どうもウハルです!
今回は「蜘蛛ですが、なにか?」21話の感想&解説を語っていきます!
今回は、蜘蛛子さんの出番なしの人間パート回!
遂にエルフの里に攻めてきたユーゴーが率いる帝国軍
それを迎え撃つために準備を進めていたシュンたちでしたが、いよいよ始まる決戦に人間パートの緊張感もMAXになってきましたね
そんな中でもあくまで”先生”で居続け、苦しい選択をしなければならないフィリメスの想いは感慨深いものがありました
そして、フィリメスから語られた「神」と「スキル」の正体はこの世界のシステムに関わる重要な内容でしたね
そんな「蜘蛛ですが、なにか?」21話の感想と解説を原作小説の内容も交えつつ語っていきます
なお原作に関しては10巻まで既読済みなので、そこまでで分かる範囲になります
ちなみに前回の20話「私のせいじゃない、よね?」に関しても感想&解説を語っていますのでよろしければ是非!
20話感想&解説
蜘蛛ですが、なにか? 21話あらすじ
21話「私、出番ないってか?」
エルフの里の結界は盤石、強力な仲間も加わった。戦争に向けた準備が着々と進む中、シュンたちはフィリメスから転生者の秘密と管理者の存在を明かされる。そして、この戦争が「仕組まれたもの」であることも……。
もしも、どの動画配信サイトで見ようか悩んでいるという方は、以前動画配信サービスのまとめ記事を書いていますのでご参考ください
サービスによっては画像付きで登録方法や実際に使ってみての感想も語っています
動画配信サービス記事
原作だとどの範囲?
- 原作4巻
- S6 世界の裏
- 原作5巻
- S1 決戦二日前
- S2 決戦一日前
- S3 エルフの里の決戦 開幕
- 原作5巻
- O2 戦いましょう
21話「私、出番ないってか?」は原作だとこの範囲になります
それぞれのパートごとに分けさせていただき、原作巻数、章数、タイトル名を書かせて頂きました
原作をこれから買おうと思っている方や現状持っている方の参考になれば幸いです
蜘蛛ですが、なにか? 21話感想&解説
結界の強さ
戦いの準備の為、戦場になるであろう結界の外縁部の下見に行くことにしたシュンたち
そこに同じ転生者で冒険者としてすでに多くの経験を積んでいたクニヒコとアサカも加わり、エルフに案内してもらいつつ、結界の外縁部までやってきました
エルフの里の上空から地下まで覆うように張られた結界
薄い膜のようなその結界の強度を確かめるため、クニヒコは龍の素材で作られた魔剣を使って技を放ちます
その一撃による轟音と爆風をまき散らしながらも、傷一つ付かないその結界は生半可な攻撃では絶対に破ることが出来ない事の証明となりました
この鉄壁の結界をユーゴーは壊せるのか疑問に思うクニヒコでしたが、カティアは「壊す必要はない」とその疑問に答えます
結局のところ、破壊せずに解除してしまえば良いだけの話
ユーゴーが持つ相手を洗脳する七大罪スキルの一つ《色欲》
それを使ってエルフを洗脳し、結界を解除する事も可能だという事をカティアは語りました
エルフ内に内通者がいる可能性を示唆するこの言葉に、同行していたエルフは「ありえない」と一蹴
続けて「人族ごときに屈しない」とあきらかに侮辱する言葉を放つエルフに、フェイは「こいつら守んなきゃいけないの?」と苛立ちと疑問を感じるようになりました
ここから心強い味方であるクニヒコとアサカが参戦です
他の転生者たちは幼い頃から隔離されてきたので戦闘に慣れていない中、ハイリンスがその名を聞いたことがある程の腕前を持つ二人が戦闘に加わるのは中々心強いですね
というか前回気づきませんでしたが、クニヒコとアサカを演じてる声優さんて斉藤壮馬さんと佐倉綾音さんだったんですね
残り話数が少ない中でのこのキャスティングにちょっと驚き(笑)
ちなみに、クニヒコが持っていた魔剣とアサカが持っていた杖
アニメでは「龍の素材で作られた」とだけ語られていましたが、さらに詳しく説明すると魔剣の方は雷龍の爪を研いで作られ、杖の方は風龍の骨から削り出して作られたものになります
だからクニヒコが結界の強度を確かめる時に使われたスキルが『雷』だったんですね
さらに、クニヒコが持つ魔剣の形状は「刀」
この世界に「刀」は存在しないので、クニヒコが持つ魔剣は「この世界で唯一の刀」になります
エルフについて
ここまでアニメ本編中であまり触れられて来た印象が無かったので、少しエルフについて解説をします
今までのシュンたちに対する態度や接し方からも分かる通り、エルフは基本的に他種族を見下しています
この理由に関しては原作5巻の「章間 ハーフエルフの半生」でアナが自身の生い立ちと共に、エルフの思想について語っています
エルフという種族は、ポティマスを族長とした”絶対王政”のもとで成り立っている種族です
その為、「自身の人生の全てをポティマスに捧げ、死ぬまで働くことが決まっている」と幼い頃から教え込まれています
その信仰とも奴隷とも取れる考え方から自身に劣等感を感じ、そこから「他種族は下等な生物」と見下すことで自分たちの地位を押し上げているのではないかとアナは考えています
といっても、アナ自身エルフの里を出るまでその事に気付かず、ハーフエルフだからという理由で迫害されても、「当然だ」と思い込んでいました
それくらい歪な思想を持っている種族がエルフという種族です
そんな嫌な思いをしていたエルフの里に「なぜわざわざアナがついてきたのか?」という部分を簡単に説明するなら先々代のアナレイト国王への恩義があったからです
そもそも、アナにはエルフの里にいた頃の記憶がほとんどありません
あまりに辛い経験だったからか、心が記憶に蓋をしてしまっていて虫食い状態でしか思い出すことが出来ない
それでもこの歪なエルフの思想やされてきた事自体は覚えていたアナですが、エルフの里を追放された後に手を差し伸べてくれたのが先々代のアナレイト国王でした
誰かに求められるという事を初めて経験したアナはこの時に心が生まれ、その後若くして病床で亡くなった先々代国王から「息子を頼む」と信頼されたことに深く感謝し、これからも王国に忠誠を誓おうと”自分の意思で決めた”からというのが一つの理由です
本当はもっと大きな理由もあるんですが、アニメと原作だと描き方が違うのでその部分は省きました
「神」と「スキル」
戦場の下見も終え、引き返していくシュンたち
その途中の森でフィリメスがシュンたちを待っていたかのように佇んでいました
同行していたエルフたちを帰らせ、「戦いの前に大事な話があります」とシュンたちだけでなく、主にこちらの世界の住人であるハイリンスとアナに語り始めました
自分たちは異世界からの転生者である事、転生者は生まれながらに特殊なスキルと大量のスキルポイントを保有している事、そして転生前の世界にはスキルもレベルも存在しない事
その事実に驚きつつも、今までの事を考えると納得のいく内容でしたが、ハイリンスは「そもそもなぜこの世界に来たのか?」という事に疑問を感じ、フィリメスに問いかけます
その問いにフィリメスは「人為的なものが関係していると考えています」と語ります
さらにエルフに古くから伝わる伝承があり、その内容は『神という存在がやがて異界から呼び出されたものの命を狙い、その力を奪う』というもの
「神」とは”管理者”のことであり、「力」とは”スキル”のこと
エルフが転生者を保護しているのは、『管理者に転生者が持つ強力なスキルを奪われないようにするため』だとフィリメスは語りました
フィリメス自身、この伝承が絶対に信用できるものでは無いとは分かりつつも、管理者が存在している事実は知っていました
そして、その管理者はユーゴーを利用して戦争を起こさせようとしている事も知っていました
その証拠が管理者側に味方する転生者のソフィア・ケレンがユーゴーの側にいた事
生徒同士の争いを避けることが出来なかったフィリメスは、ハイリンスたちにはシュンたちを守ってもらう事を、シュンたちには生き延びてもらう事を願って頭を下げました
明確な理由自体は明かされませんでしたが、この世界の一つの真理が分かったシーンでしたね
「そもそもなぜこの世界にステータスやスキルというものが存在するのか?」
その答えが『管理者が鍛えた力(スキル)を奪うため』です
実は、このことに関しては以前に16話の感想の時に引用した管理者Dの言葉でも、D自身が似たようなことを言っています(アニメでこのセリフは登場してません)
この時は「《不死》のスキルをなぜ作ったのか?」ということの具体性とDの邪神ぶりを知ってもらう為に引用しましたが、今回はフィリメスの言葉の信憑性を高める為に改めて引用します
たとえ手が届かないとわかっていても、人は縋りたくなるものです。何を犠牲にしてでも。そうして頑張って頑張って、結局は手に入れられずに力尽きる。その頑張った結晶は管理者が美味しく頂く。実に効率的だと思いません?
「蜘蛛ですが、なにか?」原作4巻より
D自身がこう語っている以上、エルフの伝承もあながち間違いではないです
ただ、あえて違いを言うのであれば「異世界から呼び出されたもの命を狙い、その力を奪う」という説明
原作でもこういう説明の仕方はしていなかったので、この説明はアニメオリジナルの文章になります
力を奪うのは転生者に限定されているような言い方ですが、基本的にはこの世界に存在しているすべての生物の力を奪っています
スキルやステータスに関しては、人だけでなく魔物も含めたすべての生物は死んだら管理者に力を奪われるというのだけ補足して解説しておきますね
敵対する転生者
来るべき戦いに向けてハイリンス主導の元、情報を整理するシュンたち
そんな中で、避けては通れない最悪の存在は同じ転生者の根岸彰子ことソフィア・ケレン
太刀打ちできないほどの強さと「魔法を無効化するスキル」を持っている彼女を警戒しない理由がありませんでした
さらに、管理者側にいる転生者がソフィア以外にもいる可能性も考えなければならず、分かる範囲で管理者側にいる転生者は3人
- ユーゴー=夏目健吾
- ユーリ=長谷部結花
- ソフィア=根岸彰子
そして、フィリメスの調べで行方が分かっていない転生者は笹島京也と草間忍の2人
フィリメスのこれまでの言動を考えて「どちらか一人は管理者側にいるのは確実」と語るカティア
未知数の強敵がいるかもしれない戦いにシュンたちは頭を悩ませます
前回のフィリメスの回想の時にチラッと名前だけは登場していましたが、ガッツリ名前が登場したのは今回が初の草間忍
これで、転生したクラスメイト25人全員の名前が登場しましたね
なお、このシーンでシュンが「京也がユーゴー側にいると思うか?」という質問に対して、「前世の性格を考えれば京也がユーゴーに味方しているとは思えません」と言っていますが、こう語る理由は京也自身の性格が正義感のある人間だったからに他なりません
その正義感の強さは前世で友人だった俊や叶多に対して、悪ふざけが過ぎたら本気で注意するほど
それが分かるシーンはアニメでも少し描かれていて、8話の回想シーンの中で校外学習の事を思い出していた際にジュースを買ってきた俊が根岸彰子の事を”リホ子”と呼んだ時に「その呼び方よくないよ」と言っていたのが笹島京也です
ここからは少し原作からの補足になりますが、シュンが持っていた笹島京也のイメージはユーゴーのような卑怯な行為をする人間が最も嫌いな人物でした
京也は悪というものに潔癖なくらいの嫌悪を示していた。洗脳したスーに実の父親を殺させることや、洗脳したカティアに俺と戦わせるなんて、京也の最も嫌いそうな卑怯な行為だ。
「蜘蛛ですが、なにか?」原作5巻より
そんな正義感の強い男がユーゴーに協力するはずがないと思いつつも、この世界に来てからのユーゴーだけでなくユーリの変化も知っているだけに、この世界に来て変わってしまったのかもしれないと考えてしまうのもしょうがないかもしれませんね
戦いの「優先順位」
多くの事柄に頭を悩ませつつも、この戦いに勝つための覚悟を決めるシュン
そんな矢先にハイリンスから「お前たちの目的はなんだ?」と質問されます
今回の戦いはあくまでエルフと帝国の戦いで、シュンたちはそれに助勢するだけであり、何が何でも勝たなければならない戦争ではないことを説明するハイリンス
その内容にシュンは驚き、「けど、負ければエルフたちだって…」と反論しますが、ハイリンスは「優先順位を間違えるな」と返します
今回の戦いにおいて、助勢するからには最善を尽くすが、最も優先すべきはシュンたちも含めたエルフの里にいる転生者たちの命を守ることであり、エルフを守る事はエルフたち自身が何とかすべき戦いだということを語ります
シュンはその言葉に納得しつつも、「それでも目の前で誰かが死んでいくのをただ見ていることは出来ない」と自分の思いをハイリンスに語りました
その思いを受け取ったハイリンスはかつて勇者だったユリウスの事も思い出しつつ、「出来る事を出来る限りやろう」と明日に控えた決戦に向けて準備をしておくように全員に伝えました
さすがハイリンスですね!
勇者として、またはシュン個人として「救いたい」という気持ちは大切なことだと思いますが、それが先行して目的を見誤っては元も子もない
しっかりと冷静な判断をしてそれを諭してあげられる辺り、大人でしたね
そして、ハイリンスの言っている事をしっかりと理解し、シュンが改めて目的を再確認したシーンが原作では描かれています
大事なのはユーゴーとの決着じゃない。理不尽な暴力から人々を守ること。その先にあるだろう未来に向けて、努力し続けること。それが大前提だ。
「蜘蛛ですが、なにか?」原作5巻より
勇者として成長したシュンの活躍に今後も期待したくなるシーンでした
余談ですが、結構この例えはヒーローものでよく見る例えでもありますかね?
ヒーローの”目的”は世界を平和にすることであって、敵を倒すことは”目標”の一つでしかない
極端な話、世界を平和に出来るのであれば敵を逃がしてしまっても構わない
これを見失ってしまうと「見当違いな方向に向かってしまう」この例えは結構日常生活でも役に立つことがあるので、ふとした時に一度立ち止まって、思い出してみると”目的”と”目標”の違いがとても分かりやすくなってオススメです
決戦開幕!
帝国軍が攻め入ってくるのを緊張しながら待機していると、大樹の穴の中にある転移陣の方から騒がしい声が聞こえてきました
その声の方に向かってみると、やたらテンションの高い一人の少年がいました
少年はシュンたちを見つけると
「俊に叶多、邦やん!久しぶり!あ、他の皆もちーっす」
と声を掛けてきて、そのノリに聞き覚えがあったシュンたちは行方の分かっていなかった転生者の一人・草間忍だとすぐに分かりました
そして、俊たちの事を知っていて、この状況で現れたという事から敵側だと判断したシュンたちは一斉攻撃を仕掛けます
それに慌てふためく草間ですが、自身のオリジナルスキル《忍者》によってすべて躱されてしまいます
攻撃を躱した草間は転移陣の一つに乗って逃げようとしますが、その直前に自爆の効果が付与された魔剣《炸裂剣》を空中に投げつけます
「あ、みんなも逃げた方が良いよ」
そう言い残し、転移陣を使って逃げた草間
追いかけるよりも、投げた剣の危険性を察知したシュンは皆に逃げるように言いますが、エルフの反応は遅い
残ったエルフを助けようとしますが、ハイリンスに「無理だ!」と止められ、そのまま外に連れ出されます
無事逃げ延びたシュンたちでしたが、中にいたエルフたちは全滅し、転移陣も壊されてしまいました
草間の目的が”転移陣を破壊し、結界の中に閉じ込める為”だとクニヒコは考えましたが、その直後の目の前の光景を見たカティアはその考えを否定しました
その光景とは「エルフの里を覆っていた結界の崩壊」
草間が転移陣を壊したのは”閉じ込める為”ではなく、”逃げ道を無くす為”でした
感動の再会とは無縁そうなノリの軽さをもつ草間忍の登場です
「なんかこんな感じのノリの人ってクラスに一人はいたな」というどこか懐かしい感じを覚えましたが、こんな騒がしそうな人間に名前が忍だからという理由で与えられたスキルが《忍者》というのもまた変な感じですね(笑)
ちなみに、今回登場した草間忍は転生者なのでそれなりの強さを持っていますが、ソフィアほどの化物級の強さではありません
強さのレベルとしてはクニヒコと同じくらい
なので、シュンたちから一斉攻撃を受けた際にあれだけ慌てたんですね
そして、去り際に言った「みんなも逃げた方が良いよ」という言葉
この言葉は「この場から逃げた方が良い」という意味ではなく、「この里から逃げた方が良い」という意味合いになります
破られた結界!フィリメスvsユーゴー
エルフの里を覆っていた結界が破られ、侵入してくるユーゴー率いる帝国軍
その光景を見ていたフィリメスは、待機していたエルフ軍と共に迎え撃ちます
共に先陣にいたフィリメスとユーゴーは互いに激突
フィリメスはユーゴー目掛けて風魔法を放ちますが、近くにいたソフィアによって魔法を打ち消されてしまいます
ソフィアに対して「手出し無用だ」というユーゴーの言葉に素直に従って「見学させてもらうわ」とソフィアはその場を離れました
改めて向かい合い、ユーゴーに魔法攻撃を仕掛けるフィリメス
以前スキルを消し、ステータスも下げたユーゴーがこの攻撃を避けられるはずがないと思っていましたが、ユーゴーは自身が身に着けている装備で魔法攻撃を一蹴
さらに、続くフィリメスの攻撃を武器だけでは説明できないステータスの力で躱すほどの能力を得ていました
ユーゴーがここまでステータスの向上をするほどの強さを手に入れられた理由
それは、七大罪スキルの一つ《強欲》を所持していたからでした
他者を殺した際に、その殺した者の力の一部を奪う能力。奪えるのはあくまで一部であり、スキルやステータス、スキルポイントなどを少しだけ追加する。
そのスキルによって以前よりも強くなったユーゴーでしたが、それはその分だけの多くの命を奪ってきた証明でもありました
その事に動揺したフィリメスの一瞬の隙を突き、攻撃を仕掛けてきたユーゴー
その攻撃を受け、体勢を立て直したところに横からユーリの魔法攻撃が飛んできます
反射的にユーリに反撃してしまったフィリメスの矢がユーリに命中し、ユーゴーからは「先生失格だ」と言われ、半狂乱になったふりをして矢を連続で放ちます
その放った矢で結界を作り、ユーゴーを閉じ込めることに成功しましたが、近くで見学していたソフィアに結界は破られ、追い打ちをかけるようにフィリメスは魔法攻撃を受けてしまい、その場から動けなくなってしまいました
エルフとしてではなく、先生としてユーゴーの前に立ったフィリメス
今まで生徒を守るためにこの世界で生きていたにも関わらず、自身の手で生徒を殺さなければならなくなってしまったこの結果はどれだけ苦しい事か…
その部分に関しては生徒に嫌われている事も含めて、自身の中で心情を吐露している部分があります
生徒に先生が嫌われるのも仕事の一つです。甘んじて受けましょう。このくらいへっちゃらです。…嘘です。悲しいです。私は弱いんです。怖いです。死にたくありませんし、死なせたくありません。
「蜘蛛ですが、なにか?」原作5巻より
自身の弱さを必死に抑え、隠しながら先生として生きていく中で抱える葛藤
岡ちゃんの弱さと優しさが垣間見える場面ですね
そして、前回登場したオウツ国の使者もそうでしたが、ユーゴーも悪役のテンプレみたいな立ち位置にいますよね
ユーゴーが新たに取得していた七大罪スキルの一つ《強欲》
これでユーゴーは《色欲》と合わせて2つの七大罪スキルを所持していることになるんですが、なんでしょうかね…拭えない小物感(笑)
ユーゴーの言動や行動を見ている限り、どうしても「あぁ、こいつやられるわ」というフラグにしか見えない
そういう意味では原作者の馬場翁先生の悪役の描き方は非常に上手いですよね
ピンチに現れる勇者!その頃ラースも…
痛みで身動きの取れなくなったフィリメスに止めを刺す為に近づいてくるユーゴーとソフィア
その光景をフィリメスは眺めながらユーゴーの剣が振り下ろされた瞬間
その剣を受け止め、フィリメスとユーゴーの間にシュンが立っていました
「遅くなりました。先生」
一方、別の場所で戦闘を繰り広げていたラースの元に一つの報告が入ります
その報告はシュンとユーゴーが戦闘を開始したというもの
被っていたフードを脱ぎ、ラースはその報告にわずかに微笑みました
ついに相対するシュンとユーゴー!
長かった因縁にどのように決着をつけるのか見物ですね!
そして、もう伏線になってないような気がするラースの正体
明言はしませんが、さすがにもう誰かは大体の人が分かっているのではないかと感じている今日この頃です(笑)
さらに気になるのはシュンとユーゴーの戦いは作画なのかCGなのかという部分
後半クールくらいから顕著に表れ始めた作画崩壊ですが、ラストの戦いはその辺気にせず視聴したいなというのが個人的に正直な所
その辺りも気になる今回のお話でした
まとめ
21話まで放送されて初めて蜘蛛子さんが登場しなかった回でしたが、その分人間パートの内容がしっかり描かれて良かったかなと言った印象
ただ、伏線回収にしてもかなり前の話で一瞬登場しただけだったり、ちょっと勘違いしてしまいそうなアニメオリジナルの説明を入れたりと原作を知らない人には所々分かりにくい部分もあるのかなと感じてしまったのもまた事実
その辺りが少し残念ではありましたが、今回の話も含め、今後に期待出来る回となりました
そして、次回22話は「私よ、永遠に?」
今回の引き的に人間パートも描かれるとは思いますが、いよいよOPでも繰り広げられていた蜘蛛子さんvs魔王アリエルの戦いが見られそうな予感
次回も楽しめそうです!
※22話が放送されたので感想&解説を語りました
それでは、今回はこの辺で!
また会いましょう