どうもウハルです!
今回は「蜘蛛ですが、なにか?」10話の感想&解説をしていきます!
今回は人間パートがメインでしたが、いつもと違うのは人間視点の「私」(蜘蛛子)が描かれていた事
なんだかんだでアニメで蜘蛛子さん視点と人間視点が同じ時間軸で描かれたのは今回が初!
いつもの可愛らしい顔の蜘蛛子さんではなく、リアルよりの蜘蛛子さんは新鮮でした(笑)
そして、人と言う比較対象が現れたおかげで、その圧倒的な強さも垣間見えた今回の話でした
その辺りも含めながら「蜘蛛ですが、なにか?」10話の感想&解説をしていきます!
なお、現在原作3巻まで既読済みなのでアニメで描かれていなかった内容も交えつつ感想と解説をしていきます!
また、9話「アイキャントスピーク、イセカイゴ?」に関しても感想&解説を語っていますのでよろしければ是非!
9話感想&解説
蜘蛛ですが、なにか? 10話「このじじい、誰?」
管理者Dがとんでもなくヤバい奴なのはわかった。 でも、今は考えても仕方ない! 「私」は上層を目指して前へ進む。たくさん食べて、マイホームを作る夢を見ながら。 一方、王国は魔族軍の猛攻によって窮地に陥っていた。
TVアニメ「蜘蛛ですが、なにか?」公式サイトより
もしも、どの動画配信サイトで見ようか悩んでいるという方は、以前動画配信サービスのまとめ記事を書いていますのでご参考ください
サービスによっては画像付きで登録方法や実際に使ってみての感想も語っています
動画配信サービス記事
原作だとどの範囲?
- 原作3巻
- 6 中層攻略完了
- 10 将来迷宮の悪夢なんて厨二ネームで呼ばれるようになることをまだ私は知らない
- 原作3巻
- S1 新勇者
- 間章 迷宮の悪夢
10話「このじじい、誰?」は原作だとこの範囲になります
それぞれのパートごとに分けさせていただき、原作巻数、章数、タイトル名を書かせて頂きました
原作をこれから買おうと思っている方や現状持っている方の参考になれば幸いです
蜘蛛ですが、なにか? 10話感想&解説
中層攻略完了!
管理者Dと遭遇し、その存在を《並列意思》同士で考察しながら中層を進む蜘蛛子さん
スマホの登場、流暢な日本語など管理者Dから日本との関りを強く感じたことから「地球と異世界を繋いでいるのでは?」と考えます
それならば異世界に転生した理由も知っているのではないかと考えますが、現状では手の打ちようがないため、とりあえず「今出来る事をする!」という事で、強くなることを優先していきます
その一つとしてスキル《空間魔法》を取得することにしました
そんな会話を《並列意思》としつつ、中層を進んだ先で、とうとう上層へと至る道を見つけます
実に長い道のりだった!
3話で人間に追われて下層に落ち、5話のラストで中層に突入したと思ったらまさかのマグマ、そして9話でやっと上層に戻ってくる
その間出会った魔物は激マズの虫、食料用のトカゲ、猿の軍勢、タツノオトシゴ、なまず、うなぎ、地竜アラバ、地龍カグナ、火龍レンド
2度の進化や多くのスキルの獲得、管理者Dとの遭遇など、蜘蛛子さん自身に多くの経験と知識を与えた中層&下層の攻略も無事終了!
次の目標は「エルロー大迷宮の脱出」ですかね(笑)
ユリウスの死
前回、人族vs魔族の戦争が起こっている中で、『勇者』の称号を受け継いだシュン
その事実は国王である父の耳にも届き、父から呼び出されたシュンは王城に戻ってきていました
「『勇者』の称号が引き継がれた事実=ユリウスの死」と言うのは、この世界に於いて一つの真実であり、それを知っているシュンや国王は悲しみます
悲しみに暮れるシュンを第三王子であるレストンは慰めますが、第一王子であるサイリスは王族としての立場から、「今後の方針について話し合うべきだ」と語ります
悲しみに暮れる時間も与えないサイリスにレストンは異議を唱えますが、父である前に国王としての責務を果たす為に国王は自身の感情を抑えつつ、今後の事を相談し始めます
その最中に一人の兵士から戦況報告が入り、「クソリオン砦が壊滅した」と言う報せを受けます
クソリオン砦はユリウスがいた場所でしたが、クイーンタラテクトの攻撃を受け、行方不明の状態となっていました
その他の砦も魔族からの甚大な被害を受けていましたが、唯一”人族最強の魔法使い”と呼ばれるロナント老がいた砦のみ勝利を収めることが出来ました
一通りの報告を終えた兵士は部屋を退出し、国王はシュンに「学園を去り、『勇者』としての覚悟を決める準備をしておけ」と告げます
「ユリウスの死」と言うのは揺るがぬ事実なんでしょうね
尊敬する兄が死んでしまった事に対して、悲しむシュンと国王
その悲しみを押し殺しながら、責務を全うしようとする国王はさすがでしたね
ちなみに、2点ほど補足説明
1点目が、ここで登場した第一王子・サイリスと第三王子・レストン
彼らの事が特に語られていなかったので少しだけ紹介します
と言っても、原作で語られていたシュン目線での紹介になります
- サイリス(第一王子)
- 人前でほとんど笑わず、いつも仏頂面で仕事に没頭している。シュンは苦手なタイプ。
- レストン(第三王子)
- シュンの一つ上の兄であり、ユリウスの次に気の合う兄弟。とても気さく。
これに関しては、今回のアニメでの登場シーンを見る限りでも伝わってきますね
2点目が、《勇者》の称号がシュンに引き継がれた理由
実は、《勇者》の称号を得られる条件と言うのは明確に決まっていません(原作3巻時点では)
前回は王族であるユリウスが称号を得ていましたが、特に身分が関係するといった事はなく、清廉な性格の持ち主が選ばれやすいと言われているそうですが、それも定かではない
シュンが引き継がれた理由自体は分かりませんが、普通に考えて管理者Dの仕業だと考えるのが妥当だと思います
理由としては「こうした方が、後々面白くなりそうだから」と言ったところでしょうかね
同じ転生者同士で戦わせて、楽しもうとしているような気がしてなりません
15年前の『迷宮の悪夢』との出会い
砦にたたずむ一人の老人
彼こそが”人族最強の魔法使い”であるロナントその人でした
彼の活躍により砦の被害が抑えられ、魔族との戦いも勝利を収められたと語る兵士でしたが、ロナントは鼻で笑います
人の出来る事の限界を知っている彼は、15年前に出会った『迷宮の悪夢』について語り始めました
15年前に「蜘蛛の魔物の討伐」を任せられたロナントはブイリムス率いる複数人の兵士と案内係と一緒にエルロー大迷宮に来ていました
当時は自分の強さから自信に満ち溢れており、”負ける”という事など考えてもいませんでした
大迷宮の探索をし、蜘蛛の魔物の住みかと思われる場所に到着するもそこに魔物はおらず、さらに奥に進もうとすると兵士の一人が蜘蛛の糸に掛かり身動きが取れなくなります
それを救い出すため、ロナントが蜘蛛の弱点である火の魔法を使うも焼き切れず、仕方なくさらに強めの火の魔法を使って糸を焼き切ります
さらに奥の中層への入り口付近に進むと、先程の火は思ったより強く、魔物の住処と思われる場所にも火の手が回っていました
そして、その住処には魔物が作ったとは思えない造形物が散乱し、不審に感じていたロナント
その時、討伐対象である蜘蛛の魔物『ゾア・エレ』が現れました
リアル蜘蛛子さん登場!
人目線だとやっぱり可愛くない(笑)
あの可愛さを見るには、蜘蛛子さんパートで楽しむしかなさそうです
そして「蜘蛛子さん=迷宮の悪夢」と言うのが分かりましたが、そうすると6話「勇者と、魔王?」にて登場した『悪夢の残滓』は蜘蛛子さんが残して言ったものという事になりますね
現状、複数体に分裂、または複製体を作成するようなスキルは取得していないので、今後それに関係するスキルまたは称号を獲得するという事になりそうです
さらに、この時の『悪夢の残滓』があらわにしていた勇者への敵意
それも蜘蛛子さんの影響と考えると、蜘蛛子さんvs勇者という構図は不可避になりそうです
というか、この15年で蜘蛛子さんに何が起きるんだ?
ちなみに、この時かなり怒りをあらわにしていた蜘蛛子さん
「マイホームを燃やされたから」や「いきなり攻撃を仕掛けられたから」と言うのは終盤で語られますが、「過去に人族にマイホームを燃やされた経験があったから」と言うのも理由の一つとなっています
あの時は逃げるしか出来ませんでしたが、今は”誇り”を守れるだけの強さを手に入れていました
それにも関わらず、留守の間に再び”誇り”を燃やされたので怒っていたんですね
圧倒的な力の差
突如現れた蜘蛛の魔物『ゾア・エレ』と対峙することになったロナント一行
その姿を目の当たりにしたロナントは驚愕します
その魔物は通常ではありえない状態で複数のスキルを自身に多重発動させ、さらに魔物が使うことなどあり得ないスキル《鑑定》を使用してきました
その上、ロナントも魔物を《鑑定》した所、凄まじいステータスに膨大なスキル量を保有していました
極めつけは、その膨大なスキルの中にあった《魔導の極み》
あまりの強さと見た事も聞いた事も無いスキルを持つ魔物にロナントは狂乱します
精神状態が不安定なロナントをブイリムスが正気に戻したものの、ブイリムスにもその魔物の強さを感じ取ることが出来、撤退を指示しますが、恐怖におびえた兵士たちにその声は届かず、先行した数名が理由も分からず倒れました
「ただ見ていただけ」にしか見えなかったブイリムスとロナントでしたが、一刻も早くこの場から去るためロナントは大規模転移魔法の準備を始めます
その時間稼ぎの為に、ブイリムスと召喚した魔物複数体、そして残った兵士で『ゾア・エレ』に攻撃を仕掛けますがどれも無に還ると同時に、召喚獣と兵士たちが一方的に続々と倒れ、残りはブイリムスとロナントの二人のみとなってしまいました
転移魔法が整い発動しようとした瞬間、『ゾア・エレ』からの暗黒の槍の魔法によって攻撃を受け、ロナントは右腕を、ブイリムスは脇腹の一部が吹き飛びました
瀕死の重傷を負った二人ですが、なんとか魔法を発動させ、その場から逃げることに成功しました
戻ってきた二人は何とか回復魔法にて一命を取り留めることが出来ました
15年前の出来事を語り終えたロナントは、「何もできなかった自分」への無力感を痛感し、人の限界をその時に知りました
『迷宮の悪夢』と言われたその蜘蛛の魔物をロナントは「あの方」と呼び、クソリオン砦に現れたクイーンタラテクトも蜘蛛の魔物だという情報を関連付け、その動きに思考を巡らせるのでした
改めて思いましたが
蜘蛛子さんめっちゃ強い!
今まで見てきた私達であれば蜘蛛子さんのそれぞれの攻撃方法が分かっていますが、何も知らない状態だとここまで恐怖する魔物だったのだと改めて感じましたね
でも考えてみるとそりゃそうですよね
だって、こっちはどんどんやられていくのに相手は「ただ見ているだけ」のようにしか見えず、どんな攻撃を受け、何をされているのか全く分からない
その為、対処方法も分からなければ、攻撃する事も逃げることすらも出来ない
正直な話、詰んでますね
ゲームならやり直しがきくかもしれませんが、これはあくまでリアル
死ねば終わりの彼らにとっては恐怖以外の何ものでもないでしょうね。ロナントは別の感情を抱いたみたいですが
ちなみに、アニメでは語られていませんでしたが、蜘蛛子さんが使っていた複数のスキルの多重発動ですが、効率のいいレベルアップの為に自分で自分に邪眼系スキルを掛けていたというのもあります
現状、3つの邪眼系スキル《麻痺》《呪怨》《重》を持っていますが、それを発動させることで使用時の経験値を稼ぎつつ、自身でダメージを喰らう事で耐性値を上げるという事をしていたんですね
ダメージに関しては5話にて《HP自動回復》を取得していたので、その回復量を上回らないダメージを喰らう分には死ぬことはありません
新たな進化〈エデ・サイネ〉&禁忌カンスト
食料調達の間にマイホームを燃やされた蜘蛛子さんは激怒し、人間を撃退することに成功
逃げた人間にスキル《叡智》の能力の一つ「マーキング」をしておくという周到さも見せつつ、人間との戦闘で得た経験値によってレベルアップしていました
その結果、次の進化である『エデ・サイネ』へと進化可能なレベルに達しました
進化条件:ゾア・エレ LV.20:説明:死の象徴とも言われ恐れられる、小型の蜘蛛型の魔物。非常に高い戦闘能力と隠密性を持つ
【死の象徴】という文言に魔王感を感じ、テンションが上がりながら進化を選択
しかし、進化が始まろうとしたと同時にスキル《禁忌》もLV10になってしまいました
《禁忌》がカンストしたことを知りつつも、進化によって気を失ってしまった蜘蛛子さん
さらに、天の声(仮)からもう一つの声が聞こえてきます
〈情報インストール中です。〉
TVアニメ「蜘蛛ですが、なにか?」10話より
《並列意思》との漫才みたいなやり取りの面白さは置いておいて、ついに次の進化!
『ゾア・エレ』は【不吉の象徴】でしたが、『エデ・サイネ』はさらに上の【死の象徴】
【死の象徴】とも言われるほどの魔物に進化出来るとなれば、そりゃテンションも上がりますよね(笑)
そして、得体の知れないスキルの一つだった《禁忌》がついにカンストしてしまった蜘蛛子さん
5話にてユーリが「《禁忌》を持っている者は、生きている価値が無い」とまで言うこのスキルがカンストしてしまった事がどう影響するのか?
そして、最後の〈情報インストール中です。〉が意味する事とは?
新たな展開を迎える蜘蛛子さんはどう立ち回っていくのか
今後の活躍に期待ですね!
まとめ
今回は、同タイミングでの蜘蛛子さん視点&人間視点が描かれた珍しい回
リアル蜘蛛子さんの姿を見せつつも、この世界に於ける強さもはっきりとした話でしたね
蜘蛛子さんは人間とであればかなりの強さを誇っていますが、今いる場所は強敵蠢く「エルロー大迷宮」
さらなる強さを得て、サバイバルをどう生き抜いていくのか楽しみですね!
そして、11話は「次回、決戦?」
話の流れとタイトルを考えると、次回は蜘蛛子さんに悔しい思いをさせたあの龍との直接対決ですかね?
激闘が予想される戦いに期待大です!
※11話が放送されましたのでその感想&解説を語りました
それでは、今回はこの辺で!
また会いましょう