どうもウハルです!
今回は『物語シリーズ』の名言&名セリフ200選をご紹介いたします!
アニメ化不可能と言われた西尾維新原作の『物語シリーズ』
巧みな言葉遊びがふんだんに盛り込まれた作品ですが、この作品を見ていると日本語に無限の可能性を感じてしまう(笑)
そんな『物語シリーズ』に登場するキャラクター達の面白い会話のやり取りの多さもこの作品の魅力ですが、心に刺さるような名言だったり、そのキャラを印象付けるような名セリフが多いのもこの作品の魅力!
そこで今回は…
『物語シリーズ』に登場する名言&名セリフを作品に登場した21キャラ別に、合計200個まとめてみました!
「このキャラと言ったらこれだよね!」と言った名セリフの数々や、思わず使ってみたくなる言葉、納得してしまうような言葉、さらにインパクトが強すぎる言葉の数々に魅了されてくださいね
『物語シリーズ』名言&名セリフ200選
阿良々木暦
蕩れ
はやるといいよな。戦場ヶ原、蕩れ
痛いときは痛いでいい
我慢しなきゃいけないのが、そもそもおかしいんだよ。痛いときは痛いでいいんだ
あいつが明日死ぬのなら
あいつが明日死ぬのなら、僕の命は明日まででいい
ここで動かない僕を
ここで動かない僕を、お前は好きだと誇れるのか
正義の第一条件
正義の第一条件は正しいことじゃない。強いことだ。だから正義は必ず勝つんだ。いい加減それくらいわかれよ。それがわからないうちは、お前達のやっていることはいつまでたっても、ただの正義の味方ごっこで――偽物だ。
僕はお前を守ってやる
お前は僕を守ってくれ――僕はお前を守ってやる
信用してない
信用してない。でも、心配はしている。
本物に必要なのは意志の強さ
力が強くっても意味なんかねーよ。本物に必要なのは――意志の強さだ。貝木を許せないというその感情の、一体どこにお前の意思があると言うんだ。お前達はいつだって、他人のために動いている。誰かのために動いている。そこにお前達の意志はない。
ずっと僕の妹だった
知ってっか?月火ちゃん。僕はさ、お前のお兄ちゃんじゃなかった頃があるんだぜ。
火憐ちゃんの兄ちゃんじゃなかった頃もある。生まれてから最初の三年間、僕は一人っ子だったし、次の一年間、僕は二人兄妹だった。四年待って、ようやく僕はお前のお兄ちゃんになったんだ。
だけどな、月火ちゃん。阿良々木月火は生まれたときから――ずっと僕の妹だったんだ。僕の妹で、火憐ちゃんの妹だった。そうじゃなかった時はひと時もない
義理の妹なんざ
義理の妹なんざ――萌えるだけだろうがあ!
僕は最低の人間でいい
家族なんだから、嘘もつきます。騙します。迷惑もかけます、面倒もかけます。借りを作ることもあるでしょう、恩を返せないこともあるでしょう。でも、それでいいと思っています。
偽物であることが悪だと言うなら、その悪は僕が背負います。偽ることが悪いことなら、僕は悪い奴でいいんです。好感度なんかいらねえよ。僕は最低の人間でいい。
「お兄ちゃん」
あいつがそう呼んでくれるなら。僕はすべて――それでいい。
欲情してるだけなんだよ
僕は下着姿の猫耳女子高生に、欲情してるだけなんだよ
いつもみたいにそう言ってくれ
安心したぜ、羽川…お前だって、何でも知ってるわけじゃないんだな。だったら、何でも知ってるみたいな顔して、見切りつけてんじゃねーよ。私なんか死んじゃえ、とか、言ってんじゃねーよ。お前だって知らないこと、まだまだいっぱいあんじゃねーか!だったら!何でもは知らないわよ、知ってることだけって!いつもみたいにそう言ってくれよ!
無駄じゃなかった
無理だったかもしれない。無茶だったかもしれない。でも無駄じゃなかった
今時のヒーロー像
世界も救って、女の子も救う。そんな強欲さこそが今時のヒーロー像だろ
桃源郷か?
しかしこれ、夢のような状況だな。教室の中に、まず僕がいて、そしてその周囲に、少女と幼女と童女がいる。なんだ、ここはひょっとして桃源郷か?
納得いかないときは戦うべきだ
その誰かって奴はお前じゃねえんだ。ごちゃごちゃと色んな奴の都合を考えちまって、いつからお前はそんな賢くなったんだよ。僕がずっと僕のやりたいようにやってきたように――お前はこれから、お前のやりたいようにやっていけばいいんだよ。お前の期待に応えたい僕が僕であったように、お前が他の奴の意見に従いたいって言うなら、そうすればいいけどよ、納得いかないときは戦うべきだ。僕は戦場ヶ原とだって羽川とだって、忍野とだって、それに僕に期待するお前とだって、そういう風に戦ってきたぜ
なにを願う人間かは知っておいたほうがいい
手に入るかどうかはともかくとして、自分が何を願う奴なのかってことは、知っておいたほうがいいだろうよ。何を欲しいと思い、どうなりたいと思う、どんな奴なのか――それを知っておかないと、あっさり道に迷っちまうぜ
お前は青春をしたんだ
神原。今回お前がしたことを知れば、きっと色んな奴が色んなことを言うだろう。お前のしたことを正しいと言う奴もいれば、お前のしたことを間違っていると言う奴もいる。だけど、そういうことじゃないんだ。誰が何と言おうと、お前は気にしなくていい。だって、お前は正しいことをしたわけでも、間違ったことをしたわけでもないんだから。お前は青春をしたんだ
指が治らなければ
この指が治らなければ…羽川の胸が揉めない!
成功して成長したい
失敗や不幸を、犠牲や悲しさを、『いいもの』だとは思えないし――思っちゃ駄目だろ。どうせなら成功して成長したいよ。当たり前だけど
正しさは量産可能
正しさなんて、いくらでも量産可能なのだと、僕は知った――正しさは人数によって確立されるんだと、僕は知った。多数派工作がすべてだと、僕は知った
友達はいらない
友達はいらない。人間強度が下がるから
幸せの重さ
お前が潰れるほど重い幸せなんてこの世にねえ。幸せは、まぶしくもなければ重くもない。幸せを過大評価するな…あらゆる幸せは、お前にとってちょうどいいんだ。だからそんな風に、幸せを嫌うな。世界を嫌うな、何もかもを嫌うな…自分を嫌うな。お前の身体の中にある『嫌い』は全部、僕が受け入れてやるから、お前はもっと自分の事を好きになれ。確かに僕は今、とても幸せだ…だからこそあえて言うぞ!こんなもんはな、誰もが持ってて当たり前のもんなんだよ!
幸せの勉強会
幸せというのは、競争じゃあないしな。追い越されたなら、今度は僕があいつから教えてもらえばいいだけの話だ。そうしてお互い、学び合い、教え合い、高め合えばいい。勉強会を開こう。底抜けに愚かな僕達だけれど――一緒に、賢くなろう
DIY『自分でやれ』
それ(Do Your Best)を略したらDYBであって、DIYは日曜大工だと思ったが、しかし、そこは突っ込まないことにした。なぜなら、ドゥー・イット・ユアセルフ――『自分でやれ』と言うのは、今回の僕には、まったく相応しいアドバイスだったからである
恩人や恋人よりも
僕があいつらを信じている。羽川のことを、戦場ヶ原のことを、心から信じている。阿良々木暦という男が、恩人や恋人よりも、時に幼女を優先する男だと――わかってくれると信じている
僕は僕しかいない
お前は特別で、選ばれた人間なのかもしれない――僕は特別じゃないし、選ばれてないかもしれない。お前の代わりは誰にもできなくて、僕の代わりは誰にでもできるのかもしれない。だけどな。お前は僕にはなれないよ。僕の代わりはいくらでもいるけれど、僕は僕しかいないから。
生きていることの意味
生きる意味がブレるなんてよく言ったもんだ――生きてるだけで、十分に意味はあったじゃないか。生きてることが好きなら、それだけでよかった。色んな物を、色んな人を好きになれたんだから
自分の選ぶべき道
正しさが何かなんてわからないけれど、自分の選ぶべき道はわかっている
他人を助けたんじゃない
他人を…助けたんじゃない。僕は今、自分を助けたんだ。ひたぎが…、羽川が…、忍が…、斧乃木ちゃんが…、みんなが、助けてくれた…みんなが助けてくれた僕を、僕が助けないなんて…そんなこと、あっていいわけないだろう…
お前が明日死ぬのなら
お前が明日死ぬのなら、僕の命は明日まででいい――お前が今日を生きてくれるなら、僕もまた、今日を生きていこう
見たまんまの男さ
阿良々木暦。見たまんまの男さ
一滴残らず絞りつくせ
僕がお前を助けてやる――僕の血を吸え。全部…一滴残らず絞りつくせ
僕と友達になってください
僕と友達になってください
待っててくれ
いや、お前にできることはある。待っててくれ。新学期、あの学校で。僕のことを待っててくれ。またお前とおしゃべりできることを、僕は心から楽しみにしている
恩返し
パンツは返さないけれど、その代わり――恩は絶対に返す。羽川にとって必要なときに、たとえ何もできなくたって、僕は絶対そこにいる――お前に恩返しすることが、今日から僕の生き甲斐だ
化物
これはもう確かに――人間じゃない。人間を捨てている。僕はもう、化物なのだから
美しくはあっても正しくはない
僕の行為は美しくはあっても正しくはなかった
死んでくれ
死んでくれ、我が主人!
血が流れてる
ち――違う。これは涙じゃない。これは――これは血だ。血が流れてるんだ――お前にだって、血は流れてるだろう!
助けない
僕はお前を、助けない
さすが『物語シリーズ』の主人公だけあって、数々の名言や名セリフを残していました(笑)
そして、その中の多くは”大切な誰か”に対しての想いだったり、本心や本音を語っているものが多く、自分よりも相手のことを優先してしまう阿良々木くんらしい名言が多いです
また、中には文面だけ見ると酷い言葉なのに、阿良々木くんが言うからカッコ良くなるセリフなどもあってそれもまた魅力の一つと言えますね
戦場ヶ原ひたぎ
戦争をしましょう
戦争をしましょう
ハガレンネタ
銅四十グラム、亜鉛二十五グラム、ニッケル十五グラム、照れ隠し五グラムに悪意九十七キロで、私の暴言は錬成されているわ。ちなみに、照れ隠しというのは嘘よ
失くしちゃいけない重み
それは――私の気持ちで、私の思いで――私の記憶ですから、私が、背負います。失くしちゃ、いけないものでした。お願いします。どうか、私に、私の重みを、返してください
どうかお母さんを――私に、返してください
I love you
I love you
情の深い女
阿良々木くん。どうせあなたのことだから、自分が死ねば全部解決するとか、間の抜けたことを思っていたんじゃないかしら?冗談じゃないわよ。阿良々木くんが死んだら、私はどんな手を使ってでも神原を殺すに決まっているじゃない。阿良々木くん、私を殺人事件の犯人にするつもり?
大きなお世話も余計なお節介もありがた迷惑も
私が何より気に食わないのは、阿良々木くんが、たといそんな身体じゃなくとも、同じ行為に身を投じていただろうということが、はっきりと分かってしまうということよ。不死身の身体におんぶにだっこでこんな馬鹿なことをやっているのだったら、どうぞお好きなようにという感じなのだけれど、阿良々木くんときたら当たり前みたいに、流れのまにまにそんな有り様になってしまって――もう、さっぱりね。まあ、大きなお世話も余計なお節介もありがた迷惑も、阿良々木くんにされるなら、そんなに悪くはないのかもしれないわ
デネブ、アルタイル、ベガ
あれがデネブ。アルタイル。ベガ。有名な、夏の大三角ね。
これで全部
これで全部よ。私が持っているもの、全部。勉強を教えてあげられること。可愛い後輩と、ぶっきらぼうなお父さん。それに…この星空。私が持っているのは、これくらいのもの。私が阿良々木くんにあげられるのは、これくらいのもの。これくらいで、全部。
キス
キスをします。…違うわね。こうじゃないわ。キスを…キスをして…いただけませんか?キスをし…したらどうな…んです…キスをしましょう、阿良々木くん
ツンデレサービス
勘違いしないでよね、別に阿良々木くんのことが心配な訳じゃないんだから…でも、帰ってこなかったら、許さないんだからね
最高の気分
自分の彼氏がモテモテと言うのは彼女として、割と最高の気分なのよ
二度と大事なものは手放さない
私はもう二度と――大事なものを手放さない。なくしたくない。だから…だから、阿良々木くんは――私が守る
悪の敵
私は正義の味方じゃないの。悪の敵よ
今夜は
今夜は私に、優しくしなさい
羽毛布団
さ、それじゃあ寝ましょうか。羽毛布団…いえ、羽川さん
嫌いなものと好きなもの
嫌いなものがあるっていうのは、好きなものがあるのと同じくらい大切なことじゃない
『いい人』『善人』のリスク
自分が『いい人』、『善人』であることを周囲に知られることは、人間社会では非常に高いリスク…つけ込まれる可能性が非常に高い
野生として落第
あなたはいい人なんじゃなくって、聖人でも聖母でもなくって――闇に鈍いだけだわ。それじゃあ…野生として落第よ
特別な人間になれなくとも
絶対的な絆なんて、考えてみたら結構怖いしね――だから乗り換えられないよう、努力しなさいという話でしょ。特別な人間になれなくとも、誰かの特別にはなれるでしょ。
戦場ヶ原の名言は「本音過ぎる」というものが多いですね
ただこれは、一度多くのものを無くした経験があるからこそ、彼氏である阿良々木くんだけじゃなく、友達の羽川や後輩の神原など自身にとって”大切なものの大切さ”をはっきりと分かっているからこそと言った感じ
しかも、それは何もしなくても手に入るものでは無いし、離れていってしまうこともあるとしっかり自覚しているところが戦場ヶ原の名言の魅力の一つのように感じます
羽川翼
何でもは知らないわよ
何でもは知らないわよ。知ってることだけ
子供を叩いたら
暴力も駄目だけれどね、でも、子供を叩いたら、叩かれたことを納得できるだけの理由を話してあげなくちゃ駄目
にゃにゃめ
にゃにゃめにゃにゃじゅうにゃにゃどのにゃらびでにゃくにゃくいにゃにゃくにゃにゃはんにゃにゃだいにゃんにゃくにゃらべてにゃがにゃがめ
たかが?
たかが?十数年積み重ねてきた家族の苦しみが、数ヵ月募らせた恋愛の切にゃさに劣っちゃいけにゃい理由でもあるのかにゃ?
誰にでも優しい
誰にでも優しいっていうのは、特別な人間がいにゃいってことだにゃあ
助ける側の事情
そりゃ、人は一人で勝手に助かるだけだけれど――助ける側に、そんにゃ事情が関係あるのかにゃ?お前を助けたいと思っている奴が…一体どれだけいると思っている?それをお前は一人残らず、拒否するのかにゃあ
告っちゃうぞ
『あんまり聞き分けがないようだと、私が阿良々木くんに告っちゃうぞ』って
いつでも好きな時に
いつでも好きなときに好きなだけ私の胸を触っていいチケット。あげる
死んじゃえ
死んじゃえ、死んじゃえ、死んじゃえ、死んじゃえ、死んじゃえ、死んじゃえ、死んじゃえ、死んじゃえ、死んじゃえ、死んじゃえ、死んじゃえ、死んじゃえ、死んじゃえ、死んじゃえ、死んじゃえ、死んじゃえ、死んじゃえ、死んじゃえ、わたしにゃんて死んじゃえ
助けてください
あなたに頼るしかありません。あなたしか頼る相手がいません。だから生まれて初めて誰かに言います――助けて。助けてください。私を助けてください
泣くんじゃにゃくて、鳴くだけ
あてのにゃいこの俺に、帰る場所ができたというだけのことで――帰る家があるというだけのことで、何故こんにゃに、にゃんでもできそうにゃ気持ちににゃるんだ。嬉しいじゃにゃいか。泣きそうじゃにゃいか。かと言って、泣きゃあしにゃいんだけどにゃ。俺は猫にゃん。泣くんじゃにゃくて、鳴くだけにゃん。にゃおん。
一緒にご飯を食べようよ
こんなことはもう終わりにするって、私は決めたんだ。誰かを憎むことになると思う。これまでみたいにみんなに優しくできなくなって、みんなを愛することもできなくなる。嫌われるだろうし、嫌がられもするだろう。怒りっぽくなって、人を許せなくなるでしょうね。頭が悪くなるかもしれない。笑えなくなるかもしれない。めそめそ泣くかもしれない。でも、それでいい。それでいいんだ。私は本物じゃなくって、人物でありたい。美しくなくっていい。白くなんてなくっていい。私はあなた達と一緒に、汚れたい。帰っておいで。もう――門限だよ。
一緒にごはんを、食べようよ
阿良々木くんが大好きだよ
私は、阿良々木くんが大好きだよ。結婚を前提に、私と付き合ってくれないかな
ただいま
うろうろ、ぐるぐる、あちこちを回っていて。彷徨っていたのだろう。でも、そのお陰で私はいっぱいの人間に会えた。いっぱい、いっぱい。色んな家族を見た。色んな私を見た。だから、私は私になれた。過去の私も私なら、未来の私も私である。私が私でない瞬間なんて、ないんだ。ならば明日はどんな私なのだろう。誰もが毎日、当たり前みたいに口にする挨拶。だけどもそれは、私にとっては生まれて初めての言葉だった。
「ただいま」
本人の幸せ
本人が幸せだと思っているから、幸せだということにはならないでしょう
約束するわ
約束するわ、阿良々木くん。私と一緒に行ってくれれば、おっぱいを触らせてあげる
あなたが幸せになれないのは
あなたが幸せになれないのは、あなたが幸せになろうとしていないからだよ。幸せになろうとしない人を、幸せにすることは誰にもできない
誰かの気遣い
何も起きない、事件性のない、物語性のない状況っていうのは、案外、誰かの気遣いとか、によって支えられてるものだよね
ピピピ
ピピピ、ピピピ、ピピピ
相手のために死ねないのなら
相手のために死ねないのなら、私はその人のことを友達とは呼ばない
阿良々木くんひとりを助けるためだったら
阿良々木くんひとりを助けるためだったら、身体なんて、ひとつあったら十分だよ
白と黒、光と影のように物事がはっきした名言が多い羽川の言葉
そのあまりの明確さに人間味が薄い、それこそ聖人のような白さが目立ちますが、猫物語(白)以降からは作中でも言われていますが、白でも黒でもないグレーになったことで、言葉に温かみが出てきましたね
そして、「何でもは知らないわよ。知ってることだけ」は羽川だけじゃなく、シリーズ全体としても名セリフとなりました
八九寺真宵
話しかけないでください
話しかけないでください。あなたのことが嫌いです
噛みました
失礼、嚙みました
ただいま
ただいまっ、帰りましたっ
見かけたら
わたし、しばらくはこの辺り、うろうろしていると思いますから、見かけたら、話しかけてくださいね
秘密の共有
秘密を共有するということは、否応なく相手を巻き込むということですからね
勇気と最後につければ
勇気と最後につければ、大抵の言葉はポジティヴに置換できますよ
子供と大人
中学生が子供なのは当たり前ですけれど、自分が子供だと分かっていないところが問題なのです。
それでも自分を大人だと思っていない大人よりマシかもしれませんが
幽霊になったことは不幸せ。でも
幽霊になったことは不幸せです。でも、阿良々木さんに会えたことは幸せですね
大好きでしたよ
大好きでしたよ、阿良々木さん
生きるのが大好きだった人
いいですか、阿良々木さん。わたしの知る阿良々木さんは、少女が好きで、幼女が好きで、童女が好きで、スカートの裏地が好きで、女子の腰つきが好きで、大きなおっぱいが好きで、雑に扱われるのが好きで、大きな妹が好きで、小さな妹が好きで、熟女が好きで、上半身裸が好きで、ブルマが好きで、スクール水着が好きで、委員長が好きで、僕っ子が好きで、猫耳が好きで、スポーツ少女が好きで――生きるのが大好きな人だったじゃないですか
神ました
失礼。神ましたというわけですね
八九寺はシリーズ全体を通して、とにかく”言葉遊び”が多い(笑)
そのせいか名言よりも迷言の方が多くなりましたw
ただ、その”言葉遊び”が名言になるのは八九寺の最大の魅力
明るくて面白い言葉を紡ぎ、言葉を巧みに操る八九寺だからこそ、時折登場する含蓄のある言葉や真面目な言葉の数々はもの凄く刺さりますね
神原駿河
憎い
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い
男の子の部屋に這入ったら
男の子の部屋に這入るのは初めてだ。さて、エロ本でも探すか。
助けるべき相手
阿良々木先輩!頼むから助けるべき相手を間違えないでくれ
職業
神原駿河。職業は阿良々木先輩のエロ奴隷だ
すぐ裸になるから
ああ、ちょっと待ってくれるかな、阿良々木先輩。すぐに裸になるから
後悔の味
やって後悔するほうがいいなんてことを言うのは、『やってしまった後悔』の味を知らない、無責任な第三者の台詞だ。だけど、だけど…一番いいのは、やって後悔しないことだ
プレイスタイル
チームプレイが得意だった私からしてみれば、ひとりで五人を敵に回しているようなお前のプレイスタイルは、憧れだったりしたんだぞ
召し上がれ
私はいつでも阿良々木先輩からの頼みに、こう答えるまでだ。召し上がれ♪
鬼畜ギャルソン
鬼畜ギャルソン、ハーフボーイをハフハフ!
物語にならない
なんでみんな、そうやって人と会うことを拒むんだ――話にならない!誰かと誰かが出会わなきゃ、話にならないだろうが!物語にならないだろうが!
きみはただの人見知りだ
言えばいいだろう。四百年がかりで生き返ってくるような愛情は、重いって。阿良々木先輩と仲良くやっているところに、今更生き返って来られても困るって。お前の気持ちは迷惑だって――そのまま死んでればよかったって、言えよ。それが言えないんだったら、主人だのあるじだの口にするな。孤高でもなければ、高潔でもない。きみはただの人見知りだ
合わないことはあっても、会わないことはない
人と人とは、合わないことはあっても、会わないことはない
正しさや真っ直ぐさという点においての名言が多い神原
だからこそ、相手が道を間違えたり、曲がってしまいそうになった時に、その道を真っ直ぐに正してくれるような言葉の数々は、聞いた人をやる気にさせたり前向きな気持ちにさせてくれますね
あと、エロ方面に関しては基本的には阿良々木くんにしか言わないんですよね(笑)
千石撫子
暦お兄ちゃんは
暦お兄ちゃんはもう大人だから、撫子の裸を見ていやらしい気持ちになったりはしないんだよね?
教えてあげる
うん、教えてあげる…その身体に
おとなしい奴
人をなんだと思ってんだ――人形か何かか!?はっ…どうせ俺様は可愛いだけだよ、何を言われたって言われるがままだよ!だけど、だからって何も感じてねーわけじゃねえぞ!おとなしい奴が、本当におとなしいと思ってんな!
好き嫌いで人付き合いしてんじゃねーよ!
嘘や!裏切りや!欺瞞や!偽善を許してやれる度量を持ちやがれや――ああん!?いつからお前達は人をえり好みできるほど偉くなったんだ、好き嫌いで人付き合いしてんじゃねーよ!俺様はお前達なんか大嫌いだ!だけどクラスメイトだぜ、こん畜生が!
手遅れ
て、手遅れなことくらい――『私』が一番わかってるよおおおっ!
ろまんちっく
絶対に叶わない恋をし続けるって意味なら、暦お兄ちゃんに死んでもらうほうが、ずっと『ろまんちっく』じゃない
ラスボスの決め台詞
阿良々木暦。忍野忍。戦場ヶ原ひたぎ。そして、神原さんや羽川さんがいてくれたりしたら最高ですね。フルキャストじゃないですか。ラスボス冥利に尽きるというものです。もっとも、その全員がかりでも――撫子はちっとも、負ける気がしませんけれど。そして撫子のこんな決め台詞と共に、最後の戦いが始まれば、それ以上のことはないでしょう。
「ようこそ。暦お兄ちゃん可愛がってあげるね」
カミングスーン
カミングスーン、神だけに
片思いをずっと続けられたら
片思いをずっと続けられたら――それは両想いよりも幸せだと思わない?
やりたいことをやるだけ
やりたいことをやるだけだよ。どれだけ不格好でも、恥ずかしくても
生きてたら
人間、たとえ幸せになれなくっても、いいことはあるんだよね――生きてたら
登場当初はインパクトがあり、千石撫子にスポットが当たった囮物語ではその狂いっぷりが目立ち、一段落付いてからは”人”になった感じですね
憑き物が落ちたという意味では1.2を争うくらい柔らかくなったイメージがありました
忍野メメ
何かいいことでもあったのかい?
随分と元気いいねえ。何かいいことでもあったのかい?
一人で助かるだけ
君が勝手に一人で助かるだけだよ
※この言葉は後々「人は一人で助かるだけだよ」になります
被害者面
被害者面が気に食わねえっつってんだよお嬢ちゃん
胸がむかつく
阿良々木くんは、本当に優しいよね。優しくて――胸がむかつくねえ、本当にもう
人間の裏側
善良なだけの人間なんて存在するはずがなく、優しさなんてのは、とどのつまり上っ面の上澄みに過ぎない。必ずその裏がある。光があれば闇があり、白があれば黒がある。人間の裏側を見透かすようなエピソードなんだよ
味方なんてしない
味方なんてしないさ、中立だ。強いて言うならものの見方って話だ。委員長ちゃんには委員長ちゃんの見方があり、ご両親にはご両親の見方がある。そして第三者には、どちらが正しいかなんかわからないさ。いや――正しさなんて、最初からない。あるのは正しさじゃなくて都合だ
軽はずみに言えない言葉は
助けてって言わなきゃ、助けを求めたことにならないわけでもないだろう?好きって言わなきゃ、好きってことにならないわけでもないように。軽はずみに言えない言葉は誰にだってあるよね、阿良々木くん
目の前の女の子は
世界を救ってくれというのは僕の勝手なお願いで、聞く耳を持つ必要なんて全然ない。でも、阿良々木くん。目の前の女の子は救った方がいい
まいどあり
じゃ、決っまり~。はっはー。まいどあり~なんつって
人間であることを諦めろ
阿良々木くん、人間であることを諦めろ
自分の問題だろ
金の問題じゃない。自分の問題だろ。押し付けるなよ
誰の味方もしない中立の立場だからこその厳しい言葉があったり、年長者らしい言葉が多いですね
また、バランサーだからこそ”立場”というものを明確にしているような言葉が多い印象があります
対処法やヒントを教えたりはしますが、相手に対しての助言というのはあまりしないんですよね(笑)
忍野忍
ぱないの
ぱないの!
※この「ぱないの!」にはアレンジしたバージョンもあり、「おぱやいの!」と「じゃぱないの!」があります(『暦物語』こよみトーラス)
超可愛い!
うおっ!超可愛い!後ろから襲ってハグしてきてもよいかのっ!
過度な期待
過度な期待を持つのはよくないが、かといって過度に悲観的になっては、何もできまい
死ぬときも生きるときも
死ぬときは一緒なのじゃから――生きるときは、尚一緒かの
お前様が明後日死ぬのなら
お前様が明後日死ぬのなら、儂は明々後日まで生きて――誰かに、お前様の話をしよう。我があるじ様の話を誇らしく、語って聞かせよう
昔々あるところに
昔々あるところに、阿良々木暦という変な奴がおったそうじゃ――そしてそやつは、今もおる
忍の興味の方向性が阿良々木くんかドーナツになるので、名言や名セリフもそちらに向いていますね(笑)
そんな極端な方向性の名言が多いですが、幼さのある可愛さと長年生きてきた老獪さのギャップが非常に魅力的です
阿良々木火憐
デカマスター
百鬼夜行をぶった斬る――地獄の番犬、デカマスターだ!
金は全てじゃない
金は全てじゃない――ほとんどだ!
自分に負けなきゃ
試合に負けて、勝負にも負けて…それでも、自分に負けなきゃ、負けじゃねー!
ベストコンディション
頭はぼやーっとしているし。身体中は火照るように熱い、服が今にも燃え上がりそうだ。あちこちがだるくて一歩踏み出すだけで倒れそう…眼球から水分が飛んでいるのか、兄ちゃんの姿もまともに見えやしない。次に瞬きしたら、もう二度と目を開けないかもしれねーな…つまり、ベストコンディションだ!
正義の味方
ごっこじゃなくて正義の味方だよ、兄ちゃん
にいひゃん
にいひゃん…いいよ
死ねるよ
死ねる。笑いながら死んでやる。月火ちゃんは私の妹なんだ――当然だろ?
好きってこと
顔見てこいつのガキ産みてーなーって思ったら、それが好きってことなんじゃねえの?
同じ視点
学校で頭のいい奴と話してると、お前本当に頭いいのかよって思うことが多々あるんだよなー。妙に難しい言葉を並べたり、知りたくもねー引用したりよー。でも翼さんって、頭いいのに、あたしとかと同じ視点で話してくれるじゃん。そういうのって、嬉しいんだよなー
ファイヤーシスターズの実践担当だけあって、とにかく熱い言葉が多いですね
その根性論にも近い熱血精神は、自身を奮い立たせるという意味では、その真っ直ぐさも相まってストレートに心に刺さります
阿良々木月火
怒らないで?
火憐ちゃんを怒ってもいいけど、私のことは怒らないで?
プラチナむかつく
何で知らないのよ!プラチナむかつく!
正義の味方
正義の味方じゃなくて正義そのものだよ、お兄ちゃん
千枚通し
二人とも、ちょっとそのままの姿勢で待っててくれるかな?すぐにコンビニに行って、千枚通しを買ってくるから
好きな理由
好きな理由にしたってさあ。そりゃ色々こじつけることはできるよ?格好いいとか、優しいとか、背が高いとか、お金持ちとか、そういう理由付けは、色々可能だけどさ。けど、そんなの全部嘘だもん。自分の気持ちを理性で理解するための、おためごかしって言うのかな。理由付けって言うよりは、こじつけだよ。好きだっていう結論ありきで、その結論に対して梯子をかけていくようなものだよ
妹のおっぱい
お兄ちゃん、妹のおっぱい触り過ぎ!
現実を買え
宝くじ買う人っているじゃない。あんなの、普通に買ってて当たるわけがないのにさ。それなのになんで買うのかと言えば、『夢を買ってる』って言うんだけど…、その言葉を聞くたびに、私なんかは思っちゃうわけだよ――『現実を買え』。夢を見ろって言う言葉は、現実を見ろって意味だと思うんだけどね――私は。
努力できなくなったときの支え
自分の才能を信じられないと一流にはなれないよ。努力できなくなったときに、支えとなる軸がなくなるから。頑張るだけの人は、頑張れなくなったときに挫折する
熱くて火傷しそうな火憐とは違い、冷たくて低温火傷しそうな月火のリアルすぎる名言(笑)
あまりにごもっとも過ぎて、心に残るし、心が痛くなりました…
名セリフに関しても、どのシーンで登場したかはっきりと思い出せるほどのインパクトがあり、記憶に残るものが多いですね
斧乃木余接
キメ顔
僕はキメ顔でそう言った
アンリミテッド・ルールブック
『例外のほうが多い規則(アンリミテッド・ルールブック)』――僕はキメ顔でそう言った
優越感
教えるは一時の優越感、教えないは一生の優越感
化物
守るためや、助けるためなら、殺さない方法もきっとあったはずだ。それなのに殺したのは、僕が化物だからだよ。こうならないでね、鬼いちゃん。人間は化物(こう)なってしまえば――おしまいだ
いえーい
いえーい。ピースピース
人生はプラスマイナスゼロ?
いつだって人生はやり直せるとか、思っちゃってるんじゃない?何を始めるにも遅いなんてことはないって、思っちゃってるんじゃない?失敗しても、うっかりしても、取り返しはつくって思っちゃってるんじゃない?人生は最後にはプラスマイナスゼロになる――だって?はっ。そりゃ死んだらゼロになるのは当たり前だっつーの
不幸で居続けることは怠慢
ねぇ鬼いちゃん、ひょってしてあなた、不幸や不遇に甘んじていることを、「頑張ってる」と思っちゃってるんじゃないの?そういうのを世間では「何もしていない」っていうんだよ。不幸なくらいで許されると思うな。ハッピーエンドを目指すべきだ。
不幸でい続けることは怠慢だし、幸せになろうとしないことは卑怯だよ
お前ふざけんなよ
お前ふざけんなよぶっ殺すぞトンチキ野郎
無表情の状態から繰り出される抑揚のないしゃべりだからこそのインパクトもありますが、達観とはまた違う、死体人形だからこその人生観というものが非常に心に刺さります
特に「不幸で居続けることは怠慢」に関しては、この言葉を聞いた時からずっと心に残り続けているほどの名言で、『物語シリーズ』全体においても屈指の名言だと思います
忍野扇
たった一度の過ち
たった一度の過ちも許されないというのでは、人生は窮屈過ぎます
あなたが知っている
私は何も知りませんよ。あなたが知っているんです
人はひとりでに生きていくもの
人はひとりでに生きていくものだよ
謎が謎でなくなったとき
推理小説でもそうだよね――どきどきはらはらしながら読むのは、犯人がわからないからだ。謎が謎でなくなり、容疑者が一人に絞られてしまえば――はっきり言って、そのあとは興ざめだよね。謎解きのシーンなんて、一行で終わってくれていい。正体がばれれば。恐怖も面白味も、消滅する――そういうものだ
失いかけたものへの過度な価値
失いかけたものには過度な価値を見出しがちですけれど――そういったノスタルジィに縛られていたら、いつまでたっても将来に辿り着けませんよ
何が正しいかは決められなくとも
何が正しいかは決められなくとも、どっちが正しいかは決められるでしょう?
ひねくれた性格がそのまま出ているような言葉が多いですね
特に、登場人物たちの名言を忍野扇の解釈で言い換えた言葉がそれを如実に表しているような気がします
老倉育
私はお前が嫌いだ
私はお前が嫌いだ
幸せの理由を知らない奴
私が嫌いなのは、幸せの理由を知らない奴。自分がどうして幸せなのか、考えようともしない奴。自力で沸騰したと思っている水が嫌い。自然に巡ってくると思っている季節が嫌い。自ら昇ってきたと思ってる太陽が嫌い――嫌い、嫌い、き、き、嫌い――嫌いだ。お前が嫌いだ
人は誰かに助けてもらわなきゃ幸せになれない
嫌いなんだ、自分だけの力で生きていると思っている奴が――自分だけでも生きていけるって考えてる奴が。いざというとき、一人でやっていけると自負してる奴が――人の助けなんかいらなくてもいいと言えちゃう奴が、私は嫌いだ。人は誰かに助けてもらわなきゃ幸せになれない――そんなこともわからない馬鹿が、嫌いで嫌いで死にそうだ
嫌いと嫌いが…
嫌いと嫌いが嫌いで嫌いの嫌いへ嫌いな嫌いは嫌いを嫌い
「嫌い」という言葉をここまで連呼するキャラクターも珍しいですが、「嫌い」という言葉が名言になるキャラクターも珍しいですよね
そんな中でも「幸せの理由を知らない奴」に関しては、ちょっと考えさせられました
自身を「幸せだ」と感じた頻度は多くはありませんが、だからといってその理由をしっかりと考えたことも多くは無かったのも事実
幸せを当たり前だと思ってはいけないと感じる名言でしたね
沼地蝋花
悩みなんてものは
悩みなんてものは大抵の場合、時間が解決してくれるからに決まっているじゃないか
逃げの何が悪い?
逃げの何が悪い?この世にあるほとんどの問題は、逃げることで解決するじゃないか。逃げて先送りにしているうちに、問題は問題じゃなくなってしまう――『今このとき』に解決しようと思うから、人は苦労するんだよ
どんな悪も何かは救っている
全方面に対する悪なんて存在しないんだ。どんな悪も、何かは救っている。どんな悪も、どんな悪魔も。逆に言えばどんな正義でも、何かを傷つけている――この世に絶対はないという言葉の意味はね、絶対正義も絶対悪も、この世にはないという意味でもあるんだよ
モラトリアム
人生にモラトリアムなんてないんだぜ
基本的に社会通念に反した言葉が多い印象がありますね
「嫌なことから逃げることはよくない!」と言われることが多い中で、逃げることに肯定的な言葉は精神的には楽になります
だからこそ、魅惑的で悪魔的とも言えるかもしれません
貝木泥舟
真実など
今回の件から俺が得るべき教訓は真実など、たとえ思い通りであったところで、場合によってはくだらないということだ
真実は二の次
人は真実を知りたがる。あるいは、自分の知っているものを真実だと思いたがる――つまり真実が何かなどは、二の次なのだ
信じるな
信じるな。疑え
この世を生きやすいなんて
この世を生きやすいと思ったことなんて、一度もないさ。自分の人生を安いと思ったことなら、何度かあるがな
本当の願いごとは
お前は誰にも言わなかった。それはつまり、お前にとってそれが、本当の夢だからだろ。本当の願いごとは、他人にも――神様にも言うもんじゃないからな
かけがえのないものが嫌いだ
俺は金が好きだ。なぜかと言えば、金は全ての代わりになるからだ。物も買える、命も買える、人も買える、心も買える、幸せも買える、夢も買える――とても大切なもので、そしてその上で、かけがえのないものではないから、好きだ。逆に言うと、俺はな、かけがえのないものが嫌いだ。『これ』がなきゃ生きていけないとか、『あれ』だけが生きている理由だとか、『それ』こそは自分の生まれてきた目的だ――とか、そういう希少価値に腹が立って仕方がない
お前しか知らない
何も知らない。重要なことは、何も知らない。お前のことは――お前しか知らないんだから、だから、お前のことはお前しか大切にできないんだぜ
幸せになれなくとも
別に幸せになることが、人間の生きる目的じゃあないからな。幸せになれなくとも、なりたいもんになれりゃいいんだし
とりあえず肉だ
若いうちはとりあえず肉だ。肉を食っていれば、人間は幸せになれるぜ、臥煙の忘れ形見。まあ若造でも老人でも、人生に悩みは尽きないが、しかしおいしい肉を食えばそんな悩みはすべて解決するのさ
嫌なだけの人間も悪いだけの人間もいない
嫌なだけの人間はいない、悪いだけの人間はいない。どの方向から見ても同じ性格の奴はいないし、どの時点でも同じ性格の奴もいない。お前は走るのが得意なようだが、しかし常に走りはしないだろう?歩きもすれば、寝もするだろう。同じことだ。俺は金が大好きだが、その金を使いもする
『わけのわからないもの』がはやったら
もしも『わけのわからないもの』がはやったときは――時代を疑え。危機的状況だと思え。人が仕掛けているにしろ、自然に発生したにしろ――それは、時代がくらやみに包まれているということなのだから
お金だけじゃなく生き方に関しても”価値”についての名言が多い詐欺師
ただ、その価値観に関しては「平等」ではなく「人それぞれ」と受け取れるようなものも多いですね
結局の所、自分の価値というものは他人が決めるものでは無く、自分で決めるものなのかもしれません
そう考えるとある意味”金言”でもありますね
影縫余弦
価値観
おどれがどんな価値観持とうと、どんな正義感持とうと勝手やけれど――そんな理想を他人に押し付けんなや!
本物と偽物の価値
本物と、それとまったく同じ、区別のつかなんような偽物と。どっちのほうが価値があると思う?
これに対するうちの答えは、当然本物のほうが価値がある、やった。忍野くんは等価値やゆうとったかな。けど、貝木くんはこない言うとったわ。偽物のほうが圧倒的に価値があるってな。
そこに本物になろうという意志があるだけ、偽物のほうが本物よりも本物だ
まさしく”正義”といった感じの強さがある影縫余弦の言葉
「本物と偽物の価値」に関してはずっと心に残っている名言です
臥煙伊豆湖
何でも知っている
私は何でも知っている
無知の知
無知の知なんて、知らないほうがいいんだろうけれどね。自分が馬鹿だって事実ほどたまらないものはないと、脳を持たないかかしも嘆いていたことだし
人は一人で勝手に助かるわけじゃない
人は助け合うことで生きているのさ、生きていけるのさ
誤解を解く努力
誤解を解く努力をしないというのは、嘘をついているのと同じなんだよ
”何でも知ってるおねーさん”だからこそ説得力がある言葉ですね
特に「誤解を解く努力」に関しては名言
人間関係において、この部分を怠ることは多いので心に深く刺さりました
臥煙遠江
薬になれなきゃ毒になれ
薬になれなきゃ毒になれ。でなきゃあんたはただの水だ
悩むなんて時間の無駄
難しい顔をして思い悩んでいると賢い風に見えるけどそんなのは誤解だよ。考えればいいってわけじゃない。何も考えずにほっこりと生きている奴のほうがよっぽど天下を取っている。悩むなんてのは時間の無駄だ。考える暇があるなら動け。悩みは忘れろ。先に立たないなら後悔するな
知ってるとか知らないとか
知ってるとか知らないとか、そういうのはどーでもいいんだよ、阿良々木くん
物事には理解が重要
『知ってる』と『知らない』は、決して二元論じゃない――妹は『知らない』を排除して『知ってる』を追求したし、きみの友達である羽川さんは『知ってる』と『知らない』を己の両輪にしていたけれども、二人とも、大切なことを見落としている。つまり、知識の中には『間違えて知っている』ことも、多々あるってこと――知ってるつもりで、勘違いしていることもある。だから、物事には理解が重要だ
行くとこまで行ったって感じの言葉が多いですかね(笑)
シリーズ全体を通して、羽川翼や臥煙伊豆湖がさんざん言ってきた『知っている』に対して、「どーでもいい」とか「それだけじゃ足りない」ときっぱりと言い切ることが出来て、その言葉に説得力があるのは『物語シリーズ』の全キャラクターの中では臥煙遠江だけですね
聞くと当たり前のように思える言葉ですが、実際に出来ている人は少ない名言です
キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード
泣き喚く
う…嘘じゃろう?助けて…くれんのか?い…嫌だ、嫌だ、嫌だ、死にたくない、死にたくない、死にたくない!助けて、助けて、お願い!おね…お願いします、嫌だあ…あああああ…ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…
うぬは儂だから助けたのではない
うぬは儂だから助けたのではない――弱っていれば、誰でも助けたのじゃ
死ぬがよい
死ぬがよい、我が従僕!
お願いじゃ、従僕
た、頼む…お願いじゃ、従僕。どうか…どうか儂を殺してくれ。儂を殺して、どうか人間に戻ってくれ。助けると思って――
名言と言うよりは名セリフが多いのがキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード(忍野忍以降は”旧”がつくので分けたというのもあるかもしれませんが)
特に鉄血篇の時の泣き喚くシーンに関しては圧巻の名シーンでもあります
これはキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードを演じていた坂本真綾さんの演技力も見事でしたね
阿良々木母
家族
家族はいなきゃいけないものじゃないけれど、いたら嬉しいものではあるべきなんだ。私はそう思うよ。母親としては
逃げること
人は嫌なことがあったらどんどん逃げていいんだけれど、目を逸らしているだけじゃ、逃げたことにはならないんだよ
さすが阿良々木家の母と言った感じの含蓄のある名言です
家族についてもそうですが、嫌なことに関しても中々深い
嫌なことや辛いことがあったら逃げることもありだと肯定してくれつつも、嫌だという事実をしっかり認識しないことには逃げたことにはならないと諭してくれるこの言葉は心に刺さりました
戦場ヶ原父
必要な時にそこにいてくれたという事実
必要なときにそこにいてくれたという事実は、ただそれだけのことで、何にも増して、ありがたいものだ
あくまで戦場ヶ原ひたぎが変わったのは本人の強さ故であり、たまたまその場に立ち会っただけだという阿良々木くんに対して戦場ヶ原父が言った言葉
必要なときに娘のそばに居てあげることが出来なかったからこそ、居てほしい時に居てあげることが出来る大切さを理解していた戦場ヶ原父のこの言葉は、娘の幸せを心から願っていることがわかる名言ですね
また、もし自分に何もできなくても、ただそばに居てあげるだけで役に立てる場面もあると感じた名言でもあります
八九寺真宵の名言「やればできる」について
『物語シリーズ』の名言は探そうと思えば非常に多く、気になって調べたりする方もいると思います
そして、『物語シリーズ』の名言を調べたりすると、八九寺のこの名言がヒットすることがあります
やればできるなんて、聞こえのいい言葉に酔ってはいけませんよ、阿良々木さん。その言葉を言うのは、やらないひとだけです
大学受験を控え、勉強に勤しむ阿良々木くんに対して言った八九寺のこの言葉
含蓄がある八九寺らしい、いい名言ですが、この言葉はアニメでは登場しません
ただ、物語シリーズの名言を紹介している動画などを見てみると、加藤英美里さんの声でこの言葉を言っている動画も見かけますが、それはなぜなのか?
その答えの一つとして、2016年に配信された公式アプリ『暦物語』が関係しています
こちらのアプリはアニメ『暦物語』が配信されていただけではなく、ログインすると日めくりカレンダーのように、キャラクター毎のセリフをボイス付きで聞くことができるというアプリでした
その日めくりカレンダーの内の1日(正確には6月23日)の中に、この名言が登場し、それが動画として使われているというのが答えの一つだと思います(もしかしたら、ゲームなど他のコンテンツでも収録されているのかもしれませんが…)
なので、もしも『物語シリーズ』の名言を調べて、アニメでそのシーンを視聴しようとしても、アニメでこの名言の登場シーンは絶対に見つからないので、ご注意くださいね
ちなみに、原作では阿良々木くんの名前を嚙んだあとに、しりとりやなぞなぞなど面白いやり取りを繰り広げた後に登場しています
まとめ
『物語シリーズ』に登場するキャラクター別の名言200選でした!
心に刺さるような名言だったり金言だったりもそうですが、そのキャラが言うからこその言葉の魅力というのを感じる言葉が本当に多い
また、キャラの心情などを踏まえつつ、しっかりそれを演じてくれたキャストの方々の演技も非常に素晴らしかった
アニメだからこそ名言となり得たものという言葉も多くあり、そういったものが積み重なって生み出された名言の数々も『物語シリーズ』の魅力だと思います
もしも、興味を持たれた方は、見てない方も1度見たことある方も是非『物語シリーズ』を見て、作中に登場する言葉の数々を楽しんでくださいね!
ちなみに、アニメ『物語シリーズ』の魅力を総まとめした記事や原作小説を刊行順や読む順番をまとめた記事もありますので興味がある方はそちらも是非!
それでは、今回はこの辺で!
また会いましょう