どうもウハルです!
今回は「蜘蛛ですが、なにか?」18話の感想&解説をしていきます!
遂に完全復活を遂げた蜘蛛子さん!
何かと騒動を巻き起こし、話題に事欠かない蜘蛛子さんですがついに人々から『神獣様』と崇められるようになりました(笑)
やる事なす事起きる事が規格外すぎやしませんかね?w
そんな中、動きを見せ始めたエルフの長・ポティマスと神言教教主・ダスティン
今は動かずじっとしている魔王・アリエルの今後の動きも注目したいところですが、どの関係者とも「繋がりの糸」が出来始めた蜘蛛子さんの行く末も中々に気になる展開になってきた今回の話でした
その辺りも含めて、「蜘蛛ですが、なにか?」18話の感想と解説を語っていきます!
なお、原作も9巻まで既読済みなので原作小説で描かれている部分も少し交えながら解説をしていきます
ちなみに前回の17話「私、なにしてる?」に関しても感想&解説を語っていますのでよろしければ是非!
17話感想&解説
蜘蛛ですが、なにか? 18話あらすじ
18話「みんな、腹黒くね?」
もしも、どの動画配信サイトで見ようか悩んでいるという方は、以前動画配信サービスのまとめ記事を書いていますのでご参考ください
サービスによっては画像付きで登録方法や実際に使ってみての感想も語っています
動画配信サービス記事
原作だとどの範囲?
- 原作4巻
- 9 水蜘蛛
- 原作5巻
- 2 街
- 3 盗賊退治
- 4 崇めよー
- 原作4巻
- S6 世界の裏
- 原作5巻
- 間章 暗躍する者たち エルフの長
- 間章 暗躍する者たち 神言教教皇
- 間章 翻弄される領主
18話「みんな、腹黒くね?」は原作だとこの範囲になります
それぞれのパートごとに分けさせていただき、原作巻数、章数、タイトル名を書かせて頂きました
原作をこれから買おうと思っている方や現状持っている方の参考になれば幸いです
蜘蛛ですが、なにか? 18話 感想&解説
完・全・復・活!!
魔王・アリエルに体をバラバラにされ、首だけで海を漂っていた蜘蛛子さん
そんな中、襲い来る魔物を倒していたところ順調に経験値が貯まり、ついにレベルアップ!
結果としてレベルアップの恩恵である完全回復をし、バラバラだった体は元通りになり、完全復活を遂げました
体のありがたみを感じながらも、今どこにいるのかを確認するため、地上に出て《千里眼》を発動
街を発見し、さらにその街に向かう馬車を見かけた蜘蛛子さん
その馬車は以前助けた転生者の根岸彰子が乗っていた馬車であることに気付き、さらにその馬車を狙う襲撃者の影を見つけます
祝!完全復活!
まぁチートスキルと首だけで魔物を倒せるほどの強さを誇っていたからこそ出来た所業ですけどね(笑)
普通は無理w
そんな完全復活を遂げた蜘蛛子さんが偶然にも再会した根岸彰子
今も襲撃者に狙われている彼女を助ける為に気紛れで起こした数々の行動が、まさかこの後『神獣扱いされる』展開になるとは思ってもいなかったでしょうね(笑)
ちなみに、首だけの状態から完全復活を遂げた蜘蛛子さん
この完全復活を遂げた際ですが、体が戻る絵面は中々シュールだったそうな
首から下がレベルアップと同時にグニュグニュっと生えてきた光景は、きっと傍から見たら気持ち悪かったに違いない。
原作「蜘蛛ですが、なにか?」4巻より
ちょっと見てみたかったような見てみたくないような…
少し想像してみるけど…うん…見なくていいかな…(笑)
転生者・根岸彰子
貴族の家に生まれたソフィア・ケレン
転生者である彼女の日本での名前は根岸彰子
なぜ赤ん坊として貴族の家で生まれ、なぜこの世界で生まれ変わったのか
原因が一切分からず、最初は混乱しながらも、温かくも優しい家族に囲まれた生活はすぐに慣れることが出来ました
そんな何不自由なく幸せに暮らせると思っていた矢先に起きた『盗賊による襲撃』
驚きと恐怖の中、突然現れた蜘蛛の魔物に助けられたソフィアでしたが、率直な感想としては「あんな化物のような魔物がいるなんて怖い」でした
助けられはしたものの、得体も正体も知れない蜘蛛の魔物に怯えますが、屋敷の中や街の中までは入ってこれないし、もう会うことはないと思っていたところに使用人のメラゾフィスが領主である父に一つの報告をしにやってきました
その報告の内容は「蜘蛛の魔物が街のすぐ近くの森に巣を張った」と言う内容のものでした
それを聞いたソフィアが抱いた感想はまさに一言
「えっ…えー…」
一言って言うか一文字かな?(笑)
でも、「もう会う事はない」と思っていた相手が、まさか自分の住んでいるすぐ近くに住み着くとは普通思いませんよねw
そもそも、蜘蛛子さんは《鑑定》でソフィアの事を「転生者」と認識していますが、ソフィア自身は「蜘蛛子さん=魔物」と言った認識でしかない
そんな「恐怖の対象」でしかない魔物が家の近くに住み始めるという予想外の展開に「えっ…えー…」ってなっちゃうのも分かる気がします
目指すはエルフの里
エルロー大迷宮を無事に抜け、案内人であるバスガスと別れたシュンたち
目指すエルフの里に行くにはサリエーラ国に入らなければならないので、まずは人化したフェイの翼を隠すためのマントを買う為に近くの国に立ち寄ることにしました
無事マントを買ったシュンたちはサリエーラ国に辿り着き、エルフの里を目指して進んでいると観衆に向けて女神教の教えを説いている男を見かけます
今やユーゴーの洗脳下にある神言教と対立関係にある女神教ですが、だからといって一概に信用できるかと言うとそうではない
観衆に教えを説いている男の姿も正気とは思えず、信用に足るものではありませんでした
それに関してはフィリメスも同意見で、さらに「神言教教皇のダスティンもユーゴーの洗脳下にあるだろう」とシュンに語ります
シュンは幼い頃に会った事があるダスティンの事も含め、洗脳されている人々を一刻も早く解放したいと改めて決意を固めました
一方で、新たな勇者であるユーゴーがエルフの里に進軍を始めたことを民衆に語る神言教教皇のダスティン
彼の言葉は民衆を沸かせ、その声を背に歩き始め、彼は一人呟きました
「ユーゴー君には精々頑張ってもらいましょう」
さすがというべきか何というか…ダスティンは洗脳されてませんでしたね
むしろユーゴーを利用しようとしている側の人間
こう言っちゃなんですけど、ユーゴーの傀儡ぶりも見え始めてきましたね
ユーゴーに対して同情の余地はほとんどありませんが、彼が巻き起こす混乱を利用し、自身にとって都合が良い状況に持って行こうとしている内の一人であるダスティン
彼が望む世界とはどんなものなのか?
中々気になるところです
蜘蛛子さんの影ながらの活躍
寝静まった屋敷内に侵入する盗賊たち
その盗賊の狙いはソフィアでしたが、近くに巣を張っていた蜘蛛子さんの《千里眼》&《呪怨の邪眼》による超長距離攻撃に、回避する間もなく倒れていきました
そんな中、蜘蛛子さんはあえて1人を逃がし、敵のアジトを見つけ出します
そこにいたのはエルフたち
逃げたエルフが何かを説明し、その説明を受けた者が《念話》で誰かと話をしている様子を《千里眼》で確認した蜘蛛子さんでしたが、エルフがソフィアを狙う理由は分かりませんでした
とりあえず経験値稼ぎも兼ねた盗賊退治を続けることにした蜘蛛子さんは、エルロー大迷宮の最下層から動かない魔王の動向も気にしつつ、寝ることにしました
翌朝、再び盗賊退治を始めた蜘蛛子さんですが、今度はなにやら儀式をしている様子の集団
「神に祈ろうが盗賊」と次々に倒していく蜘蛛子さんでしたが、先程倒した盗賊の様子に疑問を感じました
あまり見たことが無い集団に「まさか…なにか陰謀が渦巻いているのかも?」と厨二っぽい事を考えつつ、蜘蛛子さんは見える範囲の盗賊を片っ端から倒していきました
以前からもそうでしたが、どんどん蜘蛛子さんの厨二色が強くなっていきますね
見るだけで攻撃できる邪眼系のスキルもそうですが、「盗賊→スパイ→陰謀」の発想は本当に厨二っぽい(笑)
まぁ、そういった考え方大好きですけどねw
ポティマス&ダスティンの思惑
ソフィア誘拐に失敗したエルフの怯えるような報告を受けるエルフの長・ポティマス
1度目の襲撃、2度目の屋敷に侵入しての誘拐
どちらも失敗し、1度目に蜘蛛の魔物が関わっている事から2度目も蜘蛛の魔物が関わっていると考えるのが妥当と考えたポティマスは、自身が自ら動くことを決め、さらに蜘蛛の魔物の監視を怠らないよう言いつけて《念話》を切りました
「蜘蛛の魔物=アリエルの眷属」と考えたポティマスは、あまりに出来すぎの偶然に「アリエルが転生者の存在を知っている」と考えました
それと同時に教皇のダスティンも「転生者の存在」を知っているかもしれないと考えたポティマスは、「それぞれ相手にするには面倒だがこれも良い機会だ」と両陣営を潰す事を画策します
一方、送り込んだ諜報部隊が全滅したという報告を受けるダスティンも蜘蛛の魔物とアリエルの関係性を考えていました
しかし、その行動の意図するところまでは分からないダスティンは他の盗賊がどこの者なのかを報告に来た部下に尋ねました
するとその盗賊たちは人身売買組織の一員であり、その裏ではエルフが関与しているという報告をダスティンは受けます
半ば予想していた通りの答えとは言え、「世界の害悪」と思っているポティマスが関わっていることに不快感を覚えるダスティン
さらに、いまだにエルフは動きを続けていると報告を受け、ポティマスが何のために動いているのかを考えました
しかし、あまりに情報量が少ないため結論が出せないダスティンはエルフの監視を命じつつ、女神教の殲滅を優先するよう部下に伝えました
両者互いに”当たらずと雖も遠からず”と言った感じでしょうか?
さすが陣営のトップなだけあって中々鋭い
そして互いに考えていることが腹黒い(笑)
まさにサブタイ通りの「みんな、腹黒くね?」ですね
そんな中でポティマスとダスティンの共通認識である『魔王アリエル』
これも含めた3陣営のトップが動き始めた時は世界が動くのとほぼ同義
そのトップ3に存在を知られてしまった蜘蛛子さんの今後の運命は中々気になるところです
ちなみに、ポティマスについてどういう印象がありますか?
まだそんなに登場してきている訳ではないので、「感情を表に出さない頭が切れる偉い人」と言う認識の方も多いかもしれませんが、個人的にこの作品に於いて腹黒さでいうのであれば間違いなくベスト3に入る人物です。ちなみに1位は”D”
自身の利益しか考えず、自分以外は無能と思っているポティマスの考えはまさに「世界の害悪」
その性格の悪さが出ているのが、誘拐に失敗したエルフの報告を聞いている時にポティマスが思っていた事
アニメではそこまで描かれませんでしたが、原作ではその心情が描かれています
念話越しにも怯え、震える声。失敗したことでその責を問われるのではと心配しているようだが、そんな下らないことにこの私が時間をかけるとでも思っているのだろうか?使い捨ての量産品にいちいち文句を言っても仕方あるまい。
原作「蜘蛛ですが、なにか?」5巻より
そしてこの後に「私以外のエルフなど、低能力な量産品か、多少は使える特注品か、その程度の価値しかない」と言っています
ただただ嫌な奴です
そんな嫌な奴で頭が切れる面倒な相手だからこそ、ダスティンはポティマスが動いていることに不快感があったんですね
領主の苦悩
近くに住み着いている蜘蛛の魔物の事で心身ともに疲弊しきっているサリエーラ国領主・ケレン
盗賊が増加し、誘拐事件が相次いでいたかと思ったら、蜘蛛の魔物がそれを終息に向かわせている
さらに、妻が町中で蜘蛛の魔物のことを「あれは神獣様だ」と吹聴する始末
どんどん心労が貯まっていく中、使用人のメラゾフィスから「あの蜘蛛の魔物はエルロー大迷宮の”迷宮の悪夢”だ」と聞かされますが、その魔物が地上で起こした「砦の破壊」の噂や魔物の危険度はケレンも知ってはいました
そして、蜘蛛の魔物に高い知性が備わっている事もメラゾフィスから聞かされましたが、だからと言って理解し合えるとは思っていませんでした
そこでふと気になってケレンはメラゾフィスに「”悪夢”の事をどう思う?」と尋ねました
するとメラゾフィスは「邪悪なのに、清貧…いえ、よく分かりません」とハッキリとした答えが出せないことが分かる返答が返ってきました
そんな中、突然扉を開けて入ってくる別の使用人が、今度は”迷宮の悪夢”が重病患者を救ったという報告をしにやってきました
”悪夢”の一つ一つの行動が全く理解出来ないケレンは一言呟きました
「なんなんだあの蜘蛛は?」
ソフィアの父・ケレンの苦悩が良く分かるシーンでしたね
というのも、ケレンは非常に優秀であり、家族を愛し、領民の事を大切に思っている領主です
確かに”迷宮の悪夢”には盗賊に命を救ってもらったし、メラゾフィスやその時に傷ついた者たちも癒してくれた
しかし、領主として危険を及ぼす可能性がある蜘蛛の魔物に対して、領民や家族の安全を守るために最悪の事を想定しなければならない
行動が全く理解できないから安全かどうかも判断できないし、なるべくなら刺激したくないケレンの心労はどれほどのものか…
そんな彼の心労など露知らず、吹聴し回る奥さんの行動力!
これもアニメでは描かれませんでしたが、原作でのこの一言はケレンの苦労がよく分かる一言でした
妻よ、夫である私の胃袋よりも神獣が大切か?
原作「蜘蛛ですが、なにか?」5巻より
メラゾフィス!今すぐケレンに胃薬を!(笑)
あと、メラゾフィスが”迷宮の悪夢”に対しての返答で語っていた「清貧」
この言葉の意味をよく知らなかったので調べてみたんですが、こういう意味らしいです
私欲をすてて行いが正しいために、貧しく生活が質素であること。「清貧に甘んずる」
Weblio辞書より引用
なるほど…
事情を知らなければ確かに「清貧」かもしれないですが、事情を知ってるこちらからしたら「絶対違う!」と思っちゃいますね(笑)
「人は経験値がうまい」っていう理由で盗賊狩りしてる蜘蛛子さんは私欲全開だもの!
事情を知らないって怖いですねw
蜘蛛子さん、崇められる
あらかた盗賊を倒し、全滅に追い込んだ蜘蛛子さん
そんな中、サリエーラ国領主は魔物である自分を危険視し、奥さんは神聖視していることを知っていた蜘蛛子さんは領主さんの捉え方が普通だと思っていました
それと同時に奥さんが神聖視する理由も知っていました
それは「女神教における神獣」の存在
というのもサリエーラ国で信仰されている「女神教」では、女神に仕える蜘蛛の神獣が登場します
それと同一視しているらしいことを知っていた蜘蛛子さんは、魔王アリエルが「称号で『古の神獣』とか持ってなかったか?」と考えましたが、とりあえず脇に置いておくことにしました
そんな時に蜘蛛子さんの元に近づいてくる子供を抱えた母親
彼女は「息子を助けてください!」と蜘蛛子さんにお願いしにやってきました
その子供を《鑑定》してみると『肝臓癌』である事が分かり、さらに母親の方も『栄養失調』などボロボロの様子
見事に神獣間違いをされた蜘蛛子さんですが、「やるだけやってみるか」と治療魔法を使ってその子供の病気とボロボロだった母親も併せて治してあげました
その翌朝、目を覚ました蜘蛛子さんは目の前の光景に驚愕します
なんと、怪我人病人が遠くまで行列を成し、蜘蛛子さんに救いを求めにやってきていました
あまりに予想外の光景に蜘蛛子さんは一言呟きます
「なんだ…これ…」
まさかの結果に驚きの一言!
やったことは非常に正しかった!
でも、軽い気持ちでやっちゃったのがマズかった…
まぁそもそも「こういう結果になる」とは誰も予想できなかったでしょうね
ただでさえ噂を広められているのに、ますます『神獣』扱いされる事が確実なこの展開
「砦の破壊」よりも大きな話題になるこの展開は、蜘蛛子さんの存在を知らしめるには十分な話題ですね
というか、蜘蛛子さんは本当に話題に事欠かないな(笑)
そんなわけで、多くの人から注目を集めつつある蜘蛛子さんの今後の行く末に期待ですね!
まとめ
今回の話の内容としては世界に於ける重要人物であるポティマスとダスティンの動向とその思惑がメインなんだと思いますが、ラストの衝撃が強すぎて蜘蛛子さんが全部持って行った印象(笑)
蜘蛛子さん…恐るべし…
ポティマス、ダスティン、蜘蛛子さんの動きも気になるところですが、エルロー大迷宮の最下層でじっとしている魔王アリエルも気になるところ
マザーとの戦いもまだ残ってますし、蜘蛛子さんパートの展開はまだまだ熱くなりそうですよ!
そして、次回19話は「ひらけ、同窓会?」
今まで数多く登場してこなかった転生者たちが一気に登場しそうですね
なので、次回は人間パートメインかな?
という事は情報量も多くなる予感!
次回も集中して見なければ…
※19話も放送され感想&解説を語りました
それでは、今回はこの辺で!
また会いましょう