どうもウハルです!
今回は「蜘蛛ですが、なにか?」14話の感想&解説をしていきます!
人間パート多めだった14話
勇者になったシュンに押された『反逆者』の烙印
追われる身となったシュンに襲い掛かるユーゴーの魔の手
そこに追い打ちをかけるようにシュンに攻撃を仕掛けてくる大切な仲間
数々のピンチにシュンの今後が気になる内容でしたね
蜘蛛子さんパートでは自分以外の転生者と初めての出会い
その子は以前にも名前が登場した『根岸彰子』!
彼女と出会った事でどのような展開が待ち受けているのかも気になるところ
そんな「蜘蛛ですが、なにか?」14話の感想&解説を語っていきます!
また、原作も8巻まで既読済みなので原作小説で描かれている部分も少し交えながら解説をしていきます
なお、今回ですが内容というよりはアニメとしてどうしても気になった点が1つだけありましたのでそこも少し語っています
ちなみに前回の13話「やったー、外だー 私は自由・・・だ?」に関しても感想&解説、新主題歌についてを語っていますのでよろしければ是非!
13話感想&解説
蜘蛛ですが、なにか? 14話あらすじ
14話「おまえ反逆?私、自虐」
マザー対策を打って一人旅を続ける「私」は、道すがら盗賊たちに襲われる馬車を発見する。 人助けをする義理はなかったが、赤ん坊がいることを知り颯爽登場!だが、その赤ん坊を鑑定すると、驚きの結果が出て……。
TVアニメ「蜘蛛ですが、なにか?」公式サイトより
もしも、どの動画配信サイトで見ようか悩んでいるという方は、以前動画配信サービスのまとめ記事を書いていますのでご参考ください
サービスによっては画像付きで登録方法や実際に使ってみての感想も語っています
動画配信サービス記事
原作だとどの範囲?
- 原作4巻
- 終章 初遭遇
- 原作5巻
- 1 蜘蛛と吸血鬼
- 原作3巻
- S4 転落
- S5 脱出
人間パートですが、本来ならカティア視点で語られる「K 男の最後の意地」も入れるべきなんですが、今回のアニメの内容を見る限り、鍵となる部分が語られていなかったので今回は除外しました
いつかアニメで語られるようであればその時に改めて解説します
蜘蛛ですが、なにか? 14話 感想&解説
初めての転生者との出会い
マザーの精神に《並列意思》を送り込み、本体は一人旅を続けていました
そんな中で盗賊に襲われている馬車を見つけます
なるべく人の目に触れたくなかった「私」(蜘蛛子さん)は、人間を倒した時の経験値や助けなかった時の後味の悪さを考えて、その馬車に乗った一般人を助けることにします
圧倒的な強さを誇る蜘蛛子さんにとって、盗賊を倒すこと自体は何の苦も無く終了し、物はついでと盗賊との戦いで傷ついたメラゾフィスを含め護衛の治療もしてあげます
治療も完了し、「ここが引き時」とその場を去ろうとしますが、馬車の中から赤ん坊を抱えた夫人が出てきます
夫人が出てきたことで蜘蛛子さんは足を止めますが、抱えられている赤ん坊を《鑑定》した結果、蜘蛛子さんは唖然とします
〈人族 吸血鬼 LV1 名前:ソフィア・ケレン〉
こちらの世界の名前と重なるように書かれた『根岸彰子』という名前
明らかに同じ転生者である彼女でしたが、自分は蜘蛛に転生し、彼女は可愛い女の子
その待遇の違いに悲しみに暮れ、蜘蛛子さんは涙を流しながらダッシュでその場を去りました
その場を離れ、森の中で一人泣いている蜘蛛子さんでしたがそこで感じた一つの気配
その気配を探すとそこにはエルフがいました
エルフたちの会話から赤ん坊が狙われている事を知った蜘蛛子さんは、エルフたちを排除し、何かに巻き込まれてるっぽい赤ん坊に同情しつつ、再び歩き始めました
アニメ顔とリアル顔の落差が面白かったシーンでしたねw
自分との待遇の違いに駄々をこねるように転がり回る蜘蛛子さんを呆然と見ている夫人たちの姿はもの凄くシュールだった(笑)
そして、ついに蜘蛛子さんが出会った同じ転生者!
しかもそれが8話の時にその暗い見た目から「リホ子」と呼ばれていた『根岸彰子』だとは…
前世とは大違いの美人になっていましたね(笑)まだ赤ん坊ですが…
彼女との出会いが蜘蛛子さんにどう影響してくるのか?
そして、エルフが彼女を狙う理由とは?
中々気になる展開になってきましたね!
さらに、これで8話の段階で名前が登場した人物は残すところ笹島京也のみになりましたね(若葉姫色は一旦置いといて…)
残る笹島京也がどのような形で転生し、物語にどう関わってくるのかも気になりますね
『反逆者』シュレイン
時は人間側へ
国王である父に呼ばれ、妹のスーと共に父の元に向かったシュン
すると父からは「呼んでなどおらんが?」と予想外の返答
スーから「父上から話がある」と聞かされていた為、その返答に驚くシュンですが、この後さらに驚くべきことが起きます
なんとスーが魔法を使って、その場で国王を暗殺
さらにスーは悲鳴を上げて、その声を聞きつけてやって来た第一王子・サイリスとその部隊に対し、「兄様がやった」と暗殺の罪をシュンに擦り付けました
あまりの出来事にシュンが呆然とする中、突然目の前にユーゴーが現れ、さらにユーゴーとサイリスが手を組んだ事を知ります
そして、ユーゴーと手を組んでいたもう一人の人物
それはシュンを慕い続けてきた妹のスーでした
「真実の愛に気付いた」と語るスーの様子がおかしい事に気付いたシュンが《鑑定》してみると、そこには「催眠」「洗脳」「魅了」の文字が…
ユーゴーによって操られている事を知ったシュンは激怒し、「元に戻せ!」とユーゴーを殴り、さらに魔法を使おうとしますが、その魔法の構築は霧散してしまいます
その出来事と身の危険を感じたシュンは思わず回避行動を取ります
その後、シュンが顔を上げると、そこにはソフィアが立っていました
「どこから驚けばいいのやら…」というくらい怒涛の展開でしたね
シュンの目の前で暗殺される国王、突如現れたユーゴー、そのユーゴーと手を組んでいたサイリス、ユーゴーによって操られてしまったスー、魔法の構築を霧散させる能力をもつソフィア
シュンにとっては混乱しかないこの状況と「反逆者」の烙印を押されてしまった事実
ユーゴーにとっては狙い通りなんでしょうが、シュンにとっては辛い現実となってきましたね
七大罪シリーズ《色欲》
ソフィアが現れたことに驚きながら、シュンは彼女を《鑑定》しますが「鑑定が妨害されました」と表示されます
「鑑定を妨害するスキルがあるのか?」と疑問に感じつつも、シュンに襲い来るユーゴー
その攻撃を受けそうになりますが、ギリギリのところでフィリメスに助けられます
さらにハイリンス、アナ、レストンの手助けもありシュンは洗脳されているスーを残しながらも王宮を脱出
追手を逃れたシュン達は離れた森の中で現在の状況をフィリメスから聞きます
教会が新たな勇者としてユーゴーの名前を公表したこと、その教会もグルになっていること、教会がそうなってしまった背景にはユーゴーの持つ七大罪シリーズの一つ《色欲》が大きな影響を及ぼしていること
相手に強い洗脳効果をもたらすスキルを持っているユーゴーを止めれば何とかなるかもしれないとシュンは考えますが、フィリメスは「ソフィアがいる限り、それは出来ない」とその考えを否定します
シュンがソフィアの正体に疑問を感じたその時、周囲を囲まれる気配がしました
強行突破するために戦闘態勢に入ったシュン達
そんなシュン達の目の前に現れたのは、同じ転生者でありシュンの友であるカティアでした
《傲慢》《怠惰》につづいて登場した七大罪シリーズの一つ《色欲》
蜘蛛子さん自身が七大罪シリーズを取得した際に「チートスキル」と称していたように、他のスキルとはレベルが違うこのシリーズをまさかのユーゴーが所持しているという事実
しかも、その能力が相手を操る能力というのがまた厄介
「俺様の為の世界」と言っているような人間がこのスキルを使ったらどんな世界になるかなんて想像するだけで絶望しかありません
そして、ここで生まれる疑問が一つ
以前、ユーゴーはフィリメスによってスキルを消され、ステータスも一般人レベルまで落とされたにもかかわらず、どうやってシュンやフィリメスとやり合えるまでに成長したのか?
《色欲》に関しては、現状では洗脳系のスキルになるのでステータス補正は掛からない
となると、何かしら他のスキルを持っていると考えるのが妥当な線
ユーゴーが取得した新たなスキルとは何なのか?
気になるところですね
襲い来る友とソフィア
ユーゴーによって洗脳されているカティア
彼女は無情にも、何のためらいもなくシュンに攻撃を仕掛けてきました
シュンはその攻撃に応戦しつつ、カティアに隙が出来た所を狙って体を抑えつけ「叶多!」と前世での友の名前を叫びます
その呼びかけに正気に戻るカティアですが、すぐに洗脳状態に戻ってしまい、再びシュンに剣を向けます
シュンの首元まで刃が伸びたところでカティアは再び正気に戻りますが、それもあくまで一時的なもの
「自分を刺して!」とシュンに頼むカティアでしたが、そんなことがシュンに出来るはずもなく、カティアは自ら心臓に剣を刺します
倒れるカティアに必死に治療魔法をかけ続けますが、効果は無し
友の死を食い止める為に「死ぬな!カティア!」と叫びながら治療魔法をかけ続けているとシュンを中心に大きな光が包み込み、その後カティアは目を覚ましました
目を覚ますと同時に洗脳も解けたカティアを見届けたフィリメスは他の敵兵に向けて魔法攻撃を放ちますが、再びソフィアが現れ、その魔法攻撃が霧散
さらに、ソフィアは手に持っていたエルフの長・ポティマスの首をフィリメスの方へ放り投げます
目の前の事実とその行動に驚くフィリメス
そんなフィリメスに「人殺しなんて出来るはずないなんて言わないでよ?ここは日本じゃないんだから」というソフィア
日本という単語を使うソフィアに対し、彼女が転生者だと察したシュンでしたが、フィリメスはそれに驚くことなくソフィアに魔法攻撃を仕掛けます
しかし、ソフィアの前ではその攻撃も無意味
魔法攻撃を無効化するソフィアに追いつめられるフィリメスと周囲の敵兵に追いつめられるシュン達
絶体絶命の状況の中、空から1匹の竜が飛んできました
カティアを助ける為にシュンが使った治療魔法
これに関しては「回復魔法」というよりは「蘇生魔法」と言った方が正しいですね
心臓を刺したカティアは間違いなく一度死んでいます
そして、死んだからこそユーゴーの強力な洗脳も解けたというのがこの時の状況ですね
さらに、シュンが使った「蘇生魔法」に関しては、現状だと世界中でただ一人使えるスキルとなっています
友を助けたい一心から発動したスキルですが、特殊なスキルには大きな制約が付きものなのがお決まり
その制約とは何なのか気になるところですね
そして、同じ話で赤ん坊のソフィアと成長したソフィアが登場すると言った混乱する状況ね(笑)
9話の段階ではっきりしたことですが、蜘蛛子さんパートと人間パートでは15年というタイムラグがあります
その辺を意識して見てないと、「なんかいきなり成長してる!?」って混乱しちゃいますね
そして案の定というか必然というか、根岸彰子ことソフィアは美人さんに成長しましたね(笑)
遅れてやって来たヒーロー
シュン達が絶体絶命の状況に追い込まれた中で、空からやって来た竜
その正体は〈進化中〉と表示され、卵の姿に戻っていたフェイでした
以前は翼の無い黒色の地竜の姿でしたが、今目の前にいるフェイの姿は翼を持った白く光り輝く竜
あまりの姿の違いにシュンは驚きますが、当の本人もなぜこんな姿になったのか良く分かってない状態
その姿について考えるよりも、今はこの状況をどうにかするほうが先決だと思ったシュン達はフェイに乗ってこの場を去ります
フェイさんカッケェっす!!
ほんの一瞬の登場シーンでしたが、以前のトカゲのような姿より神々しさがあって大分印象が変わって戻ってきましたね
さらに、シュン達が苦戦していた敵兵を退ける程の力を持っている辺り、かなり強くもなってそう
今後の活躍に期待が持てますね!
ソフィアと念話相手
シュンを取り逃がしたソフィアは一人念話で話をしていました
「目標は達成した」とポティマスの首を踏みつけながら語るソフィアに、同じく念話で会話する人物
「山田くんも可哀そうに」と同情しながらも、「計画に支障が無い範囲で頼むよ」とソフィアに告げます
それに対し、ソフィアは返答します
「仰せのままに…魔王様」
この15年で何があった!?
赤ん坊の時の姿を見ている感じ、綺麗な両親の元、幸せな暮らしを送っていそうな雰囲気
ただ、シュン達と敵対している辺りでなにかあるとは思っていましたが、まさかの魔王の配下になっているとは…
しかも、ポティマスの首を取っていた事やフィリメスと会った時の棘のある感じ
蜘蛛子さんパートでエルフに狙われていた事と何か関係があるのかもしれませんね
そういった意味では人間パートも含めて、蜘蛛子さん以外の転生者の行く末が気になる話となりました
今回の話で気になった点
今回の「蜘蛛ですが、なにか?」14話を見ていて一つだけ気になった部分がありましたので少しだけ語らせて頂きます
なお、これはあくまで個人的な感想になりますのでご了承ください
さて、今回の話で気になった部分ですが、それは人間パートにおける戦闘シーンや激しい動きにおける作画です
私自身、専門的な知識に乏しいのであくまで一人の視聴者としての感想になりますが、今回の話では作画に違和感が目立つ印象がありました
特に気になったシーンがこの辺り
- 蜘蛛子さんパート
- 上から馬車とメラゾフィスを映した時の立体感の無さ
- 蜘蛛子さんから逃げる盗賊のキャラの動きと隣にいるキャラと背景の動きの違和感
- 人間パート
- ユーゴーとシュン&フィリメスの戦闘シーンにおける動きの悪さ
- 森の中での戦闘シーンでの止め絵とカメラワーク
- カティアが正気に戻った後、フィリメスが風魔法を使ってソフィアに霧散させられる前での魔法の動きと背景&キャラ絵が固定されている状態からのソフィア登場で急に動き出す風魔法の違和感とその後のシュンの顔の向き
- フィリメスがソフィアに掴まった際や掴まった後に少しの止め絵や視点を外しただけで展開される物語の唐突感
- フェイが逃げる際に使った魔法を無効化した時に、ソフィアの髪一つ揺れない演出
※個人的な感想です
細かく言うともう少しありますが、大きく気になったのはこの辺りです
個人的な印象としては「なんか一昔前のアニメの演出方法みたい」でした
同じ絵の状態のままBGMと共にアップにしていく感じやキャラは激しく動いているのに背景の動きが一定だったり、口元や髪など動きがある部分だけ同じ動きをしつつ、周囲のキャラ含めそれ以外の動きの無い部分は全く動かなかったりと言った部分などが白黒アニメの頃のイメージとダブりました
また魔法の無効化の演出に関してですが、風魔法に関しては大気の流れも関係してくるのであれだけ激しい演出になるのはまだ納得できますが、フェイの攻撃に関しては臨場感を出す為に「もう少しやりようがあったのでは?」と感じてしまったのが正直なところです(例えば直前で弾けるように霧散させたり、後ろからの視点ではなく、真上や横からの視点で直前で消失しているように見せたりとか)
せめて、フェイが飛び立つ時に風が巻き起こってる演出または効果音を加えても良かったのではないかと思いました
今までの話数では作画や演出に関してはそこまで気にならなかったので、スケジュールなどと言った色々な問題もあるかもしれませんが、今回は特に気になったので少し語らせて頂きました
まとめ
今回は、個人的に気になった点も含めて14話の感想&解説を語らせて頂きました
内容は問題無かったんですが、アニメとして見た時にどうしても気になってしまった作画面
前回の13話が大満足だっただけにほんの少しだけ残念だと思ったのが正直なところです
今後も気になるところではありますが、「蜘蛛ですが、なにか?」の最終話まで楽しみながら感想&解説は続けていきたいと思います
次回15話は「マザー、からの厄介蜘蛛人形?」
精神は《並列意思》と戦闘を繰り広げていますが、とうとう迫る本体への攻撃!
しかも、その相手が蜘蛛人形!
蜘蛛子さんパートでの戦闘が見物になる回になりそうです!
※15話が放送されましたので感想&解説を語りました
それでは、今回はこの辺で!
また会いましょう