2023年

【2023年アニメ主題歌】OP&ED別ベスト10!オススメ挿入歌&今年からの主題歌の計5曲も紹介!

どうもウハルです!

今回は、2023年に視聴した作品の中から選ぶ個人的OP&ED別ベスト10を語っていきます!

毎年面白いアニメ作品が数多く放送されていきますが、

2023年は中々に豊作な年だった印象

それもそのはずで、2023年に放送された作品数は285作品!

さらに今年は、2022年に放送が延期していた作品やTVスペシャルなどといった4作品も放送されていたので、それを含めると…

289作品ものアニメが私たちを楽しませてくれた年になります(ウハル調べ)

2022年の放送作品数は約230作品だったので、去年に比べて約60作品多く放送された形になりますね

そんな豊作だった2023年ですが、当然、アニメの数だけ主題歌がある!

そして、その多くの主題歌も良曲揃いで視聴者である私たちを100%どころか120%楽しませてくれました

そこで今回は、2023年に放送されたアニメ主題歌で、実際に視聴した作品の中から選んだ個人的に良曲だと感じた主題歌をオープニング&エンディング別にランキング形式でご紹介いたします!

なお、選曲やランキングの基準に関しては個人的な趣味嗜好によるものが大きいのでご了承ください

ちなみに、視聴作品に関しては各クール毎に書かせてもらっている記事にそれぞれ書いてあり、そこではそのクール毎で気になった主題歌も紹介しているんですが、今回も基本的にはそのまとめに近いですかね(笑)

なので今回も番外編を追加!

番外編では今期放送された作品の中でのお気に入りの挿入歌4曲と、今年から放送のアニメではありませんが有名アニメ作品の今年から流れた良曲の主題歌1曲計5曲も併せて紹介いたします!

それぞれどの話数で曲が流れ、どの話数から主題歌が変わったかも一緒に紹介しているので、曲が気になった方は本編と併せてそちらも参考にしてみてくださいね

2023年はどんな作品があり、どんな主題歌たちが盛り上げてくれたのか是非とも今年を振り返りながら読んでいってください!

最後に、この主題歌ランキングは2022年の時にも書かせて頂いているのでそちらも興味がある方は是非どうぞ

目次

【2023年アニメ主題歌】OPランキングTOP10

第10位 ヨトギバナシ:虚構推理 Season2

歌手カノエラナ
作詞・作曲カノエラナ
編曲エンドウ.

2015年4月にTwitterにて弾き語りショート動画を初公開し、2015年7月にインディーズデビューを果たした後、2016年8月にメジャーデビューという経歴を持つカノエラナさんの楽曲

無類のアニメ好きで、楽曲制作の際にアニメをモチーフにすることもあるだけじゃなく、アニメ主題歌を担当されたり、NHKの人気子供向け番組のEDテーマ曲を書き下ろしたりなど幅広く活躍されています

真実と虚構、人と妖という決して交わらない二つの世界観を併せ持った『虚構推理』という作品のように、陰と陽の二つを合わせたような楽曲です

怪しいダークな雰囲気を存分に醸し出しながらも、アップテンポな曲調で明るく騒ぎ出しそうなノリの良さ

この楽曲を一言で表すのなら「妖艶」ならぬ「妖”宴”」がピッタリだなと感じた一曲です

さらには、琴子が語る虚構を”宴”と表現しているかのような部分もさることながら、「妖よりも人のほうが怖い」と歌っていたり、「虚構も貫けば美しい物語になる」と歌っていたりと『虚構推理』という作品を見事に歌い上げた内容には感服

カノエラナさん自身が無類のアニメ好きというのもあって、この曲は作品へのリスペクトが感じられる楽曲になっていると感じました

【MV】

第9位 Dystopia:冰剣の魔術師が世界を統べる

歌手AYAME(from AliA)
作詞藤林聖子
作曲俊龍
編曲神田ジョン

アニメやアイドルソングなどを中心に活躍している俊龍さんによる音楽プロジェクト『Sizuk』のデビューシングル

今回の楽曲を歌っているAYAMEさんはロックバンド・AliAにてボーカルを務めいています

疾走感あふれる曲調に加え、孤独を感じていた中で守りたい人と出会ったことでそれを守り通す強い意志を感じさせるような歌詞に力強さを感じさせる一曲

Aメロ&Bメロで落ち着いた曲調が流れながらも、サビで一気に盛り上がるような変化がより一層疾走感が出ていてもの凄く好きな楽曲ですね

この情熱的な感じとクールさに関しては、『Sizuk』のことを調べた際に見つけた俊龍さんのインタビュー記事で「作品のイメージを大切にして作った」と語られており、作品のイメージを大切にされて作られたんだなと納得しましたね

――そんなSizukの第1弾楽曲「Dystopia」は、TVアニメ『冰剣の魔術師が世界を統べる』のOPテーマです。アニメ制作サイドとはどのようなやり取りをしながら楽曲制作を進めていったのでしょうか。

俊龍 まずお話をいただいた時点でマンガを読みまして、そのうえでプロデューサーの方と話し合いながら楽曲のイメージを固めていきました。この作品の登場人物は、主人公をはじめ逃れられない運命に捕らわれていて、それぞれの背景は違うのですが、それをこじ開けて共に前に進もうとする気持ちを持っていて。それと「冰剣」のイメージを大切にして、疾走感と“熱い冷たさ”を激しめに表現しつつ、アニメで初めて楽曲を聴く方にも驚いてもらえるような楽曲を目指しました。

リスアニ!「作曲家・俊龍が音楽プロジェクト『Sizuk』を始めた理由」より一部引用

この記事を読んだ時に、「Dystopia」で感じた疾走感に”熱い冷たさ”という温度差を加えたことで、より一層『冰剣』の世界観を感じ取れる楽曲になったんだなと納得しました

その他にも、AYAMEさんの透明感がありながらも激しさを感じさせる力強い歌声や主人公のレイ=ホワイトの心情を歌っているような歌詞も作品とマッチしていたりと、曲調以外でもしっかりと『冰剣』の世界観を表現している感じているので、かなり作品のイメージを大切にしたんだと分かる楽曲ですね

《公式MV》

第8位 ギフト:お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件

歌手オーイシマサヨシ
作詞・作曲・編曲大石昌良

『月刊少女野崎くん』、『多田くんは恋をしない』、『グリッドマン ユニバース』など多くのアニソンの主題歌を担当するだけではなく、様々なアーティストへの楽曲提供もされている大石昌良さんの楽曲

思わず体が躍り出しそうな楽曲に加えて、恋をした時の心躍るような感情を表現しているような歌詞が作品に非常にマッチしている楽曲ですね

真昼と出会い、距離が近くなっていく事で周が次第に意識をしていきながらも、まだ恋に発展する前という見ているこっちとしては一番ニヤニヤするような状況を歌っているのがまた良いんですよね!

この楽曲に関しては全体を通して周の心情を表現しているんですが、その中でも特にニヤニヤしてしまう歌詞がサビの部分

天使が舞い降りた 目の前で笑顔という羽を広げた
おい反則だろ 嬉しそうな顔してんなよ ぜんぶ飛んでく

この歌詞を聞くたびに真昼の笑顔とそれに見蕩れている周の姿が思い浮かんでしまってもう本当に甘酸っぱい!!

作品ですでに甘酸っぱさをたくさんもらったのに、主題歌でも甘酸っぱさを摂取させるとか過剰摂取にもほどがあるw

ただこれ、この作品を見てなくても共感できる部分だったりもするんですよね

気になる人や好きな人がふと笑顔を見せた時の”反則級の尊さ”

良いことも悪いことも全て吹き飛んで、目の前の笑顔のことしか考えられなくなる瞬間って多かれ少なかれ経験したことがある人もいるはず

そのキラキラと輝きに溢れる瞬間を、作品に合わせながら見事に歌い上げたオーイシマサヨシさんはさすがだと思いますし、なによりこの歌詞をサビに持ってきたことが本当に素晴らしいと思います

今気になっている人がいる方や恋をしている人には是非聞いて欲しい一曲ではありますが、昔の甘酸っぱい気持ちを思い出したい人にもオススメしたい一曲ですね!

【公式MV】

第7位 奇縁ロマンス:江戸前エルフ

歌手ナナヲアカリ
作詞・作曲和ぬか
編曲100回嘔吐

『ハッピーシュガーライフ』『平穏世代の韋駄天たち』『戦翼のシグルドリーヴァ』など多くのアニメ主題歌を担当してきたナナヲアカリさんの楽曲で、アニメタイアップ曲としては6曲目のシングルになります

情緒あふれる”和”の雰囲気を感じさせる曲調と前向きになれるような明るめの歌詞、そしてナナヲアカリさんの元気な歌声が非常に作品とマッチしていた楽曲でしたね

この曲聞くと「『江戸前エルフ』が始まった!」って毎回思わせてくれました

そして、このOP映像も『江戸前エルフ』という作品を良く表していて、それもまた何度もOPを見てしまう理由の一つです

全体的にエルダや小糸の性格や日々の暮らしを表している感じなんですが、終盤のエルダと小糸の描き方が何度見ても素晴らしい!

不老不死のエルフだからこそ姿が変わらないエルダが、赤ん坊から今の高校生の姿に成長していく小糸の横を歩いている姿は、人とエルフの時間の流れの違いを明確に表していて少し切なくなってしまうんですよね

このOP映像は、本当に見事に『江戸前エルフ』と言う作品を表現しているので、もしも、この映像を見て「この作品好きかも…」と思ったら、アニメも見た方がいいと薦めますね

【MV】

第6位 壱雫空(ひとしずく):Bang Dream!It’s My GO!!!!!

MyGO!!!!!
作詞藤原優樹(SUPA LOVE)
作曲・編曲hisakuni(SUPA LOVE)

作中に登場する5人組バンド・My GO!!!!!が歌うオリジナル楽曲

アップテンポな曲調で心躍るような気持ちにさせてくれつつ、自身が感じた哀しみと共に一人の世界から飛び出していこうとする前向きさも感じさせる楽曲

過去の出来事から心に靄(もや)を抱えてしまったメンバーたちが立ち直っていくような姿を想像させながらも、「消えていく傘花のように心は上手に畳めないから」というそう簡単に気持ちの切り替えが出来ない様子を歌った歌詞は、見事にこの作品のストーリーを表現しているように感じました

大切なものを失った哀しさはあれど、新しい何かを始めたいのであれば前へと進まなければならないし、だからといってその時の哀しさをなかったことにしてしまっては”現在”の自分ではない

であれば、その哀しさという自身の「壱雫空(ひとしずく)」を仲間たちの分も集めて進んでいきたい

内気な少女ながらもしっかりとした芯の強さを持っている主人公・高松燈の心情のみならず、他のメンバーの心情をも表現しているように感じたからこそ、ストーリーと合っていると感じたのかなと思っています

また、OP映像の曇り空では傘はないのに晴れたら傘の花が咲いている感じも、彩り鮮やかな華やかさがありながらも、雨が降った時に感じた気持ちも一緒に連れていくといった感じがして良いなと思いましたね

あとは、個人的にですが出だしのサビを歌った後に、後ろを向いて気合を入れ直す燈の姿は可愛らしくて大好きです(笑)

第5位 絆ノ奇跡:鬼滅の刃 刀鍛冶の里編

歌手MAN WITH A MISSION×milet
作詞・作曲Jean-Ken Johnny
編曲MAN WITH A MISSION

互いに数多くのヒット曲を生み出してきたMAN WITH A MISSIONとmiletのコラボ楽曲

MAN WITH A MISSIONは『ログ・ホライズン』、『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』、『ゴールデンカムイ』などのアニメタイアップだけじゃなく、ゲームやドラマなど多くの主題歌を担当

miletさんも『ヴィンランド・サガ 第2期』、『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』、『王様ランキング 第2クール』の主題歌を担当され、さらに『葬送のフリーレン』の第1クールにおいては特殊EDも含めてED主題歌を担当されています

『鬼滅の刃』の主題歌ってハズレ無しと思ってるんですが、今回使用された楽曲も見事に良曲が流れましたね

疾走感あふれる曲調と心に灯る炎の強さと絆の強さを表現しているかのような歌詞が、今回の「刀鍛冶の里編」とリンクしているようで、非常にテンションが上がる一曲です

さらに、”和”を感じさせる三味線の前奏から始まり、尺八が加わったかと思ったらギターやドラムと言ったバンド感あふれる楽器が入り混じる音楽はさらに力強さを増しているようで良いんですよね

歌自体に関しても、Aメロ&Bメロでは静かに語り掛けるような雰囲気を感じさせながら、サビで一気に爆発させる感じがまた堪らないです

それこそ、歌詞にもあるように心に宿した火を解放している感じを表している印象がありました

その印象もあってかこの曲を聴くと、『刀鍛冶の里編』で繰り広げられた炭治郎たちの死闘が目に浮かんできて、非常に興奮します

個人的にですが主題歌を聴いた時、その作品の名シーンが思い浮かぶ楽曲は良曲だと感じているので、この曲はやはりオススメしたい楽曲の一つになりましたね

第4位 花になって:薬屋のひとりごと

歌手緑黄色社会
作詞長屋晴子
作曲穴見真吾
編曲川口圭太・穴見真吾

緑黄色社会は過去に『僕のヒーローアカデミア 第4期第2クール』、『半妖の夜叉姫』、映画『クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』の主題歌を担当し、今回が4作品目のアニメタイアップ曲になります(PRアニメやミュージックフィルムは除く)

アップテンポな曲調と作品を表現しているような歌詞が見事にマッチしている魅惑的な楽曲

普段あまり緑黄色社会の楽曲を耳にすることはないんですが、この楽曲の雰囲気と良い、歌詞の表現力と良い、「この曲良いな!」と率直に感じた楽曲でもありますね

「毒」や「花」といったこの作品には欠かせないワードがしっかりと使われている辺り『薬屋のひとりごと』という作品を連想しやすいのも良いですね

オープニング映像に関しては、登場人物は猫猫だけという映像ながらも、そこからの衣装変化が「美しい花には棘がある」じゃないですが、「美しさの中に潜む魅惑的な毒」を表現しているようで思わず見入ってしまいました

黒のドレスから白のドレスに変化するなど、それぞれ対となっているような見た目で分かりやすい演出表現している辺りもメッセージ性としては伝わりやすくて良いですね

あと、歌詞と映像がしっかりリンクしているのもまた目と耳で楽しめて好きな映像である理由の一つ

「ぞくぞくして」の部分で体を揺するような映像にしていたり、「味見して」の部分で猫猫が舌で唇を舐めるところなんかは特に印象に残っています

【MV】

第3位 メロウ:スキップとローファー

歌手須田景凪
作詞・作曲須田景凪
編曲久保田真悟(Jazzin’park)

『ニノ国』『炎炎の消防隊』などのアニメ作品のみならず、ドラマやCMなど多くのタイアップもしている須田景凪さんのシングル楽曲

ボカロPではバルーンとして活動されていて、「シャルル」などといった有名楽曲を生み出しています

このOPが流れてきた瞬間に好きになった楽曲です

作品が醸し出す温かみや楽しさが伝わるような曲調だけじゃなく、キラキラと輝く眩しさや初々しい青春を感じさせるような歌詞が非常に作品とマッチしていて素晴らしいですね

そしてまた、OP映像がこれまた素晴らしいこと!

作品の雰囲気を存分に表現している映像が良いというのもありますが、やはり美津未と志摩くんが一緒に踊っているダンスシーンは見ていて微笑ましすぎた!

キレのあるダンスを披露するとかではなく、純粋に楽しそうに踊る二人の姿は、初々しさも感じさせながら仲の良さも感じさせてくれて、何度見てもニヤケてしまう(笑)

原作を読んだうえで、この映像を作り出したP.A.WORKSは本当に凄いなと改めて感心させられました

【MV】

第2位 勇者:葬送のフリーレン

歌手YOASOBI
作詞・作曲・編曲Ayase

YOASOBIは『BEASTARS 第2期』、『機動戦士ガンダム 水星の魔女Season1』、『【推しの子】』などのアニメ主題歌を担当し、これが4作品目のアニメタイアップ主題歌になります(Ayaseさん単体でのタイアップは除く)

YOASOBIが歌う楽曲はどれも見事に作品を表現した素晴らしい楽曲ばかりですが、この『勇者』もその例に漏れず素晴らしい楽曲となっていました

それこそ歌詞にも”御伽話”というワードが出てきますが、まるで物語を語っているかのような歌詞とikuraさんの語り掛けるような歌声は、1番と2番で語られているフリーレンの旅の終わりと旅の始まりを見事に表現していて、最初に聴いた時は「凄い」としか言葉が浮かんできませんでした

それ以外にも、「長すぎる旅路から切り出した一節」や「勇者との短い旅の記憶」など序盤の序盤から意味が理解出来る歌詞が登場するところがより一層、この曲の歌詞へと引き込ませてくれましたね

そして、話数が進むごとにさらに理解度を増していくこの曲の歌詞を聞くと、どんどん深みにはまるのがこの曲の良いところ

少なくとも『葬送のフリーレン』を7話まで見ている状態で2番まで聞いたことない人は是非とも聴いてほしいですね

きっと「これあのシーンか!」ってなると思いますよ

オープニング映像に関しては、日常風景や作中で登場するキャラクターたちだったりとこの物語に関係する部分で構成された映像

途中でチラッと登場するミミックに食べられているフリーレンの姿は何度見ても笑えます(笑)

そして、ラストシーンのフリーレンが重なる映像も現在と過去を見事に表現しているようでもの凄く好きなオープニング映像ですね

【『勇者』オフィシャルMV】

第1位 アイドル:【推しの子】

歌手YOASOBI
作詞・作曲・編曲Ayase

「2023年の顔」といっても過言では無い程に、今年多くの話題を生みだしたYOASOBIの楽曲

Billboard JAPANのダウンロードチャートでは初登場よりダウンロード数で1位を獲得するのみならず、総合ソングチャート「Billboard JAPAN Hot 100」で自己最高の7週連続の1位も獲得

また「Billboard JAPAN Hot 100」のチャートにて総合首位を初登場から21週連続で獲得しており、これはチャート史上歴代最多のチャート記録となっています

それだけに止まらず、ストリーミング・ソング・チャートでは初登場から5周目に史上最速で1億回再生を突破し、そこからチャートイン30周目にはこれもまた史上最速で累計再生数が5億回を突破しました

さらに、音楽配信サービスであるSpotifyでは2023年最も再生された楽曲となっており、またApple Musicが発表した2023年の年間チャート「2023年トップソング100:日本」ではOfficial髭男dismの「Subtitle」に続く第2位を獲得しています

アニメ放送当時に「今期の主題歌の覇権は『アイドル』です」と語っていたんですが、なんだかんだで今年の主題歌の覇権になりました

この作品の内容を見事に表現した歌詞もさることながら、アイドル楽曲っぽい曲調や歌い方がより一層『【推しの子】』という作品にマッチしていて本当に素晴らしかったですし、放送が終わった今でもその感想は変わることがないですね

そして、今でも聞き続けてしまうくらい抜けない中毒性もまた凄い(笑)

そんな今年話題のあった楽曲なので「カラオケも上位だったのかな?」と思って調べたら、JOY SOUNDでは2位、DAMの方では3位でしたね(ちなみに両方とも1位はVaundyさんの「怪獣の花唄」でした)

JOY SOUND:2023年JOYSOUNDカラオケ年間ランキング

DAM:2023年DAM年間カラオケランキング

また、このMVのためだけに制作されたアニメーションのクオリティーは今見ても凄いなと感じてしまう

MVに関しては、配信開始してからわずか1ヶ月で8800万回再生を突破しており、2023年12月時点では3.8億回再生を突破しているので、その数字からも人気の高さを証明していましたね

そういった諸々の点や主観的な個人的な好みを考えても、この楽曲は見事に2023年のアニメ主題歌において覇権主題歌と言って問題無い楽曲となりましたね

【MV】

【2023年アニメ主題歌】EDランキングTOP10

第10位 Only for you:転生王女と天才令嬢の魔法革命

歌手アニスフィア・ウィン・パレッティア(CV:千本木彩花)
ユフィリア・マゼンタ(CV:石見舞菜香)
作詞・作曲・編曲馬渕直純

『転生王女と天才令嬢の魔法革命』のメインキャストの二人が歌うED主題歌

二人が出会ったことで色づき始めたそれぞれの世界

そして、その未来がずっと続くように願い続けているような歌詞は、見事に作品と二人の心情にリンクしている尊さ溢れる一曲でした

個人的にですが、歌詞の中で一番尊さを感じたのはサビのこの部分

君の声が聞こえるから
この歌声響かせよう
どんなときでも(二人で)
乗り越えてゆこう

「君の声が聞こえるからこの歌声響かせよう」という「君がいるから一緒に行こう」と感じさせる部分も尊いですが、このハモリの部分で「二人で」と入れているのが一番尊さを感じました

二人の固く強い絆を感じさせながら、二人なら乗り越えられるとも感じ取れるし、何よりハモっていることで前面に押し出していないから、二人だけの秘めた誓いのようにも感じ取れて凄く良かったです

あとこの部分をユフィリアが歌っているというのが尊さ倍増させてくれましたね

第9位 Queen of the Night:ティアムーン帝国物語

歌手カノエラナ
作詞・作曲カノエラナ
編曲河合英嗣

OPの方で紹介した『虚構推理』の主題歌も歌われているカノエラナさんの楽曲

アニメのタイアップとしては『虚構推理』、『永遠の831』、『Helck』と併せて4曲目になります

歌詞や曲調のみならず、歌声ですらこの作品を表しているような表現力の高さに感服してしまった一曲です

そして、この曲に関しては放送する度に毎回スキップせずに聞いてしまうくらい好きな一曲でもありますね

歌詞の部分に関しては、日記だったり、大切なものは失ってから気付くといった転生前のことを歌っているAメロ&Bメロから始まり、サビの部分でもう一度人生をやり直す決意をして未来を変えようという意志を感じる内容となっているのが非常に印象的

またサビの「Dear moon」が「ティアムーン」と聞こえるのもまた憎い演出ですし、そう聞こえることでこの後に続く「祈りを捧げるよりも 自分の足でもう一度だけ」の歌詞がミーアの力強い意志をさらに感じさせるんですよね

そして曲調はしっとりとした雰囲気を感じさせるんですが、これが断首される前のミーアの心情を表しているようでもあり、また一時の”夢”のようにも感じさせるような儚さも感じさせる曲調にもなっているので非常にこの作品を表しているように感じました

そんな歌詞も曲調もこの作品にピッタリなこの主題歌ですが、一番すごいのがこの歌を歌うカノエラナさんの歌い方

歌の出だしに関しては幼さを感じさせるような高めの声で歌っているんですが、そこからサビにかけてまるで成長してくかのように力強くなっていく歌い方が本当に凄かった

これに気付いた時はそのあまりの表現力の高さに鳥肌が立っちゃいました

「ヨトギバナシ」の時もそうですが、本当に作品に対してのリスペクトを感じさせてくれるので、今後もより多くの主題歌を担当してほしいと感じましたね

【MV】

第8位 ヰタ・フィロソフィカ:わたしの幸せな結婚

歌手伊東歌詞太郎
作詞・作曲伊東歌詞太郎
編曲河野圭

ニコニコ動画の投稿から始まり、そこからメジャーデビューを果たした伊東歌詞太郎さん

2018年に声帯の手術の為に活動休止を余儀なくされましたが、その際に執筆した初の小説「家庭教室」は7万部の大ヒットとなりました

以降、”シンガーソング・ラノベライター”として幅広い活躍をされています

アニメのタイアップとしては『デカダンス』のED主題歌を初めて担当し、それ以降は『ディープインサニティ ザ・ロストチャイルド』、『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』の主題歌も担当されています

また、『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』の6話にて登場した挿入歌「スプリングルズ・サワークリーム」も伊東歌詞太郎さんの楽曲になります(群青同盟のCMソングで使われていた曲)

『わたしの幸せな結婚』という作品自体が純愛で一途で真っ直ぐな恋愛模様を見せてくれましたが、その内容にピッタリすぎるくらい”愛”の尊さを歌っているように感じている楽曲です

ゆったりとした曲調ながらもサビの部分で力強さを感じさせるような曲調へと変化するのが、想いの強さにも繋がっているような気持ちにさせてくれました

そして、この曲のさらに良いところが美世と清霞を連想させるような一途さを感じさせる歌詞!

「何回も何度も伝えるよ」とかはずっと変わらぬ思いを感じさせるし、「大切なものひとつ それは僕とあなたの幸せだろう」とかは互いの幸せを一番に願い続ける二人を見事に表していましたね

あと、これはEDでは流れてはいませんでしたが「変わり続ける僕らの心は変わらない」という歌詞は、どんなに年月が経とうとも互いに愛し続けるということが伝わってくるし、美世と清霞もそういう未来を歩んでいくんだろうなと想像できて微笑ましくなりました

なお、この楽曲のMVも公開されているんですが、これもまた非常に尊さ溢れる映像となっているので、EDを見てこの楽曲が気になっていた方は是非一度視聴することをオススメします

きっとよりこの曲が好きになると思いますよ

【MV】

第7位 ひめごと*クライシスターズ:お兄ちゃんはおしまい!

歌手ONIMAI SISTERS
(高野麻里佳・石原夏織・金元寿子・津田美波)
作詞・作曲・編曲おぐらあすか

この作品に登場する姉妹を演じるメインキャスト4人が歌うED主題歌

アップテンポな曲調と作品の内容に沿った歌詞で『おにまい』を表現した見事な一曲

パーティー感のある賑やかしい曲調は、どんどんと交友関係が広がっていくまひろと周囲の関係性を感じられるし、歌詞に関しては思わず「まんまやんw」と思ってしまうくらいのド直球ぶりが凄く良い(笑)

そして、男としてのアイデンティティが崩壊しつつあるまひろが知っていく”女の子の世界”の楽しさをも表しているようで好きな楽曲です

そしてED作画に関しては、さすが『無職転生』を制作しているスタジオバインドと言ってもいいくらい良く動く!

この作品の放送は『2023年冬アニメ』だったんですが、その当時の中ではダントツに動いている主題歌映像でしたね

特にサビの部分の各キャラのダンスに関しては、1回では追いきれないほどよく動く!

ひとりひとりの動きもそうですが、ソファーの上で猫もしっかり踊っているという細部にまで楽しさがふんだんに盛り込まれた映像は、見ていて本当に楽しい気分にさせてくれましたね

第6位 好きにしなよ:Dr.STONE NEW WORLD(第2クール)

歌手Anly
作詞・作曲Anly

沖縄出身のシンガーソングライター・Anlyさんが歌うバラード楽曲

アニメ主題歌は『NARUTO-疾風伝-』、『七つの大罪 戒めの復活』、劇場版『夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者』などを担当したことがあり、今回の楽曲は6作品目のアニメタイアップ曲になります

この曲を聴くと非常に心が軽くなり、気持ちも楽になる魅力的な楽曲

”自由”を感じられるような歌詞もさることながら、それに合わせるかのようなゆったりとした曲調はまさに「歩くような早さでも良い」と言ってくれているかのよう

さらに、その”自由”を表現するうえで、海へと飛び出した『Dr.STONE NEW WORLD』と重なるように舟に例えているのが見事に今回のシリーズとマッチしていて非常に良いですね

映像に関してはサンドアートでコハクの1日が描かれているんですが、その日常の微笑ましさが素晴らしすぎる

仲間と共に過ごす1日の中にいくつもの幸せがあり、そこで見せるコハクの笑顔は非常に魅力的

そして、第3期20話から色が付いた映像もまたストーリーに合わせて”新たな未来”を印象付けるかのようで好きですね

歌だけでなく、映像でも心を癒してくれる素晴らしいエンディングです

【オフィシャルビデオ】

第5位 ひだまりの彩度:便利屋斎藤さん、異世界に行く

歌手konoco
作詞・作曲・編曲MIMI

konocoさんは2014年のカバー動画をきっかけにネットを中心に活動を始め、アーティストとしての活動だけじゃなく、イラスト・デザインの制作やアパレルのデザインも行ったりと幅広く活躍されています

心地よい緩やかな曲調とろうそくに火を灯したような優しい明るさを思わせるような歌詞が聴いていて癒される一曲

誰かといることで感じることが出来る温もりは、その気持ちを言葉にすることが出来なくても感じ取ることが出来る

そして、その気持ちを明確にすることよりも、今はその感じた温かさを大切にしていきたいと思わせるような優しい歌詞が好きな楽曲ですね

曲調に関してもピアノの伴奏から始まり、その後も激しくなることなく心地良く響く音楽が、透明感のあるkonocoさんの歌声と相まって、スッと耳に入ってくるのも凄く良いです

何より曲名が「ひだまりの彩度」というこれまた優しさ溢れる曲名なのも良いですよね

日の当たる場所の心地よさを感じさせつつ、その色合いも人が齎す”心の光”の加減によって変化するというのを表現しているよう

また、ED映像がアニメーションではなくクレイアートで表現されているというのもまた癒される

そんな多くの癒しを貰いながらも、本編3話ではしっかり盛り上げる役目を果たしていた「ひだまりの彩度」

”新たな冒険の始まり”をしっかりと演出したこの曲の流し方はかなり印象深く記憶に残っています

第4位 スターチス:Helck 第1クール

saji
作詞・作曲ヨシダタクミ
編曲ヨシダタクミ

『夜桜四重奏~ハナノウタ~』、『あひるの空』、『かげきしょうじょ!!』など数多くのアニメ主題歌を担当し、Vo&Gtのヨシダタクミさんは水樹奈々さんやKis-My-Fit2などの数多くのアーティストに楽曲も提供している3ピースロックバンドのsajiが歌う楽曲です

この曲に関しては聴いた瞬間からなぜか涙が出そうになるくらい心に響いた楽曲

そしてこれに関してはずっと変わらず、今だに聴くと切なさと悲しさがこみあげてくる感覚になります

というのもこの楽曲は主題歌として使われている『Helck』という作品の世界観を見事に表現しています

そして、その表現によって作中で描かれた様々な感動的なエピソードが脳裏をよぎってくる

だからこそ、楽曲の良さも相まって、つい涙が出そうになってくるんですよね

この作品やこの曲を調べた時に原作勢の方々がこの曲を聴いて「作品に合いすぎてる!」というのをよく見かけていましたが、話数を追う毎にその意味がだんだんと分かってきた時は同じ気持ちになれたようで少しうれしかったです

そして、この曲は歌単体でも泣きそうになるんですが、エピソードを見進めていくことでED映像でも泣きそうになるというのがまた凄い

特にサビ前のヘルクが雪の降る中、街灯の下に立っているところなんかは18話での名シーンを彷彿とさせるので本当にヤバいです…

ED映像では1番しか聞けませんが2番も非常に良く、どこか喪失感の混じった感じの歌詞がより一層心に刺さるので、2番を聴いたことが無いという方は是非とも聴いてほしいですね

【MV】

第3位 エース:シャングリラ・フロンティア

歌手CHiCO
作詞・作曲DECO*27
編曲tepe

クリエイターチーム『HoneyWorks』とのコラボユニットである『CHiCO with HoneyWorks』のボーカルとしてデビューし、2023年4月より新たな挑戦としてソロプロジェクトを始動しているCHiCOさんの3曲目のシングル(CDシングルとしては1曲目)

この楽曲は、ゲームに本気になるこの作品の熱量を感じられるような熱さに溢れた楽曲です

「目指したゴールが次走り出すためのスタートラインになる」だったり「どこまでもいけるはずなのにここが限界と見間違う」だったりと、どこまでも先へ先へと進んで行くことを止めない向上心が伝わってくるような歌詞が心を燃やし、「やってろうじゃねえか!」っていう気持ちにさせてくれて前向きな気持ちにさせてくれます

また、全体的にアップテンポな楽曲なのもそうですが、CHiCOさんの力強い歌声がさらにやる気を与えてくれて良いんですよね

この楽曲に関しては、何かに挑む前の”勝負曲”としては本当にピッタリだと思うので、大事な試合や試験、大事な仕事のプレゼンなどの本気の勝負所で勇気が欲しい方はプレイリストに入れておいて損は無いと思いますよ

【MV】

第2位 ムスビメ:無職転生Ⅱ

歌手大原ゆい子
作詞・作曲大原ゆい子
編曲吉田穣

映画「リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード」のエンディングテーマを担当し、それがメジャーデビューとなった大原ゆい子さん

その後もTVアニメ『リトルウィッチアカデミア』の第1クール&第2クールのエンディングを担当し、『宝石の国』、『からかい上手の高木さん』などのアニメ作品の主題歌も担当されています

『無職転生』に関しては第1期で流れたOP&ED全8曲を全て担当し、第2期もOP以外は楽曲提供も含めて担当されていて『無職転生』という作品に於いてはなくてはならない方となっています

優しい雰囲気の曲調と同じように優しさに溢れているような大原さんの歌声が耳に響きつつ、シルフィの一途な恋心を歌っている歌詞が見事にマッチしている素晴らしい楽曲

離れ離れになってしまったルディとシルフィでしたが、2期で再会しながらも行き違いや思い違いからルディはシルフィのことに気付くことが出来なかった中、シルフィはすぐに気付いて昔と変わらない恋心を視聴者である私たちに見せてくれました

そして、それを見ているからこそ、この歌に登場してくる歌詞とシルフィのダブり具合が尋常じゃなかったですね

「思い出の色に染めた頬」とかはシルフィが頬を赤らめている様子が容易に想像出来ましたし、「あの日から変わらない想い 私のままで待っていたよ」とかはそのものまさにでしたね

また、この曲のED映像もまた凄く良かった!

全体的に淡い感じは想いを届けたいけど届かない切なさのようなものを感じさせて良かったですし、「点と点が繋がる時に」のところで幼いシルフィと現在のシルフィを映すことで過去と現在という”点”ルディとシルフィという”点”それぞれ2つの意味を持った点同士が映っている演出もまたエモかったですね

この曲は放送当時はそこまでハマらなかったんですが、話数が進み、色々なことに気付いていくにつれてどんどん好きになっていきましたね

第1位 メフィスト:【推しの子】

歌手女王蜂
作詞・作曲薔薇園アヴ
編曲女王蜂・塚田耕司

『東京喰種:re』『どろろ』『後宮の烏』などのアニメ主題歌も務めた女王蜂のシングル楽曲

『【推しの子】』のOPが明るめの楽曲なら、EDは暗めの楽曲

ただ、その暗さの中にも、自分の中にある絶対に折れない想いの強さを表現しているかのような曲調や歌詞がもの凄く作品にピッタリな楽曲ですね

そしてその強さがまた”病的”と表現しても良いくらい狂気に満ちているのもまた作品らしくもあり、この曲の良さでもあります

女王蜂の楽曲自体、かなり魅惑的で引き込まれるような曲が多い印象がありますが、この「メフィスト」も他の曲に負けず劣らず、思わず聞き入ってしまうほどに衝撃的でした

そして全体的な曲の感じも良いんですが、何よりイントロがめちゃくちゃカッコいい!

本編の引きの良さもありますが、次も面白いんだろうなと期待させるのに十分なこのイントロの入り具合は最高でしたね

また、この曲のMVが本当に凄い

アイドルに過剰なまでに愛を注ぐファンの姿もそうですが、そのアイドル自身もまた何かに取り憑かれているかのように舞台に立ち続けようとする姿はまさに”狂気”

ライブシーンの際の音割れの感じもまたリアルさと不気味さを演出していて、最初に見た時は少し恐怖しましたね

しかも、そのアイドルが『【推しの子】』で登場した大事なシーンにも非常に似ている結末を迎えていたのでより一層感情移入してしまった

そういった意味では、楽曲の良さもそうですが、女王蜂のアヴちゃん自身で表現する”アイドル”を見ることが出来るのでMVを見たことない人は一度見ても良いかもしれませんね

【MV】

【2023年アニメ主題歌番外編】今年からの主題歌+オススメ挿入歌5選

最高到達点:ワンピース

歌手SEKAI NO OWARI
作詞Fukase
作曲Nakajin
編曲SEKAI NO OWARI
話数1074話「モモを信じる ルフィ最後の大技!」以降

多くの有名曲や話題曲を生み出してきたSEKAI NO OWARIの6曲目の配信限定シングル楽曲

アニメの主題歌としては映画『クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』、映画『メアリと魔女の花』に次いで3作品目となります

2023年は多くの主題歌が流れましたが、この『最高到達点』はダントツで元気とやる気を貰った楽曲です

賑やかなパレードのようにも感じる軽快でノリの良い曲調は聴いているだけでも明るい気持ちにさせてくれましたし、何より歌詞から一番やる気を貰えましたね

Aメロ&Bメロではまさに暗い夜のような暗闇が目の前に広がっているかのような感じにさせられながらも、それに気付いているからこそ進もうという意志も生まれてくる

その意志が暗闇に光を照らし、”夜明け”を迎え、自身が本来持っていた『最高到達点』へと誘う力を与えてくれる

そこからの「さあ復活だ 目覚めの時が来た」というのが「今は倒れてしまっても、あなたにはそれを成すだけの力がある。それを目覚めさせるのは”今”だ」とも取れて、挫折や後悔があった中でも諦めずに進んで行こうというやる気を貰えましたね

あとはやはり、この「ワノ国」編にてついにギア5へと到達したルフィが見せた戦いぶりが、多くの勇気と感動と興奮を与えてくれたのも大きかったです

その名シーンを思い出させてくれるようなリリックビデオは何度も見てしまうし、OPでも描かれているたくさんの笑顔がまた非常に心を元気にしてくれました

この楽曲はこれからも心が折れそうになったりした時の「元気が出る曲」として聴き続けていきたいと思いましたね

【リリックビデオ】

Ave Mujica:Bang Dream!It’s My GO!!!!!

歌手Ave Mujica
作詞上松範康(Elements Garden)、織田あすか(Elements Garden)
作曲上松範康(Elements Garden)
編曲藤間仁(Elements Garden)
登場話数13話

Ave Mujicaは『Bang Dream!It’s My GO!!!!!』にて登場した5人組ガールズバンドになります

13話放送時のライブシーンの際に、いきなり劇から始まった時は「何事?」と思いながら見ていましたが、いざライブが始まったら食い入るように見入ってしまったこちらの楽曲

見に纏う衣装からもミステリアスな不思議な魅力を漂わせていますが、楽曲からもその魅力が存分に伝わってくるのが凄く良かったです

スローテンポなイントロから一気に激しさを増したかと思ったら、また曲調がゆるやかになり、再度サビで激しさを増す感じが、見事に物語の”序破急”を表現しているようで、その物語によって「Ave Mujicaの世界」に迷い込んでしまったかのよう

そして、この曲が演奏された時のライブシーンが圧巻

ライブ会場の大きさを舞台や観客、天井のシャンデリアなどで見事に表現し、奥行きと立体感のあるライブシーンになっているのもさることながら、後ろのモニターの映像が更なるライブ感を演出していて、まるでその場にいるかのような感覚になりました

特に、途中で映り込むAve Mujicaの5人がそれぞれアップで映る場面なんかは曲調に合わせたカメラワークも良かったんですが、カメラを引いた時の舞台全体を見渡した絵がまるで観客席からの視点のように見えてもの凄く興奮しちゃいましたね

そんな興奮冷めやらぬ中でのこの作品の続編にあたる『Bang Dream!Ave Mujica』の発表で、さらに興奮したことは言うまでもありませんね(笑)

2023年12月時点ではまだ詳細は発表されていませんが、こちらの続報に関しては非常に楽しみにしたいところです

OVERWHELM!:D4DJ All Mix

歌手Peaky P-key
作詞Spirit Garden
作曲上松範康(Elements Garden)
編曲菊田大介(Elements Garden)
登場話数1話

Peaky P-keyはこの作品に登場する4人組の高校生DJユニットの一つになります

個人的にですが、今年流れた挿入歌の中で一番聴いた曲ですね

私自身はゲーム未プレイでアニメでしか『D4DJ』という作品には触れていません

そして、そのアニメ第1期の時からPeaky P-keyの曲はどれも好きでしたが、今回の曲も良かった

情熱的な熱量のある曲調に前へと進み続けて成長していこうとするストイックさを感じられる歌詞

そこに強者感のあるPeaky P-keyのカリスマ性が合わさって、力強さと迫力を兼ね備えた一曲へと昇華されているようなインパクトが感じれて、すごく刺さりました

この作品に登場するDJユニットはそれぞれ信条やモットーを持って活動しており、Peaky P-keyの信条は「オーディエンスに最高の時間と音楽を届けること」なんですが、そのものずばり、ものの見事に”最高の時間と音楽”をもらいましたね

公式の方でアップしている動画のサムネイルにもありますが、この曲は本当に”激アツ”な一曲となった印象があります

また、その迫力と熱量を存分に表現したライブパフォーマンスもお見事!

こう言うしっかりとしたライブシーンを見せてくれる作品を見ると、音楽関連のアニメ作品見てて良かったなと感じます

あとこれはカメラワークになりますが、サビのラストの「大きく響け To world」「大きく繋げ To world」の間に一瞬映る響子の顔のアップが堪らなく好きです

強者の中にある絶対的な自信を感じさせる印象がありながら、「連れて行ってやる」と言わんばかりの不敵な笑みと手を伸ばした姿が響子にピッタリすぎて何度でもこの曲のライブシーンを見れてしまいます(笑)

この作品自体の放送は2023年1月からだったので約1年間見続け&聴き続けられたということに感謝しつつ、これからも聴き続けたいなと思っている楽曲ですね

STAR☆T☆RAIN:【推しの子】

歌手B小町
作詞・作曲小野寺祐輔
編曲河合泰志
登場話数11話

B小町は『【推しの子】』にて登場するアイドルグループ

ルビーと有馬かながアイドルとして活動を始めた際のアイドル名で、この二人に加えてYoutuberのMEMちょの加入で正式なスタートを切ったアイドルグループです

グループ名の由来はルビーとアクアの母であるアイが所属していたアイドルグループ”B小町”が名前の由来となっています

この作品に関しては「サインはB」だったり「Full moon…!」だったりと数多くの挿入歌が登場し、どれも甲乙つけがたいくらい良い楽曲だったんですが、個人的にはこの「STAR☆T☆RAIN」がお気に入りでした

思わずサイリウムを持って踊りたくなってしまいそうになるようなノリの良い曲調に、アイドル楽曲らしい楽しさと可愛らしに溢れた歌詞に思わず病みつきになってしまいましたね(笑)

あと所々でしっかりと合いの手を入れられる感じになっているのも、ファンとの距離感を大事にしているアイドルらしい楽曲だなとも感じました

そして、このライブシーンも本当に良くて見入ってしまったのも、この曲がお気に入りになっている理由の一つ

これを初めて見た時は、細かな動きもさることながら、表情やダンスなどといった一つ一つの作画の凄さに圧倒されてしまったのを今でも憶えています

youtubeにアップされている公式の動画では歌のみになりますが、本編では有馬かながどういった気持ちでこの舞台に立っているかも描かれていて、そこも含めてかなり印象に残っている楽曲です

ちなみに、これは”番外編の番外編”みたいな感じになってしまいますが、『【推しの子】』に登場する挿入歌は少し面白い歌も2曲登場し、それもまた虜になってしまうような楽曲になっているのでそちらもオススメ!

1曲目の「ピーマン体操」は少ししか流れなかったものの、そのわずかな歌詞が耳に残ってしまうほどにインパクト大でしたね

そして、公式の方でアップされた動画がそのワンシーンをループするというある種、狂気じみた動画なのがもの凄く笑えましたw

2曲目の「ぴえヨンブートダンス」は本編で描かれていたYoutuberのぴえヨンとルビー&有馬かなのコラボ動画の際に披露されていたトレーニングダンスなんですが、これもまた歌もダンスも絵面ももの凄かったですね(笑)

この2曲に関しては、この作品に参加しているキャストの方が出演している【踊ってみた】動画がそれぞれアップされているので、踊ってみたいという方は是非視聴してみてくださいね

さらに、「ぴえヨンブートダンス」に関しては『【推しの子】』の公式ラジオである「推しラジ」の第4回にてアクア役の大塚剛央さん、ルビー役の伊駒ゆりえさん、ぴえヨン役の村田太志さんが実際に挑戦しているんですが、その切り抜き動画が公式チャンネルにてアップされていましたので、是非そちらも大変面白いので視聴してみてくださいね

「ピーマン体操」

歌手有馬かな
作詞・作曲・編曲Kijibato
登場話数9話

「ピーマン体操(潘めぐみバージョン)」

「ぴえヨンブートダンス」

歌手ぴえヨン
作詞ピヨす屋茶房
作曲・編曲ピヨす屋茶房、ピヨ崎あやと、ピヨばな亮祐
登場話数5話

「第4回『推しラジ』切り抜き動画」

bliss:葬送のフリーレン

歌手milet
作詞milet
作曲・編曲Evan Call
登場話数初回2時間SP 特殊ED(TV放送時)
11話

2023年は『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』にてMAN WITH A MISSIONとコラボし、OP&EDを務めたmiletさんの楽曲になります

この曲は金曜ロードショーにて放送された際のTV版の特別エンディングとして流れたエンディングになります

なので動画配信から見始めた方にとっては11話の挿入歌として流れたのが初聴きになりますね

ゆったりとした曲調は子守歌のような趣を感じさせ、歌詞に関しては死者へ祈りを捧げるような弔いの言葉になっていて非常に心に染みわたる優しい楽曲になっています

実際、これが流れた1話ではヒンメルの死が描かれていましたし、11話では「断頭台のアウラ」に操られていた兵士たちを弔う際に流れていた楽曲にもなっていたので、それぞれの各シーンで描かれていた描写も相まってかなり印象に残っていますね

また、4話ではフランメが残した魔導書を見つけ、それによってフリーレンは天国へ向かう旅を始めることを決意したりと、多くの出会いと死者たちとの物語が紡がれていることを連想させてくれたので、この作品が描く壮大な”物語”を表現するのにこれほど相応しい歌もないかなとも感じています

歌と歌詞を担当したmiletさんの表現力もそうですが、作曲のみならず、この作品の劇伴も担当しているEvan Callさんの表現力にも感服しっぱなしの一曲ですね

まとめ

2023年に放送されたアニメ作品の主題歌別ベスト10とオススメの挿入歌&今年からの主題歌5曲の紹介でした!

2023年は大豊作と言っても過言では無い程に多くのアニメ作品が楽しませてくれましたが、多くの主題歌も存分に楽しませてくれました

そんな中で個人的に選んだ楽曲ばかりにはなってしまいましたが、「これいい曲!」と思って頂き、そこから新たに見るなり、また改めて見るなりと2023年のアニメ作品を楽しんで頂ければ幸いです

また、厳選した中で選んだ楽曲の数々にはなるので「これはないの?」というのもあるとは思いますが、そこはご了承ください(汗)

そして、今回まとめてて感じたのはやはり『【推しの子】』は強かったですね

元々内容自体はかなり面白かったですが、主題歌だけじゃなく挿入歌も含めて「これオススメしたい!」と思った作品は中々無い気がします

そういった意味では、『【推しの子】』はやはり隙がないとも言えたかなと感じているので、「2023年の覇権アニメは?」と聞かれたら個人的には『【推しの子】』と答えるのは間違いないかなと感じた今日この頃でございます

そして、これからは2024年という新しい年の幕が開き、すでに期待できる作品が目白押しとなっている年ともなっているので、その作品の内容のみならず、どんな主題歌や挿入歌の数々が私たちを楽しませてくれるのか本当に待ち遠しいので、2024年も大いに楽しませてもらいたいなと思います!

それでは今回はこの辺で!

また会いましょう

こちらの記事もおすすめ!