どうもウハルです!
今回は、アニメ『真夜中ハートチューン』の10話の感想を語っていきたいと思います!
前回は、イコがVtuberになるために頑張っていきながら、山吹との関係性にも積極性を見せ、”夢”も”恋”も大きく近づいていく様子が描かれていきました
そんなイコが見せる健気さや可愛さは彼女らしさを大いに感じられる描きとなっていて、イコの魅力がたっぷりと詰まったエピソードで非常に楽しませてもらいました
そんな9話から続く今回の10話では放送部の面々が恋愛相談を受けてそれに答えていったり、しのぶが思う「夢の形」とそれに関係する山吹との距離感などが描かれていきましたが、今回も彼女達の魅力満載で非常に面白かったです!
そして、しのぶは訳あって拒否しましたが、他の3人が山吹から名前呼びされる辺りは親密度がグッと増したようで、こういう小さな一歩はラブコメ展開としては今後への大きな一歩ともなる展開ともなっていたので、彼女たちの中で揺れ動く恋心の行方にも注目したくなるような一話となっていました
そう考えると今回の10話は恋愛要素強めのエピソードにもなっていたようにも思います
ということで今回は、そんなラブコメ展開満載の『真夜中ハートチューン』10話の感想を語っていきたいと思います!
- 10話は原作の何巻の何話が描かれた?
- 10話はどんな話?
- 10話はどこが面白かった?
なお、私自身は原作既読済みではありますが、週刊誌の方は未読になります
なので、原作コミックス(1巻~12巻)で分かる範囲の伏線には触れながら感想を語らせていただくんですが、今回の10話に関しては少しネタバレを含みます
先にその部分を言うのであれば、10話の終盤でしのぶの言っていた「夢の形」の部分です
当初は触れずに書こうかとも思ったんですが、他の方の感想でも「『夢の形』が分からない」というのを見かけた上に、この意味を知っておくとサブタイである「黒風白雨」の意味も深みを増すと個人的には考えているので、今回は少しネタバレを書かせて頂きました
さらに言えば、そのネタバレ内容自体は「アポロ」探しなどといった大きな本筋とはそこまで関係なく、あくまでしのぶ個人の考えだとも思っているので、今回のネタバレ内容ならまだ『真夜中ハートチューン』という作品を楽しめるとも思っています
なので、多少のネタバレなら見ても大丈夫と言う方は読み進めて頂いても構いませんが、どうしてもネタバレが嫌な方は「黒風白雨」の感想の部分は飛ばすことをオススメしますので、予めご了承ください
最後に、アニメ『真夜中ハートチューン』9話の感想も語っていますので、興味がある方はそちらも是非!
『真夜中ハートチューン』10話について
今回は原作の何話のエピソード?
今回放送されたアニメ10話は原作コミックス4巻の第26話~第27話まで放送されました
第10話あらすじ
放送部では、今週のお昼から新コーナー『4人の恋愛相談室』を始めていた。部員たちの恋愛観が垣間見えることもあり、生徒たちは楽しんでいる。そんな中気になる人へのアプローチについての相談が舞い込む。思わず、有栖を意識してしまう部員たち。それぞれ経験や妄想をもとに答えていく。すると、どうやら相談者の関係は上手く進んでいったようで。数日が経った頃には、あと一押しというところまできたと報告が来る。それならもうやることは決まっていると話す六花。寧々も同意するが、なんとキスorハグで意見が分かれてしまう!
コミックス4巻 第26話~第27話
・第26話「黒風白雨」
・第27話「キスorハグ」
※10話では原作との構成が逆になっています
『真夜中ハートチューン』10話感想
キスorハグ

イコが”百歳あお”の主催する「あお杯」に参加している配信を見ていた六花、寧々、しのぶの3人
残念ながら結果は最下位ではあったものの、イコがこんな大物に呼ばれる日が来たことを嬉しく思ってもいました
また、この経緯に至るまでに山吹が動いていたことを知ってもいたので、山吹の行動力にも驚いていました
実際、その行動力はイコだけに向いている訳ではなく、寧々には声優学校のパンフレットを10冊送っていたり、六花には路上ライブの日程を決めていたりと、他のメンバーの”夢”を叶えるためにも積極的に動いていました
それを聞いていたしのぶは、二人の話を聞きながら、窓から見える外の雨が強く降り始めたことにふと気が付くのでした
――時は変わって昼休み
今週から放送部のお昼の放送で新コーナーが始まるということで、楽しみにしている生徒が放送を心待ちにしている中、ついにその放送が始まりました
新コーナーの名前は「4人の恋愛相談室」
放送部の4人がリスナーからの恋愛相談を受けて、その相談に答えていくコーナーになるんですが、一発目から浮気に関する相談で重めの質問ではあったものの、それぞれが思う答えをしっかりと返していきます
山吹はその放送を学食で聴いていましたが、どうやら彼は恋愛相談においては専門外らしく、さらに言えば、これくらいは4人でやってもらうために、今回は放送部には行かないようにしていました
そんな中で、次の相談を読み上げるしのぶ
ペンネーム「イタチ」さんから来た質問は、中々青春を感じられるような内容となっていました
PN:イタチ
私には気になる人がいるのですが、目が合うと恥ずかしそうに逸らされます。
これは脈アリでしょうか?
その質問にしのぶが答える為に、ふと山吹と同じクラスで相談内容のことが起きた場合のことを考えてみました
しのぶが後ろの席から山吹を見ていると彼もふと後ろを振り向き、数秒間目があった後、山吹が目を逸らしたと思ったら、耳を赤くして照れている
そんな妄想を繰り広げたしのぶの顔は赤くなり、心臓をドキドキさせながらこの質問に「脈ありで…」と答えました
イコはしのぶの顔が赤くなっている理由がよく分からず、六花は「気のせいだと思うなー」と返して、取り敢えずこの相談はここで終了し、続報を待つことになりました
――翌日
なんとその「イタチ」から続報が届きました
PN:イタチ
今度食事に行くことになりました。
何を食べたらいいでしょうか?
まさかの成功に驚くしのぶですが、今度の相談にはイコが答えることになり、一つのシチュエーションを思い浮かべます
山吹と向かい合うように座るイコの前にあるのは、鉄板の上で焼かれているお好み焼き
お店でお好み焼きを食べるのが初めてのイコが、苦戦しながらお好み焼きをひっくり返そうとするのを見て、山吹が後ろから抱き着くように手を取りながらアドバイスするシチュエーション
その妄想にドキドキしたイコは「お好み焼きかな…」と答えることにしました
――さらに翌日
再び「イタチ」から続報が届き、その展開に放送部のメンバーはテンションが上がります
PN:イタチ
今リアルタイム(12:21)でいい雰囲気です!
あと一押しどうすればいいですか!?
緊張で声が出ません!!!
あと一押しの展開まで来ていることに、放送部だけでなく、放送を聞いている生徒たちですら騒めき始めますが、この展開に六花と寧々がその一押しを答えることにしました
六花「じゃあもうやることは決まってるね」
寧々「簡単簡単」
六花「もうハグしちゃえばいいんだよ」
寧々「もうキスしちゃえばいいんだよ」
六花&寧々「………え?」
「ハグ」か「キス」かできっぱりと分かれた二人
互いの答えに文句を言い合う六花と寧々ですが、この言い合いが喧嘩へと発展しそうな気配を察したイコとしのぶは、一旦、マイクをオフにすることにしました
そして、しのぶが仲裁の為に、二人に「経験ないことはアドバイスできないよ…」と言うと、二人からは「経験ならあるけど?」と予想外の返答をされ、しのぶは思わず黙ってしまいました
六花と寧々の口論は続き、互いに効果があったと言い合っていると突然ドアが開き、そこには山吹が立っていました
名前は出さなかったものの、二人の「ハグ」と「キス」の相手が登場したことで動揺しますが、六花はそんな状況でも引くことなく、山吹にどちらが欲しいか質問し、マイクがオフになっているから恥ずかしがらなくても大丈夫とも伝えます
それを聞いた山吹の返答はこうでした
「いや…マイクオフに仕損なってるぞ」
今までのやり取りが放送されていた事実に恥ずかしがる六花と寧々
もはや放送事故にもなっていたので、一旦今回の放送は終了することにします
「イタチ」へのアドバイスは出来ていませんでしたが、きっと上手くやっていると信じていると、今度は放送部の顧問である檸檬が放送室へと入ってきました
珍しい訪問にしのぶが驚くと、どうやら檸檬は大変な目に遭ったらしい
檸檬曰く、鮫島という教師と最近やたら目が合うようになっていたので目を逸らしていたら、昨日お好み焼きに誘われて、タダ飯だから付いていったら脈アリだと思われたらしく、ついさっき二人きりの時にキスとハグを同時にされそうになったからぶっ飛ばしてきたとのこと
まさかの「イタチ」が鮫島だったことに驚きましたが、檸檬は話を切り替えるようにさっきまでの放送の件に触れ、六花と寧々の経験の豊富さに驚いていました
それを言われた寧々は動揺しながら否定しますが、六花は黙ってしまう始末で、それに対してもツッコむ寧々
放送部内が混乱状態となっている中、山吹は「やっぱ俺いた方がいいな…」としみじみと感じていたのでした
キスorハグ
感想
まさかの「イタチ」の正体に爆笑ww
鮫島は体育祭の時に出てきていた男性教師ですが、彼のキャラの濃さがここでも発揮されるとは原作読んでいた時でも思ってもいませんでしたね(笑)
しかも、恋愛経験が無いからだとも思いますが、アドバイス鵜呑みにし過ぎて全部やるってどうなの?w
鮫島も必死だったんだとは思いますが、さすがにあの筋肉に手足の付いた姿でキスとハグを同時に迫られたら恐怖でしかない(苦笑)
檸檬もお気の毒と言った感じもしますが、なんかあんまり可哀想とも思えないキャラクター性は良いなと改めて思いもしました
まぁ、そんな二人はとりあえず置いといて(笑)、放送メンバーであるしのぶとイコの想像がまた初々しくてついニヤケてしまいました
本編で、「イタチ」からの質問に対して「青春だねぇ」と言っていましたが、こっちからすれば二人の妄想の方がよっぽど青春味を感じたように思います
また、六花と寧々の経験談も、その時のエピソードを思い出させてくれてニヤついてしまいましたね
互いに引かなかったのも、すでに経験済みだからと言うのもあるかもしれませんが、自分自身の行動が山吹に対して効果があったと信じたかった部分も垣間見えて、ここでもまた良い青春を感じさせてもらいました
ちなみに、ここのパートでは補足的な部分が2つあったので少しだけ解説します
まず補足の1つ目ですが、アニメでしのぶと山吹が「2-C」のクラスに一緒にいる描きになっていましたが、二人はそもそも違うクラスです
あくまで想像なので特に問題はないですし、アニメ1話の段階でその辺は分かるような描きにはなっていたので、勘違いする人自体は少なそうですが、念のため説明しておきます
アニメ1話で山吹はいきなりとんでもない挨拶をかましましたが、しのぶ自身はその挨拶を噂で聞いたことが描かれているのでその時点で別のクラスだというのが分かりますが、そもそも原作にはしのぶが「2-D」だと明記されています
これは原作1巻の1話ですでに描かれている部分になりますし、その部分だけを読みたい場合は『マガポケ』で試し読み出来る範囲なので、確認するのもありだと思います
(場所で言うなら、各ヒロインが自分の夢を話した後、しのぶが山吹に話しかけて彼女の名前が登場したところですね)
次に補足の2つ目ですが、六花はハグで寧々はキスをしたことがあると言っていますが、しのぶもハグしたことがありますし、イコもキスしたことがあるんですよね
この辺も覚えていれば問題はないんですが、原作の方が親切だったので補足の説明になります
それぞれ二人がハグやキスをした話数を言うのであれば、しのぶはアニメ5話でイコはアニメ9話ですね
原作だと六花と寧々に「経験あるけど?」と言われた後に、しのぶとイコが驚く顔が描かれているコマがあるんですが、そこにそれぞれ「ハグしたことある」「キスしたことある」と矢印が伸びて描かれており、自分はこれを見た時に「言われれば確かにw」って思っちゃいました(笑)
そう考えると、しのぶはもっと強めにハグを推しても良かったのかもしれませんが、そうしたらさらにカオスな状況になっていたかもしれませんね
そして、この放送部にはキスorハグのどちらかを経験している人しかいないという事実は、イコ風に言わせれば「ハイパーエッチ」な感じもして、山吹のモテっぷりが羨ましくもなりました
黒風白雨

お昼の放送で六花と寧々の爆弾発言が流れてしまったので、「これはフィクションです」と言う定型文句で今日の放送を締めることにしました
バタバタしながらも、なんとかお昼の放送を終えて、檸檬はそのまま放送室を出ていきます
そして山吹はイコを呼び、今後の配信についての相談を始めますが、その呼び方の変化に放送部の面々は気付いていました
これまで”霧乃”と名字で呼んでいたのに、最近は”イコ”と名前呼びすることが多くなってきているし、二人の距離も近づいていることに気づいていた寧々は、山吹がイコを名前呼びしている理由を直接聞いてみました
するとどうやら山吹は無意識で名前呼びしていたらしく、最近は二人の時間が多かったからフランクになってしまったらしい
言われて気付いた山吹はイコに謝罪しますが、当のイコは名前呼びでもいいらしく、それなら呼びやすいからそのまま名前呼びでいることにしました
そのやり取りを見ていた寧々は意地を張りながらも特別に自分も名前呼びしていいことを許可し、それに続いて六花も名前呼びするように山吹に伝えました
本人たちが言うならと山吹はイコ、寧々、六花を下の名前で呼ぶことにしますが、この流れで行くとしのぶも名前呼びする展開だと思ったので、しのぶにも確認を取りますが、しのぶには「恥ずかしいから」と断られてしまいました
山吹自身はどちらでも良かったので断られたことを大して気にも留めず、それよりもしのぶの顔が赤くなっていることの方が気になりました
風邪かと思った山吹は今日やる予定だった勉強会を中止しようかとしのぶに提案しましたが、しのぶ自身は特に問題無いようで、いつも通り、ファミレスで勉強会をすることにしました
――場所は変わってファミレス
外は土砂降りの雨であいにくの天気ではありましたが、勉強に天気は関係ないのでいつも通り、しのぶは山吹にファミレスで勉強を見てもらっていました
しのぶに勉強を教えつつ、頼んだポテトフライをサクサク食べる山吹
どうやら今日のポテトは揚げたてに当たったらしく、美味しそうに食べる山吹をしのぶが見ていると、山吹がポテトを一本分けてくれるようで、手に油がついてノートを汚してはいけないと山吹が一本手に取って、そのまましのぶに食べさせようとしてきました
まさかの行動に照れるしのぶが遠慮しようとすると、山吹が「ここのポテトは六花も好物らしい」と言われ、しのぶはそのまま山吹の手を取りポテトを口に入れました
顔を赤くしながらポテトを食べるしのぶでしたが、山吹はその様子を見て何かを察したようで、続けて寧々やイコを名前呼びで話題に出しながら話すと、やはりしのぶは動揺するような反応を見せました
どうやら山吹の予想は当たっていたようで、しのぶは他のメンバーを名前で呼んでいることが気になっている様子
山吹はそれを直接本人に聞いてみますが、しのぶはあくまで気にしてないと言うので山吹はそれ以上追及するのを止めますが、改めて、しのぶを名前で呼ばなくていいのか質問します
するとしのぶはここでも断り、さらに「それだとズルだから」と言いました
その意味が分からなかった山吹でしたが、しのぶが勉強会をお開きにしようと言ってきたので、そのまま二人は外に出ていきました
しかし、外はあいにくの雨で、それどころか雨は酷くなる一方
山吹の傘はここに来るまでに大破して使い物にならなくなっていたので困っていると、しのぶが長引いてしまったお詫びもかねて、一緒の傘で帰ることになりました
同じ傘で二人並んで帰る中、山吹はしのぶの成績が最近上がり、頑張った結果が出ていることを嬉しく思っていて、「このまま成績が上がったら俺の出番はないな」としのぶに話しました
しのぶはそんな山吹に「褒めすぎですよぉ」と言葉を返しますが、それと同時に別のことも考えていました
それは、しのぶが”名前呼び”を断る理由
彼女は「恥ずかしいから」と名前で呼ばれることを断りましたが、本当は名前で呼ばれることに後ろめたさを感じていて、そう感じている理由は4人の中でしのぶだけ「夢の形」が違うからでした
イコも六花も寧々も、山吹の力を借りて”夢”に一歩ずつ近づく姿を見てきたしのぶは、その”夢”に近づいていく距離と山吹に近づいていく距離が同じだと思っていて、そうなった時、しのぶ自身は最後尾にいると感じていました
そして、毎週の勉強会が楽しくて、このまま成績が上がらずに山吹とずっと勉強できたらいいなと感じている自分がいることにも気づいていました
だからこそ、しのぶはこう考えます
”今の私は「名字」で十分”
”夢”との距離が一番遠いけども、そのかわり、この時間をもう少し楽しみたいとも思っていたしのぶは、山吹に一つのお願いを”心”と”声”の両面ですることにしました
でもいつか。私が胸を張って夢を追えてると思えたら。夢におっきく近づいたと思ったら…。その時は――
「ねぇ山吹くん。やっぱりさ。もし私がさ。他の3人の隣に並んだと思ったら…。その時は――」
「私を名前で呼んでくれる?」
黒風白雨
感想
ここに来て名前呼びイベント発生!
とはいえ、それぞれが自分から申し出たようなものですし、人によっては名前を呼んだだけとも言えるようなイベントではありますが、それでも名字から名前へと変化する展開は親密度の変化を明確に感じられるので、ラブコメ作品としては必要不可欠とも言えます
そんな中で、名前呼びを断るしのぶの考えと言うのは真面目な彼女らしい気もします
この時点で「夢の形」というのが何なのかは明言されていませんが、それがあるからこそ山吹との距離の遠さを感じてしまい、名前で呼ばれるのはズルになると思っている
多分、しのぶ以外は気にしていないような事柄ではあるんですが、それでも、”夢”に対しても山吹に対しても誠実で真っ直ぐ向き合っているからこそ、それを裏切らないようにしているような真面目な姿はしのぶらしさを十分に感じられる描きだったように感じましたね
そして、冒頭でも書きましたが、ここからはネタバレを含む解説になります
このパートでさせて頂く解説は、しのぶが言っていた「夢の形」の部分
まず結論として、その「夢の形」というのは何なのかというのを話すと、しのぶのアナウンサーという”夢”は他の3人の”夢”とは違って高校生では叶えられない夢だということです
これは原作6巻でしのぶが山吹に話していて、アナウンサー、Vtuber、シンガー、声優の4つの中でアナウンサーだけが高校生ではなれない”夢”であり、それが意味するのは、高校生でいる内はしのぶだけ山吹と一緒に夢を叶えることが出来ないということでもあります
つまり、今回の10話でしのぶが「”夢”との距離」の話をしていましたが、しのぶに関してはどれだけ勉強を頑張ったとしても、それはあくまでアナウンサーになった時の肩書きを増やすために頑張っているだけであり、それが”夢”に近づいているかと言われると「NO」になります
なぜなら、そもそも結果が出ていないんですからですね
それを考えると他の3人は少なからず”夢”に対しての結果を出していて、六花ならオリジナル曲の作成やライブ、寧々ならオーディション、イコはコラボ配信と、失敗などもありましたが、それは着実に”夢”へと進む一歩にはなっています
そんな3人の姿を見ているからこそ、まだ自分は何もしていないにもかかわらず、山吹に名前を呼ばれるわけにはいかないと思っていたんでしょうね
そして、その辺りを踏まえた上で今回のサブタイである「黒風白雨」を見てみると、しのぶの最後のセリフとかなりリンクしていることが分かります
まず、「黒風白雨」の意味自体は「激しい風や激しい雨が吹き荒れる暴風雨」になりますが、そこは放送部メンバーを名前呼びし始めたことで生まれたしのぶの心の情景になるのかなと思います
そして、今回のサブタイ表示で「黒風白雨(こくふうはくう)」の黒と白の部分が白塗りの黒文字で表示されていましたが、ここだけ強調されていたのはこの2文字で「黒白(こくはく)=告白」と読ませたかったのが妥当だと思います
実際、ここの描き方だけではなく、アニメの演出としても似たようなことをしている回があって、それはアニメの5話
アニメの5話は体育祭のイベントで告白代行をするエピソードだったんですが、この回のサブタイは黒と白の交互に出していて、ここでも「黒白=告白」みたいな繋がりを感じさせる演出になっていました
では、しのぶが何を告白したのかと言うと、それはやはり”愛”の告白
とはいえ、「好き」という直接的なものではなく「ずっと一緒にいてほしい」と言う意味合いの告白ですね
先程、しのぶの”夢”は高校生では叶えられないものだと解説しましたが、それを考えた時に、しのぶの”夢”の距離が縮まり始める瞬間と言うのはどれだけ早くても大学に入ってインターンシップやアナウンサースクールに通い始めてからになるので、彼女の「”夢”に近づいたら名前で呼んでくれる?」というのは、そこまで一緒にいたいし、そばで見てて欲しいという「告白」だったという訳ですね
そう考えると、今回のサブタイである「黒風白雨」の「告白」の意味がかなりしっくりくるのではないでしょうか
原作勢ならその辺は察せられると思いますが、原作未読だと現状はそこまで分かるのはかなり難しいとも思ったので長めに解説させて頂きましたが、少なくともここまで解説を読んで頂いた方は『マヨチュー』熱を帯びている方だと思いますし、その熱をちょっとでも加熱出来ればと思って書かせて頂いたので、もしもここを読んで「やっぱ『マヨチュー』ってすげー!」って思ってもらえたなら幸いです
そして、そんなしのぶの想いが描かれている原作6巻はしのぶの可愛さが溢れ出ていますし、山吹とヒロインズたちの夏の思い出が描かれた激エモな巻となっているので、アニメの続きを知りたい人は読んで損はないと思いますよ
ちなみに、これが最後になりますが、ラストでしのぶの心の声と現実の声をそれぞれ黒バックと白バックで書かせて頂きましたが、これは原作の表現を自分なりに再現してみました
というのも、それぞれがしのぶ自身の”声”でありながら、黒い方は「夢」との距離について語り、白い方は山吹との「心」の距離を語っている内容になっていて、その距離が両方縮まった時に名前で呼んで欲しいという彼女の願いが感じられる表現になっているんですよね
一応、アニメでも多少は分かれて描かれている表現ではありましたが、原作の方が分かりやすく表現されていましたし、この2つが重なっていたからこそ「私を名前で呼んでくれる?」というしのぶの姿は雨の中でも眩しさ失わないような笑顔を見せてくれたとも思ったので、もしも「2つに分かれてたっけ?」と思ったらもう一度見直してみると、より一層、しのぶの笑顔が眩しく見えるかもしれませんよ
まとめ
アニメ『真夜中ハートチューン』の10話の感想でした!
今回は感想の部分よりも補足や解説の方が多めになりましたが、楽しんで頂けましたでしょうか?
基本的に明言されていない部分以外は、個人的な考えによるものが大きいので正解不正解は何とも言えない部分ではありますが、それでも自分なりには納得のいく解釈を書かせては頂いたので、少なからず読んで頂いた方の悩みが解消し、「やっぱこの作品って面白いな!」って思えるようなものになっていれば幸いです
そして、サブタイトルもそうですが、細かなセリフや出来事のひとつひとつにも意味や伏線がしっかりとあったりする作品でもあるので、その表現の上手さにも注目しつつ、残り少ない話数も一緒に楽しんでいければ個人的には嬉しいですね
そして、次回の11話は六花の夢がさらに大きく動き出すヒロイン回となっています!
有栖の計らいで開催された六花のオリジナル曲限定ライブ。見届けてくれた放送部たちのおかげで、六花は自分の曲を歌う楽しさを取り戻しつつあった。けれど路上ライブでの不安は未だ消えていない。新曲も書けておらず、どうしようかと悩んでいたある日のこと。六花は偶然、かつての相棒アイコの路上ライブに遭遇する。物陰に隠れながら、アイコのライブを見守っていると最後の曲にと、かつて六花と共作した曲を歌いだす。それはレコード会社にも認められた、ふたりの思い出の曲。しかし先方が気に入ったのは六花の歌声だけで……。
7話で登場した六花の親友であるアイコが再登場するだけでなく、その刺激によって大きく成長する六花の姿は必見!
さらに、この六花回ではオリジナル楽曲が披露されるエピソードともなっており、これまでアニメで登場したどの楽曲も素晴らしかったので、今回もかなり期待したいところ!
そんな見所も聴き所も満載の回となっているので、楽しみに次回を待ちたいところです!
それでは今回はこの辺で!
また会いましょう



