アニメ「刀語」第2巻 斬刀・鈍&第零話「虚刀・鑢/第二章」 あらすじと感想をかたります!

アニメ

西尾維新さん原作の「刀語」シリーズの2話目となる「斬刀・鈍(なまくら)」

この回では、七花のキメ台詞が決まったり、コミカルとシリアスが入り混じったりとなかなか見所のある回となっています

また、「斬刀・鈍(なまくら)」の完全限定生産盤のCDに収録されていた朗読活劇「虚刀・鑢(やすり)/第二章」では、大乱の首謀者・飛騨鷹比等(ひだたかひと)についてのお話が収録されていまして、飛騨鷹比等が大乱を起こした理由などを語っていましたが、西尾維新さんらしいなかなかクセのある人物でした

そこで今回は「斬刀・鈍(なまくら)」「虚刀・鑢/第二章」あらすじ感想をかたっていきたいと思います

この記事はこんな方におすすめ
  • 刀語「斬刀・鈍」ってどんな話か知りたい
  • 朗読活劇「虚刀・鑢」の内容を知りたい
  • 西尾維新作品に触れてみたい

なお、第1巻の「絶刀・鉋(かんな)」「虚刀・鑢/第一章」に関してはこちらでかたっていますので、「まだ1巻見てないよ」「朗読活劇 虚刀・鑢って何?」と言う方はそちらを見てからこちらをご覧ください

第1巻「絶刀・鉋」はこちら

刀語「斬刀・鈍 」

あらすじ

七花ととがめの、完成形変体刀蒐集の旅が始まった。
まず彼らが蒐集に向かったのは、居合いの達人・宇練銀閣が所有するという斬刀・鈍。
鳥取藩全土を飲み込んだ因幡砂漠にある下酷城に立てこもる宇練銀閣を訪ねる為、行けども行けども続く砂漠地帯をひた歩く二人。
そして、体力の無いとがめの心が折れそうになるほど歩いた後に辿り着いた下酷城で、とがめと宇練銀閣との話し合いが始まった。 一見冷静な対応を見せる宇練銀閣であったが、果たして彼の返答とは…。

アニメ「刀語」公式サイトより

登場人物

  • 鑢七花(やすりしちか) CV:細谷佳正・・・虚刀流の七代目当主。とがめと共に完成形変体刀12本を集める旅をしている
  • とがめ CV:田村ゆかり・・・自称「奇策士」。完成形変体刀12本の刀集めを七花に依頼した張本人。七花と共に刀集めの旅をしている
  • 宇練銀閣(うねりぎんかく) CV:宮本充・・・因幡の下酷城(げこくじょう)の城主。完成形変体刀のうちの1本である「斬刀・鈍」の所有者。限定奥義は「斬刀狩り」
  • 真庭白鷺(まにわしらさぎ) CV:羽田野渉・・・真庭忍軍十二頭領の一人。真庭鳥組所属。忍法「逆鱗探し(げきりんさがし)」を使い、その全容を知るものはいない。使う忍法の都合上、常に逆さ喋りをしている。

斬刀・鈍 内容と感想(ネタバレ有り)

刀の所有者・宇練銀閣

©西尾維新・講談社/「刀語」製作委員会

二本目の刀を求めて、因幡の下酷城を目指すとがめと七花

そこに住む宇練銀閣が、「斬刀・鈍」の所有者です

過去に「鈍」を持っていた銀閣の先祖・宇練金閣(うねりきんかく)は、将軍からの提出の命令を拒み、1万人の軍勢を迎え撃てるほどの腕の持ち主でした

銀閣も「居合の達人」と言われるほどの腕前の持ち主で、砂漠に囲まれ、銀閣一人しか残っていない下酷城に、幕府から使いの者が何度も訪ねていますが、全員切り捨てています

「絶刀・鉋」を手に入れ、次の蒐集対象として選んだ「斬刀・鈍」の所有者は「剣士」です

これは、島育ちで実戦経験の少ない七花に「経験を積ませる」と言う意味も込めて戦わせた相手でもあります

斬刀・鈍の特性

©西尾維新・講談社/「刀語」製作委員会

比類なき「切れ味」の特性を持つ刀。どんなものでも抵抗なく一刀両断出来るほどの切れ味を持つ。

七花はとがめに「鈍で頑丈な鉋を切ったらどうなるか?」という疑問をぶつけると、「完成度の低い方が切られるだろう」と答えます

刀らしい特性の刀ですね

また、矛と盾とは違って、矛盾を考慮して話を進めていくのもしっかりしていて、個人的には分かりやすかったです

真庭白鷺の逆さ喋り(会話内容あり)

©西尾維新・講談社/「刀語」製作委員会

七花ととがめが下酷城に向かっている一方で、銀閣の前に一人の男が現れます

その男は、真庭忍軍十二頭領に一人である真庭白鷺

通称「逆さ喋りの白鷺」と名乗り、「『斬刀・鈍』をくれよ」と部屋に入りますが、銀閣に一刀両断されます

「逆さ喋り」という特殊な喋り方をするので、放映時何を言っているのか分かりませんでした

ちなみに、放映時はこのようなセリフ回しでした

放映時

くっくっくっ よどけだしなはいしかずはものてっるいはらかますふ とうどうどがやじんに かえねたかしはいあばのこ あま ぜうらもてせらのな だぎさらしわにま りとひがうょりうとにうゅじんぐんにわにまはれお などけだんーつっぎさらしのりべゃしさかさうょしうつ くっくっくっくっくっ らくまなうとんざ なたかいしろそおのみこれふういといなはのもいなきで んだうよりうとっい よれくれそ かえねゃじうまちっなくしびさ よえねゃじんすとかし いよいよ かのいたみをうぽんにのれおになんそ、たんあもとれそ ぜだんえねやじんもるれみになんそ はしがさんりきげ うぽんにのぎさらしわにま えねたっいま (ここで斬られます) ん?

羅列すると、昔のゲームの復活の呪文みたいですね(笑)

正直、音声で聞いても何を言っているか全くわかりませんでしたし、何より字幕も出ないので理解が出来ませんでしたが、白鷺はこのように言っていました

翻訳

くっくっくっ 忍者が堂々とふすまから入るってのも恥ずかしい話だけどよ まぁこの場合は仕方ねぇか 名乗らせてもらうぜ 俺は真庭忍軍十二頭領が一人、真庭白鷺だ 通称「逆さ喋りの白鷺」っつーんだけどな くっくっくっくっくっ 一刀両断できないものは無いというふれこみの恐ろしい刀 斬刀・鈍 それくれよ シカトすんじゃねぇよ 寂しくなっちまうじゃねぇか そんなに見れるもんじゃねぇんだぜ それともアンタ、そんなに俺の忍法を見たいのか よいよい まいったねぇ 真庭白鷺の忍法「逆鱗探し」は (ここで斬られます) ん?

文字にして初めてわかる「逆さ喋り」って・・・

ちなみに、銀閣は白鷺の言っていることを分かっていたみたいです

七花の決め台詞

©西尾維新・講談社/「刀語」製作委員会

真庭白鷺が、宇練銀閣に倒された中、七花ととがめは砂漠を歩きながら下酷城を目指します

その道中、とがめが「絶刀・鉋」の報告書を幕府に提出する上で、まとめていましたが、七花に「個性がない」と文句を言います

その為に、「口癖を決めたからこの中から選んでいいぞ」と七花にいくつか考えてきた案を提案します

どれもパッとしない七花は「不毛だな」と思い始めていましたが、提案されてきた内の一つの案で良いと言います

「ただし、その頃にはあんたは八つ裂きになっているだろうけどな」

この言葉が、今後の七花の決め台詞となります

七花の最終奥義「七花八裂」は、七つの奥義を同時に繰り出し相手を八つ裂きにするところからこの名前が来ています

それを考えると、あながちこの決め台詞は「的外れではないのかな」と思いながら見ていましたね

また、所々でとがめが「ちぇりお」と七花を叩きますが、この言葉はとがめの口癖になります

これは、「ちぇすと」と言う薩摩藩発祥の気合を入れる言葉を勘違いしていたとがめが使っている言葉です

後に「ちぇりお」が勘違いだと気づき、まれな混乱っぷりを見せます

さらに、この時以降から「真庭忍軍」の事を「まにわに」と呼ぶようになりました

宇練銀閣との対面

©西尾維新・講談社/「刀語」製作委員会

下酷城に到着し、銀閣と対面します

ある一室の部屋の奥に座る銀閣に対し、「鈍」を渡してくれないかと交渉を始めます

のらりくらりと話をかわされるとがめだが、銀閣から「声が小さくて聞こえないから、もうちょっと近くに来い」と言われます

そして、とがめが部屋に入ろうとした瞬間、銀閣は刀の柄に手を伸ばします

それに気づいた七花は、とがめを後ろに引っ張ると、何枚も着込んでいたとがめの服の一部が裂けていました

刀の刀身が見えないほどの速さで繰り出された銀閣の居合抜きの技「零閃(ぜろせん)」

始めて目の前で見た居合抜きの速さに驚く七花ですが、銀閣はさらに早い居合抜きの技があり「最高速度は光を越える」と言います

しかし、七花はその場で戦闘を行わず、「すぐに戻って来る」と言い、一度その場を退きます

一旦退いたのは、「銀閣が追ってくるかどうか」を確かめる為でした

部屋の中にさえ入らなければ、戦闘にならないと悟った七花ですが、真っ向勝負を選択します

この選択は、今後の戦闘の為に「幸運に恵まれて勝つ」ではなく「実力で勝つ」為に、「強くなる為」の選択です

少しづつですが、七花の成長が見て取れますね

余談ですが、去り際に銀閣に名前を聞かれた七花が名乗る時に「やしゅりしちかだ」と名前を噛んだときはクスッと笑いました

銀閣の矜持

©西尾維新・講談社/「刀語」製作委員会

銀閣が一人因幡に残ったのは、「剣士には守るものが必要だ」という考えがあったからでした

「城」「刀」を守る

誰もが故郷を捨て、因幡を捨てましたが、銀閣にはその選択自体が許されませんでした

その思いがなければ、剣士として戦うことが出来なくなる

剣士として、覚悟が出来、それを貫く銀閣の気位の高さが見て取れます

七花vs銀閣

©西尾維新・講談社/「刀語」製作委員会

再度銀閣の前に現れた七花

銀閣を倒すための戦闘が始まります

真正面から突っ込む七花に対し、銀閣は居合で対抗します

居合を見切った七花は銀閣に一撃入れることに成功しますが、剣圧に臆してしまい致命傷を与えることが出来ませんでした

その一撃に、気を引き締めなおした銀閣は「とっておきの技」を出すため自身の腕を傷つけ流れる血を刀の鞘内に流します

宇練金閣が1万人斬りを達成出来た秘密は、この技法を使っていたからでした

鞘内を血で濡らすことで、刀と鞘の摩擦係数を格段に落とし、刀を抜いた時の速度を上げます

斬刀・鈍と使う事で光速まで達する速さで斬りつけることが出来る限定奥義「斬刀狩り」で七花を迎え撃つ準備を整えます

その生き様に、憧れを感じながらも七花も本気で戦う事を誓い再度真正面から突っ込んでいきます

光速を超える「零閃」の10連撃を放つ宇練銀閣の攻撃をかわし、後ろに下がった後、七花の後ろに立っていたとがめの顔を壁代わりにして、そのまま部屋の天井に飛びつきます

「全てが零閃の射程範囲内?違うな!真上の敵には居合抜きもねぇだろ!」

高く跳びあがり、そのまま跳び蹴りを繰り出す虚刀流の奥義の一つ「落花狼藉」にて宇練銀閣を撃破します

最後まで剣士らしく戦い抜いた銀閣は見ている私自身もカッコいいと思えるほど「信念」を持っている剣士でした

そして、実は、腕を傷つけて手負いの銀閣を見て、とがめが、このまま放っておけば出血多量で死ぬので撤退を提案していました

しかし、その提案を却下し、「そんなものは勝利とは言わん」と一蹴します

銀閣の信念もそうですが、七花の「実力で勝つ」という信念を貫いたのもカッコいいと思いました

銀閣の散り際の一言

©西尾維新・講談社/「刀語」製作委員会

銀閣を撃破し、「斬刀・鈍」の蒐集に成功した七花ととがめ

銀閣を倒したものの、居合の速さに最後まで刀身を目で捉えることが出来なかった七花に対し、とがめは箱に収めた「斬刀・鈍」を七花に差し出します

しかし、七花は「俺にとってはそれがすべてだと思う」と拒否します

そして、七花は「宇練の最後の言葉はカッコよかったな」ととがめに語ります

「あぁ言うのも口癖っていうのか?」と聞く七花に対して、「あれは散り際の一言だ。一生にたった一度の言葉だ」と語ります

最後の宇練銀閣の言葉はこうでした

「これでやっと、ぐっすり眠れる」

最後まで「城」と「刀」を守る信念を貫き通した剣士である宇練銀閣らしい言葉でした

守る為の信念の重責から解放され、ゆっくり休むことが出来る

そんな印象を受ける深みのある言葉だと思います

虚刀・鑢(やすり)第二章 朗読者:宮本充

こちらでは、刀語第二巻の「斬刀・鈍」の初回限定生産盤の特典CDとして収録されていた朗読活劇「虚刀・鑢/第二章」の内容をまとめました

朗読活劇「虚刀・鑢」に関しては、ノベライズ化も無く、現在特典CDを聞くしかありません

なので、「虚刀・鑢って何?」と言う方は是非ご一読ください

登場人物

  • 飛騨鷹比等(ひだたかひと)・・・大乱の首謀者。尾張幕府の謀反人。とがめの父親。鑢六枝が唯一好敵手と認めた男。
  • (くび)・・・元真庭忍軍。恰幅のいい男だが、頭がなく、首から上が刀になっている。飛騨鷹比等の参謀。
  • 金髪碧眼の少女・・・戦場に手毬を持って現れた少女。不思議と着物がよく似合う否定的な少女。

第二章 内容

この世の光をすべてを吸い込むような濃い漆黒色に全面を塗られているがゆえに、誰もその全貌を把握できない、この時代の三名城のうちの一つ肥後の「暗黒城」

暗黒城は現在、戦乱の真っ只中にあったが、その暗黒城の天守閣の更に上、屋根のてっぺんに腰掛けてニヤニヤと笑い、見下ろしながら、独り言を呟く傷だらけの男がそこにはいた

「こんなことを臆面もなく言うと、ひどく傲慢な性格の悪い人間だと勘違いされる事を承知で言うと、才能があるっていうのは、とてつもなくめんどくさい事だと思うんだよね。これが」

自分の才能にめまいがすると呟きつつ、

「はっきり言ってしまえばこの僕、飛騨鷹比等は天才だ。有史以来、僕よりも賢い人間は存在しなかったと確信しているし、未来永劫僕を超える頭脳の持ち主は現れないと保証できる。控えめに言って、言うまでもなく僕はぶっちぎっている。この星に住むすべての人間の知恵を結集したところで、おそらく僕の十分の一にも達しないだろう」

そう呟きながら、傷口から血がとめどなく流れ出ているけれど、鷹比等は一切気にしていない

鷹比等は、目を離すことなく眼下の戦争を見下ろしている

しかし、その戦争は他ならぬ鷹比等が類まれなる知恵によって引き起こしたものである

だが、どちらかの味方と言うわけではなく、戦乱の原因を「創作」しただけである

その為、今戦っている者どもは飛騨鷹比等の顔はおろか、名前すら知らない

「僕のこの才能は、僕固有のものだろう」

自分の才能の膨大さを、比類なき己を飛騨鷹比等は憂いている

「この戦争で、今度は何人死ぬかな?そして今、日本中で起きている戦乱で何人死ぬかな」

そんな風にわざとらしく疑問符を発してみるも、言葉を発し終える前には計算が終わっている

近似値どころか、一人のズレもない正確な犠牲者の数を導き出している

「創作」した飛騨鷹比等の真実を誰も知ることなく、この世を去る人々を嘆きながら

「僕は本当にどうすればよかったんだろうか?」

そうつぶやくと、後ろから声がした

「お好きなようになさればよいのですよ。親方様は」

その男はずっとそこにいた。しかし、気配を完全に消していた為、鷹比等は声を掛けられるまでその存在に気づいていなかった

だが、特に驚いた風でもなく、鷹比等はこう答えた

「いたのか。そりゃいるだろうね、首」

首と呼ばれたその男は、「異形」と言っていい。いや、いっそ「怪人」というべきか

袖を切り落とした特徴的な忍び装束で、全身に鎖を巻いている

「首」という端的な通称の由来は、頭が存在せず、首から上は四尺ほどの分厚い大きな刀が生えているからである

眼も鼻も口も目も耳も無い

どのようにして見ているのか、聞いているのかは鷹比等にも分からない。分からないという事が分かったという事で考える事をやめてしまった

しかし、話し方は分かっていた。剣を微細に高速振動させ、空気中に音として伝導させているのだ

そんな首から「なぜこんな所にいるのか?」と問われる

本来であれば、奥州の飛騨城で籠城中のはずであった飛騨鷹比等に問う

すると鷹比等は「責任者として時代の節目を見ておきたくてさ」と語る

そんなやり取りをしながら、首は鷹比等の傷について語る

「その血を止めないと出血多量で死にますよ」

そう言われた鷹比等は特に気にした風もなく

「どおりで痛いと思った」

そう言いながら両手を挙げた。それは万歳の姿勢ではなく、首に対して「治せ」という姿勢だった

天才だが、戦闘はからっきしで傷だらけになってまで戦う鷹比等に「なぜこんなことをするのか」と傷を治しながら問う首に対して、「戦っているということを忘れない為」だと冗談でも言うように語る

真剣味の無い言葉だが、これは紛れもない本心である。驚くことに鷹比等は、今まで一度も嘘をついたことがない。例え、政治の為でも戦略の為でも真実しか語らない

「嘘をつかない」という生き方は天才である飛騨鷹比等にしか出来ない

その後、「この大乱においての一番不幸になるのは誰なのか?」や「なぜこんな大乱を起こしたのか?」などを首と語っていた

誰もその理由について知る由もなかったが、大乱を起こした理由は明確であった

「他にやるやつが誰もいなかったから」である

その後も、首と話をするが急に鷹比等は立ち上がり、屋根の瓦の一枚を軽く踏み鳴らした

その途端、飛騨鷹比等が暗黒城に仕掛けてあった火薬が次々と、最も全体が崩壊しやすい順番に連動しながら爆発した。その結果、暗黒城は力学的に崩壊した。

そんな火薬の使い方など世界中の誰も思いもつかない時代に、誰よりも先駆けて発想する

崩れた城の破片で城下で戦っていた者どもは、一人残らず全滅した

鷹比等は首に抱えられながら、上空からの落下の難を逃れていた

思惑通りとはいえ、このような状況になってしまう事に「戦争は怖い」と鷹比等は語る

「自分のやっていることに実感を持つこと」についても語っていると、唐突に声をかけてくる、戦場には全くふさわしくない、手毬を持った金髪碧眼の少女が立っていた

その少女は年不相応な話し方で飛騨鷹比等の敵になる者を語る

それを聞いた鷹比等は、「とても面倒くさいことになりそうだ」とニヤニヤとして語りながらも、その笑顔は初めて残酷さを帯びた

彼は、嘘を一度もついたことがなかった

そんな彼は、正妻に対しても、実の娘に対してもた「大乱の成功」を全く約束しなかったのである

彼は、この大乱の結果を分かっていたのだろうか

第二章 感想

まず、内容についてですが、大乱の首謀者・飛騨鷹比等は本編ではほぼ全貌が語られません

その性格や、参謀であるの事がよく分かるこの話は非常に興味深く、面白かったです

自分を「天才」と言い切り、実際にそうであった鷹比等は素直にすごいと思いました

特に「嘘をついたことが一度もない」と言う部分は、まさしく「天才ゆえ」だと思いました

「天才」ではないからと言うのもありますが、少なくとも私は無理です

「嘘も方便」と言う言葉もあるように、生きていく上で必要な嘘もつかずに生きていく鷹比等は「天才」なんだと思います

次に宮本充さんの朗読ですが、非常に落ち着いた感じで語りながらも、飛騨鷹比等の性格をうまく表現しながら語る口調は聞き心地が良かったです

さらに、天才性を語る上での語り部分に関しては、真剣味ある語り口のおかげでキャラクターの意外性が伝わってきて、より一層イメージがしやすかったです

「文豪ストレイドッグス」の森鴎外役を演じられていた宮本さんの声は元々好きだったので、第一章の時の田村ゆかりさん同様、耳が幸せでした(笑)

ただ、1点だけ。個人的に金髪碧眼の少女が登場して、最初の一言を発した時だけ分かりにくかったかなと思ってしまいました

男性声優さんが、少女の声をやるので仕方がないかなと思いましたが、少し混乱してしまいました

最後に

まとめ

全体的に西尾維新さんらしさが出ている「刀語」ですが、「虚刀・鑢/第二章」に登場するキャラクターも含め、個性が強いキャラクターの多い話でした

だからこそ、「名前出て来たけど、誰だっけ?」と言うのが少なく、混乱が少ないお話です(キャラの設定は別ですが)

そして、今後の「刀語」の話において七花やとがめ、真庭忍軍などのキャラ設定や立ち位置もある程度決まったお話でもありますので、そう言った意味ではとても重要なお話です

これからも、残りの完成形変体だけでなく、色々なキャラクターが登場しますのでそう言った意味でも「どんな設定なのか?」を楽しみながら見ていただければと思います

それでは、今回はこの辺で!ちぇりお!

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