢の姿どれだけ勇気を振り絞ったかが分かるのでそこも踏まえて名場面です

めっちゃいいじゃん

海夢の名場面

あー…マジだ…めっちゃいいじゃん…

海を眺める新菜の姿を写真に撮った時に思わず呟いてしまった海夢の言葉

廃病院スタジオの下見の際に、心寿から「逆光、オススメです」と言われていた海夢

肌の綺麗さや太陽で透ける髪など逆光で写真を撮ったからこその良さだけじゃなく、新菜の表情やその目の輝きに至るまで海夢の”好き”がこの一枚に込められていました

その一枚を収め、あらためて新菜の事を”好き”だと感じた海夢がこの言葉を言ったシーンは尊さが溢れ出るほどの名場面です

9話「写真を見たら色々あったからです」

役に立ってる感

海夢の名言

やっぱさ~自分も役に立ってる感って嬉しいじゃん!

ブラックロベリアの衣装作りを手伝う海夢が嬉しい理由を話した時の言葉

自身では衣装を作ることが出来ず、材料を用意したり、新菜が衣装を完成させるのを見守ることしか出来なかった海夢がほんの些細な事とは言え、その衣装作りを手伝うことが出来た嬉しさ

自分は出来ることがないと感じながらも、しっかりと相手の役に立つことが出来ることの嬉しさに非常に共感できる名言です

少しでもしたいという気持ちがあるなら

新菜の名言

この前…たくさんのコスプレイヤーの方々がコスプレを楽しんでいるのを初めて見て…なりたいものに何にでもなれるのがコスプレの魅力だと思いました。少しでもしたいという気持ちがあるならコスプレしましょう。

コスプレをしたいという気持ちがあるものの踏み出せずにいた心寿に対して新菜が言った言葉

誰かがやっていて憧れたり、羨ましいと思う事は誰しもが抱く感情だと思います

それと同時に、「これはあの人だから出来る事」とか「自分じゃダメだ」とか「どうせ自分なんか」みたいなネガティブな感情を抱くことも多くあるのも事実です

そしてそれは、自分の気持ちに蓋をしてしまう事にも繋がり、どこか息苦しさを感じてしまいます

そういった気持ちを心寿も抱えていて、その気持ちに共感し、自分の気持ちに正直になる事の大切さを知っていた新菜だからこそのこの言葉は名言です

なんとかしてみせます!

新菜の名言

俺がなんとかしてみせます!

お小遣いでお金がない心寿のために、コスプレが出来る方法を必死に考えた結果、その方法を思いついた後に新菜が言った言葉

限られた条件の中で、自分たちに出来る事を必死に考えた新菜

何の見立てもなく適当に言った言葉ではなく、しっかりと解決策を見つけた上で言った言葉だからこその自信も表されている言葉ですね

きっと新菜の性格上、解決策無しにはこの言葉は出てこなかったんじゃないでしょうか

心寿の「コスプレをしたい」と言う気持ちを諦めさせず、その夢を叶えてあげる為に必死になる新菜の男らしい名言です

胸の内

新菜の名言

胸の内は目に見えないので分からないだけで 誰にでも色々あるんですよ

ウィッグのカットに緊張する新菜を見た心寿が「出来ない事なんてない人だと思ってた」と話し、それを聞いた新菜が心寿に言った言葉

自分にとって凄いと思っていたり、憧れている人と言うのは”自分とは違って何でもできる人”と思ってしまいがちです

ですが、実際にその人ことを知っていくと、多くの失敗をしていたり、出来ない事や上手くいかない事もあって、実は自分と同じ部分があったりする

そう言った事を知ることは、相手の心に近づいていけるような気がしてきたり、その魅力の輝きが増したりと、どこか嬉しさのようなものを感じることが出来ます

”自分とは真逆の世界で生きている人”と思っていた海夢の事を知り、関わってきたことで、相手が持つ多くの魅力に気付くことが出来た新菜

相手を外見や評判だけで勝手に美化するだけではなく、心の内を知ることの大切さも分かる名言です

似合ってるわ

紗寿叶&心寿の名場面

本当に素敵…素敵よ…心寿!似合ってるわ…!

颯馬お兄ちゃんのコスプレをして登場した心寿に対して、紗寿叶が言った言葉

コスプレをしたいと思ってはいたものの、「自分には似合わないし、お姉ちゃんに嫌われたくない」という理由からコスプレをしなかった心寿

そんな心寿に新菜が背中を押してあげて、二人で颯馬コスを仕上げました

初めてのコスプレを披露する緊張感と姉の感想がどんなものかの怖さがありながらも、結果として姉から最高の言葉を貰いました

目を輝かせるほど「素敵だ」と伝える紗寿叶の姿とその姉の反応に喜び涙を浮かべる心寿の姿思わずこちらも笑顔になってしまう名場面です

10話「誰にでも色々あるんです」

勇気が必要なんです

新菜の名言

自分の好きなものや やりたい事を人に言うのって怖いんですよ。勇気が必要なんです。

妹の心寿のコスプレをしたいという気持ちに気付くことが出来ず、その話をしてこなかった理由が自分にあると思い「姉失格ね」と話す紗寿叶に対して言った新菜の言葉

自分の”好き”が相手も”好き”だとは限らないし、もしかしたらそれを伝えたことで嫌われてしまうかもしれない

幼い頃に雛人形が好きだと伝えたら「男の子のくせに!」と拒絶されたことがあった新菜だからこそ、その怖さも知っているし、どれくらい勇気が必要な事かも知っていました

実際、今でこそ「アニメが好き」と伝えてもそこまで変に見られることはなくなりましたが、一昔前には「オタクとかキモイ」と多くの人から拒絶される時代もありました

自分とは全く無関係で知らない人に拒絶されるのは多少我慢は出来ますが、もしも自分にとって深く関わりのある人で、しかも大切な人から拒絶の言葉を貰ったらと考えるとその怖さは計り知れません

そういったような経験をしたことがある人には非常に共感できる言葉であり、その経験をしている新菜だからこそより共感を生むことが出来ている名言でもあります

素敵だわ…

紗寿叶の名場面

(あなたは私の大切なものをずっと ずっと大事に扱ってくれて…あなたは本当に)

素敵だわ…

心寿だけじゃなく、紗寿叶にも気遣ってくれる新菜の優しさに触れ、小声ながらも思わず紗寿叶が呟いてしまった言葉

コスプレ衣装に本気で向き合い、心寿の「コスプレをしたい」という夢を叶えてくれただけじゃなく、紗寿叶の夢や想いも大切にしてくれる新菜のその優しさに触れた紗寿叶

顔を赤面させながら自身の本当の気持ちを吐露する紗寿叶の姿が非常に可愛らしい名場面です

そして、この後の「聞こえてなくていいのよ…」はここまでの海夢と新菜の姿を見ていたからこそ、一歩引いた言葉となっているように感じて切なくもなります

送ろっか?

海夢の名場面

着てる写真 送ろっか?

露出の多さから恥ずかしくて『ベロニカ』のコスプレを見る事が出来ない新菜に対して言った海夢の言葉

重い空気感から一変して明るい空気感となり、そこから海夢が見せた小悪魔のようなイタズラ

言われた新菜自身がドキドキするだけじゃなく、言った海夢自身も嬉しさや恥ずかしさでドキドキしながら言うこのシーン

互いのドキドキが画面越しからも伝わってきそうなくらい胸熱なこのシーンはキラキラと輝く青春とドキドキの恋愛感情が見事に合わさった名場面です

11話「俺は今、ラブホテルにいます」

ごじょー君の衣装 一番いいよ!

海夢の名言

自作する人はさ 分かんないトコは超いっぱい考えて自分の解釈で作るからみんなバラバラで むしろそれが良さってかー そんな自由なところがコスの楽しいところじゃん。だからこの衣装はごじょー君の解釈って事でいいんだよ! てか ごじょー君の衣装良すぎて正解しかないから! ごじょー君の衣装一番いいよ!

細部まで分からなかった為、多くの部分を自身の解釈で補って作った『リズ』の衣装に不安を感じていた新菜に対して言った海夢の言葉

一つのものに対して生まれる様々な解釈

その解釈と言うのは人によって見る視点が違うからこそ生まれてくるものだし、それがその人の個性でもあります

その自由な個性を否定するのではなく、「みんなバラバラでそれが良さであり楽しいところ」という海夢のこの言葉は非常に共感できる名言です

12話「その着せ替え人形は恋をする」

泳げないくせに

海夢の名言

泳げないくせに海好きとか言ってんのヤバいかな?

海夢が泳げない事を知った新菜が、以前友達と海に行った時に「泳げないのに海は楽しめたのか?」と聞き、その質問に対して海夢から返ってきた言葉

確かに海を楽しむ大きな理由の一つとして”泳ぐ”というのがあります

ただ、あくまで大きな理由の一つというだけであって、それ以外にも楽しめるポイントはたくさんあります

海の家で色々食べたり、友達と話したり、キラキラ光る水面を眺めていたり、波の音を聴いたり…

そういった部分を無視して、他の人よりも楽しめないから”好き”にならないというのはまた別の話

自身が楽しめる最大限をしっかりと受け入れ、素直に”好き”と言える海夢の魅力あふれる名言です

花火なんて

新菜の名場面

去年も一昨年もその前も 俺は毎年部屋に一人でいて 花火なんて部屋で遠くから響く音を聞くだけで… なのに今年は…

海夢に花火大会に誘われ、初めて会場で花火を見た時に今までとは違う花火を見た時の新菜の言葉

友達がいなかった新菜は、ずっと部屋の窓から見える花火を見ているだけでした

しかし、海夢と関わり合うことになり、初めて誰かと一緒に花火を見ることが出来た

今まで色の無かった新菜の世界が、奇麗に色付いていくのが分かるこの言葉は新菜の成長と青春を上手く表現している名場面です

来年は

海夢の名言

来年は絶対気を付けてくるから

花火大会の帰りに履き慣れないものを履いていたせいで鼻緒ズレを起こしてしまった海夢が、新菜に背負われながら言った言葉

奇麗な花火を見て楽しい思い出で終わりそうだったものの、最後の最後で残念な出来事が起きてしまい、微妙な思い出として終わってしまう

その事を話しながら新菜に謝る海夢でしたが、その後”来年”の話をすることで、これから先の未来への期待を持たせる言葉へと変わる

常に前向きで明るい海夢らしい名言です

そして、海夢と新たな思い出をこれからも作れることに嬉しさを感じる新菜の姿に微笑ましくもなる名場面でもあります

好きだよ

海夢の名言

ごじょー君 好きだよ

無理を言って通話してもらっていた海夢が、途中で寝てしまった新菜に対して言った告白の言葉

ホラー映画を見てしまい、怖くて眠れなくなった海夢は新菜に電話をして、少しの間だけでも良いから話をしようとお願いします

夜が更けていく中、話しながら寝てしまった新菜の寝息を聞きながら、二人の楽しかった思い出と共に、自身の”好き”という気持ちを告白するこのシーンは海夢の飾らない真っ直ぐな想いがそのまま言葉として出ていて非常に良かったです

ありきたりだし、誰もが思いつく言葉ではありますが、だからこそその素直な想いに心が打たれる海夢の名言です

まとめ

多くの”好き”に対して肯定的に描いてくれるだけじゃなく、その想いをさらに応援してくれるような言葉の数々がふんだんに散りばめられた作品『その着せ替え人形は恋をする』

自身の抱える”好き”というものが必ずしも多くの人に受け入れられることはなく、中にはこの作品に登場する五条新菜のように傷ついた経験を持っている人もいるかもしれません

そういった自分の”好き”に自信を持てない人の背中を押し、『着せ恋』と言う作品を通じて、海夢や新菜の名言や名場面の数々を思い出して少しでも勇気や自信を持てるようになれれば幸いです

もしも、「まだ見たことない」という方はこの機会に是非とも視聴してみて下さいね!

それでは今回はこの辺で!

また会いましょう

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