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「蜘蛛ですが、なにか?」16話感想&解説 チートの極み《不死》獲得!転生した理由も判明!

どうもウハルです!

今回は「蜘蛛ですが、なにか?」16話の感想&解説を語っていきます!

数々のチートスキル&能力を手に入れてきた蜘蛛子さんですが、とうとう手に入れてしまった《不死》のスキル

多くの人間が夢見ながらも絶対に手に入れることが出来なかったこのスキルこそ、まさに究極のチートスキル

もう、強い弱いのレベルじゃなくなりましたね(笑)

そして再び『管理者D』が登場し、蜘蛛子さんたちが転生した理由が語られ、一つの大きな謎が明らかになった話となりましたね

なにより大きく動いたのが蜘蛛子さんの目の前に現れた『魔王アリエル』

物語の重要なキャラ同士が出会う事でどのような物語に発展していくのか

期待が高まりますね!

人間パートでは、エルロー大迷宮に足を踏み入れたシュンたち勇者サイド

そして人化出来るようになったフェイなどこちらもガンガン物語が進んでいきました

その辺りも含めて「蜘蛛ですが、なにか?」16話の感想&解説を語っていきたいと思います

なお、原作も8巻まで既読済みなので原作小説で描かれている部分も少し交えながら解説をしていきます

ちなみに前回の15話「マザー、からの厄介蜘蛛人形?」に関しても感想&解説を語っていますのでよろしければ是非!

15話感想&解説

蜘蛛ですが、なにか? 16話あらすじ

16話「フライング、ゲット?」

※サイトによって配信日が違いますので詳細はご利用サイトにてご確認ください

ザナ・ホロワに進化し、「私」はとんでもないチートスキルをゲット!だが喜びも束の間、あの管理者Dが再び接触してくるのだった。しぶしぶ相手をする「私」は、転生の理由と世界の秘密の一端を知ることになり……

TVアニメ「蜘蛛ですが、なにか?」公式サイトより

もしも、どの動画配信サイトで見ようか悩んでいるという方は、以前動画配信サービスのまとめ記事を書いていますのでご参考ください

サービスによっては画像付きで登録方法や実際に使ってみての感想も語っています

動画配信サービス記事

原作だとどの範囲?

蜘蛛パート
  • 原作4巻
    • 5 進化
    • 7 魔王襲来

人間パート
  • 原作4巻
    • S1 エルロー大迷宮へ
    • S2 エルロー大迷宮突入

16話「フライング、ゲット?」は原作だとこの範囲になります

それぞれのパートごとに分けさせていただき、原作巻数、章数、タイトル名を書かせて頂きました

原作をこれから買おうと思っている方現状持っている方の参考になれば幸いです

蜘蛛ですが、なにか? 16話 感想&解説

スキル《不死》

ザナ・ホロワ】に進化した蜘蛛子さん

《睡眠無効》の効果のおかげで、今回の進化では進化中に寝てしまう事が無かった為、進化中のスキルの上昇をリアルタイムで見ることが出来るようになりました

各種基礎能力値の上昇やスキルレベルアップボーナスを得て、どんどんスキルレベルが上がっていく中、新たなスキルも獲得しました

それはスキル《不死》

「システム内において死ぬことがなくなる」というこの究極のチートスキルを手に入れた蜘蛛子さんは「マザーにも勝てる!」と大喜びします

さらに称号《覇者》も手に入れ、その称号を得たことによって得られた効果である外道属性《恐怖》にも小躍りを始めてしまうくらいテンションが上がりました

ついに《不死》になった蜘蛛子さん!

こんなスキルを手に入れたら思わず踊ってしまうのも分かる気がしますね

ちなみにですが、この《不死》というスキルは《叡智》のように管理者Dが特別に作り出したスキルではなく、元々この世界に存在したスキルになります

スキルによって強さが大きく左右される世界に於いて「なぜこんなスキルを作ったのか?」という部分が原作では触れられています

たとえ手が届かないとわかっていても、人はすがりたくなるものです。何を犠牲にしてでも。そうして頑張って頑張って、結局は手に入れられずに力尽きる。その頑張った結晶は管理者が美味しく頂く。実に効率的だと思いません?

「蜘蛛ですが、なにか?」原作4巻より

結局のところ、人が苦しみ、足搔いてる姿を見るのが楽しいという事ですね

まさに”邪神”

原作で蜘蛛子さんもこの答えを聞いた時は「相変わらず性格の悪いことで」と返しています

転生した理由と判明した多くの事実

《不死》と《覇者》を手に入れ喜んでいると、近くに一台のスマホが現れます

この世界に存在するはずの無いスマホを使っている人物を蜘蛛子さんは一人しか思い浮かびませんでした

思っていた通りの”管理者D”からの電話に最初は聞こえないふりをしますが、Dに脅され、話をする事にします

「《不死》を得たお祝いをしにきました」と語るD

蜘蛛子さんはそもそも管理者Dの目的が分からず、その事を質問すると「ただの娯楽」と返事が返ってきます

そして「今回は気分が良いのでサービスでレクチャーして差し上げましょうか?」と蜘蛛子さんに追加で質問することが許されました

その問いかけに対して、蜘蛛子さんは転生した理由を聞くことにします

Dが語ったその理由をまとめるとこうなります

『転生した理由』
  • 蜘蛛子さんは地球の日本で死んだ
  • 死因は先代の勇者と魔王による『世界の壁をも越える高度な次元魔法』の影響
  • システム外の技術を生み出してしまった二人の魔法は暴発し、ある高校の教室で爆発した
  • その魂を保護し、「n%I=W」とそれぞれの適性に合ったスキルを一つプレゼントして、なるべく魂の波長が合う種族に転生するように斡旋した

さらに、あのクラスに管理者DがいたことDを除いた25人がこの世界の転生者の人数、そしてDがいたからあの教室で爆発が起きた事など様々な事実も判明し、驚きを隠せない蜘蛛子さん

そして、『魂の波長が合った種族=蜘蛛』として転生した自分にショックを受けます

このことに関しては、他の転生者は赤ん坊なのに対して、フライング気味に行動できるようになったからあながちハズレではないとDは語ります

一通り話し終えたDは楽しそうに語りながら、最後にこんな言葉を残して去っていきました

あなたが彼女に勝てることを祈っていますよ。願わくば、生き残ってもっと私を楽しませてください。

とうとう謎に包まれていた『転生した理由』が明かされましたね

今まで転生直前のクラスのシーンが描かれている時に光のような演出がされていましたが、あれが「システム外の次元魔法の爆発」ということなんでしょうね

そして、何より驚いた「管理者Dがあのクラスにいた」という事実!

アンタ何しに地球の日本に来てんだよ(笑)

と言ってもそれも娯楽の一部なんでしょうけどね

ちなみに、転生者に与えられた「適性に合ったスキル」ですが、蜘蛛子さんに与えられたスキルは《韋駄天というスキルになります

《韋駄天》

スキルレベル×100分平均速度能力にプラス補正が掛かる。また、レベルアップ時にスキルレベル×10分の成長補正が掛かる

このスキルがあったからこそ、蜘蛛子さんは圧倒的な素早さを手に入れることが出来たんですね

では、なぜ引きこもりでボッチの蜘蛛子さんに与えられたスキルが《韋駄天》なのか

それは転生前にやりこんでいたゲームが関係しています

蜘蛛子さんがそのゲームで使っていたアバターが物理攻撃と素早さに特化したアバターで、そのゲーム界隈ではあまりの素早さから「韋駄天」の二つ名が付くほどの有名キャラでした

そのことが関係して、転生特典として《韋駄天》のスキルが付いたという事ですね

もう一つちなみに、アニメでは触れられませんでしたがDが残した最後の言葉

その一部である生き残ってという部分に違和感を感じませんでしたか?

蜘蛛子さんは今回の進化で《不死》を獲得しています

にもかかわらず「生き残って」という使い方はおかしい

原作では今回描かれなかった4巻の「6 ゲリラ戦」にて蜘蛛子さんがその部分に疑問を感じているシーンがあります

つまり、《不死》でも殺す手段があるという事です

その手段とは何なのか?

その辺りも気にしながら見ていくと作品をより楽しんでいけるかもしれませんね

迷宮案内人

エルロー大迷宮の入り口にほど近い村

その村は、大迷宮に行く人たちへ向けて商売や宿屋を営む人たちが集まって出来た村でした

その村にいるゴイエフは、以前ハイリンスやユリウスも世話になったエルロー大迷宮の案内人の一人

彼の元を訪ねて迷宮の案内をお願いに来たシュンたち

しかし、シュンたちが無実だと信じていたとしても、指名手配となっている彼らを案内する事は帝国に目を付けられてしまう可能性が生まれてしまう

何よりゴイエフの家族にも危険が及ぶ可能性がある為、断られてしまいます

ある程度予想していた事とは言えショックを受けるシュンでしたが、部屋の奥からゴイエフの父であるバスガスが現れ、「俺が案内してやる」と言ってくれます

すでにバスガスは案内人を引退した身ではありますが、シュンは直感的に「この人なら問題ない」と感じエルロー大迷宮の案内をお願いする事にしました

まさかの6話以来にゴイエフさんが再登場するとは思ってもみませんでした

あの時もそうでしたが、今回登場した時の雰囲気もとても優しそうな感じ

だからこそ、一度出会ったハイリンスたちが「反逆なんかするはずない」と思っていたんでしょうね

それでも、案内を断らざるを得ないをいうのは中々に辛い事だったのかもしれません

そして、初登場のバスガス

彼はエルロー大迷宮の案内人として登場してきたので、今後シュンたちとは長い付き合いになりそうですね

なんかやたら男気溢れるベテランの風格が漂っていましたが、かなり頼りになりそうです

どうでもいいけど「バスガス爆発パンチ」って何?(笑)

フェイ(人型バージョン)

竜の姿では目立ってしまう為、村の外で待機していたフェイ

エルロー大迷宮に向かう準備が出来たらフェイがいる場所に向かうために、シュンは念話でその事をフェイに伝えます

するとフェイは、「先生に変わってくれない?」とフィリメスと念話で話したいと言ってきます

疑問に感じるシュンでしたが、フィリメスにその事を伝えます

その後、フェイとの会話を終えたフィリメスは今度はカティアを連れて部屋を出ていきました

さらにその後、戻ってきたフィリメスはシュンを外に呼び出すと、そこには人化したフェイの姿がありました

スキルによって人化出来るようになったフェイはテンションが上がっていましたが、その顔立ちは転生前の漆原美麗そのものでした

その姿に驚きつつも、転生前の漆原美麗の顔を見たシュンは改めて「一度死んで転生したこと」を思い知らされました

強くなっただけじゃなくて、フェイが人化出来るようになったとは驚きですね!

竜の状態だとかなりの巨体になるので、行動に制限がかかる状態でしたがこれでシュンたちと共に色々な所に行けるようになったのは大分心強い!

というか、光竜に進化したらスキルの一つとして獲得していたとの事でしたが、この《人化》のスキルって人や他の魔物に必要あるんですかね?

人は元々人なので置いといて、魔物自体はそこまでの知恵が無いので《人化》する意味がない

となると、このスキルは知恵を持った限定的な魔物にしかメリットはないという事

それが竜なのか、それとも漆原美麗に与えられた転生特典なのか

Dが何の為にこんなスキルを作ったのか少し気になるスキルではありますね

ちなみに、人型になれたフェイですが体重は変わっていません

その為、重さに関しては重力の魔法で誤魔化しています

この世の地獄、エルロー大迷宮

バスガスが迷宮の案内をしてくれることになった翌日

帝国兵が見張っている入り口からは迷宮に入れないため、水龍が生息している海にある入り口からエルロー大迷宮に行くことになったシュンたち

しかし、そこで一つ問題が発生します

それは、フェイが泳げないという事

まさかの事実に驚く一行ですが、このメンバーの中で一番強いフェイを置いていくわけにもいかないのでシュンと一緒に潜る事になりました

バスガスの背を負いながら海の中にある迷宮の入り口の穴を見つけ、そこに向かって潜っていると不穏な気配が近づいてきました

それは一匹の水龍

シュンに目を付けた水龍は彼に攻撃を仕掛けてきますが、シュンは水中の為に思うように動けず、一方的に攻撃されてしまいます

そんな中、水龍がブレスを放ってきた所へ、反撃するようにフェイがブレス攻撃を仕掛け、それが衝突

その衝撃波によって一気に迷宮の入り口まで流されてしまいました

地面に叩きつけられるように到着した迷宮内

色々ありながらも到着した一行に対して、バスガスは笑いながら言いました

「ようこそ!この世の地獄、エルロー大迷宮へ」

迷宮への第一歩がこれというのも中々締まらないですね(笑)

とにもかくにも勇者サイドが足を踏み入れたエルロー大迷宮

彼らは無事にこの強敵うごめく迷宮を突破することが出来るのか?

そして「悪夢の残滓」と出会う事はあるのか?

これからの人間パートの展開に期待したいところですね

マザー攻略戦 その2

Dとした会話が気になりつつも、外に出た蜘蛛子さんは海にやってきました

海に入っても泳ぐことが出来ず、ただ浮いているだけになってしまう体の特性をここで知りつつ、釣りに興じていました

その時に釣れた水龍を瞬殺しつつ、「やるべきことがある」と蜘蛛子さんはエルロー大迷宮に転移します

Dが去り際に言っていた”彼女

マザー本体に関しては《並列意思》たちに任せ、蜘蛛子さん本体はマザーの配下を削っていくことにし、その手始めとして人形蜘蛛を倒しに転移してきました

《不死》を手に入れた蜘蛛子さんに現状では敵はなく、持ち前の知性も活かして見事人形蜘蛛を撃破しました

精神攻撃以外にもマザー攻略の為に動き出した蜘蛛子さん

本体への肉体攻撃をしたところでまだまだスキルやステータス的には勝てない蜘蛛子さんが取れる手段としてはかなり有効ではないでしょうか

レベル上げという選択肢もあるんでしょうが、それも解決してくれるこの攻略方法はまさに一石二鳥!

着々とマザー攻略へと進んでいってますね

ちなみに、人形蜘蛛を倒した時に蜘蛛子さんが使っていた水攻め

アニメでは描写が無かったので、原作寄りの描写であの時の状況を語らせていただくと、あれは土魔法と空間魔法を使った攻撃になります

土魔法によってその場を密閉し、物体を別空間に保存できる空間魔法《空納》を使って海水を保存しておき、一気に放出

だからこそ、あの迷宮内のあの場所で水を溜めることが出来たんですね

多分、普通の状態であの高さまで水を溜めるとなるとマザーみたいに壁ぶち壊して海と繋ぎ、海水を流れ込ませるくらいの事をしないと難しいんじゃないでしょうか?それか相当時間かけて溜めるか

原作だと4巻の「10 人形遊び」になるので本来もっと色々描写や設定があるんですが、今後描かれていくのかもしれませんね

魔王アリエル参戦!

人形蜘蛛を倒し、再び釣りに興じる蜘蛛子さん

そんな時、唐突に元魔法担当一号から連絡が入ります

その内容は今すぐ逃げろ!というもの

マザー以上の化物が本体に向かっているという連絡を受けたその瞬間

地響きと共に粉塵が巻き上がる砂浜

その中から現れたのは「古の神獣」「魔王」の称号を持つオリジンタラテクト『魔王アリエル』でした

あまりの強さに「私は敵じゃないよ!」と説得しますが、当然聞こえてない

その場から離れようとしますが、その甲斐もなく一瞬のうちに魔王アリエルによって体をバラバラにされてしまいました

ついにキタァァァ!!

今まで蜘蛛子パート、人間パート、魔王パートと各パートの主要な登場人物が明確に関わる事は今までありませんでしたが、ついに蜘蛛子さんと魔王アリエルが出会ってしまった!

この出会いが物語において大きく関わってくるのは間違いない!

スキルでの《魔王》は蜘蛛子さんも持っていますが、称号での『魔王』はアリエルのみ!

圧倒的な強さを誇る魔王アリエルに対して、蜘蛛子さんが取る手段とは?

非常に気になる終わり方でしたね!

あと、体をバラバラにされた蜘蛛子さんでしたけど、《不死》があって良かったね(笑)

あれなきゃ今回の話で終了だったもんね

ちなみに、このシーンで「マザーが頂点だと勘違いしていた」と元魔法担当一号は言っていますが、もう一つ蜘蛛子さんは勘違いしていました

それはDが言っていた”彼女

蜘蛛子さんはこの時、それはマザーのことだと思っていますがそれは違います

Dが言っていた彼女というのは、魔王アリエルのこと

”彼女に勝てることを祈っていますよ”

この力量差を知っていながら、蜘蛛子さんとアリエルの戦闘を楽しみにしている底意地の悪さ

本当に娯楽に興じている邪神はタチが悪い…

まとめ

多くの謎が解明されながらも、また新たな謎が生まれた16話

その謎を残しつつも、蜘蛛子さんの元にやってきた魔王アリエルやエルロー大迷宮に足を踏み入れたシュンたちなど3つのパートも大きく動き始めましたね!

2クール目に入ってほぼ毎話何かしらの大きな進展がある「蜘蛛ですが、なにか?」

まだまだ楽しんで行けそうです!

そして、次回17話は「私、なにしてる?」

体をバラバラにされながらも《不死》によって生きている蜘蛛子さん

という事は、今の状態は頭だけ

その状態でどうするのか?

また、人間パートもバスガスさんの過去が語られるかな?(これは予想)

それでは、今回はこの辺で!

また会いましょう

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