どうもウハルです!
今回は化物語の第7話『するがモンキー 其ノ貮』の感想と解説を語っていきます!
ついに明かされる雨合羽の怪異の正体
この正体に関しては、ある程度察しが付く部分だったかなとは思いますが、そのそもそもの猿に願った理由というのが中々予想外だった印象があります
というより、その本気具合のインパクトが強かったと言ったほうが正しいですかね
神原自身が抱えていた戦場ヶ原への想いが、生半可なものではなかったと明確に分かった1話でした
また、今回の『するがモンキー 其ノ貮』に関しては、掛け合いの巧さ以外にも有名漫画の画風を取り入れた変わった演出で楽しませてくれた回でもありました
こういう演出は《物語シリーズ》ならではと言った感じがして、軽快なやり取りだけじゃなく、視覚的にも楽しめるので面白いですよね(笑)
その辺りも踏まえて、今回は化物語の第7話『するがモンキー 其ノ貮』の感想と解説をしていきたいと思います
ちなみに、感想に関しては2023年4月からの再放送をベースにして書かせていただいており、私自身はすでに《物語シリーズ》全編視聴済みの状態で書かせていただいております
なお、前回の感想記事でも書かせて頂きましたが、今回の『するがモンキー』編に関してはキャラクターコメンタリーをしているペア自体がネタバレみたいな感じになっている都合上、ネタバレを完全に回避したい方はこの『するがモンキー』編を全て見てから読むことをオススメしています
微ネタバレやネタバレOKな方以外は、ここでブラウザーバック推奨です
そして、『化物語』の感想&解説に関しては「ひたぎクラブ」「まよいマイマイ」も書いていますので、興味がある方は是非!
最後に、《物語シリーズ》に関しては、アニメ&原作のまとめ記事も書いています
なので、「続きを知りたい!」や「原作に触れてみたい!」という方は是非参考にしてみて下さいね
化物語 第7話 あらすじ
第7話『するがモンキー 其ノ貮』
神原駿河が阿良々木暦につきまとう理由は、ヴァルハラコンビを組んでいた中学時代の先輩・戦場ヶ原ひたぎへの想いにあった。そしてそれは同時に、怪異を呼び込む原因ともなっていた……。
『化物語』西尾維新アニメプロジェクト公式サイトより
原作だとどの範囲?
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化物語 第7話『するがモンキー 其ノ貮』感想&解説
幸せな時間
雨合羽を着た怪異にボコボコにされた阿良々木くんの前に現れた戦場ヶ原
忍野に渡してもらう封筒を阿良々木くんが忘れてしまったので、それを届けに来たものの、すでに自分を罰したかのような血だらけの状態になっていたので大目に見てあげることにします
そして、なぜこんな状態になっているのか気になった戦場ヶ原は阿良々木くんにそのことを質問しますが、当の阿良々木くんは「転んだだけ」といって怪異に襲われたとは言いませんでした
それを聞いた戦場ヶ原はそれ以上は追及することはなく、救急車が必要ないことを確認したのち、仰向けに寝ころんでいる阿良々木くんに「大サービス」と言って、阿良々木くんの頭を跨ぎます
動けるようになるまで、幸せな気分でいなさいな
長めのロングスカートを穿いていたものの、その態勢では全く意味を成していないその景色に、阿良々木くんは体どころか視線も動かすことが出来ないのでした
感想&解説
雨合羽の怪異に襲われた直後からスタートするアバンパート
電柱にぶっ刺さったマウンテンバイクだったり、血だらけの阿良々木くんだったりと現場自体がかなり凄惨な状況となっている中で、戦場ヶ原が齎した大サービス!
戦場ヶ原の家では何事もなかったものの、ここでまさかのお色気展開を繰り出してくるというのも、ある種のツンデレなんですかね?(笑)
ちなみにこのシーンでは、解説と言うか裏話を付け加えるのであれば二つあります
一つ目が戦場ヶ原がどんな気持ちで封筒を忘れた阿良々木くんを追いかけてきたのか
これは副音声ではカットされた内容で、副音声副読本というカットされる前の副音声の内容が書かれた本に書かれている内容になります
戦「このシーンで私は封筒に入った十万円を渡すために、実はうきうきしながらスキップ・アーンド鼻歌交じりで、大好きな阿良々木くんを追いかけてきたのよ、なんて話を聞いても、別に面白くないでしょう?」
アニメ化物語 副音声副読本(上)より
神「面白過ぎる!でも聞きたくない!」
戦「わーい。阿良々木くんに文句を言えるー」
神「そういううきうき?」
戦「ちなみにうきうきと、タイトルのモンキーがかかっていたりするのよ」
神「それを聞くと、うきうきできない」
この解説に関しては、当の戦場ヶ原自身、「解説をし過ぎるのは野暮」とも言った後に語っている内容にもなるのでカットしたのかもしれませんが、個人的にもこの解説は「面白過ぎる!」と思いましたねw
次に二つ目ですが、阿良々木くんの頭を跨いだ戦場ヶ原はパンツを穿いていたのかどうか
これに関しては、多くの人が「穿いてたでしょ」と思っているとは思いますし、それは間違ってはいなんですが、約一名、穿いていないと思っていた人物がいたので軽く触れておきますね
戦「一応このくだりのシーン、注釈しておきますと、私、ちゃんとこれ、パンツ穿いてるからね。画面に映っていないからって、穿いてないわけじゃないからね」
「するがモンキー 其ノ貮」キャラクターコメンタリーより
神「誰がそんなことを気にするのだ」
戦「あなたのような人類に決まっているでしょう」
神「いや、私は鉄板で穿いていないと思っていたから、今すごく拍子抜けしているところだ」
戦「あなたの脳味噌を解剖したいわ」
神「なんだ、やらせだったのか。期待させるだけさせておいて。正直、これは失望したな」
戦「あなたに尊敬されるっていうのは、そうね、あまり嬉しいことではないみたいね」
なんかホント、神原のエロに対する脳みそは極端すぎますよね(笑)
そして、そんな神原の期待や尊敬に応えるというのは戦場ヶ原が言う通り、あまり嬉しいとは言い難いのかもしれないと感じた一コマでしたw
猿の手
翌日の放課後
昨晩の話をしようと神原と共に、神原の家へと向かった阿良々木くん
家へ到着し、神原の部屋へと通された阿良々木くんはその部屋のありようを見て愕然とします
学内では”スーパースター”と呼ばれている神原駿河でしたが、どうも片づけは苦手らしく、部屋の中はゴミ屋敷同然の散らかりよう
その光景に我慢が出来なかった阿良々木くんは、まず話をする前に片づけをさせてくれと申し出ます
その後、とりあえず人が座れる程度のスペースを確保するぐらいには片づけられた神原の部屋で、改めて昨晩の話をすることにしました
まず、開口一番、神原の口から出た言葉は、昨晩のことについての謝罪
それは雨合羽の怪異の正体が自分であると認めていることの証明であり、その正体に関しては、体格や諸々の事情を考えた結果、阿良々木くん自身も察しはついていたことではありました
なので、特に「雨合羽の怪異=神原駿河」ということに驚くことはなく、むしろ知りたいのはあの怪力の正体の方でした
それを聞いた神原は、「突拍子もないことを信じることが出来る人間か?」ということを確認した後に、自身の左腕に巻かれた包帯を解き始めます
包帯が全て解かれ、露わになったその腕は、女の子らしい腕とは程遠い、黒い毛むくじゃらの”けだもの”の腕でした
それを見た阿良々木くんは「猿の手みたいだ」と表現し、それを聞いた神原は「慧眼だな」と感心します
神原曰く、今はこの腕は思い通りに動かせるものの、時折、思いに反して動くときがあるらしい
そうなった時は、その時の記憶が曖昧になり、自分が自分でないような感覚に陥るという
それを聞いた阿良々木くんは、その状態のことを”トランス”といい、体に憑依するタイプの怪異の場合はそういう状態になりやすいということを説明します
「怪異」の存在を初めて知った神原でしたが、左手を見ても逃げ出すことのなかった阿良々木くんに安堵しつつ、いよいよ本題に入っていきます
私はレズなのだ
「怪異」よりも衝撃を受けたその告白に、阿良々木くんは思わず言葉を失って固まってしまうのでした
感想&解説
まさかここで飛び出すレズ発言!
「怪異」に関しては、昨晩既に体験済みであり、ある程度の察しや知識もあったからこそ驚きが少なかったんだと思いますが、この発言はあまりに予想外過ぎて、そりゃ阿良々木くんも驚きますよね(笑)
ただ、これに関しては神原自身、冗談とかでは全くなく、かなり本気の感情
この後語られていきますが、神原の戦場ヶ原に対する想いの強さは並々ならぬものを感じてしまいましたね
ここでの解説に関しては演出方面で二つ解説していきます
まず、阿良々木くんが神原の部屋を掃除していた時の演出
原作だと、神原の部屋はお菓子の袋や空き缶やカップ麺の容器など本当にゴミだらけの部屋という描写がされていますが、アニメでは赤い本が敷き詰められた描写になっていました
この赤い本に関しては、『化物語』の原作小説が同じように赤い本なのでそれをイメージしているのではないかと思いがちですが、そうではありません
これはゴダール監督の『中国女』という作品に登場してくる「毛沢東語録」が大量に出てくるシーンがイメージの元となっているらしく、『化物語』の原作小説とは関係がないです
次に、神原のレズ発言を受けた阿良々木くんが藤子不二雄先生風の絵に変わった時の演出
実はこれに関しては、原作通りの演出になっていて、ネタ発言が多く登場しがちな《物語シリーズ》ならではの演出になっています
「私はレズなのだ」
『化物語』(上) 「するがモンキー」より
「…………」
ずっこけた。
藤子不二雄先生の漫画みたいにずっこけた。
アニメではずっこけてはいないので、その点は違いますが、著名なマンガ作品の画風が登場し始めたのはこの辺りからですね
神原の嫉妬と願い
神原の告白を聞いた阿良々木くんは驚きましたが、神原が言うにはその想いというのは一方的な片思いとのことらしい
そして、神原は中学時代の自身の想いや高校に入ってからのことを語り始めます
- 戦場ヶ原は人気者ではあったが、神原自身の戦場ヶ原への想いは他とは一線を画していたという自負があった
- 高校に入り、戦場ヶ原が重い病気を患い、変わってしまったということは知ってはいたが、その変わりようは予想を遥かに超えていた
- 戦場ヶ原の体の秘密を知り、助けなければと思ったし、その病気を治せなくてもそばに居るだけで心を癒すことが出来ると考えたものの、取り付く島もなく拒絶された
- それ以来、そばにいないことが戦場ヶ原の望みだと考えて、一切近づくことを辞めた
近づくことを辞めたものの、戦場ヶ原への想いが消えることがなかった神原は、一年後に阿良々木暦という存在を知ってしまう
いてもたってもいられなかった神原は、一年振りに戦場ヶ原の元を訪れ、また別の意味で変わっていた戦場ヶ原の姿を見て愕然とします
朝の教室で、中学時代でも自分に向けたことのないような笑顔で、幸せそうに話をしている戦場ヶ原の姿
わかるか?阿良々木先輩は、私がしたくてしたくて、でも出来ずに諦めていたことを……まるで当然のようにやっていたのだ
その光景を目にした神原は阿良々木くんに嫉妬し、戦場ヶ原に失望し、自分自身に対して呆れ果てた
戦場ヶ原を癒すと思いながらも、それは欺瞞であり、エゴだったと気付いてしまった神原駿河でしたが、それでも昔のように戦場ヶ原に優しくしてほしいと思い、そばに居たいと思ってしまった
だから、神原は”猿の手”に願ってしまう
だから私は、この手に願ったのだ。戦場ヶ原先輩のそばにいたいと
感想&解説
ここで神原の想いが明かされたことで、戦場ヶ原視点、客観的視点、神原視点の三つの視点から今回の関連性が明かされたことになります
戦場ヶ原視点や客観的視点に関してはどちらかというと行動の部分に重きを置いて話されている感じがしますが、神原視点の話に関しては内面的で本質的な内容が重視されて展開されている印象があります
そして、その内面的な部分に関しても、ただ神原の真っ直ぐな性格が故の行動という訳ではなく、戦場ヶ原への並々ならぬ愛情が故の行動だったという点がかなりのインパクトを齎しています
ただ、そんなインパクトがありつつも、誰かを好きになった時の行動力の凄まじさというのは共感できる部分ではあったりもするので、普段は見せない神原の悲しくも鬼気迫るような説明も納得出来たりしちゃうんでしょうね
そして、このシーンでの解説は原作も含めた演出面の解説を一つ
神原が阿良々木くんの存在を知り、その様子を見に行った時の回想で、戦場ヶ原が幸せそうな笑みを浮かべているシーンが入っていますが、このシーンは実は阿良々木くんが戦場ヶ原に罵詈雑言で苛められている場面だったりします
この点に関しては原作の表記とアニメでの描き方での予想にはなりますが、多分間違ってないと思います
原作だと、神原が「私にも見せてくれたことがないような幸せそうな笑顔でな」と言った後に、阿良々木くんの語りでこういう部分があります
僕をどんな罵詈雑言で苛めていたときの笑顔だろう……あの表情の変わらない女が笑顔を浮かべる時なんて、そのときくらいなのだけれど。
『化物語』(上) するがモンキーより
そして、アニメではこのシーンが描かれた時、阿良々木くんの顔にはモザイクがかかっていましたが、その状態でも分かるくらいの表情の動きを見ると、明らかに怒り交じりでツッコんでいる描き方になっていました
神原の視点で描かれているので、モザイク演出で戦場ヶ原しか見えていないという表現をしていながらも、阿良々木くんの語りも無駄にしていないこのシーンは、しっかりと原作通りの描写を入れていると感じたワンシーンだったりします
レイニー・デヴィル
忍野に会うために学習塾跡へと向かった阿良々木くんと神原
その道中、阿良々木くんが戦場ヶ原と付き合ってはいるものの、それまで大して関わり合いがなかったことに対して神原は話しだし、そして、自分が変わりになれるのではないかと突拍子もないことを話し始めます
神原自身は冗談で言っているのではなく、至って真面目な提案ではありましたが、阿良々木くんはそれを否定
「誰かが誰かの変わりになれることなんてできない」ときっぱりと言い切ります
他にも道中で、BLの話だったり、スパッツの下にパンツを穿いているのかどうかなど、関係ない話を繰り広げたり、途中で忍の姿を見掛けて神原が興奮したりすることもありましたが、無事に忍野の元に辿り着くことが出来ました
忍野に神原の紹介をし、戦場ヶ原から渡された封筒を渡したのち、今回忍野の元に訪れた理由を話そうとしますが、忍野から「順番に聞こうか」と一旦話を止められます
そして、忍野はまず、神原の左手に巻かれている包帯を解かせ、その”猿の手”を確認します
すると忍野は「やっぱりね」と言いつつ、その腕は”猿の手”ではないと言い切ります
そもそも忍野自身、”猿の手”が持ち主と一体化するというのは聞いたことがない
元はミイラだった腕が、同化して生命を得たというのであれば、それは”レイニー・デヴィル”だと忍野は話します
低俗な悪魔さ。その中でも、猿の腕を持つ雨合羽の悪魔となれば、必然、数は限られてくる。持ち主と一体化するってのは、レイニー・デヴィルだ。猿の手じゃない、悪魔の手だ。そりゃなんでも叶えてくれるさ、だって、魂と引き換えなんだから。
魂と引き換えに、三つの願いを叶えてやろう。当たり前のことさ、悪魔なら
感想&解説
”猿の手”ならぬ”悪魔の手”
片や本人の意に添わない形で願いを叶える代物であるならば、もう片方は魂と引き換えに願いを叶える代物
どちらも命が関わってきてしまう代物ではあるので、大きい小さいというのは論じにくい点ではありますが、少なくともひっ迫度合いが増したのは間違いないですね
願いを叶えることで魂を持って行かれてしまうこの”悪魔の手”、もとい「レイニー・デヴィル」に憑かれてしまった神原を阿良々木くんは救うことが出来るのか?
その対処法に関しても注目してもらいながら、次回の「するがモンキー」最終話を見届けて欲しいですね
そしてここでは、原作、演出、キャラコメから一つずつ解説をしていきます
まずは原作から
忍野と出会った神原が、自分の名前の漢字を紹介する時に「駿河問い」で例え、忍野はそのまま納得してアニメでは終わっていますが、原作だと「駿河問い」の意味が分からなかった阿良々木くんが神原に質問しています
阿「駿河問いってなんだ?」
『化物語』(上) 「するがモンキー」より一部引用
神「有名な江戸時代の拷問法だ。人間の手足を後ろで一まとめにして天井から吊るし、背中に重い石を載せた上で、ぐるぐる回すのだ」
阿「自分の名前を拷問で語るなよ!」
正直、私も「駿河問い」を知らなかったので、この意味を知った時は思わず吹き出しちゃいました(笑)
神原は初対面の人に対しても容赦ないですねw
つぎに演出面
これも「駿河問い」繋がりになりますが、この名前のくだりが終わる辺りで一瞬だけ「駿河問い」をされている神原の姿が登場しますが、これは同じシャフト作品である『さよなら絶望先生』のOPでも登場したカットと似たものが使われています
このカットは1期のOP「人として軸がぶれている」に登場してくるカットで、この時のOPディレクターは「するがモンキー」の絵コンテも担当されている尾石達也さん
そういった繋がりもあって、こういった演出になったんだと思いますが、あのOPはかなり独特な映像だったので、『さよなら絶望先生』を見たことがある人は一瞬とは言え、すぐに気付いたかもしれませんね(笑)
最後にキャラコメ
学習塾跡で忍野の元に向かうまでの間に、神原は阿良々木くんにエロい話を振りまくっていますが、そもそも神原にエロ方面を教えたのは戦場ヶ原です
戦「で、これ、あなたは私の彼氏とエロい話をしているわけよね?」
「するがモンキー 其ノ貮」キャラクターコメンタリーより
神「厳密に言うと違う。エロい話を振っているのに、阿良々木先輩がノってきてくれないのだ」
戦「そりゃノらないでしょう。あの男は」
神「まったく、女に恥をかかせるものではないぞ」
戦「恥をかかせるまでもなく、あなたは恥ずかしい女よ」
神「これは心外だ。私をこの道に引き込んだのは戦場ヶ原先輩ではないか、戦場ヶ原先輩」
戦「んん。まあ、そうなのよね」
神「それも、中学時代の話だぞ。当時、純情だった私は、相当面食らったものだ。皆からミス・パーフェクトと賞賛されていた戦場ヶ原先輩が、あんなエロトークに花を咲かせるようなかただったとは」
戦「あなたが当時純情だったかはともかく、そういう言い方をされると言葉もないわ。ただ、当時の私は、あくまで女子同士の間でトークを盛り上げていたのであって、男子にまでエロエロな話を振ったりはしなかったわよ」
神「そうだったか」
戦「これは変態と言ってもいいわよ、あなた」
神「お褒めにあずかり光栄の至りだ」
戦「だから、褒めてなどいないわ」
仲の良さもここに極まれりといった感じの仲の良さを発揮している会話の応酬ですが、この後、内輪トークとして中学時代に”ファイヤーマン事件”というのがあったり、”教卓ブリッジ大会”というのもあったという会話を繰り広げています
ただ、そのネタは男子には聞かせられないし、副音声が原因で発売中止になるかもしれないと話しています
一体、何があったのかもの凄く気になる内容ですけど、真相は闇の中ですw
あと、この二人は裏話はちょこちょこ飛び出してくる割に、本編のことについては本当に語らないんですよね(笑)
まあ、それが聞いてて面白いから良いんですけどねw
まとめ
化物語の第7話『するがモンキー 其ノ貮』の感想と解説でした!
「猿の手」ならぬ「悪魔の手」ということが判明したものの、「神原を救えるのか?」という根本的な部分は描かれなかった今回の話
それぞれのキャラの相関図は出来上がりはしたものの、まだまだ不明瞭な部分が多い状態となっているので、事の真相と結末は、次回『するがモンキー 其ノ参』を楽しみにしておいて頂きたいかなと思います
神原駿河の想いを聞いた阿良々木暦は、彼女に取り憑いた怪異を払う為、忍野メメのもとを訪ねる。
しかし、神原を助けたいという阿良々木に対して、忍野は残酷な事実を話し始める……。
『化物語』西尾維新アニメプロジェクト公式サイトより
また、次回はストーリーだけじゃなく、バトルシーンにも注目しておいて欲しいところ!
『化物語』では数少ない本格的なアクションシーンとなっているので、動きやカメラワークのみならず、色使いなどにも注目しながら楽しんでみて下さいね!
それでは今回はこの辺で!
また会いましょう