どうもウハルです!
今回は、「シャングリラ・フロンティア」2巻の感想と解説をしていきます!
2巻では可愛い仲間が増えたり、熱い戦闘があったり、今後も深くかかわってきそうな人物が登場したりと安定して面白かった!
その辺りも詳しく語りつつ、2巻のあらすじと感想を語っていきたいと思います
なお、今回はネタバレ有りになります
ちなみに、私はマンガは読んでいますが原作は未読の状態で感想&解説をしていますのでご了承ください
もしも、「シャンフロってどんな作品?」という方は、以前前半ネタバレ無し、後半ネタバレ有りで1巻の感想を書いていますのでご参考ください
シャングリラ・フロンティア ここまでのあらすじ
クソゲーを愛する男・陽務楽郎は、クソゲーの対極にある神ゲー「シャングリラ・フロンティア」をPN『サンラク』としてプレイし始める。ゲームを楽しむサンラクだったが、「七つの最強種」の内の一体『夜襲のリュカオーン』と遭遇し、理不尽なまでの強さを見せつけられる。圧倒的な強さに敗北してしまうサンラクだったが、「倒せる理不尽」と理解したサンラクはリュカオーンの討伐を決意。その後、ゲーム内で復活したサンラクは一匹の兎型モンスターと出会い、導かれるまま兎の国『ラビッツ』に行き、ユニークシナリオを発生させる。
シャングリラ・フロンティア 2巻 あらすじ&感想
新たな仲間『エムル』
プレイヤー増加により、現在の街では腰を据えてユニークシナリオを進めることが難しいと判断したサンラクは、次の街「サードレマ」に向かう事にする
すると、サンラクの世話役として付いて来ていたヴォーパルバニーのエムルからパーティー申請の提案があり、サンラクはそれを受諾する
こうして、サンラクは新たに『魔術兎エムル』を仲間にし、次の街へと向かう
マスコットキャラ的存在のエムル
これがまた可愛いんですよ!
不思議の国のアリスに登場してきそうな恰好をしているんですが、その姿が愛くるしい!
ただ、この可愛さが後々面倒ごとに繋がるんですが・・・
ちなみに、エムルは特殊なアイテムを使う事で4~5分間だけ人型に変身する事が出来ます
言うまでもなく、人型になったその見た目も可愛いです
サンラクを探せ!
エムルを仲間にし、街を歩いているとエムルと会話をしている所を他の初心者プレイヤーに見つかってしまう
可愛らしい見た目もそうだが、喋るヴォ―パルバニーは珍しく、テイム方法を聞かれるサンラク
新発見のユニークシナリオをクリアまでは黙っていたかったサンラクはその場から逃げだす
その初心者プレイヤーは残念がりながらも、テイム情報を集める為にサンラクとエムルの写真を撮り、サンラクの名前も映った状態で、そのまま掲示板に貼り付けてしまう
この盗撮に近い行為を注意され、初心者プレイヤーは画像を消すが、その姿は多くのプレイヤーの目に晒されてしまった
結果、上級者プレイヤーにユニークシナリオの存在がバレてしまい、その情報を巡って大型クランのメンバー達がサンラクを探し始める
マナーって大事!
案の定、これにより様々なクランから包囲網が敷かれてしまったサンラク
この事がキッカケとなり、鉛筆戦士こと『アーサー・ペンシルゴン』がサンラクの元にやってくる結果となりました
ただ、もともとクソゲー仲間である鉛筆戦士はサンラクが「シャングリラ・フロンティア」を始めたことを知っていたので、遅かれ早かれ出会ってはいたんでしょうね
エリアボス『泥堀り』
サンラクは包囲網が敷かれていることなど露知らず、エリアボスの討伐を目指す
しかし、ここのエリアボスである『泥堀り』とは沼地帯での戦闘
沼地では「歩み状態」を強制されてしまう為、サンラクの強みである敏捷が全く活かせない相性最悪の相手だった
そのことはサンラク自身も重々承知しており、スキルを使って攻撃を凌ぐも次の再使用時間まで攻撃を防ぐ術が無く、苦戦を強いられる
そんな時、エムルによる魔法攻撃により、以前と違ってソロプレイではないという事に気付く
エムルの力を借りながらも、持ち前のゲームスキルを活かして、ギリギリの戦いになりながらもエリアボス『泥堀り』の討伐を成功させる
「幸運」スキル上げといて良かったねと思った戦いでした
今回のエリアボス『泥堀り』は残りHPが20%以下になると特殊攻撃を仕掛けてきます
その特殊攻撃はランダムで1人を攻撃するもので、そのダメージ受けたものはHPを全損させられます
つまりソロで挑んだ場合、その1人が確定で攻撃を受けてしまうので別名「ソロ殺し」と言われています
今回はそれを逆に利用し、サンラクは勝利しましたが残ったHPは1でした
他のゲームでも見かける「根性」みたいな役割を今回も果たした「幸運」ですがゲームの世界で結構使えるんですよねコレ。私もゲームで何度助けられたことか(笑)
こちらが死なずに敵を倒せれば勝ちは勝ちです
ギリギリでも勝ちをもぎ取ったサンラクとエムルは良いコンビでした!
さらにこの戦闘はサンラクはゲームが好きだなと思ったシーンでもありましたね
エムルはサポートキャラとは言いつつも、サンラクよりも強いサポートキャラです
エムルの実力を見たサンラクは「エムルに頼りっきりになるのはやめよう」と決めました
その強さに甘えてしまうとゲームに対してのモチベーションが下がってしまう
それを嫌い、あくまで楽しもうとするサンラクは本当にゲームが好きなんだと感じました
クソゲー仲間との再会
エリアボスを倒し、「サードレマ」に到着したサンラク
街に入る為に門をくぐろうとしますが、門の手前でモンスターの観察・撮影を目的としたクラン『SF-zoo』の園長・アニマリアに捕まる
掲示板を見て、喋るヴォーパルバニーを連れたサンラクにテイム方法を聞く為、待ち伏せをしていたアニマリア
情報が洩れている事に焦るサンラクだったがアニマリアとの話の最中にもう一人、サンラクを追ってきた人物と出会う
「革命騎士サンラク君」と別のゲームでの呼び名を言う彼女は、その別ゲームでは鉛筆戦士と名乗っていたクソゲーフレンドであるアーサー・ペンシルゴンだった
「世紀末円卓」というクソゲーから因縁の二人の対決
圧倒的なレベル差と装備差のあるペンシルゴンとの対決はどうなるのかと思っていましたが、まぁ逃げますよね
この場にアニマリアが居ますが、もともと彼女がサンラクを探していた理由が「ヴォーパルバニーのテイム方法を聞く為」でした
サンラクは動物好きなアニマリアを利用し、「エムルとの撮影」を餌にペンシルゴンの足止め役にします
普通に逃げるのではなく、周囲の状況を確認し、しっかりと相手の言動や行動を考察しながら行動する辺りは流石でした
二人目の助っ人
ペンシルゴンの足止めをアニマリアに任せ、門へ向かうサンラク
しかし、門の前では他にもサンラクを狙う4人のプレイヤーが立ちはだかり、またもサンラクは足止めを喰らう
4人のプレイヤーの突破方法を考えていると、全身に鎧を纏い、大剣を装備した騎士「サイガ-0」がサンラクを助けに入る
サンラク自身は助けてもらったというよりは「情報目当てで現れた一人」という認識だったが、戦闘の隙をついて門を突破し、エムルに兎の国『ラビッツ』へ転送してもらう
ここで登場した「サイガ-0」は、現実世界でサンラクに好意を寄せている斎賀玲という女の子です(マンガ内では解説がありませんが少し調べた所、サンラクと同じ高校に通っているみたい)
サンラクよりも先にシャンフロをプレイしていて、ゲーム内では「最大出力」の称号を持っているほどの高火力持ちです
マンガ内で、剣を一撃振り下ろしただけで爆発した描写からもその攻撃力の高さは分かりました
この子なんですが、すっごいピュア!
サンラクがシャンフロを始めたことを知り、このチャンスを生かすためにずっとサンラクを探していたんですが、なかなか見つからない
そして、やっと見つけたかと思ったら「悪いね」とサンラクに足場にされてしまいます
「あぁせっかく見つけたのにねぇ~」と思いながら読んでいたら、
「・・・は 話しかけられちゃいましたぁ!!」
シャングリラ・フロンティア 2巻より
よ、喜んどる!!(笑)
現状ではほんの少ししか登場しませんでしたが、ピュア過ぎて幸せになってほしいなと思いました
ユニークシナリオ「兎の国からの招待」開始!
無事に逃げ切り、ラビッツに行くことが出来たサンラク
ペンシルゴンから怪しいお誘いメールを受け取りつつも、優先事項を消化します
それは、ユニークシナリオ「兎の国からの招待」を始めること
そのシナリオ内容は修行クエスト
クエスト内容はラビッツにある闘技場「ヴォーパルコロッセオ」にて全部で10体のモンスターと1体ずつ戦い、勝ち抜いていくというクエストでした
いよいよ始まったユニークシナリオ!
「10戦も戦いが見れるのか!」と一瞬思いましたがさすがにね・・・
1戦目に関しては、スピード感のある描写とサンラクのトライ&エラーによるモンスターの動きの観察と対策が描かれた戦闘シーンでしたが、2~9戦目まではレポート風
レポートに関しては、試行回数と戦闘方法がモンスターキャラの絵と共に書かれていて面白かったですね
ほぼ一桁の試行回数で倒していましたが、さすがに空を飛ぶ敵はいくらサンラクでも難しかったみたい(笑)
桁が違い過ぎてちょっと笑いましたw
「妄執の樹魔」から5分間生き延びろ!
9体目まで倒し、残すは1体となったところでヴォーパルバニーの大親分・ヴァッシュが現れ、最後の1体はヴァッシュが用意したモンスターと戦う事になる
そのモンスターの名前は「妄執の樹魔」
圧倒的な戦力差があるモンスターを前に「5分間生き延びろ」と新たにクリア条件が変更される
逃げ回れば達成可能なこの条件を甘く見たサンラクの考えは、あまりのモンスターの強さに一瞬で吹き飛ぶ
追尾してくる根と鎖の攻撃。物理攻撃が効かない相手。時間の経過と共に増えていく魔法攻撃の種類と物理攻撃の数。そして広がっていく攻撃範囲
初見殺しとしか言いようのない強さに再挑戦を考えるサンラク
しかし、「負けイベント」でもないのに負ける前提の考え方をしてしまったサンラクは考えを改め、強敵を前に初見突破を目指していく
攻撃をかいくぐり、「妄執の樹魔」の魔法攻撃の要と思われる杖を奪い取ることに成功する
この時点で3分が経過し、残り2分となったところでヴァッシュは言う
安堵するには早すぎらぁな
シャングリラ・フロンティア 2巻より
展開が熱い!
やっぱり戦闘シーンは面白い!
そして何より作画の不二先生の絵が凄く良い!!
「妄執の樹魔」の怒涛の攻撃ラッシュだったり、サンラクが考えを改め、攻撃をかわしながら突っ込んでいくシーンは臨場感がありました
特に「妄執の樹魔」のキャラデザは呪いのような恐怖感と圧倒的な強さを感じさせる威圧感が伝わってきて、見た瞬間に「あ、こいつヤバイ・・・」と思えました
そして、相変わらずゲームを楽しむことを忘れないサンラク
「負け確定でもないのに諦めるのはナンセンスだろ!」と初見突破を目指す姿
どんなに強い相手でもゲームを楽しむサンラクの姿が見たかったので非常に良かったです
まとめ
シャングリラ・フロンティア 2巻のあらすじと感想でした
新キャラも増え、ますます面白い展開になってきました!!
そして、サンラクは強敵相手に初戦突破出来るのか?
さらに、ヴァッシュが放った言葉が意味するものとは?
非常に続きが気になる終わり方だったので、3巻も期待しながら待ちたいと思います
※3巻が発売され、あらすじ&感想(ネタバレ有り)で語らせて頂きました
なお、現在マガポケにて3話までシャングリラ・フロンティアの試し読みが出来ますのでマンガを少し読んでみたい方はそちらを覗いてみてくださいね
マガポケ シャングリラ・フロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~
また、原作を読んでみたい方や2巻を既に読んでいて続きを読んでみたいという方の為に「小説家になろう」のリンクも貼っておきます
小説家になろう「シャングリラフ・ロンティア~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~」
それでは、今回はこの辺で!
また会いましょう
電子書籍関連記事