どうもウハルです!
今回は、『アサルトリリィBOUQUET』11話の感想&解説をしていきます!
皆の力を合わせて、梨璃を立ち直らせることに成功した前回
しかし、そのまま明るい話とはいかず、再び夢結に生まれた心の闇は川添美鈴の幻覚を映し出す
そして、美鈴のレアスキルとその上位スキルの存在
次回最終回だけど回収しきれるのか不安になってくるくらい、内容が濃かったですね
その辺りも含めて、11話の感想と解説をしていきます!
なお、前回の10話の感想と解説はこちらから
10話感想記事
アサルトリリィBOUQUET 11話「ユリ」
あらすじ
夢結は再び美鈴の幻覚に悩まされていた。そんな中、百合丘女学院をヒュージが襲う。学院のリリィは戦闘態勢に入るも、なぜかチャームが動かない!?全リリィに退避命令が出されたが、夢結の姿は見当たらなくて――。
「……行ってきます。お姉さま……」
TVアニメ「アサルトリリィBOUQUET」公式サイトより
「ユリ」の花言葉
「ユリ」=「百合」の全般的な花言葉は「純粋」「無垢」「威厳」です
色ごとの花言葉はこちらになります
- 白=「純潔」「威厳」
- 赤・ピンク=「虚栄心」
- 黄色=「偽り」「陽気」
- オレンジ=「華麗」「愉快」「軽率」
今回どれも違くないか?と思っていたら「黒百合」というのもあるみたいです。厳密には百合ではないらしい
黒百合の花言葉は、「恋」「呪い」
今回の話に、これほどピッタリな言葉はないのではないでしょうか
アサルトリリィBOUQUET 11話 感想&解説
夢結の前に再び現れる美鈴の幻影
梨璃を傷つけてしまったと自分を責めていた夢結
その意識が再び川添美鈴の幻覚を見せるようになりました
その証明とばかりに美鈴は夢結に話しかけてきます
「思うにこの僕は、夢結の罪悪感の現れなんじゃないかな?」
TVアニメ「アサルトリリィBOUQUET」11話より
「梨璃の心に傷を負わせ、自分を責めていた夢結は心に深手を負ってしまったんだ」とさらに美鈴は語ります
幻覚だと分かりながらも、認識してしまっている夢結はさらに心の闇を深めていきます
美鈴が夢結の作り出した幻覚だった場合、ある意味自分で自分を責めているようなものなんですかね
なんか美鈴は夢結にとって「トラウマのような存在」に見えてきてしまいました
精神的に何かがあり、幻覚を見始める場合は「精神を癒すための幻覚」と「トラウマによる幻覚」のパターンが色々な作品では多い印象。あくまで個人的にですが
夢結が見ている美鈴の幻覚は明らかに後者になるので、前回夢結自身が語っていたように「自分で自分を呪い続けている」ということなんですかね
梨璃を避ける夢結
朝練に出かける梨璃は、その前に結梨のお墓に立ち寄ります
すると、結梨の前でお参りをしている二水と出会います
その後も続々とあつまる一柳隊のメンバー達ですが、ミリアムと夢結の姿がありませんでした
ミリアムは百由の研究の手伝いで付きっきりとのこと
しかし、夢結に関しては前回結梨のお墓参りをして以来、梨璃と会うのを避けているようでした
厳密にいえば、美鈴のお墓参りをした後になりますがそこは置いておきましょう
その時点で幻覚を見始めていた夢結にとって、その原因ともいえる梨璃に会う事は気持ち的に難しかったんでしょうね
「その事を打ち明けられない夢結の気持ちを察してくれ!」というのは流石に無理
そうなると梨璃にとっては「なぜか避けられている」という不安感しかないですよね
この辺りのシーンは今回のほのぼのシーンでしたね
梅が二水をシルトに誘おうとするのを嫉妬している感じの鶴紗だったり、ミリアムの真似をする神琳が可愛かった!
鶴紗は頭にネコを乗せていましたが、4話の頃とは打って変わってネコに懐かれるようになったんですね
あと、楓が隠れていた場所は「かくれんぼ禁止」の看板がありましたけど・・・なぜ?(笑)
川添美鈴のレアスキルと上位スキル「ラプラス」
情報分析の一環として美鈴の事を調べていた百由は、理事長代行と生徒会メンバーに報告します
その報告内容は川添美鈴のレアスキルは公式のものとは違い、所持していたスキルは「カリスマ」だと言う事。そして「カリスマ」持ちでなければ、他の契約者のダインスレイフの契約の書き換えは難しいという事でした
この報告を聞いた生徒会メンバーは「カリスマ」の上位スキルの存在があることを思い出します
「レアスキル『ラプラス』」
人の記憶ですら操作可能なレアスキルですが、実例の報告がないスキル
その真偽を確かめる為に、当事者である夢結に百由が話を聞くことになります
ここでまさかの新情報ですよ
川添美鈴のスキルが「カリスマ」と言うだけなら、まぁまだ分かるんですが、まさかのさらに上位があり、しかも人の記憶の操作が可能とはビックリです
打ち明けられない夢結
百由に呼び出され、作業場に向かった夢結
そこには、以前回収した夢結のダインスレイフがありました
百由から「ダインスレイフの術式が書き換えられている事」と「川添美鈴のレアスキルが『カリスマ』である事」を聞かされた夢結は驚きます
さらに美鈴がそのスキルをヒュージに使った形跡がある事も伝え、ダインスレイフを回収した前後の時期からヒュージの行動に変化が起き始めたことも伝えます
「二年前に仕込まれていた何かに、そこでスイッチが入ったとしか・・・」
TVアニメ「アサルトリリィBOUQUET」11話より
百由から心当たりが無いかを尋ねられますが、記憶にない夢結
そこで何かを打ち明けようとしますが夢結はとどまり、そのまま部屋を出ていきました
このとき打ち明けようとしたのは、今の夢結の現状ですかね
川添美鈴の幻覚を見続けている夢結でしたが、百由に相談しようとしたのは少しだけ以前よりも気持ちの部分が前進したのかなと思いますが、やはり中々難しいところ
この時に打ち明けられていれば、この後の展開も変わってきたんでしょうね
梨璃を避けていた理由
廊下を歩く夢結を見つけて手を取る梨璃
梨璃は笑顔で話し始めますが、夢結には梨璃と美鈴の幻覚が見えていました
その場を立ち去ろうとする夢結の腕を取り、一柳隊のメンバーでパーティーを開く旨を伝えますが、美鈴の幻覚は変わらず夢結に話しかけてきます
梨璃が夢結に近づく事が出来るのはレアスキル「カリスマ」のおかげかもしれないと語り続ける美鈴に対して、恐怖を覚えた夢結は梨璃を振り切って部屋に戻ります
レアスキル「カリスマ」はその性質から”支配のスキル”とも言われています
尊敬する川添美鈴の想いや梨璃への想いがスキルによるものとは思いたくない夢結に、美鈴の幻覚は追い打ちをかけるように話しかけてきましたね
一番自分がダメージを受ける言葉を掛けて、呪い続けるから幻覚が見えているというのもありますが・・・
この辺りに関しては、5話「ヒスイカズラ」の最後の方でも同じルームメイトの秦祀とも話をしていましたね
ヒュージの襲撃と動かないチャーム
出現したヒュージにより、学院の生徒は避難を余儀なくされ、退避命令を出す高松咬月
避難区域まで退避した梨璃は、そこで楓と出会い、夢結の姿がないことに気が付きます
そして、梨璃は廊下で会った夢結が「お姉さま」とつぶやいていた事を思い出し、「まだ、美鈴の事を考えている」という事に気がつきます
学院へ様子を見に行くためにチャームを使う梨璃
楓も一緒に行こうとチャームを使おうとしますが、マギが入らず、チャームを使うことが出来ませんでした
原因が分からないまま、チャームを使える梨璃は先に学院に向かっていきました
今回チャームが使えなくなった原因ですが、これはヒュージの能力によるものでしたね
それこそ6話「スミレ」の時に、夢結のダインスレイフを持っていたヒュージが「ノインベルト戦術」を無効化していましたが、今回はさらにその上位互換と言った感じ
皆がチャームを使えない中、なぜか一人だけ使える梨璃
「カリスマ」の影響と言うわけではないみたいですが、まさか別系統の新スキル?
この辺は、最終回に持ち越しですね
ヒュージが攻撃を仕掛けて来ている時に、理事長代行の高松咬月の過去が登場しましたが、あれはヒュージが初めて地球に現れた時の過去なんですかね?
その時にその場に居た咬月が、ヒュージを倒す決意をし、その為の学院である百合ヶ丘女学院を設立したという経緯になるんでしょうか
この辺りは、語られることなく終わりそうな予感がしますが、それも最終回のお楽しみですね
美鈴の苦悩
学院に残っていた夢結は美鈴との思い出を振り返っていました
それは、美鈴に髪の毛を整ってもらっていた時の事
髪をとかしながら美鈴は朝に見た朝露のしずくが綺麗だった事。そのしずくに触れようとしたら壊れてしまった事を語ります
そして美鈴にとって夢結は特別な存在であり、朝露のように彩りをくれる存在である事を語ります
しかし同時に、夢結を傷つけてしまうような感情も持っていた美鈴は、もしその行動をとった場合は「自分を殺してくれないか?」と頼みます
そんな美鈴に対し、夢結は「お姉さまなら構わないのに」と返事をしました
それを聞いた、美鈴は目に涙を浮かべながら「忘れてくれ」とスキルを使いました
レアスキル「カリスマ」によって夢結は不安になっていますが、それは使用者である川添美鈴も同じだったようです
使用された側がスキルによって相手の事を好きになるのであれば、逆を言えば使用者は「スキルがあるから好きになってくれているのでは?」と不安に陥っても不思議ではありません
自分を認めることが出来なかった美鈴は、全てを憎むようになり、自分を呪い始める
その結果として、今の現状を招いたと言う事ですね
ヒュージに立ち向かう梨璃と動き出す一柳隊
美鈴が自分自身を呪っていたことに気付いた夢結はヒュージを倒すために学院に残り、チャームを手にします
学院に残る夢結を見つけた梨璃は「一緒に逃げよう」と伝えますが、夢結は拒否します
梨璃に対してチャームを構える夢結でしたが、チャームを使うことが出来ず、梨璃にチャームを破壊されます
精神的にボロボロになった夢結を守るため、一人でヒュージの元に向かう梨璃を夢結はただ立って見ている事しか出来ませんでした
一方で、避難区域に居た一柳隊のメンバー達はチャームが使えない状況の中、梨璃だったら一人でヒュージの元に向かってしまうのではないかと心配します
梨璃の性格をよく知るメンバー達は、自分たちも戦う事を決意します
夢結に関しては、今までの関係ですらも「カリスマ」によって操られているかもしれないという思い込みがあるので、回復させるには相当な事が無いと無理じゃないかと思っちゃいました
その相当なことがあるのか、それとも夢結自身でその幻覚を打ち破るのか
そこは最終回に期待です!
まとめ
楽しい事は早く終わってしまうもので、とうとう来週が最終回になります
そんな最終回のタイトルは「ブーケ」
色とりどりな花束のように鮮やかな物語になることを祈って、最終回を楽しみにしたいと思います!
第12話「ブーケ」
百合ヶ丘女学院を急襲したヒュージに、梨璃はひとり対峙していた。ヒュージが生み出した結界の影響により、梨璃が持つグングニル以外のチャームはいまだ起動しないまま…必死にヒュージに立ち向かう梨璃のもとに、ルナティックトランサーを発動した夢結が現れる。
「梨璃、まだ戦える?」
「はい、お姉さま・・・」ついに最終決戦・・・!儚くも美しく戦う少女たちの物語の結末は・・・!?
TVアニメ「アサルトリリィBOUQUET」公式サイトより
12話感想
それでは、今回はこの辺で!
また会いましょう