どうもウハルです!
突然ですが、皆さんは『見ず嫌い』なものってありますか?
食べる前から見た目やイメージで手を出さずにいる『食べず嫌い』があるように、キャラクターデザインやタイトルで苦手と感じて『見ず嫌い』で手を出さないでいるものって多かれ少なかれあると思うんですよね
そういう直感的なものや経験則も大事だとは思いますが、実は見てみたら「面白かった!」みたいな作品も同じく多かれ少なかれあると思います
映画も然り、ドラマも然り、マンガも然り…
そして、アニメも然り!
ということで今回は、タイトルやキャラデザなどの判断から『見ず嫌い』をしていては損してると思うアニメ作品10選をご紹介いたします!
もしも、「この作品『見ず嫌い』してた…」というものがあったら是非参考にして頂いて、見たいものリストの一つに加えてみて下さいね!
『見ず嫌い』は損してるアニメ10選
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
”野生のバニーガールに出会った。”
江ノ島からほど近い高校に通う高校2年生の梓川咲太(あずさがわ さくた)は、ある日、図書館でバニーガール姿をした同じ高校の上級生・桜島麻衣(さくらじま まい)と出会う。魅惑的な彼女の姿だったが、その姿は周囲の目には全く映っていなかった。
”思春期症候群”と呼ばれる謎の現象に見舞われた彼女と共に、謎の解決に挑んでいく中で、咲太は彼女の秘める想いを知っていく。
空と海が輝く町で心揺れる少女達との不思議な物語が今、始まる。
『見ず嫌い』ポイント | タイトル名 |
「ブタ野郎」とか「バニーガール先輩」と言った単語に引っ張られてしまいそうな作品ですが、内容は凄く感動できる思春期ファンタジー作品!
不安定な精神状態によって引き起こされる“思春期症候群”
その症状は様々で「周囲の人間に認知されなくなる」といったものや「時間のループ」、「もう一人の自分が現れる」と人それぞれで、現実には起こり得ない現象ばかり
ただ、その現象は少女たちが抱える”悩み”が要因となっており、他人には中々打ち明けられない”想い”がその現象を引き起こしています
その悩みの原因を知り、その悩みや想いと向き合いながら、現象の解決へと挑む様子には心揺さぶられます
そして、気付いた時にはこの作品の虜になっていて、『青春ブタ野郎』になっているかもしれませんね(笑)
『ファンタジー×人間ドラマ×恋愛』が上手く掛け合わさった内容は必見です
幼女戦記
“其れは、幼女の皮を被った化物――”
《存在X》によって異世界へと転生させられ、ターニャ・デグレチャフとして新たな人生を歩むことになった元サラリーマン。貧しい生活から抜け出す為に、自身の魔力適正を活かして士官学校へと志願。現環境での『生存』と『保身』を守るために安全な後方勤務を目指しながら、《存在X》への復讐を誓うものの、その優秀さから大戦の最前線へと送り込まれ続ける羽目に…。
「どうしてこうなったぁぁぁ!!」
『見ず嫌い』ポイント | タイトル名、異世界もの |
「幼女」というワードに騙されていたら痛い目を見る作品
確かに、本作の主人公であるターニャ・デグレチャフは金髪碧眼の見た目は可愛らしい幼女です
ただ、中身は徹底的な合理主義者でリアリストの元サラリーマン
その見た目とは裏腹過ぎるほどの言動や行動、そして浮かべる不敵な笑みはまさに”悪魔”
「見た目で判断してはいけない」とはまさにこの事ですね(笑)
そんなターニャのギャップも見所の作品ではありますが、繰り広げられる魔導戦も見所の一つ
地上戦や空中戦、そして勝利を手にするための戦略戦は圧巻
各国の思惑や組織の策謀なども入り混じりながら描かれる大戦の様子は見ていて非常に面白いです
何より、戦闘シーンの作画や盛り上げるための劇伴が本当に魅力的!
臨場感のみならず、緊張感や緊迫感を煽ってくる演出ばかりとなっているのでキャラの心情や戦闘の激しさをより良く演出してくれています
”異世界もの”ではありますが、「俺TUEE」系や「ハーレム」系とは違う合理的な内容となっているので、異世界系作品が苦手な方でも楽しんで見れる作品だと思いますよ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
”神様、僕、強くなりたいです”
迷宮都市『オラリオ』が保有する壮大な地下迷宮・ダンジョン。この街で駆け出し冒険者をするベル・クラネルは、一柱の女神・ヘスティアと出会い眷族となる。未知への興奮、栄誉、ロマンスが渦巻く中で、少年は多くの仲間と出会いながら、《英雄》として成長していく。
これは、少年が歩み、女神が記す【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】
『見ず嫌い』ポイント | タイトル名 |
「ダンジョンに出会いを求める」というタイトルで『恋愛もの』と思ったら勘違い!
この作品は、大切な仲間を守るためや憧れの人の隣に立ちたいという想いから強くなりたいと心から願うベルの想いに心揺さぶられる熱い冒険ファンタジー作品です
”ダンジョン”という迷宮を舞台に繰り広げられる冒険もさることながら、数々の思惑が錯綜する中で、ベルが成長していく姿は興奮と感動の連続!
そして、自身の弱さと向き合いながらも、「強くなりたい」と必死に前へと進み続ける姿にも勇気が貰える作品で、そこが魅力的でもあります
また、それぞれの登場人物たちが抱える問題や悩みに対して、真剣に考え、心から寄り添おうとするベルの優しさも魅力の一つですね
そして、そんなベルに惹かれて集まった仲間たちとの”友情”と”絆”も必見です
苦しい時や辛い時に、ベルが優しく手を伸ばしてくれたから今がある
強い信頼と絆で結ばれていくファミリアの面々の物語は心を熱くしてくれます
ベルだけじゃなく、仲間も一緒に成長していく壮大な物語は本当に素晴らしく、面白いと思える作品ですね
エロマンガ先生
”そんな名前の人は知らない”
高校生ラノベ作家の和泉正宗には、一年前から引きこもって部屋から出てこない義理の妹・和泉紗霧がいる。ある事情から二人で暮らしていたが、ある日、正宗は自身のライトノベルのイラストレーターである『エロマンガ先生』が妹の紗霧であることを知る。ライトノベル作家の兄とイラストレーターの妹が織りなす業界ドタバタコメディ、ここに開幕!
『見ず嫌い』ポイント | タイトル名 |
「エロマンガ」というタイトルに抵抗を覚える人がいそうですが、”エロマンガ”が題材ではなく”ライトノベル”が題材のお話です
そして、この作品は主人公である和泉正宗を中心としたラブコメディ作品であり、笑えて、胸キュン出来て、感動出来るのが良いところでもあります
妹のために頑張る正宗の姿は心が熱くなって感動出来るし、素直になりきれない紗霧の姿やスイッチが入った時の表情のギャップは本当に可愛い!
そして、次第に心を通じ合っていく兄妹の姿は見ていて微笑ましくもなっていきます
また、同じラノベ作家の山田エルフや千寿ムラマサとのやり取りも、会話のテンポ感も相まって笑えるんですよね(笑)
ただ、内容としては面白い作品なので見て頂きたい作品の一つではあるんですが、所々描写として少し際どい部分やアングルがあるのは事実です
元々、紗霧ことエロマンガ先生が描くイラストは「エロくて良い!」と評判で、紗霧自身もそう言ったものは好きなタイプ
だからこそ、エルフやムラマサにその絵のモデルをやらせたり、取材と称して下着を見ようとしたりとエロい要求をします
話の流れやキャラの性格上、不快感のある感じに描かれてはいないと個人的には感じていますが、本当に苦手という方はその辺りはご注意くださいね
CLANNAD
”もしよろしければあなたをお連れしましょうか。この町の願いが叶う場所に…”
進学校に通う高校3年生の岡崎朋也は無気力に日々を過ごし、周囲からは不良とみなされ、浮いた存在となっていた。そんなある日、学校まで続く坂道で同じ高校に通う一人の少女・古河渚と出会う。
これは、ありふれた学園生活から始まる、人と町の物語。
『見ず嫌い』ポイント | キャラクターデザイン、ギャルゲー原作 |
ギャルゲー原作だったり、アニメの定番とも思われるようなキャラクターデザインで「萌えアニメでしょ?」と決めつけてはいけないと声を大にして言いたい不朽の感動作品
確かに、登場するキャラクターたちは可愛くて魅力的ですし、友情や描かれる恋愛も推したい部分ではありますが、それ以上にこの作品で描かれている《家族の絆》がとにかく泣ける
大切な姉の結婚式を祝うために必死に出来る事をする妹、事故で亡くなった両親が残した愛する子へのメッセージ、親が子供に託した”夢”…
それぞれが大切に想っている家族のために自分が出来る事を一生懸命やろうとする姿、または伝えようとするその姿は非常に感動出来ます
そして、主人公である岡崎朋也を通じて描かれる《家族》の姿も涙が止まりません
自身の家庭環境に始まり、仲間と出会い、それを通じて家族の形を知り、そして自身が家族を持って大切さを知っていく
様々な困難や苦労、そして間違った選択などもしてしまいますが、一人の”人生”を通して語られる《家族》の物語は感動必須です
個人的にですが、この作品は一度は見た方が良いアニメの一つとして推したいほど名作だと思っている作品なので、見たことない方は是非見て頂きたい作品ですね
魔法少女まどか☆マギカ
”僕と契約して魔法少女になってほしいんだ”
どこにでもいる普通の中学2年生・鹿目まどかは、どこにでもある日常を送っていた。そんなある日、「助けて」と呼ぶ声が頭に響いてくる。声の方に向かってみるとそこには傷ついた白いぬいぐるみのような生き物・キュウべえと襲っている転校生の暁美ほむらの姿があった。まどかはキュウべえを助け、その場を離れるものの、突然見たこともない不思議な空間へと足を踏み入れてしまう。ピンチに見舞われる中、まどかは魔法少女の巴マミに救われ、魔法少女の存在を知る。
これは、新たな魔法少女の物語――
『見ず嫌い』ポイント | キャラクターデザインと内容のギャップ、タイトル名 |
蒼樹うめ先生が描いたキャラクターデザインを見て「『ひだまりスケッチ』みたいなほのぼの日常系?」と思ったり、「魔法少女」というタイトル名から「萌え系?」と思って見ていたら度肝を抜かれる作品です
【明るく楽しいファンタジー】ではなく、まさしく【ダークファンタジー】という言葉がぴったりなこの作品
中学2年生という将来も夢も希望もある多感な少女たちが、魔法少女になったことで得た”力”と”願い”
その対価はあまりに大きいもので、絶望と後悔に苛まれていく彼女たちの姿は見ていて切なくなってきます
また、シャフトと劇団イヌカレーが描くアニメーションのみならず、梶浦由記さんが手掛ける劇伴の数々も、ダークで幻想的な世界観とキャラクターたちの心情を見事に表現し、この作品を魅了するのに十分な演出が随所に盛り込まれています
TVアニメは1クールとなっており、その12話とは思えない内容の濃さは圧巻で、世界観やストーリーに引き込まれる事請け合いの作品ですね
メイドインアビス
”奈落の底で待つ”
深く巨大な大穴の秘境『アビス』。貴重な遺物が存在し、奇妙な生物が生息し、不可思議な現象に溢れたこの場所は多くの者の好奇心を刺激し、冒険へと駆り立てた。次第に幾度も挑戦する冒険者たちのことを「探掘家」と呼ぶようになり、偉大な探掘家だった母を持つ少女・リコも探掘家となってアビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。そんなある日、リコは少年の姿をしたロボット・レグと出会う。そして、アビスで見つかった一通の手紙。リコはアビスの底を目指す決意をし、未知の冒険へと足を踏み出すのだった。
誰にもあこがれは止められない!大冒険活劇、ここに開幕!
『見ず嫌い』ポイント | キャラクターデザインと内容のギャップ |
可愛らしいキャラクターたちが繰り広げる冒険モノということで夢と希望に溢れた明るい物語だと思って見ると、そのギャップに驚かされる作品です
ただ、この作品に関しては逆にこのギャップが有名な気もしています
感想とか評判とかを調べたりすると「面白い!」という内容のものも多く見かけますが、それと同様に「グロい」という内容のものも多く見かけます
確かに、表現として過激な部分もありますが、その表現方法が『アビス』という秘境の過酷さを見事に表現し、”安易に踏み入れてはならない場所”という印象を色濃くしていますね
そんなスリルがありつつ、それでも止められない好奇心や憧れを持って『アビス』に挑んでいくリコとレグ、そして途中で出会ったナナチとの冒険は緊張と興奮の連続で、「手に汗握る冒険モノとはこういう作品のことを言うんだろうな」と思えてきます
そして、そう思えて来た時点でこの作品に魅了されているんだと実感できますよ(笑)
夢、現実、出会い、別れ、希望、絶望、友情、愛情、幻想、悲しみ、喜び、必然、奇跡…
これらの単語全てが物語を通して描かれているくらい内容が濃い作品でもあるので、キャラデザと内容のギャップのみで見るのを止めていた方にはオススメしたい作品ですね
オッドタクシー
”お客さん、どちらまで?”
平凡な毎日を送るタクシー運転手・小戸川。少し偏屈で変わり者、あまり人と関わらない無口な性格な彼ではあったが、彼が運ぶ客も変わった客ばかり。バズリたい大学生、秘密を持つ看護師、街のゴロツキ、売り出し中のアイドル…。そんな変わった客との何てことない会話。その会話の数々が、やがて一人の失踪した少女へと繋がっていく。
見慣れたいつもの街で起こる、いつもとは何かが違う物語。
『見ず嫌い』ポイント | キャラクターデザイン |
可愛らしいキャラクターデザインの動物たちが繰り広げる日常ものと思って見ていると、見事に騙される作品です
というか初見時は私も騙されました(笑)
あらすじを見る感じ、普通の日常系じゃないとは思っていました
そんな中で、実際に視聴してみると、様々な伏線が張り巡らされ、物語が進むにつれて明かされる”真実”の数々には驚かされましたよね
謎があったりすると、よく”絡まった糸”と言われることがありますが、これだけ絡まりまくった糸をよくもまあ13話で綺麗に解いたなと思えるくらい構成が見事です
あとは、時々繰り広げられる会話のテンポ感も非常に良いですし、冗談とは思えない冗談もミステリアスな作風のこの作品に非常にマッチしていて1話1話引き込まれて見てしまいます
驚きや爽快感、そして”謎”が好きなミステリー好きな人にはオススメしたい作品ですね
刀語
”虚刀流七代目当主、鑢七花――推して参る”
刀を使わない剣術・虚刀流。その七代目当主・鑢七花(やすり しちか)は姉の七実(ななみ)と共に、無人島・不承島(ふしょうじま)で平和に暮らしていた。そんなある日、奇策士を自称する、とがめという女性が島にやって来る。彼女が島にやって来たのは、伝説の刀鍛冶・四季崎記紀(しきざき きき)が作った十二本の完成形変体刀の収集を依頼するためだった。
歴史を揺るがす十二本の刀を求め、無刀の剣士と美貌の奇策士の対戦格刀剣花絵巻の始まり始まり♪
『見ず嫌い』ポイント | キャラクターデザイン、物語シリーズとは無関係 |
西尾維新原作で『〇語』ということで「物語シリーズの一つ?」と思いきやそうではなく、独特なキャラクターデザインで見るのを敬遠してしまっては勿体ないと感じている作品
1話完結(OP&ED含め約40分)という見やすさもさることながら、西尾維新の特徴の一つである”言葉遊び”もふんだんに盛り込まれているので、見ていて感心してしまう事しきりのこの作品
《物語》シリーズを見ていても思っていましたが、よくこんなに色々な言葉が出てくるもんだなとこの作品を見ていても思ってしまいましたw
あとは、四季崎記紀が作った完成形変体刀の”特性”と”形”の発想も中々見事
変わった刀が多いものの、一本の刀としてだけじゃなく、全ての刀としてもしっかり意味がある辺り、「変わってる」の一言で片づけられないのが凄いところでもありますw
そして所有者が繰り出す技の数々が非常に厨二心がくすぐられるのも西尾維新らしさが出ていますね(笑)
何より、刀だけじゃなく登場キャラクター自体も一味違った個性的な面々が揃っているので、そこもまた西尾維新らしさ全開とも言える作品ですね
作者自身初の時代小説であり、和テイストの《西尾維新ワールド》
この絵巻物語は、「物語シリーズ」や「美少年探偵団」など西尾維新の世界観に触れて、興味を持った方には一見の価値ありです
時光代理人
”過去を問うな。未来を聞くな”
繁華街の一角にある『時光写真館』。そこで働くトキとヒカルの2人は特殊な能力を持っていた。その能力を使って舞い込む依頼を遂行していく2人だが、正義感の強いトキの行動が過去に干渉していき、少しずつ未来を変えていってしまう…
感動と驚愕のタイムサスペンスアニメーションが日本上陸!
『見ず嫌い』ポイント | 中国アニメ |
評判という意味ではあまり高いとは言い難い中国アニメですが、その印象をグルっと変えてくれるくらい面白い作品です
各エピソードは基本的に数話完結であるものの、その一つ一つで描かれる人間模様に感動させられ、張られた伏線の数々がピースをはめていくように埋まっていく構成に興奮させられます
特に「あの時のエピソードがここで!?」みたいな伏線の回収の仕方は見ていて爽快感があって面白いですよね
1話1話の構成も見事ながら、1つの作品として”タイムサスペンス”という形を見事に表していると感じます
そして、美麗なアニメーションや使用される劇伴の数々もストーリーを大いに盛り上げてくれているのも見所の一つ
この世界観は国を越えても楽しめる作品です
まとめ
「食べてみたら美味しかった」という料理があるように、「見てみたら面白かった」という作品もまたあります
そして、そういったものに触れて、知るというのは大体にして『きっかけ』みたいなものが大きな役割を果たしているようにも感じています
人間関係でさえ「第一印象が大事!」なんてのは世間的によく使われる言葉でもありますが、それだけで「これは駄目だ」と決めつけてしまうには”もったいないもの”が世の中にはたくさんあります
この記事を読んで、そういった”もったいないもの”を一つでも無くせる『きっかけ』になれれば幸いですね
それでは、今回はこの辺で!
また会いましょう