どうもウハルです!
今回は〈物語〉シリーズのオフ&モンスターシーズン『忍物語』の「しのぶマスタード 其ノ壹」の感想&解説を語っていきたいと思います!
ついに始まったモンスターシーズン!
これまで放送されてきた『愚物語』『撫物語』『業物語』はオフシーズンと呼ばれるシリーズ作品になっており、「オフ」とついているように”彼”が登場することは一切ありませんでした…
だがしかし!
やっと我らが阿良々木暦が登場!!
いったいどれほどの〈物語〉シリーズ好きが彼の登場を待ちわびていた事か!
私自身もそんな待ちわびていた人間の一人で、久しぶりに聞く阿良々木くんの語りに大興奮してしまいましたよね(笑)
さらに、今回の『忍物語』から始まるモンスターシーズンは阿良々木暦の大学生編と銘打たれ、高校時代とはまた違った色合いの事件に巻き込まれていくシリーズ作品になります
そういった意味合いもあってか、今回の「しのぶマスタード」は暗号の登場や時系列の説明など、ミステリー色が強めの印象がありました
だからこそ、ガッツリと世界観に入り込みつつ、今回起きた事件の謎を阿良々木くんと一緒に追っていけるのは非常に面白かったですね!
ということで今回は、そんなモンスターシーズン1作目『忍物語』「しのぶマスタード 其ノ壹」の感想と解説を語っていきたいと思います!
また、今回の「しのぶマスタード 其ノ壹」の放送後に公開されたエンディング主題歌『UNDEAD』のミュージックビデオについても語っていますので、是非最後まで読んでいってくださいね!
なお、これまで放送された『愚物語』『撫物語』『業物語』も各話感想&解説を語らせていただきましたので、興味があれば是非!
また、〈物語〉シリーズのアニメや原作小説についてまとめた記事もありますので、他の〈物語〉シリーズ作品に触れてみたいと感じた方はそちらも参考にしてみて下さいね
『忍物語』とは?
『忍物語』原作情報&アニメ化章数
”たまには縁も縁もない女子を助けてみるのも乙だろう”
直江津高校の女子生徒が、相次いで失踪する事件が発生した。ミイラ化した状態で発見された少女達の首筋には、特徴的な傷跡があって・・・?大学一年生になった阿良々木暦は、犯人を突き止めるべく走り出す!
青春は、眩しいだけだと思ってた?原作『忍物語』巻末より引用
今回アニメ化した『忍物語』はシリーズ通巻23冊目のシリーズ作品になり、〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズンと銘打って放送された今回のアニメにおける唯一のモンスターシーズンに分類される作品です
そのモンスターシーズンとして原作小説では一冊目として刊行された『忍物語』は「しのぶマスタード」のみが収録された内容となっており、全50章に分けられて書かれています
その内、今回放送された「しのぶマスタード 其ノ壹」は原作の1章から8章までがアニメ化された形になります
「しのぶマスタード 其ノ壹」あらすじ
臥煙伊豆湖に連れられて病院へやって来た阿良々木暦。彼が目にしたのは、ベッドに横たえられていた木乃伊だった。しかも木乃伊は二体いて、そのどちらも生きているという。事件の解決を目指す二人のもとに、新たな木乃伊が発見されたという報告が上がってくる。
001~008
『忍物語』予告PV
『忍物語』「しのぶマスタード 其ノ壹」感想&解説
貼交帰依は渇望する
貼交帰依(はりまぜきえ)は私立直江津高校に入学し、さらには女子バスケットボール部に入部したことを後悔していました
偏差値の高い進学校だからこそ勉強についていくのに必死だというのもありますが、なにより女子バスケットボール部の過去の栄光に囚われた悪しき伝統が、貼交の心も体も疲労させる要因となっていました
スパルタ式の練習に、連帯感の強さからくる連帯責任
辞めたくても辞められない。厳密に言えば、辞めたことによってチームのみんなに与えてしまう影響を考えると、自主的に辞めることが躊躇われ、そして、間違っていると思ってはいても自分がその伝統を途絶えさせる原因にはなりたくありませんでした
そんなことを考えながら練習を終え、暗くなった時間にスマートフォンを見ながら下校する貼交
彼女はここ最近は何回も何日も、事件や事故に巻き込まれ、大怪我をしてでも部活を辞める理由が欲しいと考えるほどになっていました
そして、事件や事故でなくても、たとえば”妖怪変化”でもいいから自分を襲う何者かが現れることを願い続けた彼女でしたが、そんな彼女が三叉路に差し掛かった時、ふいに声を掛けられます
この国に来てつくづく思うが……、『いただきます』って挨拶ほど、いただけねえ文句はねえよなあ……、ごちそうさまって挨拶なんて、まるでお粗末だぜ。
俺様は、デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスター。決死にして必死にして万死の吸血鬼だ。
真正面から声を掛けられた貼交は、やっとスマートフォンから顔を上げ、希望が叶い、絶望も叶ったその瞬間を喜ぶのでした
感想&解説
ついに開幕する〈物語〉シリーズのモンスターシーズンですが、冒頭は新キャラである貼交帰依とスーサイドマスターの登場から始まりましたね
これに関しては原作通りではあるので、冒頭から登場する貼交は誰が演じられるのか気になっていましたが、小松未可子さんが担当されるようですね
かなり僅かな時間の登場なので、キャラと合ってる合ってないの判断はまだ難しいですが、貼交はかなり今回の物語の鍵になる人物ではあるので、その点における演技の安心感は十分に感じられるキャスティングだと思います
そして、前回の『業物語』「あせろらボナペティ」より再び登場のスーサイドマスター!
彼女もほんの僅かな時間の登場になりましたが、それでも見せつけてくるような圧倒的な存在感はさすがは最年長の吸血鬼といった感じでしたね
二人の出会いから始まった『忍物語』
奇怪にして奇妙な事件の幕開けです
ここでの解説は原作から1つしていきます
貼交は下校中に夜道にスマートフォンを見ながら下校していましたが、これは決してバスケ部のスケジュールを確認して憂鬱になりたかったとか、一人で暇だから見ていたといった理由ではありません
貼交が夜道にスマートフォンを見ていた理由は、暴漢に襲われやすくするためです
たしかに暗い中で光り輝くスマートフォンの明かりはこれ以上ないほどに目印としての役割を果たしていますが、それが暴漢に向けてというのが、貼交はどこまで精神的に追い込まれていたかが分かるような気がしますね
ちなみにですが、貼交は結果的に怪異に襲われても暴漢に襲われることはありませんでしたが、そもそも阿良々木くんたちが住むこの街はめちゃくちゃ治安がいいです
どれくらい治安がいいかと言うと、留守にしていても鍵がいらない級の治安の良さです
これは本編ではなく、ドラマCD『佰物語』に収録されている「不良」にて語られている内容になり、それだけ治安が良ければ住んでいる人にとっては安心ではありますが、貼交にとっては絶望的な希望だったのかもしれませんね
ミイラ化した女子高生
画像出典:〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン公式サイトより
阿良々木暦は臥煙伊豆湖の呼び出しを受けて、直江津総合病院にやってきました
そこの病院の一室にて待っていた臥煙伊豆湖は、目の前にいる患者の見解を阿良々木くんに求めるように質問してきます
阿良々木くんがベッドに横たわっている患者に目を向けると、そこには患者衣を着た”ミイラ”がいました
全身干からびており、明らかに生きているとは思えなかったミイラでしたが、臥煙伊豆湖曰く、どうやらこのミイラは生きているらしい
それを確かめる為に、阿良々木くんが目の前のミイラの手首に触れると、たしかに脈を打っているのが感じられました
目の前のミイラとなっている彼女の名前は貼交帰依という直江津高校に通う女子生徒らしく、さらに吸血鬼に襲われ、吸血鬼化に失敗した結果、このような姿になったということを臥煙伊豆湖から聞きました
そして、ミイラ化している女子高生はもう一人いることも阿良々木くんは知らされます
もう一人の患者は本能あぶり(ほんのうあぶり)といい、同じく直江津高校に通う女子学生で、臥煙伊豆湖が語るには、本能あぶりは貼交帰依が襲われた翌日に、自宅のベッドでミイラ化しているのが発見されたということでした
- 一昨日、貼交帰依のミイラが発見される
- 昨日、本能あぶりのミイラが発見される
一日一人のハイペースに驚く阿良々木くんでしたが、あくまで発見されたのは一人ずつなだけで、もしかしたら大量のミイラが発見されていないだけかもしれないと臥煙伊豆湖は話します
そこまで聞いた時に、阿良々木くんは自身が呼び出された理由が、影の中に潜む吸血鬼である忍が疑われているのではないかと感じ、そのまま質問しますがどうやら違う様子
臥煙伊豆湖が阿良々木くんを呼んだのは、土地勘のある彼に助力を求めたというのが理由のようでした
さらに言えば、臥煙伊豆湖こそ今回の事件に関しては阿良々木くんに頼りたい局面であり、その為に影縫余弦を呼び戻すほどの事態になっていることも話しました
しかし、影縫余弦が戻ってくるにはどれだけ急いでも数日は掛かり、その日数は被害者の数とも繋がってしまうため、すぐにでも動ける阿良々木くんに手伝ってほしいというのが今回呼び出した理由でもありました
それを聞いた阿良々木くんは、まず影縫余弦のパートナーである斧乃木余接にも報せた方が良いのではないかと考えますが、しかしどうやら余接は別件で動いており、それは阿良々木くんには内緒の仕事とのことらしい
さらに臥煙伊豆湖は、今回の件を手伝ってくれるのであれば、大学卒業までの4年間は阿良々木くんの前に現れないし、連絡も取らないと約束しました
阿良々木くんはその魅力的なリターンに惹かれ、今回の件を手伝うことに決めます
無事に協力を得られた臥煙伊豆湖でしたが、そのタイミングで彼女に一本の電話が入りますが、それはどうやら残念なお知らせだったようです
残念なお知らせだ、こよみん。三人目の被害者が発見された。やはり直江津高校の女子生徒だ。
感想&解説
ついに阿良々木暦が登場!
〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズンが始まって実に9話目にして初登場になるんですが、ここまで出番を引っ張られる主人公と言うのも中々いない気がします(笑)
だからこそ、このモンスターシーズンである『忍物語』を待っていたとも言えますが、やはり彼が登場すると、改めて〈物語〉シリーズが帰ってきたなと感じれて良いですね
そんなお久しぶりの登場の彼ですが、今回は自らが関わる怪異絡みの事件というわけではなく、臥煙伊豆湖から依頼されたものと今までとは少し趣向が変わってくるものになってきます
しかも女子高生がミイラ化する事件なんて結構な大事ですし、そこに吸血鬼が絡んでくるとなるとさらに動かざるを得ない状況であるとも思えてきます
阿良々木くんがこの事件をどう解決へと導いていくのか今後に期待ですね
ここでの解説は原作から1つと臥煙伊豆湖のセリフから2つです
まず原作からですが、今回登場したミイラは生きており、それを確かめる為に阿良々木くんは手首から脈を確認しましたが、実は吸血鬼に血を吸われたということもあり、このミイラの体内に血は流れていません
ミイラの体内に流れているのは空気で、その状態で心臓が動いているらしいんですが、その辺の理屈とかは原作でも描かれていないので、何とも言えないのが正直なところです
次に臥煙伊豆湖のセリフですが、まず1つ目は今回阿良々木くんに協力を仰ぐ際に、臥煙伊豆湖は「影縫余弦を呼び戻す手配をしている」と言っていましたが、実はこれはかなりの大事だったりします
なんなら、阿良々木くんにとっては二体連続でミイラを見た事よりも驚くべき事柄でした
この部分はアニメでは描かれてはいませんでしたが、原作だと阿良々木くんがそれについて触れています
「え……影縫さんを?」
そこまで驚くことではないのかもしれない。だが、僕はこれ以上なく驚いた――二体連続で木乃伊を見せられるよりも驚いた。少なくとも、臥煙さんが見込んだ以上の効果が、その発言にはあった。
余弦の奴を呼び戻す。
確かに影縫さん、影縫余弦さんは、不死身の怪異を専門とする陰陽師だけれど、しかし彼女は真っ当な専門家とは言い難い。どころか、この世で一番、道から外れた専門家である――以前、僕が高校生だった頃、臥煙さんと仕事をご一緒したときには、あれもあれで不死身の怪異がからむ、かなりの危機的状況だったにもかかわらず、臥煙さんは頑なに影縫さんを頼ろうとはしなかった。
すなわち今回の事態はあれ以上だと、臥煙さんは読んでいるわけだ。原作『忍物語』より引用
ここで言う”あれ以上”というのは、『終物語』「しのぶメイル」での死屍累生死郎の一件ですね
阿良々木くんが死屍累生死郎の捜索を臥煙伊豆湖から頼まれた時に、「誰をおいても呼ぶべきなのは影縫さんなのでは?」と質問したんですが、臥煙伊豆湖は「あいつは制御できない。一生『髀肉の嘆(ひにくのたん)』を囲っていてもらいたい」と決して影縫を呼ぼうとはしなかったんですよね
『髀肉の嘆』とはいわゆる、本人が持つその実力や手腕が日の目を見ることが無いことを嘆くことを言いますが、臥煙伊豆湖にそこまで言わしめた影縫を呼び戻すということは、今回の事件は自身のその主張を変えなければならないほどの事件だということの証でもあります
それを知っていたからこそ、阿良々木くんは臥煙伊豆湖の言動に驚きを覚えたというわけですね
次に臥煙伊豆湖のセリフについての2つ目ですが、ここのパートで「余接は別件の仕事中」という話をしていますが、それは千石撫子関連の仕事になります
前回の『撫物語』の終盤で千石撫子は臥煙伊豆湖の仕事を手伝うことになりましたが、それ繋がりですね
この仕事に関しては今回の〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズンで描かれることは無さそうですが、その後に続くシリーズ作品ではバッチリその仕事の内容が描かれています
千石撫子関連の仕事が描かれたエピソードを羅列するとこんな感じですね
- 『宵物語』「まよいスネイク」
- 『余物語』「よつぎシャドウ」
- 『扇物語』「おうぎフライト」
- 『死物語(下)』「なでこアラウンド」
①~③は短編、④は一冊丸々使ったエピソードになります
読む順番としても羅列通りになるので、気になる方は読んでみても良いと思いますよ
ちなみに、④の『死物語(下)』に関してはネタバレを大いに含みますが、感想を書いたことがあるので興味があれば是非
三人目の被害者と暗号
画像出典:〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン公式サイトより
三人目の被害者の発見の連絡を受けて、阿良々木くんと臥煙伊豆湖はそのミイラが発見された掘っ立て小屋までやってきました
室内に無造作に横たわっているミイラは直江津高校の制服を着ており、二人の被害者同様、直江津高校の女子生徒のようでした
阿良々木くんは目の前のミイラが生きているかどうかを確認するため、病院の時と同様に手首の脈を取ろうと近づくと、突然、臥煙伊豆湖が大声を出し、それと同時に目の前のミイラが襲い掛かってきました
間一髪で攻撃を防ぎ、臥煙伊豆湖が閉め切っていた部屋のカーテンを開けて陽の光を入れたことでミイラは動かなくなりましたが、自分の不注意さに阿良々木くんは臥煙伊豆湖に謝罪します
しかし、臥煙伊豆湖は逆にお手柄だったと阿良々木くんを褒め、目の前のミイラの正体を明かしました
ミイラの女子高生の名前は口本教実(くちもときょうみ)と言い、直江津高校に通う女子学生であり、そして彼女は阿良々木くんを襲う際に手に握りしめていた単語帳を落としたらしく、臥煙伊豆湖はその発見の功績を称えて阿良々木くんを褒めたようでした
臥煙伊豆湖はその単語帳を阿良々木くんへと放り投げ、それを受け取った阿良々木くんが単語帳を開くと、そこには「B777Q」というアルファベットと数字が書かれていました
その文字の意味は全く分からなかったものの、その解読に関してはひとつの考えがあった阿良々木くんはこの単語帳を少しの間借りることにします
そして、臥煙伊豆湖は三人目の被害者である口本教実のスマートフォンについているストラップは、二人目の被害者の本能あぶりも似たようなものを付けていたことに目を付け、被害者同士の繋がりを探ることにしました
阿良々木くんは暗号を、臥煙伊豆湖は被害者同士の繋がりを調べるため、一度別行動を取ることとなりました
感想&解説
事件性という意味合いでも今回の物語は、今までとは毛色が違う感じがしていましたが、暗号や被害者同士の繋がりを探るという部分が登場することによって非常にミステリー色が強くなった印象がありました
この作品に関しては予想外の展開というのは多々見られる部分ではありましたが、こういう謎解きのような部分が押し出されてくるのは『終物語』の「おうぎフォミュラー」や「そだちロスト」以来のような気もします
ただ、この後すぐにその謎も明かされてしまうことを考えると、西尾維新先生自身はそこまでこの物語にミステリー色を求めて書いていないのかもしれませんね(笑)
もしも、アニメを見る前にこの感想を見ているという奇特な方がいるのであれば、先に進む前に一度「B777Q」の暗号について考えてみるのも良いかもしれませんね
一応、この暗号を完全に解くためにはもう一つのヒントが必要ではあるんですが、それを抜きにしても自分だったらこの暗号に関しは100年あっても解読できないだろうなと感じるような内容でしたね
ここでの解説は原作から1つです
阿良々木くんと臥煙伊豆湖は三人目の被害者の元に向かうために、阿良々木くんのニュービートルに乗って行きましたが、実はこの時、何でも知っているお姉さんである臥煙伊豆湖ですら知りたくなかったやり取りが繰り広げられていました
それは阿良々木くんのニュービートルの助手席には忍用のチャイルドシートが設置してあったことです
助手席にチャイルドシートがあったので、臥煙伊豆湖は後部座席に乗って現場まで向かったんですが、その時のやり取りは中々面白かったですね
臥「忍ちゃんって、見た目、八歳くらいじゃなかったっけ……?完全体モードは比べるべくもないにしたって、チャイルドシートに座るには、ちょっと育ってるんじゃないのかい?」
阿「ちょっと育ってる子供が、チャイルドシートに窮屈そうにぎゅっと座っている感じが、僕は好きなんですよ」
臥「ふうん……、それ、あんまり人に言わないほうがいいよ、こよみん。なんでも知ってるおねーさんも知りたくはなかったよ」原作『忍物語』より引用
これを知って一体どれほどの人がドン引きするかどうかは定かではありませんが、阿良々木くんの特殊性癖はもはやこの〈物語〉シリーズにおいて通常運転ではあるので、こちらとしては慣れたもんですw
それでもあの臥煙伊豆湖を引かせるほどの情報って、阿良々木くんはかなりの大物なのかもしれないとも感じてしまった描写ですね
食飼命日子が解いた暗号とそこから浮上した名前
臥煙伊豆湖と分かれた阿良々木くんは、単語帳を持って自身が現在通っている曲直瀬(まなせ)大学へとやってきました
そこに来た目的は暗号を解いてもらうために、怪異とは無縁であり、同じ数学科に通うこの大学で出来た新たな友人の食飼命日子(はむかいめにこ)に会うためでした
命日子は阿良々木くんの予想通りの場所にいて、軽く挨拶を交わした後、彼女に単語帳を見せると、「B777Q」の裏面に「231」という数字が書かれていることに気が付きます
そして命日子は、「わたしより賢い阿良々木ちゃんが、どうしてこの程度の暗号も解けないのか、わかんない」と早々に暗号を解いたようなことを言いました
その解説を聞いた阿良々木くんはそのまま臥煙伊豆湖がいる直江津総合病院へと戻り、口本教実の病室へと向かいました
臥煙伊豆湖は阿良々木くんが離れている間にどうやら不都合があったみたいですが、それを聞く前に阿良々木くんの解説を聞くことにしました
阿良々木くんが命日子から聞いた「B777Q」の解読法とは以下の通りです
- まず「B」「777」「Q」の三つに分解し、「B」と「Q」を小文字の「b」と「q」に変換する
- 逆さになっているが形が同じのこの二つをアラビア数字でも似たような形をしている「6」と「9」に置き換え、「67779」という数字を作る
- この「67779」は三つの素数に分解することが出来、「67」「7」「79」となる
- 今度は数字をアルファベットに変換するために、それぞれの素数の順番をアルファベットの順番に置き換える
- すると「67」は最初の素数から数えて19番目、「7」は4番目、「79」は22番目の素数となり、アルファベットならAから数えて19番目の「S」、4番目の「D」、22番目の「V」を示している
- そこから「67/7/79」は「S/D/V」ということになり、裏面に書いてあった「2/3/1」の順番に並び替える
- 「①S/②D/③V」を「2/3/1」に並び替えると「②D/③V/①S」となり、これがこの暗号の解となる
命日子自身は暗号の解き方は分かっても、この「DVS」の意味までは分かりませんでしたが、それは阿良々木くんも同じことでした
しかし、ここまでの解説を聞いた臥煙伊豆湖は何かを察したらしく、この「DVS」という英語の羅列はイニシャルだと話します
「DVS」=「Deathtopia・Virtuoso・Suicidemaster(デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスター)」
その名前に聞き覚えのない阿良々木くんでしたが、臥煙伊豆湖はそれ以上説明することもなく、阿良々木くんにお礼を言った後、今度は先程言っていた不都合なことについて話し始めました
ストラップの件から直江津高校という共通点以外にも繋がりがあるのではないかと探っていた臥煙伊豆湖は、その繋がりを発見し、今回襲われた被害者たちは女子バスケットボール部に所属していたことが分かりました
かつて、神原駿河が所属していたその部活との関連性が分かったものの、臥煙伊豆湖は神原と関わるわけにはいかず、そこに不都合が生じてはいましたが、阿良々木くんが手伝ってくれている今回は、そういった意味では声を掛けておいて正解でした
神原から話を聞くために阿良々木くんが手はずを考えていると、臥煙伊豆湖は被害者の繋がり以外にも分かった新たな情報を教えてくれました
その情報というのは発見された順番と被害に遭った順番が違ったということ
3番目に発見された口本教実は昨日の未明に襲われており、彼女は1番目に発見された貼交帰依が一昨日の夜に襲われた後にそのまま被害にあっていたことが調べた結果分かったと臥煙伊豆湖は話しました
発見順
- 貼交帰依のミイラ
- 本能あぶりのミイラ
- 口本教実のミイラ
被害順
- 一昨日の夜、貼交帰依が襲われる
- その未明に、口本教実が襲われる
- 昨日の夜、本能あぶりが襲われる
一日一人のハイペースどころの話ではなかったことはやはり良い報告とは言えませんでしたが、阿良々木くんはとりあえず神原の元に向かうことを臥煙伊豆湖に伝えて、病院を後にしました
感想&解説
いきなり次章で暗号の解読がなされましたが、原作を読んでいた時から思っていたことを改めて言うのであれば、「いやいや分かるかーい!」ってことですね(笑)
もしかしたら阿良々木くんが言うように数学科に通うような理系の人は察しも付いたかもしれませんが、そうでない私としては最後の方の答えを聞くまで全く意味が分かりませんでしたね
理数系、恐るべし……
そして、ここのパートで最も注目すべきは食飼命日子の登場でしょう!
彼女のキャラデザは例によって例の如く原作では特に描かれていないのでどうなるか気になっていたんですが、かなり可愛い感じになっていたので驚きました
さらに、命日子の声を担当したのは麻倉ももさん
麻倉さんは『Charlotte』の乙坂歩未、『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』の柏木渚、『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』の環いろはなどを担当されていますが、そのどれとも違った感じの演技は今回の命日子に凄くピッタリだったように感じます
あのダルそうな感じが特に(笑)
食飼命日子は、このモンスターシーズンにおいてだと阿良々木くんにとってかなり重要な位置づけにいるキャラだったりするので、もしも他のモンスターシーズンがアニメ化されるのであれば彼女の活躍ぶりを大いに期待したいところです
ここでの解説は原作からそんな食飼命日子についてと臥煙伊豆湖のセリフについてpart2です
まず食飼命日子についてですが、アニメでは彼女の紹介は「数学科所属の大学で出来た友人」のみでしたが、原作だともう少しだけ詳しく紹介されています
まず、命日子は自分が決定したスケジュールを変更することが決定的に苦手です
そもそも暗号学が休講になっていながらも、一人だけその教室にいたのはその性格が元となっていますし、阿良々木くんが「どうしてお前はここにいるんだ?」と聞いた時に「ここで過ごす予定だったから――かな?」と疑問形で返したのもそれが理由ですね
ただこの性格がゆえに阿良々木くんは彼女と出会って友達になれたらしく、阿良々木くんが遅刻した授業が休講だったものの、今回と同じように教室にいた命日子と話したのが最初に口をきいたキッカケみたいです
つぎに、命日子は暗号好きの暗号マニアです
その辺りは阿良々木くんが今回の暗号の解読を彼女に頼んだあたりで察しはつくかもしれませんね
ただ、阿良々木くん曰く、それでも結構な変わり者の暗号マニアで、ミステリマニアではないのに暗号解読が趣味であり、さらにはそれが高じて数学科に入学し、休講になってしまった暗号学の教授からもすこぶる評価の高い一年生の希望の星とのこと
そんな彼女の将来の夢は警視庁のサイバー犯罪対策課へ就職することみたいで、そういった諸々の事情を踏まえて、阿良々木くんは命日子に暗号解読を依頼したというわけです
さらには、こういった”謎”に関していつも頼っていた羽川翼や忍野扇には今回は頼れなかった為、他の人物となると命日子しか思い浮かばなかったというのもありますね
つぎに、臥煙伊豆湖のセリフについてpart2ですが、ここのパートで臥煙伊豆湖は神原駿河の話をする時に「今の駿河は左腕を失っているからね。否、取り戻したのか」と言っていますが、これはアニメでは描かれていないエピソードになります
厳密にいえば、そのシリーズ作品はアニメ化していますが、この神原のエピソードはアニメ化していないと言った方が正しいですね(2024年9月時点)
というのも、神原が左腕を取り戻したエピソードというのは『愚物語』に収録されている短編の一つ「するがボーンヘッド」の内容になります
ざっくりあらすじを書くとこんな内容ですね
神原駿河は部屋を掃除しに来てくれていた阿良々木暦を怒らせてしまい、自ら部屋の掃除をすることになってしまう。ゴミだらけの部屋の中、捨てる物をひたすら分けていると、ゴミの中からここにあるはずのない「左手のミイラ」を見つけてしまう。さらに、不意に現れた忍野扇に驚いた神原は、「左手のミイラ」を投げ飛ばしてしまい、そのままふすまに刺さってしまう。そして、ふすまから「左手のミイラ」を抜き取ると、その手には先程までは握られていなかった一通の手紙を握りしめていた。
このエピソードは神原駿河の高校生活最後の夏休みについて語られた内容となっていますが、「左手のミイラ」がここにある理由に関しては納得の内容でしたし、後にして思えば「なぜ気付かなかった?」と思えるような理由だったので、読み応えのあるエピソードだと感じています
この『愚物語』は「するがボーンヘッド」以外にも、アニメ化された「つきひアンドゥ」とアニメ化されていない老倉育視点の「そだちフィアスコ」が収録されています
なので、アニメ化されていない2つのエピソードを楽しむだけじゃなく、アニメ化した「つきひアンドゥ」のアニメと原作の違いも楽しめるので、この機会に『愚物語』を読むのも良いと思いますよ
女子バスケットボール部の現状と大きな問題
画像出典:〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン公式サイトより
神原の家に向かうために車を走らせていた阿良々木くんは、ふと暗号について考えていました
今回の残されていた「DVS」という暗号は咄嗟に残す暗号としては込み入り過ぎており、暴漢に襲われている最中に残すようなものとは思えませんでした
であれば、あのメッセージは被害者が残したものではなく、犯人が残したものだと考える方が妥当なのではないかと阿良々木くんは考え始めていましたが、あっという間に神原家へと到着してしまったので、一旦考えを保留することにします
門扉の前で待っていた神原駿河でしたが、どうやらもう一人、阿良々木くんを出迎えている女子学生の姿がありました
彼女の名前は日傘星雨(ひかさせいう)
神原曰く、バスケ部時代の同期であり、神原が引退した後のバスケ部のキャプテンを務めていたとのこと
どうやら事前に用件を伝えていた事から神原が気を利かせて同行してもらったようで、その手際の良さに後輩に頼もしさを覚えつつ、神原の部屋で話を聞くことになりました
日傘は阿良々木くんの噂をよく耳にしていたらしく、初めて会った気がしないと話しつつ、彼女も神原同様の社交性の高さから阿良々木くんの連絡先を聞こうとスマートフォンを取り出しました
その臆さない感じもまた神原の友達らしさを感じながらも、阿良々木くんは日傘のスマートフォンにも他の被害者たちが付けていたストラップがあることに気が付きました
ただそこには深く突っ込まず、今回の本題である女子バスケットボール部について話を聞くことにします
日傘はあらかじめ用意していた女子バスケットボール部のメンバーの名簿を取り出し、阿良々木くんがそれを受取ろうと手を伸ばしますが、その直前で日傘は名簿を持ったまま手を万歳するように上に上げました
その行動の意味が分からなかった阿良々木くんでしたが、日傘は名簿を見せるにあたって阿良々木くんにある条件を提示してきました
その条件というのは阿良々木くんに今の女子バスケットボール部の現状を打破してもらうこと
厳密にいえば条件というほどに厳しいものではありませんでしたが、それでも阿良々木くんなら何とかしてくれるのではないかという期待は持っていました
そこまで聞いて何もしない阿良々木くんではなく、日傘から詳しく話を聞いてみると、どうやら女子バスケットボール部の空気がかなり不味いことになっているらしい
神原や日傘がいなくなったことで弱小化したのならそっちのほうが良かったと思えるほどに部の雰囲気は悪くなり、連帯感は失われ連帯責任だけが残ってしまった今、明るく楽しい女子バスケットボール部ではなくなってしまったとのこと
そして一緒に話をしていた神原は、続けて阿良々木くんに衝撃的な事実を話しました
名簿に掲載されている百人のメンバーのうち、五名が行方不明になっている
感想&解説
人数の問題じゃないと言われればそれまでですが、それでも五名が行方不明って結構な大事件な気もします
しかも、無差別ではなく直江津高校の女子バスケットボール部員が五名となると、何らかの繋がりを感じざるを得ない内容ですよね
先程の暗号といい、今回の行方不明の件といい、『忍物語』に関してはひとつひとつにしっかりと注目していきつつ、阿良々木くんと共に事件解決に向けて考えを巡らせていくとより楽しめるのではないかと感じましたね
そして、お久しぶりの日傘星雨の登場!
神原に関しては〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズンでは『撫物語』でチラッと登場しましたが、日傘に関してはセリフありなら初登場の『花物語』以来になりますし、セリフ無しの登場も含めれば『終物語』のラストの卒業式の写真以来の登場になります
彼女はこれまでの〈物語〉シリーズでは本当に脇役に近いくらいの登場しかありませんでしたが、このモンスターシーズンでは命日子と同様にガッツリ登場してくるキャラクターになります
そして、日傘星雨を担当するのは『花物語』の時に引き続いて日笠陽子さん
日傘を日笠さんが演じるという遊び心満点のキャスティングですが、実はシャフトは過去にも似たようなキャスティングをしたことがあり、『電波女と青春男』という作品では花沢さんというキャラを花澤香菜さんが演じられたこともありますね
実際のキャスティングの経緯は分かりませんが、今回登場した日傘星雨の明るく元気な感じは日笠陽子さんにピッタリだと感じましたし、キャスティング自体は大正解だったと思いました
そして、これは別キャラの話になりますが、『花物語』で声の身にはなりますが、初登場の臥煙遠江を根谷美智子さんが演じられたことがありました
『花物語』が放送された当時は『続・終物語』でこんなに臥煙遠江がガッツリ登場するとはスタッフ側も知らなかったみたいで、『続・終物語』の円盤特典に収録されている「あとがたり」で神谷浩史さんが鶴岡音響監督に「あの時キャスティングしておいて良かったですね」という話をしたと話されていたんですが、今回の日笠陽子さんに関しても、もしかしたら同じことを思われていたかもしれませんね
ここでの解説はそんな日傘星雨についてです
日傘は神原の友人であり、バスケットボール部のキャプテンを務めていましたが、彼女は神原が在籍していた頃からかなりしっかりとしていたようで、事実、原作では神原自身も「私が在籍していた頃から、部活を仕切っていたのは日傘みたいなものだからな」と話しています
さらに言えば、今回阿良々木くんに見せる為に持ってきた名簿も日傘の提案で作ったものみたいですね
また、運動は出来ても勉強は得意ではない神原とは違い、日傘は運動も勉強もできるようで、原作では「頑張らなくても勉強ができた体育会系女子です」と自ら言っているくらいです
こういった部分を考えると神原と日傘は、性格は似ていても性質は違うのかもしれませんね
ちなみにですが、今回の『忍物語』では日傘星雨の名前を”ひがさせいう”と読んでいますが、実はこの次の『宵物語』では”ひがさほしあめ”という読み方になっています
「どういうこと?」って思うかもしれませんが、これに関しては「そういうこと」としか言いようがないんですよね(汗)
というのも、この件に関しては原作でも触れられている内容になっており、モンスターシーズンの3作目『余物語』で阿良々木くんと月火が日傘の名前の件について話しているクダリがあるのでそこを紹介しておきますね
月「ちなみにあの人(日傘)、下の名前、星の雨って書いてなんて読むの?せいう?ほしあめ?」
暦「どっちもなんだって。安倍晴明(あべのせいめい)が、明るい晴れと書いて、せいめいと読んだりはるあきと読んだりするのとおんなじだ」
月「そ、そんなのありなの……?」原作『余物語』より引用
これに関しては私自身も「そんなのありなの?」と思ったので少しだけ調べてみました
実際に一つの漢字で二通りの名前の呼び方を使っている人がいるかどうかは分かりませんでしたが、読み方に関しては法律上の規定はないので一つの漢字で二つの読みがある名前自体は問題無いみたいです
例えば、幸子(さちこ・ゆきこ)、幸夫(さちお・ゆきお)、紀子(きこ・のりこ)、優(まさる・すぐる)みたいな感じですね
この辺りは一般的な名前な気がしますし、読み方を間違えることは結構ある気もします
また、少し違うかもしれませんが「日本」の読み方が”にっぽん”なのか”にほん”なのか公式には定められていないのと似たような雰囲気も感じます
そう考えると「星雨」は変わった名前ではありますが、どちらでも読めることを考えると”あり”なのかもしれませんね
エンディング主題歌『UNDEAD』のMV公開
アーティスト | YOASOBI |
作詞・作曲・編曲 | Ayase |
〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズンのエンディング主題歌であるYOASOBIの『UNDEAD』のMVが「しのぶマスタード 其ノ壹」の放送終了後に公開されました
今回の『忍物語』「しのぶマスタード」よりエンディング映像も新規のものとなりましたが、その映像を取り込んだ素晴らしい映像はこの歌の良さと相まって〈物語〉シリーズ好きには堪らないMVとなっていましたね
さらには、『愚物語』「つきひアンドゥ」で見せた斧乃木余接の魅力全開のピースポーズだったり、『撫物語』「なでこドロー」での名シーンの数々なども描かれていたので、このMVを見ると〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズンで味わった興奮や感動も蘇ってくるようでした
そして、この作品らしい文字の演出や多彩で異彩な演出もまた魅了されること請け合いなMVとなっていたので、是非とも一度、ご自身の目で確かめてみて下さいね!
なおこちらのMVは公開から1日経たずして100万再生を突破し、公開から3日経った9月17日時点では200万再生を突破しています
また、YouTubeの急上昇ランキングでは最新および、音楽両部門で1位を獲得して2冠を達成しています
まとめ
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〈物語〉シリーズのオフ&モンスターシーズン『忍物語』の「しのぶマスタード 其ノ壹」の感想&解説でした!
阿良々木暦の大学生編は、女子高生ミイラ化事件というこれまた奇々怪々な事件から幕を開けました
怪異絡みという点においてもそうですが、現実的な部分においてもかなり”謎”を感じさせる今回のエピソードは見応え&見どころも多く、箇所箇所としてだけでなく、ストーリー全体としても十分に楽しませてくれる内容となっているので、今後の描きにも注目していきたいところです
そして、そんな”謎”の部分に迫って行きながら、前回の『業物語』より引き続き登場のスーサイドマスターと阿良々木くん、さらには忍との絡みもまた楽しみな点の一つ!
そんな多くの楽しみと期待をしながら、次回のお話を待ちたいですね!
そんな次回は『忍物語』「しのぶマスタード 其ノ貮」になります
章の区切りを考えると、次回は幼女と少女が登場するエピソードになるかと思います
二人ともこの〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズンでは出番が少ししかありませんでしたが、阿良々木くんの登場を待っていた人と同じく、忍&真宵ファンの方には歓喜のエピソードとなるかもしれませんね
そして、もしもカットされなければあの阿良々木暦&八九寺真宵のコンビでは恒例の「嚙みました」のクダリもあるので、そこも放送されることを祈るばかりです
それでは今回はこの辺で!
また会いましょう