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【2021年版】シャフトのおすすめアニメ作品16選!独特な世界観で『非日常』へご案内!

どうもウハルです!

今回は『おすすめのシャフト作品16選』を語っていきます!

独特な世界観の演出と作画で人気のあるアニメ制作会社「SHAFT(シャフト)」

シャフトが2021年4月現在でTV、映画、OVAを含め、世に送り出してきた作品数は

61作品※2期やシリーズものも全て含めた本数。且つ、2021年6月現在で公式サイトにて作品紹介として挙げられていたものの本数になります

その中からシリーズものや2期、劇場版がある作品に関しては一作品としてまとめさせていただいて、その中からおすすめのシャフトアニメ16作品をご紹介させて頂きます!

なお、シリーズものに関しては「○○シリーズ」で紹介しています

紹介順に関しては放送順で紹介するので、はじめてシャフト作品に触れる方はもちろんの事、すでに見たことある方も当時の懐かしさと共に振り返っていただければと思います

注意点として、放送順に紹介しますが1期放送時の順番になりますのでご了承ください

アニメ制作会社「SHAFT」とは

虫プロダクションに所属していた岩尾博司さんが、1975年に仕上スタジオとして「有限会社シャフト」を設立

1980年代前半にグロス請け(元請けから1話分まるごと制作を任される事)を開始し、仕上スタジオから制作会社に転換しました

2000年代に入り、グロス請けしていた作品が新房昭之さんの目に留まり、それ以降新房監督を中心としたテレビアニメシリーズが多く制作されていきます

2015年には有限会社から株式会社と組織を改めてアニメーション制作を手掛け、2021年2月に創立45周年を迎えました

45周年を迎えた際にホームページをリニューアル

シンプルながらも、動きのある作品紹介ページは心躍るものがあります

「SHAFT」公式ホームページ

また、シャフト作品のグッズを取りそろえた「SHAFT TEN」もあり、シャフト作品好きには堪らない商品が多く取り揃えてあります

「SHAFT TEN」公式サイト

おすすめのシャフトアニメ 16作品

ネギま!?

あらすじ

9歳でイギリスの魔法学校を卒業したネギが、次なる修行として課せられたのが日本にある麻帆良まほら学園女子中等部の教師をすること!3年A組の担任になったネギだったが、神楽坂明日菜かぐらざかあすなを始めとした31人の生徒たちは個性的な面々ばかり。自分よりも年上の彼女たちに振り回されながらも、父のような偉大な魔法使いになるための修行が始まる!

放送時期2006年10月
話数全26話
キャスト佐藤利奈、神田朱未、野中藍、能登麻美子ほか
続編
(シャフト制作)
ネギま!?春・夏(OVA)
魔法先生ネギま!~白き翼 ALA ALBA~
魔法先生ネギま!~もう一つの世界~

「ラブひな」や「UQ HOLDER!」も描かれている赤松健先生原作の学園ラブコメディー作品

アニメ「ネギま!?」に関しては第2期となっており、1期の時は制作会社が違いますので視聴の際には注意して頂きたい一つです

2期とは言え続編ではなく、原作に無いオリジナルストーリーとなっているので初めて見る人でも問題なく見ることが出来るのが特徴ですね

ラブコメ作品なのでヒロインたちの可愛さも見どころの一つですが、2006年当時からも顕在のシャフトらしい遊び心のある背景演出も見どころの作品です

黒板に書かれた意味不明な文字だったり、「なにこれ?」というような小物の数々だったりと細かい部分にシャフト作品らしい演出が混ぜ込まれていて、物語もそうなんですがそういったシャフトらしい演出でも笑えて面白いです

さらに魔法による戦闘シーンや仮契約カードによる変身、剣によるバトルと男心を揺さぶる演出と内容も見どころの一つですね

あとはとにかく声優が豪華!

キャストで紹介した人以外にも小林ゆうさん、皆川順子さん、堀江由衣さん、白石涼子さんなど声優さんに詳しくない方でも「あ!この声聞いたことある!」という人ばかりが登場します

そして、この作品の良いところが各ヒロインにしっかりセリフがある事

特に、13話以降は各話ごとにほぼ毎回全キャラにセリフが与えられています

なので、「今日は推しの子しゃべらなかったな…」というのが無いんです(笑)

これは「出来るだけ一言でも多く、キャラクターにしゃべってもらいたい」という新房監督の意向があったからみたいですね

この作品、全体的にシャフト感全開の作品なんですが、特にOPは顕著

止め絵多めになっていますが、2006年制作で動きのあるシーンをこれだけ細やかに描けるのは流石だなと思います

あと学習机壊すの好きなんですかね?(笑)なんか物語シリーズの学習塾跡を連想しました

余談ですが、1期のOPで2期では14話挿入歌の「ハッピー☆マテリアル」は名曲です(笑)

ネギま!?OP「1000%SPARKING!」

ひだまりスケッチ

あらすじ

私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。親元を離れ、学校の目の前にある「ひだまり荘」で一人暮らしをする事になったが、そこは美術家の変わり者が集う事で有名だった。慣れない生活に戸惑いながらも、賑やかで優しい仲間たちと過ごす日々の中、ゆのは夢に向かってゆっくりと進んでいく。

放送時期2007年1月
話数全12話
キャスト阿澄佳奈、水橋かおり、新谷良子、後藤邑子ほか
続編ひだまりスケッチ×365
ひだまりスケッチ×☆☆☆(ほしみっつ)
ひだまりスケッチ×ハニカム

「ひだまりスケッチ」の原作だけでなく、「魔法少女まどか☆マギカ」のキャラクター原案もされている蒼樹うめ先生原作のきらら系作品

ひだまり荘に住むゆの、宮古みやこ沙英さえ、ヒロの4人が送る学校生活と日常はどこにでもある風景

その当たり前の日常が4人の独特な感性と仲の良い関係性から生まれる賑やかさによって、1日1日が特別な日へと変わる

ほのぼのとした日常系作品が好きな人にはオススメの作品です

そして新たに加わる後輩の乃莉のりやなずなとの出会いもあり、より一層賑やかになる中で、迎える沙英とヒロの卒業

出会いから別れまでの”日常”をしっかりと描き、笑いと感動を与えてくれたこの作品は日常系アニメとしては個人的にかなり上位に来るほど好きな作品です

あと”うめ先生”(蝶のサナギのようなキャラ)として蒼樹うめ先生ご本人が出演されているのも見どころの作品です

また美術を題材にしたこの作品をシャフトが手掛けることによって、ゆの達が作る作品の描き方やキャラの感情表現の描き方も独特なので、見ていて美的センスが磨かれていくような感覚になります

『話数=時系列』ではないので、たまに「これいつの事?」というのがありますが基本的にはその内容の話が登場するので「あぁこれがあの時の!」と言った伏線を回収しているような楽しみが味わえるのもこの作品の良いところです

さよなら絶望先生シリーズ

あらすじ

始まりの季節である春。「何事もポジティブにしかとれない少女」風浦可符香ふうらかふかは、桜の木の下で首をくくろうとしている「何事もネガティブにしかとれない」糸色望いとしきのぞむと出会う。横書きにすると”絶望”となる望はなんと可符香のクラスの新しい担任だった!そんな「絶望先生」と二のへ組の個性的過ぎるクラスメイト達が繰り広げる”毒”のある日常物語

放送時期2007年7月
話数全12話
キャスト神谷浩史、野中藍、小林ゆう、井上麻里奈ほか
続編【俗・】さよなら絶望先生
【懺・】さよなら絶望先生

「かってに改蔵」や「かくしごと」の作者で、「じょしらく」の原作者でもある久米田康治さんのギャグ作品

個性的過ぎるキャラクター達が繰り広げるシュール過ぎるネタだけではなく、”あるあるネタ”や”時事ネタ”の数々は本当に面白い!

しかも、それを本人たちはいたって真面目にその会話を繰り広げているので「いや、何言ってんの!?」と見ながらツッコミを入れたくなるくらい作品の世界観に引き込まれていく面白さもあります

そして、久米田康治先生の元アシスタントの前田さん(スキンヘッドで眼鏡をかけた人)の顔写真が本編中にたくさん登場してきて、物語とは全く関係ないけど、そのインパクトの強さには思わず笑ってしまいます。全く本人を知らなかった当初は「誰??」と思ってましたけどね(笑)

この作品のシャフトらしさという点を言うのであれば、各所で見られる表現力

久米田先生独特の絵に、意味があるようで無いような実写映像も一緒に映し出すことでギャグシーンにシュールさが上乗せされて、より一層面白さが引き立たされています

あとはやっぱりOP映像はシャフトらしさ全開ですね

スタッフ名以外の文字を多用する演出はこの時からすでに使われていて、「スタッフ名とかそんな重要じゃないんだな(笑)」と思えてきます

OP「人として軸がぶれている」

さらに、声優の豪華さという点ではこちらも負けず劣らずの作品

神谷浩史さんはもちろんのこと、野中藍さん、井上麻里奈さん、小林ゆうさん、沢城みゆきさんなど「この声聞いたことある!」というのがこの作品でも感じることが出来ますよ

まりあ♰ほりっく

あらすじ

触られただけで蕁麻疹じんましんが出てしまう程の男性恐怖症で百合趣味の宮前みやまえかなこは、運命の相手(女性の)に出会うために憧れの天の妃あめのきさき女学院に編入する。そこで見目麗しい見た目で1つ年下の衹堂鞠也しどうまりやと出会う。可憐な美少女との出会いに舞い上がるかなこだが、鞠也が男性だと判り、絶望する。しかも、かなこの百合趣味が鞠也にバレてしまい、歪な上下関係が完成してしまう。かなこの”幸せ”な学園生活から”残念”な学園生活が今、始まる。

放送時期2009年1月
話数全12話
キャスト真田アサミ、小林ゆう、井上麻里奈、沢城みゆきほか
続編まりあ♰ほりっく あらいぶ

「破天荒遊戯」の原作者・遠藤海成さんのハイテンション学園ラブコメ作品であり、百合作品です

この作品の見どころは会話のテンポ感とギャグのセンス

真田アサミさんの早口や小林ゆうさんのギャップのある演技、そして井上麻里奈さんの平坦なトーンで罵るセリフは聞き応え抜群

そして、カバンの中に生息している得体のしれない”何か”など「なんだそれ!?」と思えるような斜め上を行くギャグセンスの数々は笑えます

作画としても非常にクオリティが高く、ギャグとシリアスと可愛らしさを混ぜ合わせたようなキャラ絵は視覚的にもかなり楽しませてくれます

さらに、この作品も特徴的なのがOP&ED

シャフトらしい作画もそうですが、歌っている小林ゆうさんらしさ全開の楽曲の数々は癖になる

2期の「まりあ♰ほりっく あらいぶ」のOP『るんるんりる らんらんらら』の可愛らしさ&カッコ良さ溢れる歌い方は本当に凄い!

そして、同じく2期のEDである山本リンダさんのカバー曲『どうにもとまらない』でもそれは健在

さらに言うとEDに関しては井上麻里奈さんの茉莉花っぽさ全開の無気力な歌い方はなんか癖になります(笑)

ただ、やはり個人的には1期OPの「HANAJI」は一押しですね

アップテンポでノリのいいこの曲は当時かなりお気に入りでしたw

この作画もシャフトらしいOP映像となっており、さらに言えば2009年に作られたとは思えないほどクオリティが高いです

一つ聞く際の注意点を上げるのであれば、音量に気を付けてくださいね(笑)

一部、周りから「なに聞いてんだ?」ってなっちゃうパートがあります

「まりあ♰ほりっく」OP

夏のあらし!

あらすじ

夏休みを利用して祖父の家に泊まりに来た八坂一やさかはじめ。涼むために喫茶「方舟」に立ち寄ったところ、八坂はそこで働く女性・嵐山小夜子あらしやまさよこ(通称:あらし)に一目惚れしてしまう。そんな二人は、ひょんなことから”通じ”てしまいあらしの特殊能力で過去へタイムスリップ出来るようになる。

放送時期2009年4月
話数全13話
キャスト白石涼子、三瓶由布子、名塚佳織、小見川千明ほか
続編夏のあらし!春夏冬中

「スクールランブル」の原作者である小林尽さんによるタイムリープコメディ作品

1話「プレイバック Part2」に関しては、作品の雰囲気や世界観がメインと言った感じなので、設定や人物説明などはほぼありませんが、2話の「少女A」から各人物との出会いやタイムリープ能力についてなどが語られていきます

コメディ作品ながらの会話のテンポ間の良さもそうですが、思わず感動してしまうような話もあってそのギャップが魅力的な作品です

またサブタイトルからも分かる通り、昭和の雰囲気が全体的に漂っており、山本リンダさんの「どうにもとまらない」やダウン・タウン・ブギウギ・バンドの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」など昭和の名曲が挿入歌として使われている徹底ぶり。しかも、歌っているのは出演声優

当時を知っている人は懐かしさを味わえて、知らない人も「聞いたことある!」と内容以外でも楽しむことが出来ます

そして、いたるところで杉田智和さんが登場するんですが、その発するセリフの意味不明っぷりがシャフトっぽい(笑)

物語の本筋には関係ないですが、『印象に残るセリフ』をいたるところで発しています

そしてもう一つ「面白い!」と思っている点が、エンディング後のやよゐと加奈子の語りが最高に面白い!

面白い有名作品を読んだが、そのタイトルを忘れてしまったやよゐが語るその作品の内容の表現力はもの凄い!

そしてその語られる内容とは裏腹に、その登場人物の決まった口癖を聞いた瞬間に「あの作品かよ!」とツッコミたくなるギャップは非常に面白いです(笑)

なお、1話に関しては公式にて動画が公開されているので興味がある方は是非!

ちなみに、1話ではやよゐと加奈子のやり取りはありません

1話「プレイバック Part2」

物語シリーズ

あらすじ

春休み。吸血鬼を助けた高校生の阿良々木暦は、自身も吸血鬼体質になってしまう。そんな彼が、羽川翼、戦場ヶ原ひたぎ、八九寺真宵、神原駿河、千石撫子と言った”怪異”に関わってしまった少女たちの為に奔走する青春怪異譚がここに開幕!青春に、おかしなことはつきもの・・・・だ。

放送時期2009年7月
話数化物語:全15話(TV放送は12話)
キャスト神谷浩史、斉藤千和、堀江由衣、花澤香菜ほか
続編偽物語
《物語シリーズ》セカンドシーズン ほか

”アニメ化不可能”と言われた西尾維新原作の初アニメ化作品

こちらの作品はアニメのみならず、大暮維人さんの作画で漫画として楽しめたり、各キャラを担当したキャストさんが原作を朗読するAmazonのオーディブルで楽しめたりと色々な方面で楽しむことが出来る作品です

さらにグッズだけでなく、数多くのコンテンツとタイアップもしていて大変人気のある作品です

西尾維新独特の言葉遊びを表現するだけでなく、その世界観もシャフトならではの演出と作画によって美麗に表現されていて、内容だけでなく技術的にも「見事!」と思わず唸ってしまいたくなります

言うなれば、”魅惑的にして蠱惑的にして誘惑的なアニメ作品”と言った感じ。作品に触れるとこの言葉遊びも分かってもらえるはず!多分…(笑)

なお、化物語を含む物語シリーズに関しては作品の内容だけでなく、アニメ&原作の魅力や時系列、初めて見る方の為におすすめの見る順番などを解説した記事がありますのでよろしければ是非!

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あとこの作品の主題歌も特徴的で、各話に合わせてそれぞれのヒロインが主題歌を担当しています

有名な所だとの花澤香菜さんが歌う『恋愛サーキュレーション』ですね

その他にも斉藤千和さん、堀江由衣さん、沢城みゆきさん、加藤英美里さんなども登場キャラクターをモチーフにした主題歌を歌いあげています

そして、化物語のED『君の知らない物語』はまさに名曲!

特に第1話から通してこのEDを聞き続けた後の第12話の衝撃と感動は今でも忘れられません

ウエダハジメさんが描くED映像も、回を追っていくと非常に楽しめる物となっているのでその辺りにも注目して見て頂きたい作品ですね

なお、この曲は多くの方がカバーされているんですが、「AIR」の『鳥の詩』や「CLANNAD」の『時を刻む歌』などを歌われたLiaさんもカバーしていて、その透明感あふれる歌声はこの歌ととても合っていますね

「君の知らない物語」(Liaカバー ver.)

荒川アンダー ザ ブリッジ

あらすじ

一ノ宮行いちのみやこうは世界のトップ企業の御曹司で、父からは「他人に借りを作るべからず」と教え込まれてきた。そんなある日、橋から落ちて溺れかけた際に荒川河川敷に住む自称金星人のニノに助けられる。「命の恩人」という大きすぎる借りが出来てしまい、なんとか返そうとするがニノの要求は”恋をさせること”。ニノの恋人となり、自身も橋の下で暮らすことになった行は「リク」という名前を与えられ、個性が豊かすぎる橋の下の住人たちと暮らしを共にしていく。

放送時期2010年4月
話数全13話
キャスト神谷浩史、坂本真綾、藤原啓治、杉田智和、子安武人ほか
続編荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ

「聖☆おにいさん」の原作者である中村光さんのラブコメディ作品

こちらの作品は実写化されていて林遣都さんや桐谷美玲さん、小栗旬さんや山田孝之さんが出演されています

個性的な見た目と性格のキャラクター達が多数登場し、シュールな笑いが繰り広げられるこの作品は、終始笑いっぱなしでしたw

「一体何があった?」と思えるような”他人には言えない過去”を持っていたり、「その格好の意味は?」と思えるような容姿をしていたりとその意味不明さ加減が絶妙な笑いを誘っています

そして何より、リク役の神谷さんの演技が絶品!

語りもそうですが、ツッコミの激しさが本当に面白いw

常識と非常識の狭間で揺れ動くリクを演じる神谷さんを是非堪能してほしいですね

他の作品に較べるとシャフト色はそこまで強くない印象がありますが、心情を語るかのような片目のアップ(まばたき込み)だったり、シリアスな表情を描く時の陰影の演出はシャフトらしさが伺えます

それでも町は廻っている

あらすじ

下町・丸子商店街にある喫茶店「シーサイド」。店の繁栄の為に始めたことがメイド喫茶!?ここでバイトとして働く天然女子高生の嵐山歩鳥あらしやまほとり、メイドカフェの知恵を唯一持っている辰野俊子たつのとしこ、この喫茶店のオーナーでバアサンの磯端いそはたウキが繰り広げるメイド喫茶(?)コメディー!

放送時期2010年4月
話数全12話
キャスト小見川千明、悠木碧、入野自由、櫻井孝宏、杉田智和ほか
続編無し

石黒正数さんによるマンガ原作の日常系コメディ作品

歩鳥を中心に繰り広げられるドタバタな日常と会話の数々は面白い!

歩鳥の天然だからこその発想力と行動力は笑えるし、屁理屈としか思えないような言動は良い意味で憎たらしいし、時々見せる鋭すぎる観察眼には驚かされます

何より歩鳥たちが繰り広げる会話のテンポの良さが本当に笑えるw

『会話劇』を楽しみたい方にはピッタリな作品ですね

そして、この作品のED「メイズ参上!」はそれぞれの登場キャラと作品の世界観を良く表していて凄く耳に残るんですよね(笑)

本編ではアニメのみでしたが、ミュージックビデオではそれぞれのキャラクターを担当した声優さんが実写で熱演されていて、これもまた面白い

ノリノリでこの曲を歌うキャストの方々の姿は本当に楽しそうです

久し振りにこの動画を見ましたが、悠木碧さんと白石涼子さんは今とあんまり変わらないなと思いましたね(笑)

ED「メイズ参上!」TVサイズMV

魔法少女まどか☆マギカ

あらすじ

見滝原みたきはら中学校に通う普通の中学二年生・鹿目かなめまどか。どこにでもあるような日常を送っていたまどかだったが、ある日、「助けて」と呼ぶ声が聞こえてくる。その声の方に行ってみると、傷ついた白いぬいぐるみのような生き物・キュウべえと転校生の暁美あけみほむらの姿があった。この不思議な出会いは彼女の運命を変える。そしてこれは、新たな魔法少女物語の始まりでもあった。

放送時期2011年1月
話数全12話
キャスト悠木碧、斎藤千和、喜多村英梨、野中藍ほか
劇場版劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編] 叛逆の物語

シャフト制作によるオリジナルアニメ作品

脚本を虚淵玄さん、キャラクター原案を「ひだまりスケッチ」の蒼樹うめ先生、異空間設計は「物語シリーズ」など多くのシャフト作品に関わってきた劇団イヌカレーさん、音楽は梶浦由記さんが担当しています

これだけ豪華な面々が揃っている作品のストーリーが、演出が、音楽が凄くない訳が無いですよね(笑)

案の定、この作品のストーリー、演出、音楽は素晴らしいものとなっており、2010年代を代表するアニメとなりました

当初、タイトルとキャラクターデザインを見た時は「可愛いキャラクター達の楽しい日々を描いた明るい作品かな?」と思ったんですが、ものの見事に良い意味で裏切られましたよね

1話&2話は結界(魔女がいる異空間)の演出の奇抜さはありましたが、基本的には予想通りの内容

しかし、衝撃の3話

当時かなり話題になったこの話数から一気にダークファンタジー色が強くなっていき、魔法少女としてだけではなく、登場するキャラクター達の葛藤や迎えた結末など、その濃厚すぎるストーリーはひと時も目が離せなくなるくらい引き込まれていきました

そのダークな雰囲気をより印象付けるような演出と音楽は一級品

劇団イヌカレーさんの魔女のデザインや異空間演出は見事に”非日常”感を演出しており、その独特な世界観は「もはや芸術品では?」と思えるほど

極めつけは、作中で流れる劇伴の幻想的で悪魔的な梶浦由記さんの音楽

特にコーラスが加わった音楽が流れる時の妖艶さは当時鳥肌が立った記憶があります(笑)

そして、やっぱり外せないOP&ED!

OPのClariSが歌う「コネクト」では明るい日常と前向きさを、EDのKalafinaが歌う「Magia」ではダークな内容と妖艶さを見事に表していて、「まどマギといったらこの2組!」と思えるほど作品とマッチしていましたね

この相反するような2曲が見事に作品と融合できるところも「まどマギ」の魅力の一つですね

ClariS「コネクト」

Kalafina「Magia」

ささみさん@がんばらない

あらすじ

ささみさんは引きこもり。部屋から出ず、服を着替えるのも、お風呂に入るのも奴隷体質の兄頼り。そんなささみさんの周囲で巻き起こる『改変』。それは八百万の神々による怪現象だった。個性あふれる邪神やがみ三姉妹と共に送るドタバタ「非」日常系ラブコメディー

放送時期2011年1月
話数全13話
キャスト阿澄佳奈、斎藤千和、花澤香菜、野中藍ほか
続編無し

「狂乱家族日記」を書かれた日日日さん原作によるライトノベル作品

シスコン、ブラコン、ラブコメ、神々との戦いなど多くの要素がふんだんに盛り込まれた内容は難解さがありながらも面白い!

その作風をシャフト独特の作画と演出でテンポよく描かれているので、笑える所は笑えて、熱くなるところで熱くなる

そんな明暗のギャップがハッキリしているので、どんどん話に引き込まれていきます

物語自体もそうですが、そのシーンをより印象付けるような演出や音楽が非常に魅力的で「面白い!」と思わせてくれます

そういった意味では「シャフト色」の強い作品とも言えますね

あとはZAQさんが歌うオープニングテーマ「Alteration」はアップテンポでノリが良い!

この楽曲に合わせて、作品の世界観を幻想的且つ魅力的に表現しているOP映像は何度でも見たくなります

OP「Alteration」

ニセコイ

あらすじ

極道一家の一人息子の一条楽いちじょうらくはごく普通の高校生。楽は、10年前に出会った女の子と「結婚の約束」をし、その時にもらったペンダントを大事に持っていた。そんなある日、クラスに転校生としてやって来た美少女・桐崎千棘きりさきちとげ。彼女との相性は最悪で、事あるごとに喧嘩ばかりしていたが、とある事情で恋人同士のフリをすることに!楽は片思いの相手・小野寺小咲おのでらこさきのことを気にしつつも恋人を演じ切ることが出来るのか?ドキドキハラハラの「偽恋物語」の行方やいかに!?

放送時期2014年1月
話数全20話
キャスト内山昂輝、東山奈央、花澤香菜、小松未可子ほか
続編ニセコイ:

「週刊少年ジャンプ」にて連載されていた古味直志さん原作の学園ラブコメ作品

コミックやアニメのみならず、実写映画化、ノベライズ、ゲームなど多くのメディア展開もしているほどの人気作品です

内容としては『王道』のラブコメなので、恋愛ものが好きな方にはピッタリ!

胸キュンエピソードやドキドキするシーンなども数多く登場しつつ、思わず笑ってしまうようなシーンなどもあるので見ていて飽きないのも良いところですね

そこにシャフト独特の背景演出などが加わって、作品の良さをより引き立たせています

「『ニセコイ』×『シャフト』は合うのかな?」と思っていましたが、予想以上に良い相乗効果を生み出していました

そして何より、登場するヒロインが可愛い!

桐崎千棘、小野寺小咲、鶫誠士郎つぐみせいしろう橘万里花たちばなまりか、宮本るりなど個性的で魅力あふれるヒロインたち

きっとあなたが気に入る推しヒロインが見つかると思いますよ(笑)

幸腹グラフィティ

あらすじ

一人暮らしをする料理上手な中学生の町子リョウ。一緒に住んでいた祖母を亡くしてからというもの、なぜかどんな料理も美味しく感じられなくなっていた。「料理が下手になってしまいました!」と悩んでいたそんなある日、はとこで同い年で大食らいの森野きりんが泊まりに来ることになる。きりんと食べる料理はなぜか美味しくて、温かくて…。予備校の友人・椎名さんも交えながら、食事を通じた「温かさ」を感じてみませんか?

放送時期2015年1月
話数全12話
キャスト佐藤利奈、大亀あすか、小松未可子、井口裕香、野中藍、小林ゆうほか
続編なし

川井マコトさん原作のきらら系アニメ作品

この作品は、ほのぼのとした日常を描いた飯テロアニメです

リョウが作る料理もそうなんですが、それを美味しそうに食べるきりんや椎名さんの姿は見ていてお腹が空いてくる

そして、一緒に食事をするリョウがやたら色っぽい!

登場するそれぞれの料理の色艶よりもリョウの唇の色艶の方が時々気になっちゃうくらい(笑)

この作品で登場する料理ですが、光と色艶の表現とそれを食べる食事シーンの演出がとても印象的

白いご飯から汁物、料理の上のトッピングからソースまで煌びやかに表現され、食べた時に口に入れた時の肉汁や油のしたたりだけでなく、麺を啜った時の汁が飛び散る感じに至るまで、終始美味しそうに表現されています

食事シーンに関しては、最初にも少し語りましたが美味しそうに食べる三人の姿が三者三様でこの表現がまた上手い

リョウは艶っぽく、きりんは元気よく、椎名さんは大人っぽく食べる姿はそれぞれの良さがあって、料理の美味しさが十二分に伝わってきます

この辺りの演出はシャフトらしいと感じる部分ですね

3月のライオン

あらすじ

東京の下町に暮らす17歳の桐山零は、史上5人目の中学生プロデビュー棋士として周りから期待されているプロの将棋棋士だった。彼は幼い頃に事故で家族を失い、生活の中でも盤上でも深い孤独を背負っていた。そんな彼の前に現れた川本あかり・ひなた・モモの3姉妹。彼女たちとの出会いは、零の心に温かさを与えてくれた。”様々な人間が、何かを取り戻していく優しい物語”

放送時期2016年10月
話数全22話
キャスト河西健吾、茅野愛衣、花澤香菜、久野美咲ほか
続編3月のライオン 第2シリーズ

「ハチミツとクローバー」の作者である羽海野チカさんが描く”心の温かさ”が切実に伝わってくる作品

こちらの作品は神木隆之介さん主演で実写映画化もされています

家族を事故で失って以降、心を閉ざしてしまった桐山零が川本家の人々や担任の林田高志、そして将棋仲間の二海堂晴信らと出会い、関わっていくことで少しずつ、そして着実に前へと進んでいく物語は前向きさと明るさを与えてくれます

「ハチミツとクローバー」もそうですが、羽海野チカさんは”人の気持ち”というものの描き方が非常に上手い

人間誰しもが抱える悩みや葛藤、妬みや嫉みと言った暗い部分の比喩表現はキャラクターの心情をよく表し、それに向き合い、前向きに進んでいこうとする時の表情や一つ一つのセリフは「これからも頑張っていこう」という気にさせてくれます

以前、別記事でも書きましたが、「3月のライオン」はまさに名言の宝庫と言っても過言ではないです

https://hareumonosoregakoyomi.com/maemukianime20/

そんな名言や名シーンの数々をシャフトの作画で見事に表現するだけでなく、”音”でも表現しているのがこの作品の魅力でもあります

シーンに合わせたBGMもそうなんですが、その心情を表すかのような風の音波の音

その一つ一つが作品の世界観と物語に引き込ませてくれる要因となっていて、より一層見ている人の心に刺さる名言や名シーンへと昇華してくれている印象があります

もしも、「やる気が出ない」や「心が疲れている」と感じている人は是非とも見て頂きたい作品ですね

そして、「3月のライオン」の主題歌も非常に良曲!

1期の1クール目にはBUMP OF CHICKENがOP&EDを務め、2クール目ではOPをYUKIさんが、EDを米津玄師さんが務めています

2期の1クール目では1期に引き続きYUKIさんがOPを、EDをBrian the Sun、2クール目ではUNISON SQUARE GARDENがOP、RUANNさんがEDを務めています

特に個人的には1期のOP「アンサー」とED「ファイター」は作品の世界観にピッタリの歌詞&曲調と藤原基央さんの歌声は、作品同様に”前向きにしてくれる”ものとなっていて大好きな楽曲です

「アンサー」のMVはアニメ「3月のライオン」の映像と共に歌が流れてるんですがこれもまた良い!

もしも、これを見て「『3月のライオン』見てみようかな?」と思った方は、その直感を信じて問題無いです

個人的にはそれくらい自信をもってオススメ出来る作品なので(笑)

「アンサー」MV

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い

あらすじ

日本海にある孤島『からすの濡れ羽島』。そこの屋敷に住む主・赤神イリアによって集められたあらゆる分野の天才たち。その天才の一人として呼ばれた玖渚友くなぎさともの付き添いで一緒に島にやって来た「ぼく」(通称:いーちゃん)。天才たちに囲まれる中迎えた四日目の朝、屋敷の中で首斬り死体が発見されるが、事件はそれだけで終わりではなかった…

発売時期(1巻)2016年10月26日
巻数
(各巻ごとに1話収録)
全8巻
キャスト梶裕貴、悠木碧、 甲斐田裕子、伊瀬茉莉也、桑島法子ほか
続編無し

「物語シリーズ」の西尾維新原作のミステリー作品

この作品は西尾維新のデビュー作になり、まさに原点と言える作品になります

内容としては本格的なミステリー作品となっていて、『密室×首なし死体』とミステリー好きには興味がそそられる内容とその真相には度肝を抜かれました

さらに、登場キャラクターを通じて語られる”西尾維新節”を聞いていると、「この人のモノの考え方はどうなっているのか?」と疑問に思えてくるほど

原作小説のあとがきでも本人が語っていますが、私個人も当時初めて原作を読んだ時は「この人、ヒネクレ者だな(笑)」と感じる事の多かった反面、納得させられる部分が多くありましたね

この作品で問われている天才とは何であり、そして何でないのか?

禅門答のようなこの問いについて、西尾維新なりの解釈で導き出した答えは今でも心に残っているほどです

そして、「物語シリーズ」はどちらかというと『会話劇』と言った印象がありますが、この「クビキリサイクル」に関しては『推理劇』がメインとなっています

なので、「笑えるような掛け合いを楽しみたい」というよりは「ミステリー作品を楽しみたい」という方向きの作品となっています

そんな、西尾維新らしさ溢れる一風変わったミステリー作品を見事に表現したシャフトの表現力は流石でした

特に建物だったり室内の作画や演出は印象的で、現実では絶対にありえないような館の構造や、ダイニングにある円卓を使って繰り広げられるアリバイ調査などは、よりミステリアスな雰囲気へと引き込ませてくれました

「クビキリサイクル」PV第4弾

ただ、残念なのがこの作品はOVAでしか視聴できないという事

動画配信などは無く、多分レンタル店でも貸出してないんじゃないかな?一時期、どうしても見たくて色々周りましたが見つからなかったので

「だったら原作を…」というのもありなんですが、個人的には活字を読み慣れていない人には少し難しいかもと思っています

というのも、さすが西尾作品というだけあってクセが強い

文章の書き方やキャラのセリフの書き方に結構特徴があるので、読み慣れていない人は混乱するかもしれませんね。まぁそこが西尾維新作品の良さとも言えますが

ただ、一番手軽且つ気軽にこの作品に触れるという意味では”原作を読む”と言うのが一番良いとも思っているので、原作を読んだ後に「面白い!」と思ったらOVAを買ってみるというのも良いかもしれませんね

アサルトリリィ BOUQUET

あらすじ

人類はヒュージという謎の生命体の出現により、破滅の危機に瀕していた。ヒュージに対抗すべく作られた兵器「CHARMチャーム」を使うことができる少女たちを『リリィ』と呼び、そのリリィを養成する学校に補欠ながらも合格を果たした一柳梨璃ひとつやなぎりり。彼女は、かつて窮地を救われた白井夢結しらいゆゆを追って学園を受験し、初日に出会うことが出来たが、以前とは雰囲気が変わっていて…。儚くも美しく戦う、少女たちの物語が花開く。

放送時期2020年10月
話数全12話
キャスト赤尾ひかる、夏吉ゆうこ、井澤美香子、西本りみほか
続編無し
(ショートアニメ「アサルトリリィふるーつ」)

元々はアクションドールシリーズ「アサルトリリィ」が原作となっており、そこから舞台化され、アニメ化された作品です

この作品は『戦闘×学園×百合』の3要素をふんだんに盛り込み、上手く融合して表現されています

物語としても、バトルによる興奮や、リリィ達の日常を描いたゆる~いエピソード、そしてシリアスで感動的なエピソードもしっかり描かれているので、くすりと笑いつつ、興奮と感動を味わうことが出来るのはこの作品の良いところですね

「CHARM」やスキルを使った戦闘シーンなども見どころの作品ですが、ヒロインの多さも見どころの一つ

なにせ登場キャラクターが多すぎて、名前が覚えられない(笑)

毎話登場ごとにキャラの名前がテロップで登場してくれてどれだけ助かった事かw

そのヒロインの多さもあって、魅力的なキャラクター達がたくさん登場するのできっとあなたの推しキャラが見つかると思います。ちなみに、私は鶴紗が推しキャラでしたw

ただ、この作品に関しては少しシャフトっぽさが少ない印象

この作品の監督が、シャフト作品を多く手掛けてきた新房監督ではなく、佐伯監督なのが関係しているのかもしれませんね

だからと言って「面白くない」という訳では全く無いので、シャフト作品として十分にオススメできる作品です

さらに、この作品でも伝えたいのが主題歌

アップテンポなOP「Sacred world」のカッコ良さや作品の世界観をよく表しているEDの「Edel Lilie」の美しさと儚さを兼ね備えたような曲調は非常に印象的

両方とも個人的にはかなりお気に入りの楽曲です

OP「Sacred world」

ED「Edel Lilie」

第5話では「Heart+Heart」、第8話では「GROWING*」、第9話では「まばたき」といった特殊EDが用意されていて、それぞれの話数をより印象付ける楽曲の数々も作品をより一層楽しませてくれました

なお、「アサルトリリィ BOUQUET」に関しては各話の感想記事を書いていますので興味がある方は是非!

そちらの各話感想記事では特殊EDについても語っています

「アサルトリリィ BOUQUET」関連記事

アサルトリリィ各話感想記事

美少年探偵団

あらすじ

十年前に一度だけ見た星を探す少女・瞳島眉美どうじままゆみは今日も夜空を眺めていた。そんな時に出会ったのは一人の少年・双頭院学そうとういんまなぶ。眉美が探し続けている星を見つける為に、彼が団長を務める「美少年探偵団」の事務所(美術室)へと連れて行き、眉美は学を含めた5人の美少年と共に星探しを始める。眩しいほどに美しい謎解き冒険譚、ここに開幕!

放送時期2021年4月
話数全12話
キャスト坂本真綾、村瀬歩、坂泰人、増田俊樹ほか
続編無し

「物語シリーズ」や「クビキリサイクル」の西尾維新×新房昭之×シャフトが三度目のタッグを組んだ学園ミステリー作品

発想の奇抜さや巧みな言葉遊びは、「さすが西尾維新!」と思えるほど面白く、それを物語シリーズ同様、シャフトらしさ全開の演出と美麗な作画にて魅了してくれています

内容としては、しっかり伏線も張られたミステリーで”人の死なないミステリー”となっています

瞳島眉美を中心に、美少年探偵団と共に謎に挑み、その謎の数々を『美しく』解決していく姿は魅力的で面白いです

そして、初回では団員とどこか距離があった眉美の心の壁がなくなっていってクズっぷりがどんどん現れて行く様は本当に面白い!

それぞれの団員へのあだ名の付け方とか、ポロっと漏らしちゃう本音とかがまぁヒドイ(笑)

そういった部分も含めて、回を追うごとに眉美の魅力が増していきましたね

シャフトの作風に合わせた演出の特徴として、個人的には「物語シリーズ」は文字を多用した『会話劇』、「クビキリサイクル」は作風を存分に生かした『推理劇』、「美少年探偵団」は各エピソードとそれぞれのキャラを引き立たせる為の『舞台劇』といった印象

各キャラがしゃべる時にスポットライトが当たる演出もそうですが、所々で入る幕間だったり、その幕間が話に合わせた背景になっているのがそう感じた大きな理由ですね

「きみだけに光かがやく暗黒星」では星、「ぺてん師と空気男と美少年」ではカジノテーブル、「屋根裏の美少年」ではキャンバス、「押絵と旅する美少年」では日本画風などその細かな幕間演出も相まって、その舞台演出のような作画は美しい芸術作品へと昇華している気がしました

そして、この作品もOPは印象的!

sumikaの「Shake&Shake」は「さぁ!皆で楽しみましょう!」という感じの明るさがあり、作品に凄くピッタリ!

そして、その曲に乗せて美しく表現された作画もそうですが、躍る主題歌は見ていてテンションが上がりますね

OP「Shake&Shake」

まとめ

数多くのアニメ作品を世に送り出してくれたシャフト

その独特の演出方法や表現で多くの人を魅了し、その作り出す世界観は唯一無二

日常では決して味わうことの出来ない”非日常”を表現し、存分に楽しませ続けてくれています

この先も話題作や期待作を心待ちにしながら、その独特な世界観を堪能し続けていきたいですね!

そして今回、いくつかの作品はその作品の主題歌も紹介しながら語っていきましたが、それぞれの楽曲はその作品を象徴しているかのような名曲ばかり

もしも「見てないけど、この曲好きだな」と感じたら、そのシャフト作品はあなたにピッタリな作品かもしれませんよ

その辺りもどれを見てみるかの指標にしてみてくださいね

それでは、今回はこの辺で!

また会いましょう

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