どうもウハルです!
何度もの”終わる終わる詐欺”を経て、とうとう本当に終わってしまった「銀魂」
原作も終了しているのでしょうがないと言えばしょうがないけど寂しい・・・
そのラストとして2021年1月8日より上映された映画『銀魂 THE FINAL』
最初に全体的な感想を言うのであれば、銀魂を原作含め見続けてきた私としては
大満足の内容でした!
笑いあり、興奮あり、感動ありと”いつも通りの銀魂”だったなと言った印象
そこで今回は、グランドフィナーレを迎えた映画『銀魂THE FINAL』の感想を語っていきます!
なお、なるべく重要な所は隠していきますが、今回の感想は映画『銀魂ザファイナル』のネタバレがありますのでご了承ください
また、「銀魂」を見たことない人が楽しめるように、「この話を見ておくと理解が深まり楽しめる!」という部分も併せて解説していきます!
個人的にですが、もしも今回の映画から「銀魂」を見る人に、「内容は分かるのか?」と言われたら、「分かる」とは答えます
しかし、十分に楽しめるかと言われたら「難しい」とも思っています
ただ、Twitterなどで感想を見てみると「銀魂」をあまり見ていなかったり、初見だった人でも楽しめたみたい
なのでもしかしたら必要ないかもしれませんが、原作では77巻、TVアニメでは367話放送された内容の集大成なので、知ったうえで楽しむという選択肢も加えて欲しい!
一番良いのは全部見てもらう事ですが、さすがに話数が多い・・・見終わる頃には上映期間終わってるのでは?
ということで、個人的に「これを見ておけば理解が深まる」と思えるエピソードを選んでご紹介いたします
映画『銀魂 THE FINAL』解説&感想
映画『銀魂THE FINAL』と前日譚
今回の映画『銀魂 THE FINAL』は原作の最終巻(第77巻)の第699訓以降の内容に沿って映画化されました
TVアニメでは第686訓まで映像化され、間の話である第687訓~第698訓までは配信限定という形でdTVにて独占配信となります
こちらは映画の前日譚「銀魂 THE SEMIFINAL」として万事屋篇、真選組篇の2つに分けて配信されます
公式サイト | dTV「銀魂」特設ページ |
※1月15日19時から万事屋篇、1月20日19時から真選組篇になります
少し映画本編の話をしますが、映画の冒頭であらすじが流れます
その際に、銀さんが語っていた万事屋の内容、真選組の近藤とゴリラの結婚式、ターミナルに九曜が落ちていた理由の詳細がこの2篇ですね
「銀魂 THE SEMIFINAL」公式PV
そして、入場者特典として第1週目は空知英秋先生書き下ろしの「炭治郎&柱」のイラストカード全10種の内、ランダムで1枚貰えます
そして、「アニメ銀魂 名エピソード総選挙」にて選ばれた上位25話+「銀魂 THE FINAL」の名シーン5種の合計30種類のフィルムシールも特典としてもらえます
※無くなり次第終了となります
なお、第2週目&第3週目には空知先生書き下ろし「銀魂 THE FINAL」原画&主要キャスト含むスタッフの直筆メッセージ、第4週目には空知先生最後(たぶん?)の万事屋イラストカード&「炭治郎&柱」集合ミニポスターが入場者特典となります
詳細に関しては公式サイトをご確認下さいね
公式サイト:『銀魂 THE FINAL』入場者プレゼントページ
ネタバレ感想
開始数秒で起こる笑い!あらすじが頭に入らない!
今後上映される予定の作品の予告が流れ、いつもの映画泥棒の登場を見届ける
いよいよ始まったと期待に胸を膨らませ、ワーナーブラザーズのマークも見終わった後に始まったのは「ドラゴンボール」ならぬ「シルバーボール」!
悟空風の銀さん、ベジータ風の高杉、ヤムチャ風の桂などが登場し、これまでのあらすじが語られますが作画パクりすぎて内容が頭に入らない(笑)
しかも、ドラゴンボールの主題歌である影山ヒロノブさんの「CHA-LA HEAD-CHA-LA」やドラゴンボールのあらすじの時のBGMまで流れてくる徹底ぶりが面白くて余計頭に入らない!
原作通りではありますが、数々の有名ジャンプ作品をパロディし続けてきた「銀魂」だからこそ出来るこの所業!
ちなみに、今回の映画のパンフレットに宮脇監督など映画製作スタッフの座談会が収録されているんですが、楽曲使用の許諾まで取ったらしいです(笑)
映画が始まった瞬間の「別作品!?」という驚きもどこへやら
「あぁ、銀魂始まったな~」と笑いを堪えながら、普通に見てしまいましたね。慣れって怖い(笑)
ちなみに、あらすじの内容はちゃんと「これまでの銀魂」ですよ(笑)
銀魂オールスターズの集結!鳥肌ものの興奮
虚奪還の為に、ターミナル上層に向かう銀さん、高杉、桂の三人
占拠する「星芒教」の群勢を倒しながら進んでいく中で、爆撃と共に現れた銀魂オールスターズ
万事屋、真選組、柳生一門、元御庭番衆、百華・・・
今まで登場し、数々のエピソードを盛り上げてくれた銀魂メンバーが大手を振って罷り通る
攻撃を仕掛けてくる「星芒教」の群勢を迎え撃つこのシーンで興奮しない方が難しかった!
天人が地球に降り立ち二十年
迷い、悩んだ中で見つけることが出来た”大切なもの”
その数々を振り返りながら戦うこの場面は鳥肌が立ちました
そして、このシーンで流れるDOESの「道楽心情」
他の劇場版銀魂作品である「新訳紅桜篇」「完結篇」でも劇中に曲が流れましたが、今回も健在!
ハイテンポな曲と共に繰り広げられる戦闘シーンは興奮しました
さらに、このシーンでの松平片栗虎と新八&神楽のセリフがとても印象的
「星芒教」に投降を求める片栗虎が、攻撃を仕掛けてくる「星芒教」の群勢に対して言ったこの言葉
無駄な抵抗はやめて 直ちに武器を捨て投降しろ。さもなくば さもなくば 礼を言おう。お前たちのおかげで俺達は この国は こんなに強くなった。
銀魂77巻より
そして、新八&神楽のこの言葉
ようやく言えますね。二十年前のあの日 天人に言えなかった言葉。侍の国にようこそ
銀魂77巻より
今まで天人に苦しめられてきた日々でしたが、それも受け入れ成長し、色々なことに気付かせてくれた事に感謝する
まさに集大成と思えるこの2つの言葉は心に来ました
虚との最後の戦い!2つの感動の結末
虚と相対する坂田銀時
ここで繰り広げれれる戦闘シーンは、作画も変わり、激しかった印象
この作画に関しては、否定的な感想も少し見かけたんですが、個人的には気にならなかったですね
というより、「戦闘シーンはあえてあの作画にしたのでは?」と思って見てましたね。演出に詳しくないのでその辺の意図するところは分かりませんが
そして、縦横無尽に攻撃を仕掛けてくる虚のシーンも迫力を感じれたので十分と言った感じです
そして、この戦いにより迎えた結末には思わず涙しました
ここも原作とは違った演出がされていて、それがまた良かった
さらにもう一つ
暴走したターミナルを止める為に、自らを犠牲にすることを選んだ吉田松陽
その松陽と銀さんの最後に交わした言葉
原作を読んでいる時からそうでしたが、師匠と弟子という垣根を越えた二人のやり取りは本当に感動しました
最後の最後まで楽しませてくれた銀魂
最後の”バカ騒ぎ”を見届け、エンドロールが流れますがそれで終わらないのが銀魂
しっかりエンドロール後にもお楽しみが用意されていました!
ここは映画のオリジナルになるんですが、とにかく笑った!
この場を借りての暴露大会みたいになってましたね(笑)
是非ここの内容は、本編をご覧いただければと思います!
映画『銀魂 THE FINAL』をより楽しむためのエピソード
初見でも内容が分かる理由
これに関しては2つあります
まず1つ目は、感想でも書きましたが、映画の冒頭にて「これまでのあらすじ」が語られているからです
今までの流れと現在の状況や銀さん達がターミナルに向かう目的が語られているので、映画の内容自体は分かります
ただ、問題としてはあらすじが「ドラゴンボール風」と言う事
「銀魂」に触れたことない人が見たら集中できなくて「???」になる可能性はありますかね
次に2つ目の理由
「銀魂」を見たことない方向けに、公式さんの方で「1分で分かる‼銀魂特別映像」を公開しているからです
こちらの動画は、実写版銀魂にも武市変平太役として出演されていた俳優の佐藤二朗さんがナレーションを務めていて「銀魂」とはどんな話かを1分で分かるようになっています。かなり割愛されてますけどね(笑)
「1分で分かる‼銀魂」公式動画
見ておきたいエピソード
次に、個人的にこれを見ておくとより楽しめるエピソードの解説をしていきます
まず、銀魂はいくつかの長篇エピソードがあります
基本的に各長篇エピソードには関係性があり、映画は最後の長篇エピソード「銀ノ魂篇」の続きの話になります
このエピソードは全26話でアニメ「銀魂」の最後のエピソードです
最低限このエピソードを見ておけば物語の設定や内容、『銀魂THE FINAL』で銀時たちが置かれている状況が理解出来ます
約2クール分になってしまいますが、内容だけでなく銀魂のノリだったり、テンポだったりも分かるので忙しい方にはオススメです!
映画ではドラゴンボールのパロディがありましたが、「銀ノ魂篇」でもエヴァとかカイジとかいくつかの作品のパロディがあるので、そういったのに慣れる意味でも良いかも(笑)
そして、ここからは時間がある人向けになります
それぞれの長篇エピソードに関係性があるとお話いたしましたが、「銀ノ魂篇」に関係性の高いエピソードを紹介いたします
その長篇エピソードはこの通りです
話数がかなり多くなるので、どれくらい見る余裕があるかによって視聴本数は変わってきますが、映画を楽しむために見る優先順位としては下から高くなっていきます
見れて1つであれば「銀ノ魂篇」のみ、2つ見れれば「洛陽決戦篇+銀ノ魂篇」、3つ見れれば「将軍暗殺篇&さらば真選組篇+洛陽決戦篇+銀ノ魂篇」と言った感じですね
「洛陽決戦篇」は「銀ノ魂篇」の続きの話
「さらば真選組篇」に関しては、「将軍暗殺篇」からそのまま続く長篇エピソードとなっているので、視聴の際はセットで見ることをオススメします
「将軍暗殺篇」は「一国傾城篇」に関係するエピソード
「さらば真選組篇」&「一国傾城篇」は真選組とは別の警察組織・見廻組の登場回である「バラガキ篇」を視聴しておくとより楽しめます
紅桜篇に関しては、高杉率いる奇兵隊登場の話になります
この7つの長篇エピソードを抑えておけば、映画の内容を十分理解した上で楽しめると思います
ただかなり話数が多くなってしまうので、視聴するのであれば時間と相談しながら視聴してくださいね
まとめ
今まで”終わる終わる詐欺”を繰り返してきた「銀魂」も本当に最後
最初から最後まで笑い、興奮し、感動させてくれました
その集大成と呼べる『銀魂 THE FINAL』
中々映画館に行くのも難しいご時世ですが、お時間のある時にでも是非一度見てみてくださいね!
そして、その時は予防対策もお忘れなく!
もし見に行かれた際は、劇中に原作者の空知英秋先生が声優として参加していますのでそこにもご注目くださいね!
それと、銀魂関連記事として以前「笑える回35選」も語っていますので、ご興味ある方は是非!
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それでは、今回はこの辺で!
また会いましょう