米澤穂信先生原作のミステリー小説であり、「古典部シリーズ」と言われている『氷菓』
こちらの作品は京都アニメーションがアニメ制作をし、美麗なアニメーションと他では類を見ない独特な演出の数々で見ている人を楽しませてくれました
また、内容やアニメーションとしての楽しさだけではなく、キャラクターの性格を表しているような言葉の数々や哲学的な言葉の数々も多く登場し、見ていて「なるほど」と思わず唸らせるような名言&名セリフが飛び出すのもこの作品の一つの特徴です
そこで今回は、アニメ『氷菓』に登場する言葉の中から、心に刺さったり印象に残るような名言&名セリフの数々をキャラクター別に紹介していきます
また、そのキャラクターを象徴しているような言葉の数々も併せて紹介していますので『氷菓』の世界観に浸りたい方は是非ご堪能下さい
ちなみに、どの言葉がどの話数で登場したかも分かるようになっているので、実際に言っているところを見たい&聞きたいと思った方は、その辺りも参考にしてみて下さいね
なお、こちらの作品に関しては概要やあらすじをまとめた記事もありますので、よろしければそちらもご参考ください
『氷菓』キャラクター別の名言・名セリフ集
折木奉太郎
薔薇色の高校生活
高校生活といえば薔薇色。薔薇色といえば高校生活。そう言われるのが当たり前なくらい高校生活はいつも薔薇色の扱いだよな。さりとて、全ての高校生が薔薇色を望んでいる訳ではないと俺は思うんだが。
例えば勉学にも、スポーツにも、色恋沙汰にも興味を示さない人間というのもいるんじゃないのか?いわゆる灰色を好む生徒というのもいるんじゃないのか?
ま、それって随分寂しい生き方だとは思うがな
やるべきことは手短に
やらなくてもいいことならやらない。やるべきことは手短に
敬礼!
エネルギー消費の大きい生き方に敬礼!
自分のモットーに忠実
よく勘違いされるのだが、俺は特に省エネが優れていると思っている訳ではない。活力ある連中を小馬鹿になどしてはいないのだ。自分のモットーに忠実なだけ
安寧を諦めない
姉貴よ。満足か。伝統ある古典部の復活。そして、さようなら。俺の安寧と省エネの日々。いや、まだ別れは言わない。俺は安寧を諦めない。省エネのために全力を尽くそう
不慣れなヤツほど
不慣れなヤツほど奇を衒う
うかつ
うかつだった。これ以上の拒絶や言い逃れは、むしろエネルギー効率が悪い
可処分エネルギー
はぁ…わかったよ。今日は雨で体育がつぶれたからな。可処分エネルギーはまだ残ってる
ただの運
ただの閃き、ただの運だろ
手助け
俺はお前に対して責任を取れない。だから、お前の頼みを引き受けるとは言わない。だが、その話を心に留めておいてヒントになるようなことを見掛けたら必ず報告しよう。その解釈に手間取るようなら、その時も手助けする。それで良ければ、手伝わせてもらう
張り切らない
俺は一般に張り切らない
歴史的遠近法の彼方
違うさ…ここに書いてあるじゃないか。すべては、歴史的遠近法の彼方で古典になっていく。時効ってことさ
灰色から見た隣の芝生
いい加減、灰色にも飽きたからな。千反田ときたらエネルギー効率が悪いことこの上ない。部長職、文集作り、試験、そして過去の謎解き。よく疲れないもんだ。お前も伊原もな。無駄の多いやり方してるよ。お前らは…
でもまぁ…隣の芝生は青く見えるもんだ。お前らを見てるとたまに落ち着かなくなる。俺は落ち着きたい。だが、それでも俺は、なにも面白いとは思えない。だからせめて…その…なんだ…推理でもして一枚噛みたかったのさ。お前らのやり方にさ
強烈な薔薇色
高校生活といえば薔薇色だ。だが、その高校生活を途中で打ち切ってしまう程の強烈な薔薇色は…それでも薔薇色と呼べるのだろうか
解剖されてはたまらん
前にも言ったが閃きばかりは運が絡むからな。それで千反田に解剖されてはたまらん
猛獣と亡者
この千反田が妙なことを気にする好奇心の猛獣でなければ俺たちも気にしなかったでしょう。
すいません、亡者でした
怒れた
おい。いくらなんでもそれはひどくないか。…あ、俺怒れた
『傲慢』
怒らない千反田が怒り、その理由を知りたがった。怒ることは悪いことではないといいつつも、本当はいつだって怒りたくなんかないのではなかろうか。だから千反田が理由を知りたがったのは、尾道にも三分の利があり、怒ったのは自分のミスだったと思いたかったからじゃないだろうか。千反田えるとは、そういうやつではないか。いや、俺は千反田の何を知っているというのか。千反田の行動を読めることがあっても、心の内まで読みきれると考えては、俺はアレだ…大罪を犯している。『傲慢』てやつだ。慎むべし、慎むべし…
『怠惰』
今日もこうして、高校生活は浪費されていく。俺が侵す大罪は『怠惰』だけで十分にすぎるというものだ
枯れ尾花
幽霊はどれも枯れ尾花さ
定番やお約束
まぁ、定番やお約束ってのは欠かせないから生き残ってるんだろ
普通の人生
天才は俺たちみたいな普通の人生を望んでも得られないからな
敬礼パート2
そのツッコミ魂に敬礼
面白いやり取りのオチなので入れましたが、少しだけ解説
これは奉太郎のボケに伊原がツッコミを入れた時の言葉になります
その流れというのはこんな感じ
福「入須先輩が有名なのはそれだけじゃないよ。あの人にはあだ名があるんだけど、何だと思う?」
TVアニメ『氷菓』8話より
奉「さあな」
福「女帝だよ」
奉「サディスティックなのか」
伊「それは女王様でしょ」
奉(そのツッコミ魂に敬礼)
伊「なにやってんの?」
最初に聞いた時は意味が分からなかったですが、「あぁ、プレイのことね」と後々になって気付きました(笑)
このボケに素早く的確なツッコミを返せる伊原には敬礼
解答に合わせた問題
何で忘れていたんだ?無意識に無視していたのか、俺が…。解答に合わせて問題を捻じ曲げていたのか、俺が…
後の祭り
どんなに考えても後の祭り。合理的に考えれば無駄な時間。省エネじゃない
能力のある人間の無自覚
あなたは俺にこう言いましたね。「能力のある人間の無自覚は、能力のない人間には辛辣だ」と…
ご冗談でしょう…?あなたは”能力のない人間”の気持ちなんて気にしない。あなたが見ているのは『結論』だけだ。
静寂こそ店番の醍醐味
静かだ…。店番、万歳
卑猥な話
もの凄く卑猥な話だがいいか?
お祭りの最後は
お祭りです。最後は派手に行きましょう
本当に奉太郎?
なんと言うか…こう…気になるんだ
どちらが正解かは運次第
ある日俺がマイクを持ち「本日は晴天なり」と言ったとする。それを聞いた者はこう思うだろう。「折木くんはマイクのテストがしたいのだな」と。しかし、別の者はこう思うかもしれない。「今日は晴れていると主張したいのだな」と。どちらの推論も理にかなっている。どちらが正解かを言い当てるのは、運としか言いようがない
大したヤツだとは言うな
俺のことを運のいいやつだと言うのは構わないが、大したヤツだと言うのはやめてもらいたい
理屈とシップ…いや膏薬
理屈はなんにでもくっつけられるってことだ
甘美な響き
”省く”…甘美な響きだ…
元旦の願い事
エネルギー消費の穏やかな一年を送れますように
…とは言えないミス
いやぁーウチには蔵がないから間違えちゃったwてへぺろ
ホラーは苦手
俺もチョコを盗まれたと知った伊原は見たくないからな。何しろ俺は、ホラーが苦手なんだ
器用な不器用
お前は器用なくせに不器用すぎる
アイデンティティ
しまった…よくない…これはよくない。多分、何としても俺はここに来るべきでは無かった。俺の省エネ主義が致命的に脅かされている
告白?
ところで…お前が諦めた経営的戦略眼についてだが、俺が修めると言うのはどうだろう
自身のエネルギーに関する言葉が多く登場するのは、省エネ主義の奉太郎らしいです(笑)
そして、そういった性格も相まってか、自身に対して過大評価をせず、寧ろ過小評価をしているような言葉も目立ちます
この辺りに関しては薔薇色ではなく灰色の生活を送っているという自覚があるからこその自己評価な気もしますけどね
また、やる気の無さが感情や表情の乏しさへと繋がり、クールな印象がありますが、だからこその思わぬ発言が耳に残るキャラクターでもあります
自分が怒れたことに驚いたり、嘘とは言え奉太郎から「卑猥」という言葉が飛び出したり、妄想の中で「てへぺろ」ってやっているワンシーンはかなり印象深く記憶に残っていますね
千反田える
気になります!
私、気になります!
”ない”と思っていても
でも、不思議です。そう言われると”ある”のが当然という気がして、なぜか驚きがありません
目的無き日々
目的無き日々は生産的じゃありません
大きい本の使い道
そうですね…重ねれば浅漬けがつかれます
成績よりも発想力
いくら成績を取れてもそれはパーツの集合体に過ぎません。わたしは、そういうパーツではなく、思考を生み出すシステムが知りたいんです
誰にも言えなかったこと
告白といえばそうかもしれません
誰にも出来ない相談
わたしは過去を言いふらして回る趣味はありません。こんなの誰にでもする話じゃありません
”今”感じている気持ちを大切に
あの時、折木さんは言いましたよね。叔父の謎が解けなくてもいつかは時効になっていくのかもと。たしかに、10年後の私は気にしないのかもしれません。でも、今感じた私の気持ち。それが将来どうでもよくなってるかもなんて…今は思いたくないんです。私が生きてるのは”今”なんです
七つの大罪
わたし、怒らないことが良いことだとは思いません。だって、他の大罪もそうでしょう?「傲慢」や「強欲」だって大事だと思うんです。「傲慢」な所が全くない方というのは自信の無い方のことじゃないでしょうか。誰からも「強欲」と言われない方は、きっと家族を養うことも難しんじゃないでしょうか。世界中の方が誰にも「嫉妬」しなければ新しい技術は生まれなかったんじゃないでしょうか。
千反田が怒る時
怒らない訳じゃありません。私だって怒ります。そうですね、たとえば…食べ物を粗末にされると怒ります。米の一粒は汗の一滴なのです!
衝撃の事実
朝のラジオ体操。おととしまでは通っていました
名言というより、ちょっと衝撃的な言葉だったので今回紹介させて頂いた一言です(笑)
私も子供の頃に朝のラジオ体操に参加したことは当然ありますが、さすがに中学生になって参加したことは一度もないw(というか小学生の高学年の時ですら怪しい…)
こういう真面目なところは千反田らしい一面ではありますね
あと、この時の「信じられない…」という顔をした奉太郎の表情は忘れられませんw
奉太郎「中学二年まで…本当に…?」
TVアニメ『氷菓』7話より
普段からやる気のない目をしていますが、この言葉を聞いて目の光を失って呆然とした奉太郎の表情は最高でしたね(笑)
嫌いなお話
実は、わたしも人の亡くなるお話は嫌いなんです
頑張れば何とかなる保証はないが…
頑張れば何とかなる保証はありませんが、頑張らなければ何ともならないことは保証できます!
好奇心を抑える方法
前しか見えなくなる眼鏡がどこかに落ちてないものでしょうか
残り364日よりも
私はどちらかというと残り364日のことよりも、現状の方が気になります
季節は変わる
いいえ…もう春です
素直さや真面目さがよく分かるような言葉の数々が多い千反田
そのあまりに真っ直ぐな言葉の数々は、子供らしい好奇心と純粋さを感じさせながらも、理知的で思慮深い大人のような発言もしていて非常に魅力的です
また、本人はボケてるつもりはないんでしょうが、面白発言が多いのも千反田の魅力
農家の娘だけあって、お米に対する熱意が中々です(笑)
それでもやはり千反田と言えば「私、気になります!」の印象が非常に強く、この作品を見た人の多くはまず初めにこの言葉が出てくるんじゃないですかね?
私自身も、この言葉は千反田の性格を見事に表現した一言だと思いますし、作中でこの言葉が出てくると「キタァァ!!」ってテンションが上がってしまうくらい印象深い言葉になっていますね
福部里志
データベース
データベースは結論を出せないんだ
ジョークは即興に限る
ジョークは即興に限る。禍根を残せば嘘になるってね。これ僕のモットー
桁上がりの四名家
神山市の旧家名家は少なくないけど、『桁上がりの四名家』といえばその筋じゃ有名だよ。荒楠神社の十文字家、書肆百日紅家、豪農千反田家、山持ちの万人橋家さ。数字が一桁ずつ上がっていくから、人呼んで桁上がりの四名家!
モットーを披露するなら
モットーを披露するなら堂々と胸を張って言うべきだ
屈託
今日の屈託は意外と高くつくかもしれない
奉太郎の扱い
その通りだよ千反田さん!奉太郎に使われるなんてあっちゃいけない!奉太郎は使ってこそ、役に立つんだから
彼女??
ごっめ~ん!待った~~?
基本属性
僕は基本属性がショッキングピンクだからね。誰かが僕を薔薇色に染めようとしても駄目さ。染まってあげない
クイズ王にはなれない
知識に関してはそれなりに自負もあるけどさ、そんなもの極めたってクイズ王になれやしないんだよ
才能の有無
僕は『福部里志』に才能が無いことを知っている。でも、『折木奉太郎』までがそうなのかはちょっと保留したいところだよ
第一人者
言わなかったっけ?僕には才能が無いって。例えば、僕はシャーロキアンに憧れてる。でも、僕はそれにはなれないんだ。僕には深淵なる知識の迷宮にとことん分け入っていこうという気概が決定的に欠けている。もし摩耶花がホームズに興味を傾ければ…保証して良い。3ヶ月で僕は抜かれるね。いろんなジャンルの玄関先をちょっと覗いて、パンフレットにスタンプを押して周る。それが僕に出来る精々のことさ。第一人者にはなれないよ
期待
”期待”してるよ。奉太郎
期待って言うのは
自分に自信がある時は、”期待”なんて言葉を出しちゃいけない。”期待”って言うのは諦めから出る言葉なんだよ。そうせざる負えない、どうしようもなさがないと空々しいよ
諦めから出た言葉
全く…”期待”以上だよ。奉太郎
小粋なジョーク?
サンダー!当たったのは三度だー!
サブタイ回収
あきましておめでとう
ロボットものなら
ロボットものなら白兵戦はロマン!そうは思わないかい?
面白い勝ち方
昔の僕は勝つために勝ちたがって、色んな事にこだわった。つまらなかったね。それだけ勝ちたがって勝っても、つまらないんだから始末に負えないだろ。面白い勝ち方をしなきゃ面白いもんか
飄々とし、軽い冗談を言うムードメーカーのような明るくポジティブな印象がありながらも、その裏では”こだわる事”や”期待”に対してネガティブな考えを持っている福部
この考え方は”凡人”としての考え方に近く、だからこそ理解出来てしまうし、共感出来てしまう
”期待”に関しての考えを言った時の言葉に関しては、聞いた時に思わず「確かに…」と納得してしまったほどです
福部自身が考えている自己評価に関しては冷めた部分が感じられますが、だからこそ多くを諦めてしまっているようにも見える言葉の数々は、大人になるにつれて様々なものを手放してしまった経験のある私にとっては中々刺さる言葉が多いですね
伊原摩耶花
久々のあいさつ
あれ?折木じゃない。久しぶりね。会いたくなかったわ
ナメクジの方がマシ
こんな陰気な男。ナメクジの方がまだマシよ
コスプ…
堅気さんの前でその用語は使わないで
言うな馬鹿!!
コスプレって言うな馬鹿!!
好きな人のことは
見てれば分かるわよ。福ちゃんのことくらい
面白いかどうかは
面白いかどうかは結局、主観の問題だって言うこと…。でも、やっぱりそれが正しいとは思えません。だって、それってあまりにも虚しいじゃないですか!
宣戦布告
覚えてなさい!来年、福ちゃんが満足するような傑作をその横っ面に叩きつけてやるんだから!!
主に感情に従って発する言葉の数々が印象的であり、それらが彼女の性格も見事に表しているようにも感じられる伊原摩耶花の言葉
こう好き嫌いがはっきりしているキャラクターと言うのは、非常に分かりやすいので好感が持てますね
特に好きな人に対して言い放つ言葉に関しては、年齢相応の「恋する女子高生」って感じがして好きです(笑)
そこからの折木に対しての言葉のギャップも中々最高ですがw
そんな中、漫研の先輩に食ってかかってまで感情的になった「面白さの基準」についての考え方は考えさせられましたし、描き手として”名作”を作りたいという想いも感じることが出来たので、この言葉もまた印象深く心に残っています
入須冬実
才能の自覚
誰でも自分を自覚するべきだ。でないと…見ている側が馬鹿馬鹿しい
嘘かどうか
心からの言葉ではない。それを嘘と呼ぶのは君の自由よ。
頼む時は現物を
これからは現物を持って歩け。頼み方一つで随分変わる
頼み方のコツ
いいか?何を頼むにしても相手には自分から動いてもらうように仕向けることだ。その為には相手に”精神的な満足感”を与えなければならない
《女帝》こと入須先輩の『人への頼み方』講座!
このアドバイスは役に立つことがあるかもしれないので覚えておくといいかも(笑)
ちなみに、”精神的な満足感”の与え方に関しては色々あるようで、この時千反田でも使えそうな手としてアドバイスしたのは『期待』でした
相手に「自分は期待されている」と思わせるんだ。それが出来れば、後は実に簡単に尽くしてくれる。ただし、問題をあまり大きく見せないことだ。自分には些細な事だが、相手には「そこそこ大事らしいな…」くらいがいい
これを聞いた時に「あぁ…確かに」と思ってしまいました
期待されていると感じたら、その期待に応えたいと動いてしまう自分の姿が容易に想像出来ましたね
嘘が真に
フリで続けていたことが、いつしか本心にすり替わるなんてよくあることだ
得難い”武器”
単刀直入な言い方しかできないのはお前の弱点だが、他では得難い”武器”でもある
ただの入須冬実として
あの時私には役目があった。でも、今日はただの男雛だ。こんな気楽な身から虚言はでないよ
さすがは《女帝》というべきか、人の動かし方を心得てらっしゃるw
だからこそなんでしょうが、本音と虚言や本心と嘘に関する言葉を多く残していますね
なんか入須先輩の言葉を聞いていると勉強になることも多い気もしますが…(笑)
その為、言っていることが嘘なのか本当なのか疑ってしまう部分もありますが、明らかに本音だなと思える時は大体優しい言葉を投げかけているのが入須先輩の魅力
このギャップ感は非常に好感が持てます
ちなみに、名言ではありませんが、そのギャップ感で名シーンだなと思うのは千反田が入須先輩に人への頼み方を聞いた時の反応
驚きのあまり変な声を出してしまった時の入須先輩の反応は最高でしたねw
折木供恵
前略
折木 奉太郎殿
前略、わたしはいま今ベナレスにいます。ちょっと遅れたけど、合格おめでとう。結局、神山高校だってね。無事高校生になったあんたに、姉として一つアドバイスしてあげる。古典部に入りなさい。伝統ある部活よ。そして私も所属していた部でもある。聞いた話だと、我が古典部の部員は現在ゼロ。今年入部者がいなければ消滅するそうなの。古典部OGとしてそれはあまりにしのびないわ。奉太郎、姉の青春の場、古典部を守りなさい。名前を置いておくだけでいいから。どうせ、やりたいことなんかないんでしょう?
踊る人形
あ・た・し♪:頼りにはなんないけど、使い方によっちゃ
あ・た・し♪:踊ってくれるのがいるわ
古典部の伝統
古典部の文化祭はトラブルなしには終われないのが伝統だからね~
哀をこめて
イタチョコ一枚おみやげです。 折木供恵より
ふるえる哀(あい)をこめて
折木供恵に関しては名言というより、そもそもの原因と言いますかフラグと言いますか、そういう伏線的な発言がとにかく印象的
この作品に於いての強キャラ的な立ち位置にいますが、彼女の影響力は中々底知れないです
まぁ、それに巻き込まれる奉太郎の苦労も計り知れないですけどね(笑)
番外編:料理研部長
14話の「ワイルド・ファイア」にて登場する料理研部長
これを演じられたのが杉田智和さんだったんですが、この時の実況がもの凄く面白い!!
こちらは名言というよりは、爆笑必須の迷言と言った方が正しいかもしれません(笑)
このシーンに関してはかなり印象に残っているシーンだったので、その迷言の数々をまとめてみました
- オン・ユアキッチン!
- あぁメビウスの輪の中で!
- チェンジ!エレメント!
- 大根の真なる姿が、いやー美しい。今なら汚染された河川もキレイになりそうですね。皮だけに
- 米の旨さのために決死の覚悟ですね
- 過激にファイヤー!!
- ひろみー!!
- ブリリアント!
- 闇に喰われろ!
- ルール上OK!ならばよし!
- 私、気になります!
どこまでが演出でどこまでがアドリブなのか全くわからないほどの杉田さんの妙演と幅広い知識が見事に披露された回でしたw
最後に「私、気になります!」をぶっこんでこられたのは本当に最高でしたねww
まとめ
- Amazonプライム:レンタル(220円/話)
- U-NEXT:見放題
- dアニメストア:見放題
『氷菓』のキャラクター別名言集でした!
クスッと笑えるような名言から心に刺さるような名言までいろいろ紹介させて頂きましたが、堪能していただけましたでしょうか?
小説原作と言うのもあって、文字に起こしてもしっかりとキャラクター性が伝わる名言が非常に多くて、まとめている私としても非常に楽しく今回の記事は書かせて頂きました(笑)
アニメでは動きが加わり、音声が加わり、音楽が加わりと多くの人たちが『氷菓』の世界観を見事に表現し、一度ならず二度三度と何度でも楽しめるような作品になっているので、まだ見ていない人のみならず、見たことある人も「『氷菓』を見よう!」と思って頂けるような気持ちにすることが出来たのなら嬉しいですね(この作品は本当に好きなので 笑)
そして、多くの人に『氷菓』という作品を布教しちゃってください!
それでは、今回はこの辺で!
また会いましょう