どうもウハルです!
今回はアニメ『ハイキュー!!』で登場した名言235選を各キャラ毎に紹介していきたいと思います!
『週刊少年ジャンプ』にて連載され、その代表的な作品の一つと言っても過言では無いほどの人気を博した、バレーボールを題材とした作品である『ハイキュー!!』
こちらの作品は、手に汗握るような試合展開もさることながら、登場する多くのセリフもまた心を揺さぶり、熱くしてくれるような名言も多く登場してきます
いわばこの作品は”名言の宝庫”と言えるほどに多くの名言が登場するんですよね
また、この作品の素晴らしいところはメインキャラだけでなく、どのキャラも主人公だと思えるほどに様々な名言が飛び出してくる所だとも感じています
なので、1~2話しか登場していないようなキャラだったりしても、心に刺さるようなセリフを言ったりしているので、不意に飛び出す名言に心打たれたりするのもこの作品の魅力だったりします
そこで今回は、そんなアニメ『ハイキュー!!』で登場する名言&名セリフを各キャラ毎に全235個をまとめて紹介させていただきます!
「どのキャラが」「どのクールの」「どの話数」で言った言葉かも分かるようにまとめましたので、気になる名言や心に刻んでおきたい名言を知りたい方や、改めてそのシーンを見たいと思った方は是非参考にしてみて下さいね!
なお、各クールに関しては以下のような書き方になっています
- 『ハイキュー!!』=1期
- 『ハイキュー!!セカンドシーズン』=2期
- 『ハイキュー!!烏野高校vs白鳥沢学園高校』=3期
- 『ハイキュー!!TO THE TOP』=4期
- 『劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦』=劇場版ハイキュー!!
- 『ハイキュー!!OVA ボールの道』=OVA ボールの道
※他にもOVAやOADはありますが、その作品内から名言を選ばなかったものは書いていません
また、メインキャラではなく、数話登場のみの登場人物に関しては所属高校や所属チームなどをカッコ内に書いていますので「誰だっけ?」と感じたらその辺りも参考にしてみて下さいね
『ハイキュー!!』名言&名セリフ235選
日向翔陽
まだ負けてないよ
まだ負けてないよ
一番長くコートに立ってやる!
お前がコートに君臨する王様なら…そいつを倒して…おれが一番長くコートに立ってやる!
おれにトス持ってこい!
中学のことなんか知らねえ。おれにとってはどんなトスだってありがたーいトスなんだ。おれはどこにだって跳ぶ。どんなボールだって打つ!だから…おれにトス持ってこい!
不利とか不向きとか関係ない
中学ん時も今も、おれ、跳んでも跳んでもブロックに止められてばっかだ。バレーボールは高さが必要。いくら高く跳べても圧倒的な身長差は埋まんねえ。
だけど…あんな風になりたいって思っちゃったんだよ。だから不利とか不向きとか関係ないんだ。この体で戦って、勝って勝って…もっといっぱいコートにいたい!
頂きの景色
長身の選手より高さで劣るなら1センチを 1ミリを 1秒速く…てっぺんへ!そうすれば今この瞬間だけここが一番高い場所。
目の前に立ちはだかる高い高い壁。その向こうはどんな眺めだろうか。どんなふうに見えるのだろうか。おれ一人では決して見ることの出来ないこれが…頂きの景色
最強のおとり
おれはエースじゃないけどエースの前に道を作ることはできます。
最強のおとりになります!
だからもう1回…おれにトス上げてくれ!
ブロックで向こう側が全然見えなくてどうすればいいか全然分かんなかったあの頃の感じとは…なんか違う!向こうもギリギリでついてきてるの分かる。
今までブロックは怖くて嫌なだけだったのに、あいつが目の前に来るとワクワクするんだ。お前のトスとあと何かの工夫で打ち抜けるんじゃないかって思うんだ。
だからもう1回…おれにトス 上げてくれ!
初めて知った勝利の味
勝った…勝った…勝った!次もまた試合ができる!コートに立っていられる!次も!
声出さないと何考えてるか分かんねえべよ
ほらもう…お前(影山)顔怖いんだよ…ピリピリしてよ。あんましゃべんなくなってよ。何か考え込んでんなってのは分かるけど、声出さないと何考えてるか分かんねえべよ
走れ走れ跳べ跳べ
ほんの一瞬でもスピードを緩めれば取り返せない遅れになる。おれの身長で、ほんの少しジャンプの力を抜けば高い壁に一瞬でたたき落される。走れ走れ跳べ跳べ…ここにいたければ!
コンクリート出身
コンクリート出身、日向翔陽です。あなたをぶっ倒して全国へ行きます
この言葉は春高予選の決勝に進んだ際に、改めてウシワカに日向が啖呵を切っていましたね
コンクリート育ちの俺たちが、あなたをぶっ倒して全国へ行きます
『ハイキュー!!』2期 25話より
負けたくないことに理由って要る?
負けたくないことに理由って要る?
村人Bのかっこよさがある
村人Bには村人Bのかっこよさがあんだよ
やんねーの?
やんねーの?
”上”
自分が弱いのは嫌だけどさぁ、自分より”上”が沢山いるっつーのは…超わくわくすんな!
もう1回が無い試合
やろう。もう1回が無い試合
おれがいれば
おれがいれば、お前(影山)は最強だ!
高さで勝負しないとは言ってない!
ああ、クソッ。でっけえのうらやましい。うらやましいけども…
うらやましいけども…高さで勝負しないとは言ってない!
ポジション ボール拾い!
烏野高校1年!日向翔陽!164センチ!ポジション ボール拾い!よろしくお願いしァス!
そこでしかできないことが何か…探せ
探せ!探せ!考えろ!いつもと同じ目線じゃダメだ…いつもと同じ考え方じゃダメだ!
そこでしかできないことが何か…探せ
”楽”してこうぜ!
最初のボールをできるだけ高くパスすんだよ。国見みたいに。それだけで、速くて苦しいリズムがたぶんちょっと楽になる。そんで、ちょこっとリズムが整うだけで、なんかこう…いろいろできる!
この”楽”をさせるパスは稲荷崎戦で日向自身も実行し、烏野メンバー全員の呼吸を整えさせる大事なパスとして描かれていきます
接戦を繰り広げ、あと一歩のところまで追い詰めていった中、メンバーに生まれてしまった焦りに危機感を感じた烏養コーチは落ち着くように声をかけますが、その声も届かないほどに皆視野が狭くなっていました
「ここで決める」という意志の強さがリズムを速めていく…。速さは魔性だ。視野を狭く、呼吸を浅く。相手を苦しめるが、同時に、自分たちの首も絞めていく
TVアニメ『ハイキュー!! TO THE TOP』第24話より
そんな中で見事に翔陽が出した”楽”をさせるパス
合宿の際にこのパスを見ていた穴原監督が「それを託した相手も”楽”にする」と言っていますが、稲荷崎戦で改めてこの”楽”をさせるパスを語っていましたね
簡単で、ささいで、でも忘れがちな高く優しいファーストタッチ。味方に呼吸させるファーストタッチ
TVアニメ『ハイキュー!! TO THE TOP』第24話より
「何事も焦りは禁物」と感じさせてくれたこのパスは、いついかなる時でも思い出せば”楽”にしてくれるような名シーンでもあると感じています
譲れなくてケンカするのは普通
ケンカするくらい普通だろ。譲れなくてケンカすんの普通だ
”王様”ってなんでダメなの?
前から思ってたけど、”王様”ってなんでダメなの?横暴だからだっけ?自己中だから?でもどっちみち、影山が何言っても納得しなかったら俺は言うこと聞かない!
新”コート上の王様”
「セッターは支配者っぽくて一番かっこいいだろうが!」
あんな風に言ってたことすんなり消えるわけない。どんなにいい子ぶろうとしても、お前の本質は王様なのだ。観念するがいい!
新”コート上の王様”!誕生だー!
追いつかれないのが俺の武器!
最初に通用した武器が、最後まで通じるとは限らない。先へ行くんだ。先へ行くんだ!追いつかれないのが俺の武器!
とぶのは別腹!!!
この試合すっげー疲れるけど、とぶのは俺にとって別腹です!!!
点を獲るのに近道は無い
研磨が「おれのレシーブ」でおれを閉じ込めるとわかっても、”どっちか”を選ぶわけにはいかない。レシーブが無きゃスパイクも無い。ボールが落ちたらバレーは始まらない。
点を獲るのに近道が無いって事だけは知ってる
”諦めない”や”真っ直ぐ”という言葉がピッタリなくらい純粋に高く飛ぶことに一生懸命な翔陽の言葉の数々は、消えそうな心の火を灯してくれるような熱さがあります
そして、好きなことに全力で挑んでいく姿もまたやる気や勇気を貰えるし、常に考え続けることの大切さも分かる言葉は、今より先に進む大事な一歩を踏み出させてくれるような力強さを感じさせますね
影山飛雄
『諦めない』っていうのは
『諦めない』って口で言うほど簡単じゃねえよ
支配者っぽくて一番かっこいい
セッターはチームの司令塔だぞ!試合中、一番多くボールに触れるのがセッターだぞ!支配者っぽくて一番かっこいいだろうが!
苦しい。もう止まってしまいたい。そう思った瞬間からの…一歩
恵まれた体格、優れた身体能力。そういうのとは別の武器。
苦しい。もう止まってしまいたい。そう思った瞬間からの…一歩
これ以上に怖いことって何?
お前さ、一体何にビビってそんなに緊張してんの?相手がでかいこと?初めての練習試合だから?
俺の後頭部にサーブ打ち込む以上に怖いことって……何?
おとりでもかっこ悪いわけじゃない
お前はエースじゃないけど、そのスピードとバネと俺のトスがあればどんなブロックとだって勝負できる!エースが打ち抜いた1点もお前がかわして決めた1点も同じ1点だ!
エースって冠がついてなくてもお前は誰よりもたくさんの得点をたたき出して、だからこそ敵はお前をマークして、他のスパイカーはお前のおとりのおかげで自由になる!エースもだ!
それでもお前は今の自分の役割がかっこ悪いと思うのか?
メンバーの力を足し算じゃなく掛け算に
”6人で強いほうが強い”。昔、岩泉さんが及川さんに言ったのを聞いた。あの時は、何を当然のことを言ってんだって思った。強いメンバーが6人揃ってりゃ強いに決まってんのにって。でも今になって分かる。
岩泉さんが言ったのは、メンバーの力を足し算じゃなく、いかに掛け算できるかってことだったんだ。
王者よりも怖いもの
俺、今んとこ及川さんより怖いもんないんで
俺が絶望するとしたら
俺が何かに絶望するとしたら…バレーができなくなった時だけだ
”強さ”は心地いい
いいな…”強さ”は心地いい
ナイスレシーブ
お前(日向)にこれを言う日が来るとは…ナイスレシーブ
自身に対する絶対的な自信と誇りを感じさせながらも、その中で”強さ”を常に追い求める姿がカッコいいですね
そして、1期の当初は”孤独な王様”として個の力を信じていたプレーが、メンバー全体の力を信じてその力を最大限に引き出すプレーへと変化していく様子もまた、相手を認めていくような言葉の変化からも見てとれます
影山の言葉や行動の変化はバレーに限らず、誰かと何かを成す際には相手の事を信頼し、その力を最大限引き出す努力もまた必要だと思わせてくれました
澤村大地
突出した才能はなくても
突出した才能はなくても、2年分お前らより長く体に刷り込んできたレシーブだ。簡単に崩せると思うなよ
勝とうとしなきゃ勝てない
もしも相手が絶対敵わないような強敵だとしても、勝とうとしなきゃ勝てないよ
このセリフは中学時代にも、同じ烏野高校の女子バレーボール部主将の道宮結に言っていました
道「そういえば、中学の時も同じこと言って怒られたことあったなぁ。大会直前の練習試合でボロ負けして、”本番もダメだあ”ってなった時にさ」
澤(勝てるって確信が持てなくても、周りの連中に絶対無理だって言われても、俺たちは…)
道「”俺たちだけはそれを言ったらダメだろ!”つってな!」
ミスじゃないから謝るな
今のはミスじゃない。ミスじゃないから謝るな
「才能の限界」を感じても上を目指さずにはいられない
俺たちはまだ発展途上もいいとこだし、「才能の限界」なんてわかんないだろ。もしそれを感じることがあったとしたって、それでも上を目指さずにはいられない。理屈も理由も分かんないけどさ
新しい武器を磨くのみ!!
護りに入って強豪と渡り合えるだけの地力は俺達にはまだ無い。ヘタクソだろうが、新しい武器を磨くのみ!!
土台なら作ってやれる
俺にはど派手なプレーは無理だけど、土台なら作ってやれる。
まあ存分にやんなさいよ
勝ちを譲れないのはお互いさま
顔を思いっきりひっぱたかれたよ。現実に引き戻されるような感覚。勝ちを譲れないのはお互いさまで、そのための鍛錬をしてきたのもお互いさま。しごく当然のこと。当然のことで、こんなにも恐ろしい事実
最後までコンセプトは変わらない
バレーが1対1の競技なら俺たちは白鳥沢には勝てない。体は小さいし、個々の攻撃力も劣る。でもコートには6人いる。俺たちが勝つのは奇跡が起こるからじゃない。最後までコンセプトは変わらない。殴り合いを制す!
勝てば文句は言われない
勝てばいいよ。簡単ではないけど、単純だ
一人で守るのではなく全員で攻めるためにいる
俺は仲間を守るためにいるんじゃない…俺たち全員、点を取るためにいる!
奇跡を起こすのではなく今までやってきたことをやるだけ
1歩押されりゃ断崖絶壁。慣れねえよ毎回な。手もひざも震えそうだ…。けど、奇跡を起こそうとしてるわけじゃない。今まで何べんも繰り返してきたことをここでまたやるだけなんだ
部をまとめるキャプテンという立場だからこそ見せる大きな器とメンバーを支えるだけのどっしりした土台の安定感が伝わってくるような言葉が多いですね
曲者揃いで自由奔放ではありながらも、足場がしっかりしているからこそ烏野メンバーも自由に動き回ることができる
そして、今まで積み重ねてきたものを信じて、その力で相手にもぶつかっていく
決して目立つことはない役回りではありますが、そういった精神的な土台こそが必要なんだと澤村の言葉は思わせてくれますね
菅原孝支
周りが見えるのに仲間が見えないはずがない
技術があってやる気もありすぎるくらいあって…何より周りを見る優れた目を持っているお前に仲間のことが見えないはずがない
たくさんのチャンスを掴むためなら
俺ら3年には来年がないです。だから一つでも多く勝ちたいです。次へ進む切符が欲しいです。それを取ることができるのが俺より影山なら…迷わず影山を選ぶべきだと思います。
大地と旭とは1年の時から一緒にやってきました。一緒のコートに立ちたいです。ワンプレーでも多く。
影山が疲れた時、何かハプニングがあった時、穴埋めでも代役でも3年生なのに可哀想って思われても試合に出られるチャンスが増えるなら…何でもいい。正セッターじゃなくても出ることは絶対に諦めない。そのためには、よりたくさんのチャンスが欲しい
試合に出られなかった時間も糧になってる
コートの外から見ていた時は確かに悔しさはあったけど、中にいるよりずっと冷静にゲームが見えてた気がする。試合に出られなかった時間もちゃんと糧になってる
俺の仲間はちゃんと強いよ
俺は影山と比べたら技術も身体能力も劣るけど、チームのことは少しだけ長く見てきた。俺 対 青葉城西だったら絶対かなわないけど…俺の仲間はちゃんと強いよ
合わせて烏野の得点だ
コートに入ってみるとさ。相手はでかいし、スパイクは早速俺のとこ狙われるし、正直ビビる。前なら委縮してた。でも、今は後ろにお前(影山)が控えてる。すごく頼もしい。俺が入ってる時の得点、お前が入ってる時の得点。合わせて烏野の得点だ。俺は俺なりのベストの戦いを、お前はお前なりのベストを。それで青城に勝つぞ
勝つぞ
分かってると思うけど…うちの連中はちゃんとみんな強いからな。
よし、か…(勝てよ)…勝つぞ
落ち着けー!
落ち着けー!自滅してる余裕ねえぞっ!何にビビッてやがる?テレビか?浮かれてんじゃねえーっ!
勝負に出なきゃ勝利もない
俺はツーアタックは嫌いだ。怖いから。スパイクもなし。本業以外にしゃしゃり出て、もしミスったらと思うと勝負できない。でも…勝負に出なきゃ勝利もない
仲間の力を信じている言葉が多く、また信じているからこそその力が最大限に発揮されていない時にそれを後押ししてあげるような言葉が多いですね
個人として勝利に掴みに行くよりも、チームとして勝利を掴みに行くことの大切さも分かるし、だからといって傍観者になるのではなく、自身もちゃんとチームに参加しているという明確な意思も感じさせます
「自分より優秀なヤツがいる」というのは至極当然のことではありますが、それが何かを諦める理由にはなりませんよね
舞台に立つことが出来なかったとしても、仲間と共に一緒に戦う姿はサブや控えという言葉は決して恥ずかしくないと感じさせてくれました
田中龍之介
何のためのチームで先輩か
いいか、バレーボールっつうのはな、ネットのこっちかわにいる全員もれなく味方なんだよ。下手クソ上等!迷惑かけろ!足を引っ張れ!それを補ってやるためのチームであり、先輩だ!
てめえのミスにへこんで足引っ張ってちゃどうしようもねえ!
すんませんした!
俺、今トス呼ばなかった。一瞬ビビったんだちきしょう…後悔は試合が終わってからクソほどする。対して取り柄もねえ俺が、てめえのミスに勝手にへこんで足引っ張ってちゃどうしようもねえ!次は決めます!
自身の失敗や精神的な弱さを認めながらもパフォーマンスを落とさなかったこの”メンタルの強さ”を烏養コーチは「エースの資質」と話していましたね
普段からミスが少ないわけじゃない。すぐ挑発に乗っちまったりもする。でも…東峰に次ぐチームナンバーツーのパワーと、何より崖っぷちに追い込まれた時にパフォーマンスを落とさないメンタルの強さ。まぎれもない…エースの資質!
半分の結果が良かったのならそれを盛大に喜べ
良かったほうの半分を盛大に喜べ。反省も後悔もほっといたってどうせする。今はいい方の感覚をがっちり掴んで忘れねえようにすんだよ。そんで、次もやってくれ
五七五
後輩を
支えてこその
先輩だ
できるまでやればできる!
できるまでやればできる!
ダセエのは勝負に負けるよりビビること
ダセエのは勝負に負けるより勝負にビビること!
”平凡”な俺よ…下を向いている暇はあるのか…!
俺は普通の人間だと思う。体格とか能力とか。ガキの頃は自分を”天才に違いない”と思っていた。いや、中坊くらいまで思ってたかも。いや、今でもちょいちょい思ってるな。でも、たぶん身長は180に届かないだろうし、運動能力に自信はあるけどバレー部の中で現時点で俺が1番である部分はない。
それが何かを諦める理由にはならないし、言い訳にもならない。つーかそもそも普段そんなこと考えない。
でも半年に一回くらい、限りなくメンタルがマイナス寄りになった時に思う。自分は”平凡”なんだと…。
ところで、”平凡”な俺よ…下を向いている暇はあるのか…!
”脅迫(しんらい)”
(影山「田中さんの攻撃が必要です」)
あれは…”励まし”なんかじゃねえ。
この”脅迫(しんらい)”に…応えてみせろ!
”メンタル最強”といっても過言では無いほどに、決して折れないその心の強さが如実に分かる言葉が非常に多いですね
特に田中の場合、誰かに励まされて持ち直すとかではなく、自分で自分の気持ちを建て直せる強さを持っているのが凄いです
そして、自分の弱さにもしっかりと向き合いながら、何度も何度も挑戦し続けるその姿もまた、見ている人に多くのやる気をくれる存在ですね
東峰旭
1人で戦ってるんじゃない
頼もしい背中の守り。俺のための一番打ちやすいトス。不足なんてない。単純で当たり前のことをいつの間にか忘れていた。俺は…1人で戦ってるんじゃない!打ち切ってこそ!エース!
緊張を紛らわすコツ
緊張を紛らわすコツがあるんだよ。今まで最凶に怖かったことを思い出すんだ。それが怖ければ怖いほどこれから起こることは”それより怖いはずがない、平気”ってなるから
思考を止めるな!足を止めるな!
戻れ。すぐ戻れ。十分な助走距離の確保を…全力のジャンプを…何回でも何回でも何回でも!思考を止めるな!足を止めるな!気持ちを切らせばボールが落ちるぞ!!
エースとヒーロー
俺はエースだけど、お前らはヒーローだな
俺が決めてやる!
お前(西谷)ならできるとは言えない。”西谷でもちゃんと取れるかわかんねえ強烈なサーブ”…が宮侑のサーブで現実だ。あと、俺は人を励ますのが苦手だ!自分のことでいっぱいいっぱいだからな!
でも、自分のことなら言える。Aパスなんかなくても俺が決めてやる!
東峰に関しては自分に対しての自信というものが他のメンバーよりも圧倒的に少なく、それゆえにマイナス面の思考に陥ったりもしますが、それを自覚しているからこそ「こいつらなら大丈夫」という仲間への絶対的な信頼感も持ち合わせています
そして、自分はエースという自覚もしっかりと持っているからこそ、自分がやるべきことも明確になっており、それをやることに全力を尽くす姿が普段とのギャップ感もあって良いですね
西谷夕
リベロの誇り
試合中、会場が一番ワッと盛り上がるのは…どんなすげえスパイクよりスーパーレシーブが出た時だぜ。高さ勝負のバレーボールでリベロはちっちぇえ選手が生き残る数少ないポジションなのかもしんねぇ。けど俺はこの身長だからリベロやってるわけじゃねえ。たとえ身長が2メートルあったって俺はリベロをやる。
スパイクを打てなくてもブロックが出来なくてもボールが床に落ちさえしなければバレーボールは負けない。そんでそれが一番出来るのはリベロだ
俺が繋いだボールをあんたが勝手に諦めんなよ!
俺が繋いだボールをあんたが勝手に諦めんなよ!
俺はリベロだ!守備の要でチームの要だ!けど…俺に点は稼げない…俺は攻撃が出来ない…。
でも、どんなにスパイクが決まんなくったって責めるつもりなんかみじんもねえ。だけど、勝手に諦めんのは許さねえよ
トスを呼んでくれ!エース!
壁に跳ね返されたボールも俺が繋いでみせるから!
だから…だからもう1回トスを呼んでくれ!エース!
頼もしいリベロ
よっしゃ!心配することなんか何もねえ!みんな前だけ見てけよ!背中は…俺が護ってやるぜ
以前敗北した伊達工業との試合前にみんなを鼓舞するように言ったこの言葉は、飲まれそうになっていた空気を一変させました
この空気を作り出した西谷を見た烏養コーチはその頼もしさに感心していましたね
小さい体でなんつう頼もしさ。守備だけじゃない。リベロの重要な仕事はコートの後ろからのチームの鼓舞。本当に優秀なリベロだな
来い!来い!来い!来い!
来い!来い!来い!来い!来い!来い!…俺に来い!さっ来ーい!
身長差が関係ないポジション
バレーでデカいヤツが有利なのはどう足搔いても事実。そんで今、ここにヤツ(牛島)よりデカいヤツはいない。でも、リベロには関係ない。唯一ヤツと対等なのは俺なんです
出来ることと出来ないこと
烏野には俺ありっすから!でも、俺にも出来ないことがある。だから無理を承知で言います。太ももがはち切れようとも空中戦は頼みます!
選択肢が増えるって分かっててやんないなんてつまんねえ
アンダーで全部取れるならそれでいいと思ったし、できると思ったんだよ。でも…もっと上がいる。
選択肢が増えるって分かっててやんないなんて…つまんねえよ
怖がるのはもったいねえ
俺、超ガキの頃、すげえビビりだったんすよ。あんま覚えてねえけど小学校上がるくらいまでかな…虫が怖い、鳥が怖い、三輪車が怖い、オバケが怖い、人見知りだった気もするし…
うちのじいちゃんがリアル”獅子の子落とし”野郎なんでだいたい克服しましたけど。
宮侑のサーブの時、足が床に貼り付いてなんか懐かしい気がしたんです。”怖い”って思うことが。
でも、じいちゃんが言ったんすよ。「怖がるのはもったいねえ」って。
食わず嫌いだったものを「やっぱり嫌いだ」って確認すること。敵意には理由があること。自転車に乗れたらどこまで行けるのか。
じ「分からずじまいはもったいねえのさ」
西「それでも…怖かったらどうするの?」
じ「そんなの決まってんだろ!助けてもらう!」
※じ=じいちゃん、西=西谷
安定した足場を作ってくれているのがキャプテンの澤村であれば、安心して背中を護ってくれているのは間違いなく西谷ですね
技術面においてもそうですが、「絶対に護ってやる!」という明確な意思は精神面においても烏野メンバーにとって大きな支えとなるような言葉が多いです
「ここで終わらせない!」とどんなボールでも必死に繋ぎ続ける姿もまた”諦めない”ことの表れにも映って良いですね
そしてそれらを見事に有言実行する西谷はカッコいいです
月島蛍
他人に無理って言われると腹立つ
自分で言うのはともかく、他人に無理って言われると腹立つよね
誰より練習したんだから
そんなに驚くことじゃないでしょ。この5ヵ月…サーブだけは誰より練習したんだから
自己分析と悔しさ
さっき僕はひるんだのか?いや…負けると思ったんだ。それが当然であるように…チッ!
どうも普通のほうです
どうも普通のほうです。1人時間差。うちの野生児はだませても僕には通じないんで、よろしくどうぞ
白鳥沢戦で天童にバカにされた月島が、相手が仕掛けてきた”1人時間差”を見破ってブロックした時に言った言葉ですが、この後の天童とのやり取りもまた月島らしいやり取りでした
天「烏野の1年。腹立つヤツばっかだと思ったら、お前断トツ!」
『ハイキュー!!』3期 3話より
月「どうも(笑)」
天「腹立つー!」
バレーにハマった瞬間
たかがブロック1本…たかが25点中の1点…たかが…部活…
(もしもその瞬間が来たら、それがお前がバレーにハマる瞬間だ)
しゃぁぁぁぁぁ!!!
最初の頃との大きな変化
こんなのバカじゃないの。日向じゃあるまいし…最後まで戦ってみたいなんて…
太陽に引っ張られる月
あぁ嫌だ…こいつ(日向)を見てると何かやらなきゃいけない気がしてくる
”はやさ”を武器にするからこの二人は少しだけ知っている
たぶん、みんなが驚いていたけれど…僕らは驚かない。0.1秒が勝負の瞬間にこいつら(日向&影山)だけがこのタイミングの双子の速いバックアタックに唯一1ミリも動揺していなかった。
”はやさ”はとてもとても強い武器で、魅力的で、かっこよくて…。それでも無敵なんかじゃないと人より少しだけ知っているから
他人の”その瞬間”
今日、たぶん、他人の”その瞬間”を目撃した。春高2日目、日向がもう一段深くバレーボールにハマった日
”僕一人で”勝とうなんて1ミリも思ってません
僕、格上の誰かに勝とうと思った事なんか無いです。黒尾さんに勝とうなんてまさか!そんな!
”僕一人で”勝とうなんて1ミリも思ってません
最近のバレーは…
おかげさまで。極…たまに面白いです
他のメンバーが熱い中で、当初は唯一と言っていいくらい冷めていた月島でしたが、そこから徐々に熱を帯びていく様子が言葉の変化からもわかりますね
そして、冷静さと情報を分析する能力に長けているからこその淡々とした言葉やあおりがまた印象的でもありました
そんな中で負けず嫌いな部分もしっかりと顔を出している言葉もまた、月島らしいなと感じさせてくれました
山口忠
プライド以外に何が要るんだ!!!
そんなモンッ…プライド以外に何が要るんだ!!!
たった一つの武器
持った武器はたった一つ…サーブ。
与えられるチャンスはわずか1度のサーブ権。その1本にプライドも試合の流れもすべて乗せて勝負する。それが…ピンチサーバー
特別高い身長や特質した才能というものを持ち合わせておらず、良くも悪くも目立たない印象があった山口でしたが、それでも何かを手に入れるために行動を起こし、そしてその武器に全力を注ぐ姿は心震わされる場面も多かったです
全身全霊のプライドをかけて挑むたった1度のチャンスに全力を注ぎ続けていく
「根性無し」から「元・根性無し」へと変化していく様子もまた見習いたいと思わされる選手でしたね
縁下力
相手にあわせることの大事さを気付かせるアドバイス
俺が言うのもあれなんだけどさ。うちのスパイカーって結構レベル高いと思うんだよ。
じゃあさ。そいつらがちゃんと100パーセントの力で打てたら、多少ブロックが立ちはだかったってちゃんと戦えると思わないか?
逃げる方が絶対後からしんどいことは知ってる
今の俺が技術で大地さんにかなうわけがない。でも、ここに立った以上、そんな逃げるための言い訳は何の意味もない。それに…逃げるほうが絶対後からしんどいってことはもう知ってる
自分が考えた役割とその価値
これを拾えなければ…このコートで俺に価値はない!繋げ!
自分が出なくてよくなったことへの安心とイラ立ち
スパイクは打った半分がミスだったし、レシーブでまともに働いたのは後半だけ。でも、初めてちゃんと最後まで戦えた気がする。なのに…安心してんじゃねえよ!次どこが勝ち上がってこようが戦ってやるって思えよバカ!このクソクソクソ!
シンプルとか一途はすっげー難しい
バカだなっていつも思うけど、実はスゲエよな。シンプルとか一途とかって、多分すっげー難しいじゃん
過去に一度逃げたことがあるからこそ挫折も後悔も知っている縁下ですが、それでも心のどこかでプレッシャーや責任を感じてしまえば逃げてしまいたくなるような描写が描かれている辺りは、実際に自身でも思い当たる節があるような感覚にさせてくれました
そういった意味では、世間一般的で等身大の登場人物な気がしますし、だからこそ彼の言葉は共感性のある言葉として心に響くような気もします
木下久志
チャンスは等しくない。でもある!
相手は大学生でも社会人でも宇宙人でもない。けど分かってる、同じ高校生じゃない。俺なんかより努力して経験も積んでる高校生だ。チャンスは等しくない。でもある!
誰でもヒーローになれるわけじゃない
キョーレツな1年を見て、スゲエって興奮して…でも自分とは違う”人種”だしって思って…。でも、自力でヒーローになった山口、田中…。いざって時駆り出されてきっちり仕事した縁下、成田…。西谷や影山みたいになれなくても、俺もどっかで何か劇的な活躍ができるんじゃないかって。一瞬だけでもヒーローになれるんじゃないかって…勘違いしてたんだなあ
「相手は自分とは違う」というのを明確に自覚していながらも、それでも心のどこかで自分に期待してしまうというのはよくあることですし、その期待に裏切られてしまうことというのもよくあることです
ただ、そう言ったものは往々にして今まで積み重ねてこなかった自身の力不足が起因していたりします
そんな自分に対しての期待と裏切りを感じさせながらも、それでもチャンスというのは等しくなくても必ずあるという前向きな考えを見せてくれた言葉は、”今”ではなく”未来”への希望を感じさせてくれましたね
清水潔子
がんばれ
がんばれ
必要なのは『ちょこっとの好奇心』
ちなみにだけど私、元々スポーツはやってたけど、バレーもマネージャーも未経験だったよ。なんだって、始める前から”好き”ってことないじゃない?
何かを始めるのに、揺るぎない意志とか崇高な動機なんてなくて良い。成りゆきで始めたものが少しずつ大事なものになっていったりする。
スタートに必要なのは”ちょこっとの好奇心”…くらいだよ
神様にお願いしても
神様にお願いしても、試合に勝たせてもらえる訳じゃない
挑まずにはいられない
練習して練習して練習して…積んできたものが想像以上にあっけなく終わる。それがどうした!敗北を確信しているわけじゃない。勝利を確信しているわけじゃない。私はコートに立たないし、ユニフォームを着るわけでもない。でも今、挑まずにはいられない!ここが私の最前線!
表情の変化が少ないながらも、心の内に抱えている”熱”はしっかりと持っていた印象がありました
自身が戦う場所に立っていなかったとしも、そこで戦う選手たちに何ができるのかを常に忘れず、そして自分が現在立っている場所が”最前線”だと挑むことを忘れない言葉は、どんな形で始めたものであれ全力を尽くそうと思わせてくれましたね
谷地仁花
村人Bも戦えます!
村人Bも戦えます!私、バレー部のマネージャーやるから!
”小さな巨人”再来
”小さな巨人”、再来。烏、再び全国の空へ。
これは実際に谷地仁花が言った言葉ではなく、仁花が考えたポスターのコピーになります
東京遠征のための資金がなく、寄付金を集める為に仁花が考えたのがポスターの作成
自分が出来ることを必死に考え、その中で出来ることを全力でやった仁花のこのポスターは日向がスパイクをしている姿も相まって、かなりインパクトのあるものとなっていました
谷地が知ってる緊張のほぐし方
緊張はね、口に出したほうがいいんだよ!我慢するより「緊張する。どうしよう」って素直に言っちゃったほうが心がほぐれるんだよ。私よく、緊張による命の危険を感じるからいろいろ調べたんだ
マネージャーになったから知れたこと
今日の試合見て思ったんだ。マネージャーにならなかったら今日の試合見てもこんなにハラハラしたり、ドキドキしたり、勝ってみんなと一緒に喜んだりして心が熱くなることなかっただろうなって。それってずっとみんなが努力して、できなかったことが1つずつ出来るようになっていったのを見てきたから。ここにいなかったらそんなこと絶対なかったから。だから…ありがとう
痛気持ちいい
今までの自分に無かった思考を思い知るのは、痛気持ちいいです
当初は名前すらないどころか、さらに目立たなそうな”村人B”という役柄が自分でも似合うと思っていながらも、そこから翔陽と出会い、バレー部のみんなと出会っていくことで変化していく様子は、彼女の確かな精神的な成長を感じることが出来ました
その成長が言葉にも表れていますし、なによりその成長を喜びとして受け入れているのが分かる言葉もまた良いですね
知識であれ経験であれ、自分の知らなかったことを知れる喜びは貴重なものだと実感させてくれました
武田一鉄
化学変化
新年度になってすごい1年生が入ってきて、始めは一筋縄ではいかなくて…だけど…今日分かった気がする。バラバラだったらなんてことない1人と1人が出会うことで化学変化を起こす。
今この瞬間もどこかで世界を変えるような出会いが生まれていて…それは遠い遠い国のどこかかもしれない。地球の裏側かもしれない。もしかしたら東の小さな島国の北の片田舎のごく普通の高校のごく普通のバレーボール部かもしれない。そんな出会いがここで…烏野であったんだと思った。根拠なんかないけど信じないよりはずっといい。きっとこれから…君らは強く強くなるんだな
飛べない烏がまた飛ぶところを見せてあげましょう!
これはお世辞でも親バカでもなくて…みんなは強いです。烏野は強いです。飛べない烏がまた飛ぶところを会場中に見せてあげましょう!
そして言ってやるのです!「見よ古兵(ふるつわもの)、烏野の復活だ!」と!
勝負ってそういうものじゃないですか?
きっと100パーセントの実力を出した時、チームとして強いのは青城なんでしょう。でも、それが70パーセントに落ちたり、はたまた120パーセントに跳ね上がったり…勝負ってそういうものじゃないですか?
弱さの証明
負けは”弱さ”の証明ですか?君たちにとって、負けは《試練》なんじゃないですか?地に這いつくばった後、また立って歩けるのかという…。
君たちがまだそこに這いつくばったままならば、それこそが”弱さ”の証明です
後悔しないほうを考えて選んでください
もし君たちが無理をすれば将来にも影響してしまうようなケガを抱えていて、それでも今しかないからと試合に出ようとしたならば、僕はきっと止める。いっときの感情で動くべきでないこともある。
ただ、何度でも挑戦できることならば選択肢はあると僕は思っています。もちろん、試験に落ちることがどうってことないなんて言いません。難関を越えていくには相応の努力や我慢、犠牲が必要です。君たちが部活に費やす時間も、他の子らは勉強や将来確実にタメになることに費やしていて、そこには当然、差が生まれる。その差に君たちは大きく後悔するかもしれない。
考えて選んでください。君たちが5年後、10年後に後悔しないほうを
弱いということは伸びしろがあるということ
皆さんはここにいるチームの中で一番弱いですね。どのチームも公式戦で当たったならとても厄介な相手。彼らをただの敵と見るのか、それとも技を吸収すべき師と見るのか。君たちが弱いということは伸びしろがあるということ。こんな楽しみなことはないでしょう
混ざり合った最後はどの色にも負けない黒
今君達は、サーブもコンビネーションも他のチームに敵わない。後から始めたのだから当然ですね。でも、止めてはいけません。「自分の力はこのくらい」と思ってはいけません。”色”は混ぜると濁って汚くなっていきますよね。でも、混ざり合った最後はどの色にも負けない黒です。”烏”らしく黒のチームになってください
理性での開拓
攻撃を防ぐためにブロックは進化し、ブロックを破るために攻撃もまた進化する。バックアタック、攻撃の高速化、コンビネーションと攻撃は多様化され…するとブロックも取り方やその配置を変化させ、攻撃を打ち破る。ここが頂点と思った場所からさらに上、さらに上へと開拓してきた。
きっと不屈の闘志とド根性の下、理性で開拓してきたんだ。ミラクルでスーパーなプレーはチームを救いますが、それは理性も同じです
一生懸命と無鉄砲は別物
日向くん…一生懸命と無鉄砲は別物ですよ
遠きに行くは必ず邇きよりす
”遠きに行くは必ず邇(ちか)きよりす”
何かをなすには一歩一歩順を追って進まねばならない
思考を止めないこと、最善を探し続けること
常に彼らに”正解”を提供できるならそうすべきですね。でも実際、我々にできるのは思考を止めないこと、最善を探し続けることではないでしょうか。それに、考えているのは我々だけじゃないです
誰しも等しく”挑戦者”
相手は”最強の挑戦者”。でも…僕らは等しく”バレーボールへの挑戦者”だ
スポーツに関連するものと言うよりは、人間としての言葉が多い印象があります
だからか、武田先生の言葉には人としての成長を促すような名言が多く、非常に感銘を受けるような言葉が多いですね
特に『弱さの証明』に関してはかなり心に響いた名言となっており、負けた時にいかに立ち上がれるかを意識するようになりましたね
烏養繋心
後ろに仲間がいると分かっているだけでも違う
100キロかそれ以上のスピードのボールがほんの2~3メートルの至近距離から落ちてくるんだ。そんなもん全部拾えるわけねえ。
ただ、ブロックされたらそこでおしまいってわけじゃないと分かってることが大事なんだ。後ろにはちゃんと仲間がいるんだと分かってるかどうかで気持ちは全然違うもんさ
自分の戦える道を作る
初めてのプレーをすぐ出来ないのなんて当然だ。でも、どんなことだてやってみるから始まるんだ。
小さな巨人って前に烏野にいたろ?名前のまんまだけど、身長は170センチそこそこで最初はブロックに止められてばっかだった。それが2年の後半には空中戦で右に出る奴はいなくなった。ブロックの高さに敵わないならその隙間を狙って打つ。わざとブロックの指先に当てて弾き飛ばす。
そうやって小柄な自分の戦える道を作っていったんだ
ひるんだ相手に勝った実績は何よりの自信
お前ら青城見て「あっヤベえ強え!」って思ったろ。でもよ、例えば伊達工の試合をもし同じように観客席で見てたら「なんだよあのブロック。マジ怖い。勝てない」ってひるむだろ?でも戦えた。勝った。明日もそうだ
だから食え
走ったりとか跳んだりとか筋肉に負荷がかかれば筋繊維が切れる。試合後の今なんか筋繊維ブッチブチだ。それを飯食って修復する。そうやって筋肉がつく。そうやって強くなる。だから食え。ちゃんとした飯をな
青城との試合に敗北し、意気消沈していた烏野メンバーを試合後に飯に誘った烏養コーチ
あまりの悔しさに泣きながらご飯を食べるみんなを見ながら彼が心の中で言った言葉もまた一つの名言となっています
食え。食え。少しずつ。でも確実に強くなれ
負けた悔しさを噛みしめ、それを吸収した時、血となり肉となったその想いは確実にみんなを強くする
そう感じさせるこの言葉は、肉体的にも精神的にも”強くなる”ことの一つの方法を分からせてくれる言葉です
”負ける感覚”だけはいらねえ
青城に負けた悔しさも苦さも忘れるな。でも、”負ける感覚”だけはいらねえ。とっとと払拭してこい!
勝ちに行くのを非難する奴はいない
あの場面でどれだけ攻められるかが勝ち上がって行けるかどうかを左右する。誰だって自分のミスで試合を終わらせたくねえし。
でも、”勝ちに行くサーブ”を打とうとするのを非難する奴なんかいねえよ
身につけた全部でなら戦える
お前(日向)はまだ中島やかつての”小さな巨人”に技術で及ばない。でも…身につけた全部でなら戦える
自信がつくプレー
自分で考え、仲間に伝えて実行する。そういうプレーは自信になるもんだ
長い戦いは1つ1つのプレーが効いてくる
苦しい時ほど1発で完結させたくなるだろうが、ワンタッチ、リバウンド、次のプレーをイメージすることを忘れるな。すべてのプレーはつながっている。
しつこく言うが直接点になっていないプレーも後々効いてくる。せっかくの5セットマッチだ。ただ「長くてしんどいなあ」とだけ思って戦うなんてもったいねえだろ?
されど1歩
たかが1歩。されど1歩だ
試合の奥深さと面白さ
個人の身体能力、高さとパワー。それだけが強さの証明なら試合はもっと単純だ。でも…そうじゃねえから奥が深く、そうじゃねえからおもしろいんだ
下を向くんじゃねぇぇ!
下を向くんじゃねぇぇ!バレーは…常に上を向くスポーツだ!
球拾いナメんなよ?
自分で足突っ込んだんだ。後悔すんなよ。そこでしか出来ないことが何か考えろ。
あと…球拾いナメんなよ?
人の気持ちを考えるのは大事だが絶対必要とは思わない
人の気持ちなんて分かんなくて普通だ。いやまぁ、考えるのは大事だろうけどプレーに絶対必要とは思わない。試合の”状況”と選手の”状態”を把握するんだ
時として、一番辛く見える道が一番楽な道
時として、一番辛く見える道が一番楽な道
指導者目線としての言葉も多くありますが、元々学生時代にバレーボールをしていたというのもあり、選手側目線での言葉も多いですね
そういった部分もあってか非常に共感性の高い言葉はストレートに心に刺さってきます
また、バレーボールというスポーツの特性を活かした『バレーは常に上を向くスポーツ』という名言は前向きにさせてくれるだけじゃなく、この作品ならではの非常に上手いと思った名言です
及川徹
信じてるよお前ら
信じてるよお前ら
それは今日じゃない
飛雄…急速に進化するお前に俺は負けるのかもしれないね。でも…それは今日じゃない
意識
意識しないよう努めるのも、意識するのと一緒だよ
バカの先を行くバカ
飛雄の天才っぽいところは技術とかより多分、バカなところだよね。普通ならためらう所を迷わず突き進む。それが良い方向でも悪い方向でも。夢中になったら周りが見えず、誰もついてきていないことにも気づかない。
でも…飛雄の先を行くバカ(日向)が現れてしまった
才能は開花させるもの。センスは磨くもの
才能は開花させるもの。センスは磨くもの
天才的なプレーの数々で魅了しながらも、それでも届かない頂きへの苛立ちや後ろからやってくる天才への恐怖心など、光と闇の両側面をしっかりと見せてくれた選手でしたね
だからこそ天性のものではなく、自身で見つけ出す”才能”という部分がより濃く映り、それにまつわる名言が一層深く心に刺さった気がします
ちなみに、『才能は開花させるもの。センスは磨くもの』に関してはこの言葉が出る一連の流れ全てが名シーンだと思っています
岩泉一
6人で強いほうが強い
「俺が俺が」ってうるせえ!てめえ一人で戦ってるつもりか!冗談じゃねえぞボケ!てめえの出来がイコール チームの出来だなんて思いあがってるならぶん殴るぞ!
1対1でウシワカに勝てる奴なんかうちにはいねえよ。けど…バレーはコートに6人だべや!相手が天才1年だろうがウシワカだろうが、6人で強いほうが強いんだろうがボケが!
目の前の相手さえ見えてない奴が
目の前の相手さえ見えてない奴が、その先にいる相手を倒せるもんかよ
重要なのは目の前の一本だけ
どんな時だろうと重要なのは目の前の一本だけだ
相手の完璧な一発を拾うレシーブの快感
ちっちゃい頃はスパイクだけが楽しくてそればっかやってたけど、今になって心底思う。相手の完璧な一発を拾うレシーブの快感を知ってよかった
及川と小さい頃からの幼馴染というのもあり、彼のお目付け役と言った印象がありますが、岩泉自身の芯の通った真っ直ぐな性格が及川にとってかなり救いとなっているような言葉が多いですね
”勝利”という先のことを視野に入れていながらも、地に足がついているように現実的で堅実的な部分も見せる彼の言葉は、目標に対して焦り過ぎず、一度いまの立ち位置まで戻されるような現実味があります
孤爪研磨
繰り返すうちに慣れる
最初クリアに出来そうにないゲームでも繰り返すうちに慣れるんだよ
どっちでもないは普通
気を使うって理由だけで毎日何時間も練習できるわけないでしょ?
そもそもバレーが嫌いなら続けてない。俺はたまたま続いてるだけ。続ける絶対的理由はないけど、辞める理由も別にない。どっちでもないは普通だよ
努力じゃなくて自己満足
やりすぎの走り込みとかウエートトレーニングは努力じゃなくて自己満足だよ
なんでも”根性”で片づけるな
根性根性うるさい!アバウトだよ!体力が1残るわけでもあるまいし!
そんなんじゃクリアできるゲームもできないって言ってんの!
”根性”とは最終奥義
根性…漠然と嫌っていた言葉。近頃世間でも煙たがられがちであろうその言葉は、まるで気持ち次第でいつでも発揮できるもののような言われ方だ。
でも最近思う。”根性”って響きを好む人も嫌う人も両方が思ってる以上に、”根性を見せる”って難易度高いことなんじゃないかなって。
根性って多分、最終奥義。精神と体力を鍛えてきた者が満を持して発動できるもの。俺には使えない必殺技
「自分には根性がない」と思っている研磨ですが、チームメイトで同級生の山本猛虎はそうは思っていませんでした
(みんなは根性の使い手だから)
どうせお前は”自分はそうじゃない”って思ってんだろ?確かにおめえはふんばりきかねえし、サボる方法とかすぐ考えだす。でも…ビリだろうが文句垂れようが、先生先輩が見ていようがいまいが、だいたい最後までやる!
これを見る感じだと、研磨も見事な”根性の使い手”でしたね
研磨から出た”仲間”という言葉
”仲間のために頑張る”はおかしいこと?俺がやったらおかしいの?
凄いものを見た時に更新されるもの
すごく凄いものを見ると自分の中の「できそう」のラインが少し更新されるよね
ゲームオーバーよりも
ゲームオーバーよりゲームクリアの方が悲しい…
面白いままで居てね
翔陽…面白いままで居てね
「さてとやらなくちゃ」て思うのは悪くない
確かにおれはできるなら汗かきたくないし、練習よりゲームしたい時もあるし、バレーはやるより見る方が好きかなって思う。でも、「さてとやらなくちゃ」って思うのは悪くないよ
たーのしー
たーのしー
『まだ死なないでよ』
今、翔陽が思ってる事、多分おれ分かる。魔王(てき)を倒すべく死にかけの勇者(自分)を操りながら、いつも矛盾したことを考えてる。
『まだ死なないでよ』
バレーボールを教えてくれてありがとう
おれ達が負けたところで、勝ったところで誰も死なないし、生き返らないし、悪は栄えないし、世界は滅びない。壮大な世界を駆け巡るでもなくただ9×18mの四角の中でボールを落とさない事に必死になるだけ…
はぁ~面白かった!クロ、おれにバレーボールを教えてくれてありがとう
ゲーム好きな彼だからこそのゲームにまつわるような言葉だったり、スポーツ関連の部活ではよくありそうな熱血とは程遠い彼だからこその考えやそこからのギャップに驚かされる言葉が多くありました
特に翔陽と出会い、彼に興味を持ち始めてからはそのギャップも顕著で、劇場版で描かれた「ゴミ捨て場の決戦」で見せた感情の変化の数々は本当に驚かされましたね
黒尾鉄朗
俺たちは血液だ
俺たちは血液だ。滞りなく流れろ。酸素を回せ。脳が正常に働くために
リードブロックとは
いいか小僧。リードブロックは我慢と粘りのブロックであると同時に…最後に笑うブロックだ
どんな攻撃も完全攻略なんてねえ
バレーは点を取られて当然の競技。失点を失くすなんて不可能。どんな攻撃も完全攻略なんてねえ
ごほうびタイム
しんどい時間は越えてきた。”ごほうび”タイムだ
師の考えを証明した弟子
ツッキーの徹底ネチネチブロックにさ、皆が腹立つワケじゃん?そんでさ、「良かった。間違ってなかった」って思ったんだよね
明るくお茶らけているような性格ながらも、周囲のことをよく考え、締める所はしっかりと締める辺りは音駒高校のキャプテンだなという印象が強いですね
そして、彼のコミュニケーション能力の高さは相手を上手く乗せることにも長けており、研磨だけじゃなく月島にも多大な影響を与えていました
そういった部分もあってか、彼の名言はアドバイス的な言葉が多いですね
夜久衛輔
”守りの音駒”でリベロやるってチョー名誉だろ?
リベロは”小さいやつでも活躍できる”ためのポジションじゃねえ。レギュラーの座は自分の価値で奪え。”攻撃”って武器を持たなくても、なおコートに立つ価値があるって思わせるんだよ。
”守りの音駒”でリベロやるってチョー名誉だろ?
”攻撃”というのはどういったものであれよく目立つし、出来ることであればその立ち位置にいたいと思うこともありますが、それを押さえる”守り”というのも非常に重要なポジション
目立つような武器を持ち合わせていなくても、目立たせないようにさせる武器を持っているということもまた、その人自身の価値であると感じさせてくれる言葉ですね
灰羽リエーフ
一番たくさん点をもぎ取った奴がエース
ポジションの名前って関係ある?一番たくさん点をもぎ取った奴がエースだろ
プレーは全部つながっている
なんで芝山が謝るんだろう?サーブミスを除いたら、”誰か1人のせい”ってことなかなかないでしょ…。あっ…なんだ…俺分かってんじゃん。
”チームワーク”ってどっか精神的なもんって思ってた。でも、”誰かのせい”って簡単に言えないのは、文字通り、プレーは全部つながっているから
バレー初心者ではありながら、満ち溢れた自信から生まれてくる言葉は常識という概念にとらわれない真っ直ぐさを感じさせます
そして、まるで子供のような純粋さがありつつ、経験を積み、思考を重ねていくことで次第に大人になっていくような成長ぶりもまた見ていて楽しいキャラでしたね
芝山優生
自分の価値は自分で証明するしかない!
今の僕に常にコートに立つだけの価値はない。自分の価値は自分で証明するしかない!
夜久の名言と地続きになっている言葉になりますが、自分がそこにいてもいいという価値を自分で証明するしかないと決意を固める芝山の姿は心にくるものがありました
木兎光太郎
バレーにハマる瞬間だ
”その瞬間”が有るか無いかだ。将来がどうだとか次の試合勝てるかどうだとか…ひとまずどうでもいい。目の前のやつぶっ潰す事と自分の力が120パーセント発揮された時の快感が全て!
まぁそれはあくまで俺の話だし、誰にだってそれが当てはまる訳じゃねえだろうよ。お前の言う「たかが部活」ってのも、俺は分かんねえけど、間違ってはないと思う。ただ…もしも”その瞬間”が来たら…それが、お前がバレーに”ハマる”瞬間だ!
落ち着いていれば
落ち着いていれば戦い方は見えてくる
”今”見て
「負けたら」。そんな事考えて水差しちゃだめだよ。
あとの事じゃなく”今”見て。俺たちがどのくらい強くなったか見て
”勝利”に対して貪欲と言うよりは、そこで得られる爽快感や気持ちよさが好きと言った印象が強いキャラクター
基本的にはノリとテンションで生きているような明るい感じですが、だからこそ気持ちという部分において直球な言葉が多い気がします
特に『ハマる瞬間』の話に関しては、バレーに限らず多くの”好き”に共通して言えることだと感じましたね
牛島若利
見られることで弱くなることはない
お前たちの実力がどうあっても、見られることで俺たちが弱くなることはない
俺のいるチームが
俺のいるチームが最強のチームだろうが?
ノッてきた
天童の言葉を借りると…ノッてきた
お前を叩き潰したい
烏野1年コンビの噂を聞いた時…そして、学校で俺のボールを奪った時、俺は期待した。今まで出会った小柄で優れた選手たちのような存在なんだろうと。だが違った。そんな選手たちのような優れた技巧も知性も感じない。でも…なるほど…何かが…イヤだ…
俺は、俺たちが勝つことを疑わない。でも今、初めて明確に…お前(日向)を叩き潰したい
幼稚だとしても言いたかったこと
”俺はお前(日向)より強い”と言いたかった。幼稚だろうか?それでも言いたかった
次は倒す
コンクリート出身 日向翔陽、影山飛雄。次は倒す
王者の貫禄といいますか、基本的に落ち着いた雰囲気を醸し出している牛島ですが、その”強さ”が見事に表れている言葉の数々が非常に自身に満ち溢れている印象があります
そんな中で、翔陽を明確に敵視し、彼に自身の”強さ”を見せつけようとする姿は普段の冷静な彼とのギャップと相まって非常に心が熱くなりました
天童覚
俺を倒してから行け…ってな
若利君を倒したければ俺を倒してから行け…ってな
オリジナルソング
バッキバッキに折~れ 何を? 心をだよ~♪
粉々に砕け 何を? 精神をだよ~♪
こっちは相手が何を考えているか分からないのに、天童にはこっちの考えが読まれているかもしれないという不気味さを醸し出しているキャラクターですが、その不思議な感じが見事に出ている言葉が多いですね
特に彼の『オリジナルソング』に関しては、歌詞からすでに嫌な感じ(笑)
そしてこれを見事にやりそうな感じもまた彼らしい曲となっていましたね
星海光来
不利な要因であっても、不能の要因ではない!
俺が小さいから注目するんですか?みんな小さいことは絶望すべきことと思い過ぎている。
小さいことはバレーボールに不利な要因であっても、不能の要因ではない!
どっちが現在の「小さな巨人」か決めようぜ
2回戦と3回戦を見た。見事だった。
どっちが現在の「小さな巨人」か決めようぜ
1期~劇場版にかけて登場話数は少ないながらも、インパクト大のビジュアルとその強気な性格からかなり鮮明に記憶に残っているキャラクターでした
そして『不利な要因と不能の要因』に関しては、多くの事柄にも通じることであり、不利だからと言ってそれが諦める要因にはならないと実感させてくれた名言でしたね
宮侑
絶対的な自信
俺のセットで打てへんやつはただのポンコツや
よりいっぱいのモンで支えたんねん
セッターはセットするんが仕事やで?適切な位置にボールをセッティングするんや。
アンダーは腕2本、オーバーは指10本。よりいっぱいのモンで支えたんねん。セッターやもん!
いつだって今が最高のチャンス
ああ…なんやろ…めっちゃええ感じや!
今やねん。いつだって今が最高のチャンスなんや!
最高のぜいたく
ああ…ぜいたくやなあ。「俺によこせ」という圧。「絶対に決めたる」と思うとるヤツの殺気。最高やわ!
それを”おとり”に使うのんも、最高にぜいたくや
バレーの巧さもそうですが、バレーが好きなんだというのが分かるような言葉が多い印象があります
そしてそんな中で、意地の悪さも見え隠れしている辺りが宮侑らしさが出ていて良いですね
宮治
信頼してないけど知ってる
信頼…別にツム(侑)を信頼なんかしてへんけども。人の言うこと聞いてへんし。貸したもん返さんし。うそつくし。
でも別に、信頼なんかいらんやろ。ボール来るって知っとるし
腹減ってる時になんか一口食べるともっと腹が減る
焼肉とか腹いっぱい食うて気持ち悪なって「もう当分ええわ」て思うてても、次の日にはもう食いたなっとるやん?
毎日何回もメシ食うのにすぐ腹は減って、メシにありつくたび幸せやって思うし、何回繰り返したってその幸せの度合いが下がることってないやんか。
あいつ(日向)、それやねん。メシ食うみたいにバレーしよる。ツム知っとるか?
腹減ってる時になんか一口食うとな…もっと腹減ってくんねん
侑ほど感情表現が激しいイメージはありませんが、それでも実力は折り紙付き
そして、兄弟だからこそ見せる連係プレーが見事なんですが、それを「信頼ではなく知っている」と言ってしまう辺りが以心伝心感があって好きですね
あと『幸せの度合い』の話に関しては、例えが分かりやすかったですし、共感性も高かった内容でした
宮兄弟
”きょう”何をする?
侑「全国2位がなんやねん。2位?3位やったっけ?どっちでもええわ。”きのう”のことや」
治「”きのう”はもう消化した。”たくさんのきのう”はもう筋肉になっとる。”きょう”…」
侑「何を」
治「する?」
全国2位という輝かしい記録はもはや”きのう”(過去)のこと
それを大事にしていては前へと進むことは出来ず、”きょう”(現在)、そして”あした”(未来)に新しい自分になることは出来ない
稲荷崎の横断幕にある『思い出なんかいらん』というのも含め、その強さが印象づけられる名言ですね
北信介
緊張なんかする意味が分からん
緊張なんかする意味が分からん。
いつも以上の力を発揮しようとするから緊張するんやろ?だって、メシ食ったりクソしたり、毎日のことには緊張なんてせんやんか。バレーかて同じやろ。
練習でできてることやったら緊張なんかせんやろ?
毎日やんねん…ちゃんとやんねん
毎日やんねん…ちゃんとやんねん。体調管理。掃除片づけ。あいさつ。バレーボール。
(神さんはどこにでもおるからな)
ばあちゃんはいつも言うとったけど、そのうち俺はどっちでもええなって思うようになった。神さんのためにやっとるわけやないしな。反復、継続、丁寧は心地ええんや
”最初から優秀”と思うことは”天才”に失礼
世の中、かなわんと思う人たちはいっぱいおって、そういう相手をすごいなあと思うのは当然や。”突っ走れる”ことは才能やと思うし、あいつらをなんて呼んだってええねん。”天才”は悪口やないしな。
けど、あいつらのことを”最初から優秀”なんやと思うことは勝負するまでもなく負けとるっちゅうことやし、失礼やと思うねん
どや!俺の仲間すごいやろ
やっぱり悔しいなあ。今までちゃんとやってきたし、後悔なんかないって言い切れる。俺にとって結果は、単なる副産物なのも変わらんのに…なんやろな…。
「どや!俺の仲間すごいやろ」ってもっと言いたかったわ
北に関しては、良い意味で”普通”という言葉がピッタリなキャラだと感じています
今まで練習してきたんだから本番で出来るのも”普通”だし、日常的に行っている”普通”のことをしないと気持ちが悪い
そして、実力がそこまで高くない”普通”の人間だからこそ、多くの天才を目にしてきた
何事に対しても”普通”の立場から冷静に物事を判断できるからこそ、的を射た言葉が多い気がしますね
大将優
点を取るための手を尽くせ!
勝ちたかったって言うんなら、どうして手を尽くさないんだろうな。試合の中に確実なものなんて一つもない。すべてはどこかで吹く追い風のため。だからこそ”あおり”も”媚び”も全身全霊!点を取るための手を尽くせ!会場の空気も味方につけろ!
勝負する理由
実際に優勝できるかできないかなんて関係ない。負けるからやらないなんて事は無いし、勝てるからやるわけじゃない
周囲から見れば「やり方が卑怯」と言われるような方法だったとしても、そんなことは当の本人がよく分かっており、むしろ、それも勝つ為の手段の一つとして取り入れられるのであれば積極的に受け入れる姿勢は、本当に勝ちに貪欲な姿だと感じました
烏養一繋
翼がないから
翼がないから人は飛び方を探すのだ
どんな強豪校だって選手は人間
絶対勝てない試合はねえし、絶対勝てる勝負もねえよ。ちょっとした調子の違い、緊張、焦り…。どんな強豪校だって選手は人間なんだ。ほんの些細な乱れでいともあっさりと転ぶこともある
最高身長を翻弄する162センチ
恐らくこの予選ダントツの最高身長であろう201センチ。そいつを最も翻弄するのは162センチかもな
未来に発展も変革もないと信じる理由はないのである
バレーボールは高さの球技。大きいものが強いのは明確。個を極めるのも強さ。新しい戦い方を探すのも強さ。だからこそ今、多彩な攻撃や守備が生まれている。強さとは実に”多彩”。かつて、名将 アリー・セリンジャー監督が言った。
”未来に発展も変革もないと信じる理由はないのである”
教えることが真似事じゃなくなった日
俺は他人に教える真似事を始めてからしばらく選手に”俺と同じこと”あるいは”俺がやろうと思って出来なかったこと”をさせようとした。
でもある時、やつらはどう考えてるのか気になった。やつらは俺じゃねえし、俺の駒でもねえ。その当たり前のことに気付いてその日から教えることが真似事じゃなくなったんだ
”常に新しいことを開拓していく”というのをコンセプトに過去に烏野高校でバレーを指導していただけあって、変化や模索という部分の名言が多いですね
そして、そういったものを相手に求めるだけではなく、自身も柔軟に変化していくことを厭わない姿も伺えました
過去のやり方というのも全てが間違っているとは言いませんが、変化し進化することで”新たな発展”が待っていると感じさせてくれましたね
猫又育史
変化を求めない者に進化もない
ひなガラスに進化の時か?それがチームにとって吉か凶か。それでも変化を求めない者には進化もない。お前がそれを求めるならば、コートの花形であれ、英雄であれ、勝利を引き寄せるエースであれ、貪欲に自分こそが頂点であると…言え
進化するために全て食べ、利用する雑食性
烏だけあってさすがの雑食性。深い山の奥だろうと、歌舞伎町のど真ん中だろうと、食べられるモノは全て食べ、自分より強い者は利用し生き残る。恐らくあれは、驚くべきスピードで進化している途中だよ
エースだからこそ引き締める空気感
チーム内であろうとお互いがライバルであるという緊張感は成長に必要不可欠。だが、チーム内が無法地帯になっては元も子もない。そこを1本引き締めてみせたな。烏野のエース
空腹にこそ
空腹にこそウマいものは微笑む。存分に筋肉を修復しなさい
後悔の残らない試合を知らないが…
半年後には今と同じチームは1つも存在しない。メンバーの変わった新しいチームになっている。後悔の残らない試合など知らない。少なくとも俺は。
それでも後悔の無い試合をしてほしいと思うし、そうであるよう力を尽くすしかないのだろうな
完璧な1本より目立たない100本
”今完璧な1本”より、”最後に生きてくる目立たない100本”を積み重ねなさい
一番無意味なのは”ただ”やること
一番無意味なのは”ただ”やること。「考えて」「やってみて」「失敗する」はアリだよ
好きこそ物の上手なれ
最初こそまずは「できるヨロコビ」じゃないかい。
”好きこそ物の上手なれ”ってな
指導者としての言葉が多く、そして”挑戦”することに対して肯定的な言葉が多い印象があります
さらに、明確に答えを提示するのではなく、しっかりと相手に考えさえ、血肉にさせていく辺りも指導者としては素晴らしいと感じましたね
こういった方に指導を頂ける人は幸せ者だと思いますよ
鷲匠鍛冶
本当に欲しいもの
”俺は小さくても戦える術が欲しいのか?”
違う。俺は…俺も…すべてねじ伏せるシンプルな強さが欲しい
バレー人生をかけてでも否定したいもの
俺は、俺の40年をかけて…烏野10番。お前を否定したい
”飢え”
高さというものに対する圧倒的な”飢え”。意識していようといまいと、ポジティブなものだろうとネガティブなものだろうと…絶対にそれはあるんだ。俺たちに…
体格の代わりに与えられたものこそ、その”飢え”なんだよ
学生の頃に自分の身長の低さから不遇な扱いを受けていた鷲匠監督ですが、だからこそ同じくらいの身長である翔陽の存在を受け入れられませんでした
ただ、だからといって嫌っているという印象はなく、どちらかというと何かを期待しているような雰囲気を感じさせますね(原作未読なのでアニメを見た限りの話ですが)
自身でも『飢え』について話していますが、その『飢え』を翔陽も持っていることを見抜いた辺り、今後の翔陽との関わり方次第では関係性が変わるような気がします
穴原孝昭(条善寺監督)
本能から直感へ
初日とは動きが段違いだな。もともと身体能力は非常に高いんだろうが本能任せに近かった動きには、今確かに”思考”が伴っている。そして今はぎこちないそれも、積み重ね経験を伴ううちに、どこかで本能とは似て異なる”直感”という形に化ける。
それに白鳥沢戦でのブロックの時も感じたが、「基礎はこう」という概念がないような。自分に何が合っているのか探っているような…そんな感じがするんだよな
条善寺戦ではあまりアドバイスらしいものがなかったような気がしていたんですが、1年生合宿の時は物事をしっかりと分析し、言語化している印象のある監督でしたね
”楽”になるパスの時もそうでしたが、穴原監督の分析を聞くと「なるほど」と納得してしまう説得力がある気がします
今回の”直感”に関しても、”ただの感”として片づけるのではなく、『思考+本能+経験=直感』という見事な方程式が頭に浮かんできました
簡略化でも図式化でも良いですが、こういう感じで分かりやすく自分の中に取り込める名言はありがたいです
嶋田誠
悔しさと無力さを知るチャンスがあることは
ピンチサーバーはそういう仕事なんだ。その一本に試合の流れと自分のプライドを全部乗っけてる。そんで忠は失敗した。でも、今ここで悔しさと自分の無力さを知るチャンスがあることが絶対にあいつを強くする
この瞬間をまた味わえるならキツい練習もやれる
”勝負事で本当に楽しむためには強さが要る”。
烏養監督…じいさんのほうな。監督に昔よく言われた。俺はもちろんエースじゃなかったし、スタメンでもなかった。練習もキッツいし、やめたいと思ったこともあった。でも…初めて試合でサービスエースを決めた時、思ったよ。ああ、俺はこの1本のために何十時間も練習したんだ。そんでこの1試合、この1本、この瞬間をまた味わえるならキツい練習もやれるって思ったよ。
戦うための武器を捨てたら何も残らない
守りに入ることが一概に悪いわけじゃないと思う。結果、今は烏野の得点になったし。でも、今の忠にとって他の連中と同じように戦うための武器は唯一サーブだ。それから逃げたら何も残らない
勝負を選択出来る強さとその価値
強烈なサーブは打つだけで相手への圧力になるんだぜ。ジャンプサーブはリスクの高いサーブ。でも、一か八かの勝負か入れるサーブか…それを選ぶんじゃなく、勝負サーブをここで決めるのが強いチームなんだ。勝負サーブをここで選択できるのが強くなれるチームなんだ。
ミスなんかないほうがいいに決まってるし、相手のミスはもちろんおいしい。でも、勝負したことには価値があるんだ。アイツらが考えている限り
「優秀な選手が優秀な指導者になるとは限らない」という言葉もありますが、それは優秀だからこそ悔しい気持ちや出来ないという悩みが理解出来ないからな気がします
そういった意味では、嶋田は多くの悔しさや挫折を経験し、そして弟子でもある山口忠もまた同じような経験をしているからこそ、その気持ちがよく理解出来ている気がします
そしてそれはこの二人だけでなく、多くの”優秀ではない人”も共感出来る部分
だからこそ、嶋田の言葉の数々は挫折や後悔の想いが伝わってきながらも、それでも前へと進みたいという熱い気持ちが伝わってくるので、好きな名言が多いですね
滝ノ上祐輔
声をかける側になって分かったこと
負けた時にさ。「いい試合だったよ」って言われんのが嫌いだったよ。「でも負けたじゃん」ってさ。けど、いざ声をかける側になった時、それ以外に妥当な言葉って分かんねえもんだな
この言葉は青城戦で激闘を繰り広げながらも、惜しくも敗北してしまった烏野メンバーに声をかけた時に、選手たちが去った後、滝ノ上が言っていたんですが、これを聞いた時は「確かにそうだな」と思わされました
ただ、この言葉に関しては実は明確に答えを提示した人がいて、それは稲荷崎戦の際に稲荷崎の選手たちに拍手をしていた男性です
「負けたんだから罵れや」と思っていた宮侑に対して、その男性はこう言っていました
”いい試合にはなあ!いつだって称賛じゃボケッ!”
結果がどうであれ、選手たちが”いい試合”を見せてくれたのであればそれは称賛すべきであり、こちら側として出来る最大限の言葉が「いい試合だった」と言うことなんだと思わされましたね
田中冴子
回り道にしか咲いてない花
オラ、そんなに思い詰めんな。焦るのは分かるけどな。回り道には回り道にしか咲いてない花があんだからさ
当時の小さな巨人が放つオーラ
あいつ(小さな巨人)はいわゆる”エース”ってやつだったんだろ?自分がエースであることの絶対的プライドと自信。そういうのが全身から立ち上ってんだ。危うく惚れろとこだったわ。ウハハハハ
で、エースが活躍すれば同時に周りの連中はエースにおんぶにだっこ状態になってたまるかって奮い立つ。
誰かのために頭を下げられるやつはかっこいい
やめな龍…男が安くなるぜ。そういうの(土下座)はもっと大切な時に取っときな。そいつらはよっぽどいいやつらなんだろうね。いやぁ、誰かのために頭を下げられるなんて、わが弟ながらかっこいいじゃねえか。いろいろ言って悪かった。女 田中冴子。あんたの心意気受け取ったよ
応援団がしてあげられること
あたしたち(応援団)の役目は相手の応援に勝つことじゃない。坊主どもの背中を押すことも出来ないかもしれない。だってやつらは勝手に進む。
だから私たちは、ちょっとだけ空気を整えられればいい
さすが田中龍之介の姉と言うべきか、男前の言動が非常に多いキャラクターですね
だからか、言葉の節々に豪快さを感じさせたりもしますが、それでも言っていることはしっかりと筋が通っているというのが魅力的です
道宮結(女子バレー部主将)
今精一杯できること
今から思うといっぱい時間あったよな。もっともっと練習できたのかもしれない。やるべきことがあったかもしれない。でももうそんなの関係ない!あと45分で試合開始の笛が鳴る。今私たちができるのはウォーミングアップをしっかりやって最後まで精一杯戦うこと。そして…勝とうよ!
本番のために練習を積み重ねながらも、いざ本番前になるとこういった不安というのは押し寄せてきます
ただ、そんな後悔に全く意味は無く、今出来ることは目の前の本番に全力で挑む事だけだったりする
人によっては「何を当たり前のことを」と思う人もいるかもしれませんが、本番前の不安や緊張というのは一緒に過去の後悔も連れてきたりするんですよね
そういった意味でかなり共感性が高く、道宮たち烏野高校女子バレー部のメンバーの気持ちもよく分かる名言でした
池尻隼人(常波)
エキストラだったとしても
多分、こんなふうにあっけなく部活を終わる奴が全国に何万人といるんだろう。何試合もある予選を全部勝ち抜いて全国へ行って…
これがフィクションだとしたら全国に行く奴らが主役で、俺たちはエキストラみたいな感じだろうか。それでも…
池尻「俺たちもやったよ」
道宮「私たちもやってたよ」
池尻&道宮「バレーボール」
主役がいればエキストラもいるし、エキストラがいるからこそ主役も引き立つもの
ただ、だからといってエキストラに感情がないわけではなく、負けたら当然悔しいし、悲しくもなります
多くの作品(フィクション)の場合、そういったエキストラ目線での語りというのは少ないので、それこそただの”引き立て役”というのが多い印象がありますが、世間一般として圧倒的に多いのはエキストラの方
私自身も当然、エキストラ側の人間だと思っていますが、そういう人間からしたら、この池尻と道宮の発言は非常に共感出来たし、思わず「よく言った!」と思ってしまうくらいの名言でした
月島明光
”その瞬間”を知ったから本気でやれる場所にいたい
「高校であんなだったのになんでまだやるの?」って?それはな…高校であんなだったからだよ。
今思い出してもクソ悔しいし、”良い経験した”って消化もできない。お前にもみっともないトコ見せたしな。何もやってないんだ。高校で俺は。バレーの気持ちいいトコ全然やれてない。でももう知っちゃったんだ。バレーが”面白い”って事も、スパイク決める気持ちよさも、歓声の誇らしさも。気が済むまで本気でやれる場所にいたい
うちの弟はね
少なくとも蛍は感覚で動くタイプとは真逆に位置する選手ですよ。アイツは自分の力を信じてない。培ってきた感覚も信じてない。
うちの弟はね。ガッカリするほど冷静なんです!信じるのは目の前の情報だけ
仲間を信じればいい
「俺の仲間はほっといても勝つ!」。そんくらい信じとけばいいんだ
過去に一度、弟である月島蛍の信頼を失ってしまい、一時期は中々話もしないような仲になってしまいましたが、それでもしっかりと兄として弟を見守っているのがよく分かる言葉が多いですね
そして、一度大きな後悔を味わいながらも、それでも前へと進み続ける姿を見せる辺りは”兄としての背中”もしっかりと見せていたように思います
秋宮昇(扇南)
本気も必死も一生懸命もかっこ悪くない
ちょっと押されるとすぐ諦める。それを弱腰だっていうんだ。これはお前らの勝負だからどうしようとお前らの勝手だ。でも、1個だけ言っとく。本気も必死も一生懸命もかっこ悪くない!
勝負して負けたら悔しいに決まってる
今悔しいのは当然だからな。どんな勝負したって負ければ悔しいに決まってる。極端に言ったら、大して練習真面目にやってない奴だって試合に負けたら悔しいんだよ。悔しいって感情は誰だって本物なんだと思う。
でも…その悔しさ、3日で忘れる奴は弱いままだからな!高校の三年間なんてモタモタしてたらあっという間に終わっちゃうからな!今の悔しさ、忘れんなよ!
扇南のバレーボールの元キャプテンであり、負けた悔しさも、高校3年間があっという間ということも知っているからこその言葉の重みと説得力が違いましたね
登場話数はかなり少なかったですが、彼が後輩たちに投げかけた熱い言葉は奇も衒いもないド直球の言葉だったからこそ、かなり印象深く残っています
十和田良樹(扇南)
勝負しに来たからには勝って次に進む以外の目的はない
やっぱネット挟んで勝負しに来たからには、勝って次に進む以外の目的はねえんだと思う。弱えこと悟ったふりしてかっこばっか気にすんのも…いい加減、みっともねえよな
弱いままの理由
ギリ届くか、間に合わねえか。まあ俺たちまだ2年だし。来年もチャンスあるしな……ってなるから弱いままなんだろうが!
過去の試合でボールを見送り、それこそ試合中に勝利を諦めたことのある十和田
その後悔や悔しさを持っていながらも、また同じことを繰り返そうとしている中で、しっかりとその先の一歩を踏み出していく姿には胸が熱くなりました
過去にした後悔と同じシチュエーションというのは中々来ないとは思いますが、少なくとも「次もある」という理由で諦めるのはやめようと思わせてくれましたね
三咲華(条善寺マネージャー)
劣勢でも不調でも楽しむ奴がいたら変人か変態
ガッとって何よ!気合とテンションで何とかしようとしすぎ!必ず楽しくない時間がやってくる。劣勢でも不調でも楽しむ?そんな奴がいるとしたら変人か変態よ!
遊ぶには遊び場が必要
遊ぶにはまず遊び場が必要だって奥岳君がよく言ってた。楽しくない時間を我慢して、最後までちゃんと楽しんでみなさいよ
※奥岳=条善寺の元キャプテン
遊ぶことと考えないことはイコールじゃない
手堅くやりなさいって言ってるんじゃないよ。あんたたちバカっぽいけどバカじゃないでしょ。遊ぶことと考えないことはイコールじゃない
最後に一言
あんたたちの常に本気で遊ぶってスタイル…結構好きよ
試合中や仕事中に”遊ぶ”というのはあまり良い印象はありませんが、ここでいう「遊ぶ」というのは「楽しむ」ということ
楽しんで何かをするのは悪いとは思いませんし、それで結果を残せるのであれば問題無いとも思っています
ただ、その楽しい時間がずっと続いていくわけではないし、当然楽しくない時間というのもやってくる
そういった時間が来た時に、我慢をするというのも選択肢の一つですが、その時間を無くすために”場”を整えるというのも一つの手
この三咲華の言葉もそうですが、条善寺戦は自分の楽しい時間をより多く確保するためにはどうすべきなのかというのを考えさせれることが多かった気がしますね
清(京谷が通っていた大学のサークルメンバー)
チームっつうのは
チームから逃げて、あっちこっちで定住することなく練習。そりゃ楽な道を選んだもんだ。チームっつうのは頼もしく、時に煩わしく、力強い味方であり、重圧だ。それと向き合うこともしないでバレーやってるつもりかよ。
自分がチームを抜き、チームも自分を抜く。それができたなら、チームも自分もぶつかり合って強くなれる。それで、もしそれが出来たらラッキーだと覚えとけ。そういうチームはどこにでもあるものじゃない
周囲が煩わしいと感じることというのは人間関係において切り離せないものの一つだと感じていますが、正直な話、嫌ならば離れても良いと思う部分はあります
ただ、それはあくまで周囲とちゃんと向き合った場合の話
ただ一方的に「自分は悪くない」と決めつけて離れてしまうのはある種の逃げでもあり、相手を知ろうとすることや相手に知ってもらおうとする努力は最低限するべきだとは思っています
そういった部分でこの言葉は非常に共感出来る言葉でしたし、「自分がチームを抜き、チームが自分を抜く」という見事な相乗効果が生まれている関係性は貴重というのも共感出来て、印象深く残っていた名言ですね
田代秀水(烏野高校バレー部元主将)
チャンスが来たら掴め
俺たちは…団結するのが遅すぎたな。”チャンスは準備された心に降り立つ”って言うだろ。この先、烏野が強くなることなんてないのかもしれない。なっても、何年も先のことかもしれない。それでも、チャンスが来たら掴めよ!
この名言に関しては『ハイキュー!!TO THE TOP』の11話でも再度登場し、澤村たち3年生がその強くなるチャンスを掴んだ瞬間を会場で見ていた田代が改めてそれを実感していましたね
「チャンスを掴む」っていうのは言うほど簡単ではなく、いきなり目の前にやってきたとしても多くの場合はそれを取りこぼしてしまうもので、その取りこぼしてしまう大きな理由の一つに”準備不足”というのがあると思います
そして、準備不足になってしまっている要因としてあるのが、どうせ来ないと諦めていることな気がします
多くの未来や可能性があるように、その中のどこかでチャンスも巡ってくるもの
そう信じてしっかりと準備をしていた者こそが、チャンスを掴める人間なんだと感じさせてくれた言葉ですね
空井祟(牛島父)
強いチームに入るといい
強いチームに入るといい。強くなれる環境には強いヤツや面白いやつが集まる。そして強くなれば色んなヤツと戦える。強いヤツ、変なヤツ、新しいヤツ。そいつらはきっとお前を強くしてくれる
この言葉を聞いた時に思い浮かんだ言葉が「井の中の蛙大海を知らず」でしたね
仮にチームの中で一番強かったとしても、そのチーム自体が弱ければ、今以上の経験を得る機会は少ないし、知識も得ることが出来ない
しかし、強いチームであれば、それこそ全国の強豪たちやさらに上の世界を知り、多くの経験や知識を得て、世界の広さと自身の可能性を知ることができる
今以上のレベルアップをしたいのであれば、まずはそれが叶う環境に身を置くことも大事なんだなと思わされた名言ですね
天内叶歌(新山女子高バレー部、田中の幼馴染)
失恋したかもしれない
大きいと言われるのは好きじゃなかった…でも…でも龍ちゃん(田中龍之介)が本当に羨ましそうにするから、「ああ、これはスゴイものなんだ」って素直に思った。誇っていいものなんだって。龍ちゃんは昔から真っ直ぐだ。
私…やっぱり失恋したかもしれない
周囲とは違う部分というのが長所になりえることもありますが、それが必ずしも本人が望んでいたものであるとは限りません
それでも、その部分を本気で羨ましそうにしたり、その長所を生かしてやった結果を本気で喜んでくれる人がいたりすると、それが嬉しさに変わるというのはあります
長所も短所も捉えようによっては変化するし、その変化のキッカケをくれるのは本人ではなく他人なんだなと思わせてくれた言葉ですね
エースの心得Tシャツ
エースの心得
一つ、背中で味方を鼓舞するべし
二つ、どんな壁でも打ち砕くべし
三つ、全てのボールを打ち切るべし
これだけ登場キャラではないんですが、この心得はバレーだけでなく色々な場面でも言えることだと思ったので紹介しました
それくらいどの心得も直球であり、年齢問わず、部活や仕事などで使える心得な気がします
『ハイキュー!!』名言集 まとめ
アニメ『ハイキュー!!』で登場した名言235選でした!
この作品に登場する多くの名言で共通して感じるのは、どれも”諦めない意志”が強く感じられることだと思います
相手が強くても、逆境に立たされても、転んで立ち上がれなくなりそうでも、それがイコールで諦める理由にはならない
バレーは時間制限のある競技ではなく先に決まった点数を獲得した方が勝利というルールだからこそ、その最後の1点で勝負が決まるまで諦めないその姿が心を熱くし、最後の最後の最後まで諦めない不屈の精神を象徴しているように感じます
そしてその姿は数々の名言に深みを増し、より熱いものへと昇華しているようにも感じましたね
人が多くの時間を歩んでいく中で、何かに挑戦したり、勝負しなければならない時というのは必ず来ます
そんな時こそ、『ハイキュー!!』で登場した”全ての主人公”たちが残した名言を心に刻んで前へと進んで行きたいですね
それでは今回はこの辺で!
また会いましょう