アニメ

『ARIA The BENEDIZIONE』ネタバレ感想 いつの時代にも必要とされる作品でした

どうもウハルです!

今回は『ARIA The BENEDIZIONE』の感想を語っていきたいと思います!

2021年12月3日に公開された『ARIA The BENEDIZIONE』

こちらを観賞させて頂きましたが、まず一言……

素晴らしかった!!

3部作に渡る”蒼のカーテンコール”の最終章を飾った姫屋のエピソード

姫屋の藍華と晃だからこその早いテンポ感のあるやり取りは面白かったし、想いに熱の込められた言葉の数々は心に刺さり、思わず感動

『ARIA』シリーズは全話見ていますが、一番好きなエピソードになりましたね

そんな素晴らしかった作品である『ARIA The BENEDIZIONE』の感想を解説を交えながら語っていきたいと思います!

なお今回はネタバレも含みます

ネタバレ有りでもいいからどんな内容か知りたいという方は是非ご参考ください

また、「『ARIAシリーズ』を見たことないけど気になっている」と言う人や「『ARIA』を復習したいけど全話見る時間がない」と言う人の為に、個人的に《これを見ておけば楽しめるエピソード7選》もご紹介いたします!

正直な話、今回の映画に関しては初見の方は厳しいです

だからと言って、全話見るとなると話数がかなり多い(笑)

なので、今回の映画にまつわる7つのエピソードを選んだ次第です

作品に触れたことが無い方「あの話ってどのシリーズの何話だっけ?」という方は是非ご参考くださいね!

『ARIA』シリーズについて

作品概要

『月刊コミックブレイド』にて連載され、原作者・天野こずえ先生による”未来型ヒーリングコミック”

水の惑星・アクアにて一人前の水先案内人(ウンディーネ)になる為に、マンホーム(地球)からやってきた水無灯里(みずなしあかり)の成長とそこで出会う人々との日常を描いています

元々他誌にて「AQUA」というタイトルでしたが、移籍してタイトルが「ARIA」になりました

原作コミックスは全12巻

なお、この原作全12巻と「AQUA」全2巻で構成された『ARIA完全版』である【ARIA The MASTERPIECE】も全7巻で発売されています

こちらはカバーイラスト&カラー扉は描き下ろしで、雑誌連載当時のカラーページが再現されている全巻300ページを超える大ボリュームのコミックスになってます

アニメについて

アニメに関しては2005年10月より放送が開始

TVアニメは全3期放送され、OVAも発売されています

劇場版に関しては今回の『BENEDIZIONE』を含め全3本になります

『ARIA』シリーズのアニメを一覧にするとこんな感じです

ARIA The ANIMATION
(第1期)
全13話2005年放送
ARIA The NATURAL
(第2期)
全26話2006年放送
ARIA The OVA-ARIETTA-
(OVA)
全1話2007年発売
ARIA The ORIGINATION
(第3期)
全14話2008年放送
ARIA The AVVENIRE
(”蒼のカーテンコール”第一章)
全1話
(3エピソード収録)
2015年放映
ARIA The CREPUSCOLO
(”蒼のカーテンコール”第二章)
全1話2021年放映
ARIA The BENEDIZIONE
(”蒼のカーテンコール”最終章)
全1話2021年放映

AパートとBパートで2話構成の話数もありますが、基本的に1話完結

原作の雰囲気をそのままアニメ化したような世界観や演出、主題歌に劇伴音楽の数々はまさに『ヒーリングアニメ』と言えるアニメ作品です

『ARIA The BENEDIZIONE』感想&解説

あらすじ

長い冬を迎えたネオ・ヴェネツィア。

寒空の下、合同練習をしていたアイ、あずさ、アーニャの3人は、
いつもと様子が違う晃の後をつけたのをきっかけに水先案内人ミュージアムを訪れることになりました。

出迎えた館長の明日香は、姫屋の伝説的なウンディーネとして知られる晃の大先輩。

二人は姫屋の創業時から大切に乗り継がれてきた1艘のゴンドラの継承者でもあるのですが、
晃の話によると、次の乗り手として期待される藍華にはその気がないというのです。

納得がいかないあずさは、どうしてなのか理由を探ろうとするのですが……。

『ARIA The BENEDIZIONE』公式サイトより

『ARIA The BENEDIZIONE』の読み方は『アリア ザ ベネディツィオーネ』になります

ちなみに「BENEDIZIONE」はイタリア語で「祝福」と言う意味があります

感想&解説

2つのエピソード

今回構成されているエピソードは2つになります

1つ目は、姫屋の創業時から大切に使われ続けてきた1艘のゴンドラ”レジェンドゴンドラ”にまつわるエピソード

2つ目は、TVアニメでは語られることのなかった藍華のプリマ昇格試験のエピソードです

PVで見た段階からプリマ昇格試験の話をやるのはすぐに分かりましたが、これには大歓喜しましたよね(笑)

灯里やアリスに関しては、TVアニメでしっかり描かれているにもかかわらず、藍華に関してはOPの映像で少し流れただけ

全体的な話の流れとしては繋がっていたので、特に違和感はなかったですが、やはりどこか寂しい気持ちはありました……

それが長い年月を経て、劇場版の、しかもフィナーレを飾るエピソードになるなんて、これが歓喜せずにいられるでしょうか!?

案の定、『ARIA The BENEDIZIONE』で語られる昇格試験のエピソードは号泣しましたよね

藍華と晃の師弟の強く結ばれた絆や、互いに才能を「持たざる者」だからこそ、自分たちが持つただ一つの武器である”あきらめない力”を体現し、実現していく姿

「才能がない=諦める理由にはならない」

才能の有無と言う点において、共感し、思い当たる部分が多すぎて心に深く突き刺さるエピソードとなっていました

ちなみに、この昇格試験のエピソードに関してはパンフレットのスペシャルインタビューの部分で総監督の佐藤順一さんが、TVアニメのOPで藍華の昇格シーンを入れた理由今回のプロットを見た感想を語っています

最初に天野先生の原作を見たとき、「あぁ、TVシリーズでやっちゃったな」と思ったんですよね(笑)。あのときはこれで完全に終わりだと考えていたので、藍華の昇格シーンだけないのは可哀想に感じてオープニングバックに入れたんです。これなら普通のゴンドラ試験ルートを見せられるし、その後に灯里がやるのもわかる。当時はうまくやった自分を褒めてやりたい気分だったんですけど、今回の原作プロットを見て「どうしよう……」と(笑)。

『ARIA The BENEDIZIONE』劇場パンフレット スペシャルインタビューより抜粋

さらに、同じスペシャルインタビューにて天野こづえ先生が藍華の昇格試験のエピソードについて語っています

月日が流れて今回のお話が来たことで「ああ、このために残ってくれていたんだな」と。『ARIA』ってこういうことが多いんですよ。

『ARIA The BENEDIZIONE』劇場パンフレット スペシャルインタビューより抜粋

原作が終了し、昇格試験が「姫屋だけなかった」と言われることも多かったそうです(笑)

さらに、佐藤総監督が語っていたTVシリーズですでにやってしまった部分に関しては、再度TVシリーズを観直し、原作をアニメと背景を同じ場所に揃えたそうです

これに関しては「やっぱりか!」と思いましたね(笑)

あまりにも印象的なOPだったのでこの映像は覚えていたんですが、長い年月を経て感じた”繋がった感”がもの凄かったです

興味がある方は映画を見る前でも見た後でも『ARIA The ORIGINETION』第12話「その蒼い海と風の中で…」のOPを見てみてください

OP全体を通して描かれた当時の藍華の昇格試験のシーンと今回の劇場版の違和感の無さに驚きつつ、関係スタッフの方々の”作品愛”も感じられると思いますよ

一番現実に近い二人だからこその感情移入

個人的に姫屋の二人はこの『ARIA』シリーズにおいて一番現実(リアル)に近く、身近な存在だと感じています

そう思っている理由が2つあって、まず一つ目が『才能の有無』という部分

言い方を変えれば「平凡」と言う言い方も出来ますが、私自身もその「平凡」だと常々感じています

特筆した才能だったり、胸を張って「これが得意!」と言えるようなものを私自身持ち合わせていません

だからこそ、才能のある人間を羨ましく感じるし、時にそれが理由で挫折してしまう事も……

そういった悩みを藍華や晃も感じていて、「同じだな」と感じる部分が多くありました

自身と同じ悩みを抱えつつも、ひたむきに『夢』を追いかけ続け、努力していった結果を描いた今回のエピソード

深く共感できる分、胸に深く刺さるストーリーとなっていて、非常に感銘を受けましたね

そして、もう一つが『ちゃんと叱り叱られる上下関係である』という部分です

と言うのもこの作品の登場人物達ですが基本的に怒ったり、叱ったりしない

”怒るようなことをする人が少ない”という言い方も出来ますが、怒らない代表で言うと、晃と同じ水の三大妖精で灯里の指導をしているアリシア

彼女の場合は「怒らない理由」と言うのが明確に存在していますが、そのあまりの怒らなさぶりにアリスがストーキングする話があるくらいです(笑)(ARIA The ORIJINETIO 第6話『その素敵な課外授業に…』)

それとは対照的に、晃は厳しい指導を行い、時にはキツイ言動を藍華に向けて言うこともあります

実際問題、現実世界において、アリシアと晃のどちらが大多数を占めるかと言われれば、多くの人が「晃」と答えるのではないでしょうか?

親だけじゃなく、学生の時や社会人になって出会う指導者や先輩たちなどと言った上の立場の人間から受けてきた指導の数々

その上の立場の人から「怒られるまたは叱られる」と言ったことは多くの人が経験したことがあると思います(私もあります)

それに対して、へこんだり悔しい思いをして、挫折してしまう人もいるとは思いますが、藍華の場合は見返してやろうとか認めさせてやろうやる気を出して、今の自分よりも成長していく

身近で経験したことがあり、イメージしやすい関係性だからこそ二人の空気感や話す内容が理解しやすく、共感できるので感情移入もしやすい

そして、”才能を持たざる者”という共通点

そんな現実世界に一番身近な二人が”頑張る姿”には本当に感動しましたし、やる気と元気を頂きましたね

シリーズでは珍しいアクションシーン

基本的に『ARIA』シリーズは、アクションシーンというものが少ないです

走ったり、飛び跳ねたりすることはありますが、そこまで派手に演出したりするわけではないので、あまり目立つこともありません

ただ、今回の『ARIA The BENEDIZIONE』に関しては一味違います!

今回描かれたエピソードの一つである藍華のプリマ昇格試験

その合格基準が「水路沿いを逃げる晃から、一輪の薔薇の花を奪い取る」というもので、そのいかけっこをする晃の動きがもの凄くカッコいい!

夜のネオ・ヴェネツィアの街の中、ゴンドラの上を華麗に飛び回る姿や水路沿いを走り回り、捕まえようとする藍華の攻撃をひらりと躱す姿は、まるで”ダンス”を踊っているよう

『優雅』と言う言葉が本当にピッタリなアクションシーンは、思わず見入ってしまいました

ちなみに、パンフレットのスペシャルインタビューにて監督の名取孝治さんがアクションシーンの絵コンテについて語られています

普通ならもっと抑えますが、アクションシーンの絵コンテならあそこまでやっても違和感がないんです。ですから、『ARIA』だからといってリミットをかけずにやりました。実は天野先生の原作だと、追いかけっこのシーンは1ページぐらいしかないんです。尺的に膨らませる必要が生じた中で、晃さんがゴンドラの上を飛んで移動するシーンなどの点描も3カット入れることにしました。あと、『ARIA』で絵コンテをやる時は、佐藤さんに切られることを前提にちょっとだけ描写を盛るようにしているんです。そうすると、結果的にバランスよく収まる(笑)。

『ARIA The BENEDIZIONE』劇場パンフレット スペシャルインタビューより抜粋

思わず見入ってしまった理由に納得しました(笑)

『ARIA』だからといってリミットをかけずにアクションシーンを描いてくれたからこそ、派手で華麗な優雅さが引き立たされていたんですね

この迫力を劇場の大スクリーンで見れた事は本当に良かったし、スタッフの方々には感謝しかないです

映画を楽しむエピソード7選

その特別な日に…

アクア・アルタ。それは、本格的な夏を前にして起る、風物詩みたいなものです。街中が水で満たされ、街にはいつも以上にのんびりゆったりとした時間が流れます。この時だけは、さすがのウンディーネたちも開店休業。ゴンドラには乗らず、歩いて買い物に出かけた灯里も、いつもと違う視線から街を眺めちょっと嬉しい気分。でも、そのせいか道を間違い、突然の雨に降られ…。そしてなぜか、藍華の部屋でお茶をすることに。

TVアニメーション「ARIA The ANIMATION」公式サイト 第2話より
シリーズ名ARIA The ANIMATION
放送話数第2話

晃初登場の回になっています

藍華と晃の関係性、藍華とアリシアとの出会い、晃とアリシアとの関係性など姫屋の二人の情報が多く盛り込まれているエピソードになります

さらに、「アクアマリンの瞳の色をした猫を社長にする理由」などもこの話で分かるので初見さんにはかなり親切なお話にもなっています

その素敵なお仕事を…

今日は特別な日。アリシアさんと同じ3大ウンディーネのひとり、晃さんによる実地指導を受けられるんです。いついかなる時も、お客さんをもてなす心を忘れない。それが晃さんの信条。それを生で、晃さんが実際にお客さんをガイドする姿まで見学できるなんて、滅多にない機会です。灯里だけでなく、藍華やアリスも、晃さんの仕草ひとつひとつに感心しながら、チェックしまくり。学ぶことは、いくらでもあるようです。

TVアニメーション「ARIA The ANIMATION」公式サイト 第7話より
シリーズ名ARIA The ANIMATION
放送話数第7話

晃の”ウンディーネとしての姿”と”指導員としての姿”のギャップがよく分かるエピソード

訓練にお客様が同乗しても、決して自身の信条を曲げない姿は流石です

あと、描かれている晃の姿のギャップもそうですが、演じられている皆川純子さんの声のギャップにも注目してほしいですね

優しさから一転して、厳しくなる声の変化には思わず身が引き締まるような威厳が感じられます

その新しい自分に…

夏の暑さにバテ気味の灯里たちのために、晃さんが開いてくれたバーベキュー大会。コンロの上には、お肉や海産物、野菜もいっぱいです。そんな中、灯里は藍華のある変化に気付きました。夏の陽射しを受けキラキラ輝く綺麗な黒髪。アリシアさんにも褒められ、藍華は有頂天。なぜなら、その髪にはとある願いが込められていたんです。

TVアニメーション「ARIA The NATURAL」公式サイト 第18話より
シリーズ名ARIA The NATURAL
放送話数第18話

藍華がロングヘアーにしていた理由と髪形が変わるキッカケになったエピソード

藍華にとって、どれだけアリシアという存在が大きかったかというのが分かるだけじゃなく、晃の男前すぎる姿に思わずグッとくるエピソードになっています

余談ですが、髪形を変えた藍華を見て灯里が言った「藍華ちゃんステキング!」と言ったシーンは個人的に大好きです(笑)

灯里の驚きと喜び、藍華の嬉しさと恥ずかしさがよく分かるワンシーンとなっていて非常にほっこりします

その明日のウンディーネに…

夏から秋へ変わるこの時期、ネオ・ヴェネツィアでは雨が多く、灯里たちの練習も室内での勉強会が恒例になります。とはいえ、3人の興味は脱線がち。今日もプリマだけに許される“通り名”の話題でもちきりです。アリシアさん、晃さん、アテナさん。みんな素敵な“通り名”があるんです。…とその時、藍華は他の姫屋(のメンバー)が何かの噂をしていることに気が付きました。その内容は?。

TVアニメーション「ARIA The NATURAL」公式サイト 第24話より
シリーズ名ARIA The NATURAL
放送話数第24話

藍華と晃の強い信頼関係と絆がよく分かるエピソード

”ある噂”に対して藍華が涙し、本音を吐露するシーンは晃をどれだけ尊敬しているのかと言うのがよく分かって心にグッときます

そして、このエピソードで晃が語る「嬉しいことと嫌なこと」に関しては本当に名言です

そのおもいでのクローバーは…

合同練習に勤しむ灯里と藍華、アリスたち。その最中に触れたアテナさんの謳声と、アリシアさんの優雅なオール捌きに3人は改めて感動しました。でも、藍華はアリスの「天賦の才能は望んで手に入るものではない」という言葉にどきりとするのでした。アリスと灯里は誰にも負けない才能を持っている…、でも自分には?そんな時、藍華は晃さんの部屋で先輩3人組が写った写真を見つけます。その中で一人だけシングルの晃さん。辛くなかったのかと尋ねる藍華に、晃さんは秘密のエピソードを語り始めるのでした。

TVアニメーション『ARIA The ORIGINATION』公式サイト 第5話より
シリーズ名ARIA The ORIGINATION
放送話数第5話

晃の過去エピソード

そして、今回の『ARIA The BENEDIZIONE』に一番深く関係しているエピソードだと思っています

才能を持たない晃が出会った一人の少女

その少女から教わった『大切なこと』は晃にとってかけがえのないものとなっていく

個人的に『ARIA』シリーズにおいてTOP3に入る名エピソードです

その変わりゆく日々に…

姫屋のサロンで一人思い悩む晃さん。会社のウンディーネたちがアリスの飛び級昇格の噂話をしているのを耳にして、藍華のことが心配になってしまいます。意を決した晃さんはジェラート屋へと藍華を誘い出します。でも話を切り出せないでいる晃さんに藍華は自分から決意を語り始めました。その想いを受け止めた晃さんは藍華にある提案をするのです。一方のアリスは、今までのように灯里や藍華に会えないほど忙しい日々を送っていました。

TVアニメーション『ARIA The ORIGINATION』公式サイト 第11話より
シリーズ名ARIA The ORIGINATION
放送話数第11話

藍華がプリマ昇格試験を受ける前のエピソード

藍華の夢に対するやる気や意気込みだけでなく、昇格試験前は晃がどういう心境だったのかと言うのも分かるエピソードとなっています

このエピソードはAパートのみで、Bパートからはアリスのエピソード

Bパートは今回の内容とは関係がありませんが、ものすごく良い話なので、時間に余裕があるのであれば是非とも見て頂きたい内容ですね

ARIA The AVVENIRE

先輩の灯里に同乗してもらい、今日もゴンドラの練習に励むアイ。そのさなか、灯里は運河を行き交うゴンドラの中に藍華とアリスの姿を見つけます。プリマ・ウンディーネになってからというもの、忙しくてなかなか会うことができないでいた3人。ほんの短い時間とはいえそれが叶った“みらくる”に、灯里は過去のある出来事を思い出し、アイに語り始めます。それは、現役時代に多忙を極めていたアリシアの誕生日にまつわる話で……。

『ARIA The AVVENIRE』公式サイト 「その逢いたかったあなたに…」より
シリーズ名ARIA The AVVENIRE
放送話数全1話(3エピソード)

”蒼のカーテンコール”の第一章

プリマを目指すアイ、あずさ、アーニャの三人の出会いやプリマになった灯里たちのその後が語られるエピソードです

夢を叶え、充実した毎日を送りながらも、忙しくて会うことが難しくなってしまった”大切な人たち”

そんな忙しくも慌ただしい先輩たちの為に、奮闘する新人三人が起こす”みらくる”は感動的

そして、灯里の過去のお話やアリシアの回想も非常に良いエピソードとなっています

補足

今回ご紹介した7つのエピソードの中に”蒼のカーテンコール”第二章『ARIA The CREPUSCOLO』は入れませんでした

先に言っておくと、作品自体は見ておいて損は無い感動作です

ただ、今回の『ARIA The BENEDIZIONE』とは直接的な関係性が薄いと個人的には思っています

と言うのも『CREPUSCOLO』に関してはアリスが所属するオレンジプラネットの話、『BENEDIZIONE』に関しては藍華が所属する姫屋の話がメインになっているのでエピソード自体は繋がっておらず、ある意味別物だと感じています

あと何より、まだ有料だったりポイント支払だったりと見放題作品になっていない動画配信サイトが多い(笑)

基本的に『ARIA』シリーズは各話単体で楽しめる作品で、あまり順番は関係ないと思っていますので、見放題の対象になっていることが多い『AVVENIRE』を見た後に、劇場で『BENEDIZIONE』を観賞してから、気になったら『CREPUSCOLO』を見るでも特に問題はないです

そういった理由から、『ARIA The CREPUSCOLO』は今回の7つからは外させて頂きました

まとめ

ついにフィナーレを迎えた”蒼のカーテンコール”

その最後を飾った姫屋の二人のエピソード『ARIA The BENEDIZIONE』

本当にこの作品を世に送り出してくれた原作者の天野こずえ先生、スタッフ並びにキャストの方々には感謝の言葉でいっぱいです

特に、晃と藍華が今回の作品内で言ったこの言葉はずっと忘れないと思います

優秀なのにがんばり屋さんじゃなくて、がんばり屋さんだから優秀なんです

こう言った『前向きになれる名言』の数々やこの作品に出合えたこと自体が、自分にとってかけがえのない”宝物”となりました

いつの時代になっても、どんな世の中になっても寄り添ってくれる作品

自分にとっては、そんな《特別》な作品ですので『ARIA』シリーズを見たことが無いという方は是非この機会に触れて見てくださいね!

それでは、今回はこの辺で!

また会いましょう

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