どうもウハルです!
今回は「その着せ替え人形は恋をする」10話の感想を語っていきます!
はぁぁ…今回ほどこう思った事はないでしょう…
もう付き合ってしまいなさいよ!!
何だよ!この見てるこっちが恥ずかしくなるほどの日常回はw
新菜と海夢の初々しいほどのデート風景は眩し過ぎて、とうの昔に青春を終えた身としては「羨ましい!」の一言に尽きる(笑)
作品の魅力もそうですが、二人の魅力も存分に発揮され、”恋”の甘酸っぱさを感じる最高の回でした!
そして、コス合わせを通して紗寿叶が感じた新菜に対する想いを吐露したり、心寿が姉の胸の内を知ったりなど乾姉妹の魅力も最大限に発揮!
個人的に今回は、キャラクターの内面的な魅力や作品の魅力という点において”神回”だと思える話でしたね
その辺りも踏まえつつ「その着せ替え人形は恋をする」10話の感想を語っていきたいと思います!
なお、10話に関してはネタバレ有りになりますのでご了承ください
合わせて、「その着せ替え人形はラジオをする 第11回」の感想も語っています
※「その主人公声優は服を縫う」の更新は無かったのでお休み
ちなみに「その着せ替え人形は恋をする」9話の感想も語っていますのでよろしければそちらも是非!
「その着せ替え人形はラジオをする」第11回 感想
「その着せ替え人形はラジオをする」第11回 感想
喜多川海夢役の直田姫奈さんと五条新菜役の石毛翔也さんがパーソナリティを務める「その着せ替え人形はラジオをする」(通称:着せラジ)
こちらは毎週金曜に更新されていて、第11回も更新されました
今回は乾心寿役の羊宮妃那さんがゲストで登場!
声の雰囲気からも伝わってくる『癒し感』がもの凄いw
主演の二人といい種﨑さんといい羊宮さんといい、この作品の「キャラ=キャスト」率の高さは何なんですかね(笑)
そんなラジオの内容もほのぼのとした雰囲気が凄く出てて面白かった!
特に「実はこの作品のオーディションを受けれないはずだった」という話や着せ恋の第一印象の話は本当に裏話っぽくて面白かったです
あと、直田さんと石毛さんがアニメにハマったキッカケや声優になろうと思ったキッカケの作品の話も興味深くて良かったですね
石毛さんの『PSYCHO-PASS サイコパス』と『シュタインズ・ゲート』っていうのも分かるし、直田さんの『銀魂』っていうのもよく分かるw
羊宮さんは『フェアリーテイル』みたいですし、このラジオで多くの名作の名前を聞くことになるとは思いませんでした(笑)
そして、個人的にちょっと気になった話がこのラジオで登場しました
それが「種﨑さんを含めて4人で久々に収録をした」というもの
どういった内容のものを収録し、何の収録なのかは明かされませんでしたが、これは非常に気になる情報!
イベント?ドラマCD?はたまたOVA?
まだ告知はありませんが、続報に期待したいですね!
「その着せ替え人形は恋をする」10話 あらすじ
10話「誰にでも色々あるんです」
新菜と心寿の秘密の作戦もあり、大成功に終わった初めてのコス合わせ。撮影した写真を見返しながら、紗寿叶と心寿は互いの想いを知る。一方、夏休みを迎えた海夢と新菜。格闘ゲームキャラ“ベロニカたゃ”コスのため準備を始めた二人だが、ある問題が発生して……。
TVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」公式サイトより
原作だとどの範囲?
今回アニメで描かれたのは原作コミックス4巻の第29話~第31話、原作コミックス5巻の第32話~第33話までになります
少し細かく分けるとOP前が第29話&第30話、OP後からCMまでのAパートが第31話&第32話、Bパートが第33話になります
原作コミックスの4巻までは10話までですべて描ききり、それに加えて5巻の約3分の1くらいを今回描いた形になりましたね
感想などを見ていると、アニメ終了分までは原作を読むという方もいるみたいなので、そういう方は4巻までは読んでもいいと思います
「その着せ替え人形は恋をする」10話 感想
勇気が必要なんです
新菜と心寿のサプライズに驚きつつも、『フラワープリンセス烈!!』のコスプレ撮影を始めることにした4人
まずはジュジュ様こと紗寿叶のブラックリリィの撮影を始め、その可愛さからテンションが上がりまくる海夢と心寿は爽やかな汗をかくほど夢中でシャッターを切ります
一通り紗寿叶の撮影をし、次は海夢と二人で写真を撮ることになります
初のコス合わせということもあり、順調に撮影が進むか不安だった紗寿叶でしたが、問題無く進みそうで一安心
廃病院も大人数でいれば怖さも紛れて平気そうだと感じつつ、いざ海夢と二人でポーズをとって撮影と思った矢先にある問題が発生しました
その問題とは海夢が撮影の楽しさと紗寿叶のあまりの可愛さに顔のニヤケ顔が抑えられずキャラになりきることが出来なくなってしまったという事
楽しいからという理由でキャラを無視して笑顔になり、撮影に影響が出てしまったこの状況
この状況に紗寿叶は一つの想いを感じていました
私が一番嫌いなタイプのレイヤーじゃない
TVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」10話より
レイヤーとして”キャラのイメージを壊すタイプ”は嫌いだった紗寿叶
そんな内面の想いとは裏腹に表情は非常に明るく、自身もキャラを無視して笑顔になっていることに気付いてはいませんでした
その後、撮影が再開し、次は海夢だけで撮影をする事に
時間が出来た紗寿叶は新菜の元へと近づき、妹の心寿のコスプレを手伝ってくれたことへの感謝の気持ちを伝えました
そして、姉なのに心寿のコスプレに対する想いを知らず、そのことを言い出す事を躊躇わせてしまっていた理由があったんだと思い、「姉失格ね」と話します
それを聞いた新菜は紗寿叶自身に問題があるのではなく、”好き”を伝える事の怖さを話しました
自分の好きなものや やりたい事を人に言うのって怖いんですよ。勇気が必要なんです。
TVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」10話より
新菜自身も同じ経験をしているからこそ分かるその怖さと勇気
その想いを聞いた紗寿叶は、心寿のことだけじゃなく、コスプレ衣装だったりと自身にとって大切なものを大事に扱ってくれたことに感謝します
そして、思わず胸の内に秘めた想いが言葉として出てきてしまいました
(あなたは本当に)素敵だわ…
TVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」10話より
その声はあまりにも小さく、新菜の耳には届きませんでしたが、その言葉は紗寿叶にとっては届かなくても構わない素直な言葉でした
その後、海夢の撮影も順調に進みつつ、心寿の『Bホルダー』の破損というトラブルがありつつも、無事初のコス合わせの撮影会は幕を閉じたのでした
感想&解説
もうね…ほんとね…
ジュジュ様が可愛すぎるのよ!!
年上だからという意識だったり、性格的なものもあったんでしょうが、比較的にクールな印象が強かった紗寿叶でしたが、ここに来てデレた!!
紗寿叶自身、キャラクターだったり、コスプレ衣装だったりに「素敵」という感情を抱くことは今までもたくさんあったでしょう
でも、現実の異性のことを「素敵」と感じたのはきっと今回が初めてだったのではないでしょうか?
クールだった紗寿叶が顔だけじゃなく、耳まで赤くしながら「素敵だわ」と言うこのデレ具合にヤラれない訳が無い!
今までも可愛いシーンは多かったですが、このシーンでメーター振り切りましたよね(笑)
ちなみに、前回の感想記事のまとめの部分で語った対比になっている”あるシーン”というのは「私の一番嫌いなタイプのレイヤーじゃない」というシーンです
これは紗寿叶初登場の回である6話「マ!?」で海夢の事をよく知らなかった紗寿叶が、キャラのイメージを大切にしていた海夢のことを知り、その時感じた想いと対比の形になっています
6話では「私が一番好きなタイプのレイヤーじゃない!」と肯定的な内容ながらも、表情は怒りや戸惑いと言った負の感情
10話では「私が一番嫌いなタイプのレイヤーじゃない」と否定的な内容ながらも、表情は笑顔であり正の感情
レイヤーとしての想いと紗寿叶としての想いが、今回のコス合わせを通じて変化するこの心情の変化の描き方は非常に良かったですね
誰にでも色々あるんですよ
撮影が終了し、家に戻り、二人で写真の確認をする紗寿叶と心寿
いい写真が撮れたことに満足しつつ、海夢のブラックロベリア姿の写真を見た紗寿叶は新菜の衣装に一目惚れした理由は、衣装だけが理由じゃなかったことに気が付きました
そう思いつつも、写真の確認を続けていくと心寿の颯馬お兄ちゃん姿と新菜が映った写真で手が止まりました
その様子を見た心寿は自分の写真が変だったのかと不安になりますが、手を止めた理由はそうではありませんでした
その理由は、”自分には絶対できないコスでつい羨ましくなってしまった”から
その理由に驚く心寿でしたが、紗寿叶にとっては当たり前の事
本当はもっとしたいコスがあるけども、自身の身長やスタイルを考えるとそのキャラのイメージを壊してしまうことになってしまい、それだけは絶対にしたくない
それに比べてスタイルの良い心寿であれば、自身のしたいキャラのコスが出来るのでそれが羨ましいと心寿に話しました
それを聞いた心寿は、以前新菜から言われた言葉を思い出します
胸の内は目に見えないので分からないだけで 誰にでも色々あるんですよ
TVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」9話より
姉の胸の内を聞いた心寿は高校生になったらバイトしてコスプレをすることを決め、紗寿叶はそれを喜びます
そして、紗寿叶は今回のコスでお金を使い過ぎてしまったので、次のコスの為にバイトしてお金を貯めることや心寿と二人で撮影をするのが一番楽だと話しつつ、「合わせはもう十分」と心寿に話します
それを聞いた心寿は「合わせは楽しかったし、やって良かった」と話します
紗寿叶はその言葉を聞きつつ、パソコンに映る新菜の顔にふと目を移し、頬を赤く染めながら言葉を返します
ま まあ…悪くはなかったわね…気が向いたら またやってもいいわ…
TVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」10話より
その恥ずかしさを誤魔化すように写真をスライドさせると、パソコンには4人の笑顔が映った”思い出の1枚”が映し出されるのでした
感想&解説
アニメオリジナルである”思い出の1枚”
それがここでも生きてくるこの乾姉妹のラストシーンは良かったですね!
最初は衣装代を浮かせるためという理由から始まったコス合わせでしたが、お金以上に大事なことに気付くことが出来た紗寿叶と心寿
そんな二人にとって今回のコス合わせがどれだけ輝いているものだったのかを表現するのにピッタリな演出だと感じました
ちなみに、紗寿叶の最後のセリフの「気が向いたら またやってもいいわ」の部分はアニメオリジナルになります
この部分が追加された事で、紗寿叶のツンデレ具合がかなり増しましたね(笑)
ほんとはやりたいくせに~w
二人で?
同じく撮影が終了し、家に帰った新菜
心寿から写真のデータを送ってもらい、確認をしている新菜のスマホに電話がかかってきました
それは、同じく写真のデータを送ってもらってその出来栄えにテンションが上がっていた海夢からの電話でした
電話をしてきた海夢はあまりにテンションが上がり過ぎて『フラワープリンセス烈!!』を見直している事や心寿がコスプレをしてきたことに驚いたことなどを話し始めます
そして、新菜は心寿が抱えていた気持ちがよく理解出来、「どうしても力になりたかった」ということを話しました
そんな今回のコス合わせについて話す二人でしたが、海夢には一つ分からない事がありました
それは「いつの間に颯馬コスの準備をしていたのか?」ということ
軽い気持ちで聞いたこの質問でしたが、どうやら新菜から話を聞いてみるとスタジオの下見の後に家に来てもらって準備していたらしい
その言葉を聞いた海夢はスマホを耳に当てたままフリーズし、目から光を無くしてまた新菜に質問を投げかけました
二人で?
TVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」10話より
秘密にしていたとはいえ、二人きりで作業をしていたことに嫉妬する海夢
電話越しではその想いに気付かない新菜でしたが、当の海夢は頬を膨らませつつ、目の前のTVで流れていた『フラワープリンセス烈!!』でブラックジュエルが濁っていくシーンのように、何か黒い感情が心の中で渦巻いていくのでした
感想&解説
乾姉妹とのコス合わせもこれで完!
数々の名シーンを生み出したり、ここまでの名言の数々が積み重なって無事大成功を遂げたコス合わせの幕引きが海夢の嫉妬で終わるというのが『着せ恋』らしくて良きですね(笑)
そして、原作でもこの感情の表現の仕方をしていましたが、『フラワープリンセス烈!!』の内容と連動するように変化する海夢の心情の描き方が本当に絶妙!
作品内でのオリジナルアニメではありますが、まさかその設定を使ってこういう表現の仕方をするとは思ってもいませんでした
この分かりやすい演出は素晴らしかったです
あとアニメ特有の演出で言うのであれば、海夢が目の光失った瞬間にBGMを消す演出は最高でしたね(笑)
こういった演出の相乗効果も相まって、見てて笑ってしまいましたw
健康になれるから最高!!
コス合わせから日数が経ち、夏休みに入った新菜は部屋でくつろぎつつ、自身が新たに作った『ベロニカ』のコスプレ衣装を眺めていました
というのも数日前
海夢の部屋で一緒にゲームをして遊んでいた新菜は、そのゲームに登場する『ベロニカ』というキャラクターが海夢の好きなキャラだということを知ります
海夢曰く、褐色の肌、ジト目、ギザ歯、そして顔が天才で、何より布面積の少なさに反するスタイルの良さから収まり切れずに溢れ出す下乳が良すぎるらしい
健康的な下乳を見ると 健康になれるから最高!!
TVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」10話より
キメ顔で話す海夢とは対照的に、そう言った事に疎い新菜は意味がよく分かりませんでしたが、このキャラが”好き”なんだということは分かりました
そして『ベロニカ』の衣装を見る限り、今の新菜であればすぐ作れそうな衣装
その事を伝えると海夢もノリノリになり、次のコスプレは『ベロニカ』に決まりました
そして、部屋でくつろぐ現在
そういった経緯もあって作り始めた結果、すっきりしたデザインのせいか今までで一番早く衣装が完成
これまでに4着の衣装を作ってきた新菜でしたが、コスプレ衣装作ったことでこんなにも色々なデザインの服がある事を知れたことに思いを馳せていました
そんな中、家のインターホンが鳴り、新菜を呼ぶ海夢の声が聞こえてきました
この日は『ベロニカ』のコスプレ撮影の約束をしていた為、新菜は玄関の外で待つ海夢の元へと向かいます
夏という事もあってこの暑さの中、ここまで来た海夢を気遣いながら、玄関の扉を開けるとそこには汗だくの海夢の姿
しかし、そんな汗だくの姿以上に衝撃的な姿で海夢はそこに立っていました
というのも、目の前の海夢の姿は全身真っ黒の褐色肌
まさかの姿にその理由を聞きます
新菜「どうしたんですか その肌…!?」
TVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」10話より
海夢「これ?ベロニカたゃの為に焼いてきたんだけど!」
新菜「行動力!!!」
笑顔で理由を話す海夢でしたが、新菜はそのあまりの行動力と衝撃に叫んでしまいますが、海夢の「焼いてきた」というのは実はウソ
本当は体にも使えるファンデーションを塗って黒くしていただけらしい
ただ汗だくなのは本当なのでとりあえずシャワーを借りるために浴室へと向かいました
感想&解説
出ました!下乳の迷言w
原作を読んでいる一人の読者として、このパワーワードの登場を心から待っていました(笑)
原作を読んでいた時も、この海夢らし過ぎる言葉に爆笑しましたが、アニメで見ても爆笑しましたよねww
特にアニメではセリフ自体もそうですが、海夢役の直田姫奈さんの演技が本当に良かったです!
このセリフの前の「とりあえずマジで下乳が良すぎる!」で、早口ながらも一音一音を力強く、明確に発音することでその良さを表現しつつ、そこから少しだけトーンを落とし、「最高!!」でしっかりキメる言い回しは抜群でしたw
期待以上の出来栄えに”大満足”の一言です(笑)
そして、新菜の定番の迷言「行動力!!!」
ここまででも何度か登場していますが、実はちゃんと声に出して言ったのって今回が初なんですよね(今までは、心の中で叫んでいた言葉だったので)
そういう意味では非常に貴重な「行動力!!!」でしたw
ちなみに、このシーンでは原作のシーンをカットした場面が3つありました
まず、1つ目がヴァネッサ様
「誰?」って思うかもしれませんが、この『ヴァネッサ』というキャラクターは5話にて登場しています
厳密に言えば、『ヴァネッサ』のコスプレをした人が登場していたという意味になりますが、その『ヴァネッサ』というキャラクターはこの『ベロニカ』が登場するゲーム(ゲーム名は『KILLING GIGS』)内にいるキャラクターになります
あのナースっぽい姿で胸元がハート形に開き、紫っぽい髪色に黒い眼帯をしたキャラですね
原作では、その事を初めて知った新菜に対して海夢が「あー あのおっぱい超でかい人!?めっちゃ似合ってて良かったよね!」っていうクダリがあります
そして、2つ目が海夢の中一の頃のエピソード
このゲームが発売されたのが海夢が中一の頃で、しかもそれがちょうどテスト前の時期
最初は弱くて『ベロニカ』を使いこなすことが出来なかったんですが、動きを全て見たかったり、エピソードも全部知りたくてひたすらやり込んでいた海夢は、結果としてテストが全然出来なかったというある意味”ゲーム好きあるある”みたいなエピソードが原作では語られています
それを聞いた新菜の「昔から何も変わってないんだ…」っていう感想付きでw
この海夢らしいエピソードは共感出来てしまって、笑った記憶もあります(笑)
最後の3つ目が焼けない体質
焼いた姿で登場した海夢ですが、実は彼女は”焼けない体質”だと原作では語られています
というのも、新菜が海夢の「焼いた」という言葉を素直に信じた理由の一つとして、実は海夢から「友達と海に行くということを聞いていたから」というのがありました
その事を聞いていたので、てっきり海で焼いてきたと思った新菜でしたが、海夢から「あたし全然焼けない体質なんだよね~」と言われるという場面が原作では描かれています
覗かないのかよ~
汗を流す為にお風呂場へと向かった海夢
予想以上に汗をかいていたことに驚きながらも、脱衣所で服を脱いでいきます
全て服を脱ぎ終わったくらいに、扉の外から新菜の声が聞こえてきて、着替えを持ってきてくれたことを聞きます
その事を聞きつつ、同時にある種の定番ネタのような”ある事”を聞きます
てかさー ごじょー君覗かないのかよ~
TVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」10話より
漫画的な展開であり、そこからの「きゃーエッチ~!」みたいな展開を冗談で話す海夢
それに対して、新菜は否定しますが、実は既に経験済みという事は口に出しませんでした
その後、シャワーを浴びて着替え終わった海夢が新菜の体操服を着ているという事実に、新菜は変な興奮感を覚えつつ、『ベロニカ』のコスプレの準備をし始めました
焼いたような肌に見えたファンデーションや足の鎖などの小道具関係は海夢が買ってきていて、鎖はその見た目も相まってテンションが上がり、「付けちゃお」と足に装着しました
ただ、ギザ歯だけは見つからず買って来れませんでしたが、歯に関しては新菜が調べて作れることを知っていたので、すでに用意してありました
早速その歯を海夢は試しに付けてみますが、その付けた後の姿は新菜にとって予想以上の出来栄え
そんなテンションが上がる中、シャワーを浴びたので落ちてしまったファンデーションを塗り直す為に服を捲り上げた海夢の姿を見た新菜は”ある一点”を見つめて固まってしまいます
というのも、体にファンデーションを塗る為に服を捲り上げた海夢はシャツの前の部分を捲り上げているせいで、胸元がかなり見えていて、正面に座る新菜の位置からは海夢の下乳が丸見えの状態でした
その下乳を見た新菜は以前海夢が話していた「健康的な下乳を見ると健康になれる」という言葉を思い出し、納得と共に顔が真っ赤になりました
そんなことなど露知らず、海夢は顔が真っ赤になった新菜の様子を見て熱中症になったと勘違いして心配になり近づこうとしますが、あまりに気が動転してしまって足に鎖を付けていたことを忘れていました
その結果、見事に鎖で足が躓き、盛大に転んでしまった結果、頭をぶつけてコブが出来てしまいました
その状態ではウィッグを被ることが出来なくなってしまったので、『ベロニカ』のコスプレはまた後日に行うことになったのでした
感想&解説
何か言いたい事山積みのシーンでしたが、まず一つ言えることはこれでしょう
眼福!!
「健康的な下乳を見ると健康になれる」ということを言葉だけじゃなく、表現までしてくれたことに感謝の意を込めて、ここに敬礼を捧げます( ̄^ ̄ゞ
これを間近で見てしまった新菜の顔が真っ赤になってしまったのはよく分かる!
この顔の赤さは過去一番だったのでは?(笑)
きっとそれくらい”健康的”だったということなんでしょうねw
あとは後ろ姿とは言え、脱衣所での海夢の全裸ね!
前から思っていましたが、この『着せ恋』の制作スタッフの方々の”作品愛”だけじゃなく、このフェティシズムのような描き方はホント最高w
からの、実は脱衣所でのドッキリハプニングは既に経験済みだった新菜ね
アニメではその描写はカットされてましたが、原作ではちゃんと新菜は紗寿叶とのこの時の出来事思い出してるんですよね(笑)
海夢の言葉への動揺で、上手くその辺りは隠せたんじゃないのかな?
ちなみに、このシーンではアニメと原作で描き方が違う箇所がありました
それは、海夢がギザ歯をつけて新菜に見せる時のシーン
実は原作だと海夢のギザ歯姿と一緒に舌ピアスが一緒に描かれています
アニメだと舌ピアスはありませんでしたし、原作でもこのシーンまで舌ピアスが描かれたシーンはありません
ただ、舌ピアスをつけているという設定があったこと自体は原作2巻のあとがきの扉絵で原作者の福田晋一先生が書かれているんですよね
ゴスロリの時 舌ピ見えたらいいなぁと思ったけど 見えるシーンがまぁ~~~ない
「その着せ替え人形は恋をする」原作2巻 あとがきより
この文言と一緒に、舌ピアスを付け、『雫たん』衣装を着た海夢の姿が描かれています
今後舌ピアスを付けた海夢がアニメで描かれるかは分かりませんが、もし描かれなければ原作でしか見ることの出来ない姿という事になりますね
全部大しゅきすぎりゅ
ある日、渋谷にやって来た新菜と海夢
新菜はなぜ渋谷に来たのかも分からずついて来ただけでしたが、海夢にはしっかりとした目的がありました
それは、新菜の為に服を買う事!
以前、作務衣しか持っていないと言っていた新菜の為に、海夢がコーディネートしてあげようと思い立ち、二人で渋谷にやって来たのでした
早速服屋に入り、新菜の服選びを始めるものの、新菜自身どういったものを選んでいいのかすら分からず、とりあえず試着してもらってその中から選んでいく事にしました
試着室で着替えている間、外で待つ海夢とそこの服屋の店員さん
試着を終え、カーテンを開けた新菜の姿を見た店員さんはその姿を見て固まります
なぜなら、死ぬほど似合ってなかったから
ただ、その事は口には出さず「いー感じっすね」とだけ言ってその場を離れました
同じくその場にいた海夢でしたが、店員さん同様表情は硬い
とりあえず、他のものも試着してもらいますが、表情は全く変わらない海夢
しかし、海夢が固まっていた理由は店員さんとは全く別の意味でした
ヤッバ…どーすんのこれ…全部大しゅきすぎりゅ♡♡♡ てか待って は?は?怒 全部カッコいいんだけど!!一つに選べなくない!?こんななんでも似合う人って存在すんの!?いや 目の前にいるんですけど笑 ちょっとマジしんどい無理無理無理 ほんとしゅき♡大しゅち♡ごじょー君らいしゅち♡♡♡
TVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」10話より
新菜の洋服姿を見てテンションが爆上がりする海夢でしたが、慣れない服を着ているせいで落ち着かない新菜
そんな新菜の為に、今度はいつも着ているTシャツのものを選び、さらに自分も同じものを試着する事にしました
もしもこのTシャツを新菜が気に入れば、さりげなく”お揃い”になることにもテンションが上がりつつ、試着室に入る二人
海夢自身は問題なく着こなしたものの、新菜自身はやっぱりしっくりこない
その後も服などを見て回ったりしながら渋谷の街をぶらつき、結局どの服を見ても新菜にしっくりくるものは見つからなかったことに謝る新菜でしたが、海夢は全然気にしていない様子
そして話は『ベロニカ』のコスプレの話題へと変わりました
感想&解説
”好き”というフィルターを通して見た時の色眼鏡がもの凄い!
正直、個人的な新菜の洋服姿を見た時の感想としては店員さんと同じでした
だがしかし!
まさかの海夢の「大しゅき」がここで溢れ出し、しかもどれもカッコいいときたww
彼女にとっては、新菜がどんな格好してようが、何をしてようが、全てカッコ良くみえるんでしょうね(笑)
そしてやっぱりこの”好き”を表現する時の語彙力の無さが良い!
感情の赴くままに語り散らす言葉は裏表のなさがもの凄く伝わってきて、ストレートに心に刺さります
そういえば、今回の服選びの件で一つ思ったのが海夢の服選びのセンスがあまりよろしくないのではないかという事
そもそも、今回新菜が着た洋服自体似合う人が少なそうな気がします(笑)
ここまででも海夢の大雑把さや極端さ、気にするところのズレだったりが描かれてきましたが、そういった部分が今回の服選びのセンスでも発揮されてしまったのかもしれませんね
着てる写真送ろっか?
池袋をぶらつく二人は、服の話から『ベロニカ』のコスプレの話へ
頭の腫れが引き、ウィッグも付けられるようになった海夢は、新菜に「いつ『ベロニカ』のコスプレをする?」と質問します
すると、新菜は曇った表情に変わり、海夢が全く予想していなかった返答が返ってきました
俺は遠慮しておきます。喜多川さん一人でしてください。
TVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」10話より
あまりに真剣な表情で言われたまさかの返答に戸惑う海夢は新菜にその理由を聞きます
新菜は変わらず真剣な表情でその理由を話し始めます
その理由というのは、着た後のことを考えて作っていなかったから
今までに比べて胸の部分の布面積が少なく、その服を着た海夢の姿を恥ずかしくて見ることが出来ないため、新菜は今回のコスプレは遠慮したというのが断った理由でした
その理由を聞いた海夢はきょとんとしつつ、次第に顔が赤くなっていきますが、本心としては一安心
重い空気が漂っていたのでもっと重たい理由かと思ったら、ただ恥ずかしがっていただけ
それを知って照れるものの、言われてみれば露出が多いことに気付き、二人での『ベロニカ』のコスプレ撮影は中止になりました
ただ、せっかく新菜が作ってくれたので家で着ることにした海夢
新菜自身もそれには賛成で「はい。それは是非」と言葉を返します
会話が途切れ、微妙な空気感が漂う中、海夢は隣で歩く新菜の腕を引き寄せ、耳元に顔を近づけて囁きかけました
着てる写真送ろっか?
TVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」10話より
その言葉と耳元で囁かれたことによる動揺で、顔を真っ赤にして狼狽える新菜
そんな新菜を見つつ、「ジョーダンだし!送んないっつーの!」と悪戯っぽく笑う海夢の笑顔には新菜の姿に可笑しくなっただけじゃなく、どこか嬉しそうな笑みも含ませながら静かに笑顔を見せるのでした
感想&解説
このシーンでの感想は冒頭の感想に繋がるんですが、改めて言いたい
もう付き合ってしまいなさいよ!!
なんだよこのウブでピュアな空気感!
甘酸っぱすぎて、見てるこっちが恥ずかしいわ(笑)
このやり取り自体がかなり甘い空気感を出していましたが、この空気感をさらに盛り上げてくれた作画が本当に見事でしたね
柔らかい雰囲気のタッチの絵から、少しリアルに、そして大人っぽさが垣間見えるようなタッチで描かれたこの作画は、”海夢が一歩勇気を出したような感じ”がもの凄く出ていて最高のワンシーンへと昇華されていました
そこからの海夢の口元の笑顔だけを映し、顔の全体は映さないようにしたこのアニメオリジナル演出も良き!
紗寿叶の耳元のアップといい海夢の口元にフューチャーした描き方といい、パーツパーツでキャラの心情を読み取らせる表現方法は言葉だけでは伝えきれない数々の想いを物語っていて感情の伝わり方のレベルが違いますね!
あぁ…もう本当に感謝しかなさすぎて、着せ恋のスタッフの方々に足を向けて寝れない…
そんな大興奮と最高の感謝を抱きつつ、10話は終了となります
まとめ
個人的に今回の10話に関しては、まさに”神回”と言えるほどテンションが爆上がりしたお話となりましたが、皆さんはどうでしたでしょうか?
紗寿叶のデレ姿、心寿の成長した姿、海夢の下乳、そして新菜と海夢のピュアな関係性
元々キラキラした作品なのに、さらにキラキラ輝いていた今回は本当に面白くて最高でした!
そんな”最高”な『着せ恋』も10話となり、残すところあと2話
その残りも”最高”と言い続けられるような内容であることを期待しつつ、最後まで見届けたいと思います!
そして次回11話は「俺は今、ラブホテルにいます」
海夢愛読の日常系漫画『サバこま』に登場するサキュバス娘・リズ。憧れはあるものの自分には似合わないと言う海夢だったが、新菜に背中を押され、“リズきゅん ”コスに挑戦することを決心する。衣装が完成し、いよいよスタジオ撮影となるが、そこは予想外の場所だった。
TVアニメ「その着せ替え人形は恋をする」公式サイトより
サブタイに「ラブホテル」の文字が出たところで大して驚かなくなった辺り、慣れて来たなと思う今日この頃w
次回は新たなコスプレである”リズきゅん”の衣装撮影!
あらすじで”予想外の場所”って伏せられてますけど、あんま意味ないですね(笑)
そして、衣装作りを始めるものの、新菜は”ある事”に気付き、それに対して試行錯誤をしつつ、何とか完成までこぎつけます
そんな中で海夢らしい名言があると思いますので、そこに期待しながら楽しみに待ちたいと思います!
※11話が放送されましたので感想を語りました
それでは今回はこの辺で!
また会いましょう